上顎前突、保険を適用した外科矯正による再矯正は可能でしょうか?
相談者:
ゆりたろうさん (33歳:女性)
投稿日時:2012-01-18 01:39:45
こんにちは、現在33歳の主婦です。
私は、以前7年ほど前に矯正治療をしたことがあります。
当初の悩みは歯並びというよりも、口元の突出感による横顔の顔貌と、口が閉じずらく閉じた時にできるおとがいの緊張のよる梅干し状のしわが気になるためでした。
美容外科でのカウンセリングも受けたことかありまして、その時には、上下4番抜歯をしてのセットバックという方法をすすめられました。
美容外科の医師の話では、矯正による治療では改善できないだろうという話でした。
しかしながら、そんな大がかりな手術を美容外科で受ける勇気などなく矯正歯科に相談をしたところ、矯正でも改善可能との事で、その時は、本当に嬉しくあまり下調べもなく2件のカウンセリングを受け、治療期間が通常よりも短くなるというデーモンシステムいう装置での矯正をスタートさせました。
治療計画は1年半の予定でしたが、装置が外れたのは開始から4年が経った頃でした。
通っていた矯正歯科の先生とうまくコミュニケーションがとれず、治療途中の経過など疑問も多く、
「装置が取れる時期の質問はしないで欲しい。」
「あなたの治療が早く終われば、僕だって他の新しい患者さんを診られる。」
などと言われ、かなり不信感を持ちました。
治療中に結婚、妊娠、転居となり新幹線通院となりましたが、転院の話もなく
「がんばって通って下さい。」
でした。
その事も含め、今回は尊重に信頼できるコミュニケーションのとれる医師と出会いたく思い、多様な意見の伺えるこちらに投稿させて頂きました。
前置きが長くなってしまいすみません。
現在、再矯正を考える理由としまして、おおまかに
@ガミースマイル
A矯正治療後になった過蓋咬合
B以前よりは改善されたが横顔の顔貌、鼻の下が伸びたように感じ、顔下半分が間延びした様に感じるるためです。
いろいろ調べてみたのですが、骨格性の上顎前突だったため外科矯正による治療が最善だったのでは?と思っています。
当時のセファロのデーターを見ると、ANB7.0となっていました。
その数値だけでわかるものではないのだと思いますが、外科矯正をおこなっている歯科のH.P上に、ANB7.0以上だと骨格性上顎前突の部類に入るという記事を見つけて、治せるものなら骨格から治したい思っています。
既に、抜歯矯正で上顎6番と4番、下顎左右の4番はありません。
下顎だけ左右に親不知が、少し歯肉に隠れてはいますがあります。
文面のみでの判断は難しい事とは思いますが、私のような場合での、保険を適用した外科矯正による再矯正は可能なのでしょうか?
外科矯正以外でも、方法はありますでしょうか?
お忙しいと思いますが、先生方の回答をお聞かせ下よろしくお願い致します。
私は、以前7年ほど前に矯正治療をしたことがあります。
当初の悩みは歯並びというよりも、口元の突出感による横顔の顔貌と、口が閉じずらく閉じた時にできるおとがいの緊張のよる梅干し状のしわが気になるためでした。
美容外科でのカウンセリングも受けたことかありまして、その時には、上下4番抜歯をしてのセットバックという方法をすすめられました。
美容外科の医師の話では、矯正による治療では改善できないだろうという話でした。
しかしながら、そんな大がかりな手術を美容外科で受ける勇気などなく矯正歯科に相談をしたところ、矯正でも改善可能との事で、その時は、本当に嬉しくあまり下調べもなく2件のカウンセリングを受け、治療期間が通常よりも短くなるというデーモンシステムいう装置での矯正をスタートさせました。
治療計画は1年半の予定でしたが、装置が外れたのは開始から4年が経った頃でした。
通っていた矯正歯科の先生とうまくコミュニケーションがとれず、治療途中の経過など疑問も多く、
「装置が取れる時期の質問はしないで欲しい。」
「あなたの治療が早く終われば、僕だって他の新しい患者さんを診られる。」
などと言われ、かなり不信感を持ちました。
治療中に結婚、妊娠、転居となり新幹線通院となりましたが、転院の話もなく
「がんばって通って下さい。」
でした。
その事も含め、今回は尊重に信頼できるコミュニケーションのとれる医師と出会いたく思い、多様な意見の伺えるこちらに投稿させて頂きました。
前置きが長くなってしまいすみません。
現在、再矯正を考える理由としまして、おおまかに
@ガミースマイル
A矯正治療後になった過蓋咬合
B以前よりは改善されたが横顔の顔貌、鼻の下が伸びたように感じ、顔下半分が間延びした様に感じるるためです。
いろいろ調べてみたのですが、骨格性の上顎前突だったため外科矯正による治療が最善だったのでは?と思っています。
当時のセファロのデーターを見ると、ANB7.0となっていました。
その数値だけでわかるものではないのだと思いますが、外科矯正をおこなっている歯科のH.P上に、ANB7.0以上だと骨格性上顎前突の部類に入るという記事を見つけて、治せるものなら骨格から治したい思っています。
既に、抜歯矯正で上顎6番と4番、下顎左右の4番はありません。
下顎だけ左右に親不知が、少し歯肉に隠れてはいますがあります。
文面のみでの判断は難しい事とは思いますが、私のような場合での、保険を適用した外科矯正による再矯正は可能なのでしょうか?
外科矯正以外でも、方法はありますでしょうか?
お忙しいと思いますが、先生方の回答をお聞かせ下よろしくお願い致します。
回答1
回答日時:2012-01-18 07:35:21
お悩みの様子が文章からも伺えます。
ANB7°というのは少し大きい値です。
だからといって必ず外科矯正をするというわけではありません。
現在の症状、ご本人のお悩み、治療目標によって矯正単独で行うか、外科併用で行うかを担当医との話し合いによって決めることになります。
もし診察して顎変形症という診断がつくのなら、顎矯正手術を併用した保険の矯正治療が可能です。
矯正治療単独でもTAD(ミニスクリューなど)を併用するなら、改善できる可能性はあるかもしれません。
もちろんそれぞれの治療法では治療目標は変わってきます。
顎変形症の保険治療を取り扱っている矯正歯科にて、ご相談ください。
ANB7°というのは少し大きい値です。
だからといって必ず外科矯正をするというわけではありません。
現在の症状、ご本人のお悩み、治療目標によって矯正単独で行うか、外科併用で行うかを担当医との話し合いによって決めることになります。
もし診察して顎変形症という診断がつくのなら、顎矯正手術を併用した保険の矯正治療が可能です。
矯正治療単独でもTAD(ミニスクリューなど)を併用するなら、改善できる可能性はあるかもしれません。
もちろんそれぞれの治療法では治療目標は変わってきます。
顎変形症の保険治療を取り扱っている矯正歯科にて、ご相談ください。
回答2
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2012-01-18 15:50:07
伊藤先生の意見に同意です。
矯正歯科医院で精密検査を受けられることにより、現在の状態(問題点)をはっきりさせてから、最適な再矯正治療方針を検討されてください。
診断結果および、ご自身の希望(治療後に希望される改善の程度)によって、インプラント矯正での対応もしくは、外科矯正での治療を選択していただくことになると思います。
保険を適用した外科矯正が可能であるかについては、精密分析結果において、顎変形症と診断された場合には可能となります。
矯正歯科医院で精密検査を受けられることにより、現在の状態(問題点)をはっきりさせてから、最適な再矯正治療方針を検討されてください。
診断結果および、ご自身の希望(治療後に希望される改善の程度)によって、インプラント矯正での対応もしくは、外科矯正での治療を選択していただくことになると思います。
保険を適用した外科矯正が可能であるかについては、精密分析結果において、顎変形症と診断された場合には可能となります。
相談者からの返信
相談者:
ゆりたろうさん
返信日時:2012-01-18 15:59:45
伊藤先生、堀内先生
お忙しい中、回答ありがとうございます。
直接、相談に行ってみようと思います。
続けての質問で恐縮ですが、その際に矯正前のセファロと治療計画書のようなものと、過蓋咬合になる前の口腔内の写真がありますので、参考になるならば持参していこうと思っております。
当然、矯正後ですのでセファロのデーターに変わりわあると思うのですが、たとえ矯正したとしても骨格に変わりはないのでANBの数値は矯正前と同じになるのでしょうか?
当然再矯正となれば、治療方針を決める前に精密検査をうける事になるのでしょうが、これらを持参すれば相談の際に役にたちますでしょうか?
教えて下さいよろしくお願い致します。
お忙しい中、回答ありがとうございます。
直接、相談に行ってみようと思います。
続けての質問で恐縮ですが、その際に矯正前のセファロと治療計画書のようなものと、過蓋咬合になる前の口腔内の写真がありますので、参考になるならば持参していこうと思っております。
当然、矯正後ですのでセファロのデーターに変わりわあると思うのですが、たとえ矯正したとしても骨格に変わりはないのでANBの数値は矯正前と同じになるのでしょうか?
当然再矯正となれば、治療方針を決める前に精密検査をうける事になるのでしょうが、これらを持参すれば相談の際に役にたちますでしょうか?
教えて下さいよろしくお願い致します。
回答3
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2012-01-18 20:21:47
ANBの計測値は、歯の動きに影響されて、変化します。
また、下顎骨の位置が変化している場合にも、影響を受けますので、過去の数値と現在の数値は変化していることが推測されます。
どのような資料であれ、過去の状態が推測できる資料があれば、受診先の矯正歯科医院で、精密分析する際に、参考資料となりますので、大変有益だと思います。
また、下顎骨の位置が変化している場合にも、影響を受けますので、過去の数値と現在の数値は変化していることが推測されます。
どのような資料であれ、過去の状態が推測できる資料があれば、受診先の矯正歯科医院で、精密分析する際に、参考資料となりますので、大変有益だと思います。
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2012-01-18 20:31:11
>ANBの数値は矯正前と同じになるのでしょうか
ほとんど変わらないと思います。
過蓋咬合になったために、何らかの方法で咬合平面をもとに戻す意味ととらえますと、これからの治療でたとえ下顎が前方部で下方に回転したとしても、B点は関節頭を中心とした回転になりますから、円弧上をわずかに移動したことになります。
したがって、前後的にはわずかな距離になりますから、ほとんど差が無いと思ってよいでしょう。
ANBは、上下顎歯槽基底部の前後的関係をとらえるものですから、下顎が前後的に移動しない限り変化しません。
ただ現在正常以上に下顎が後退位、あるいは前方位(は、無いと思いますが)採らされていれば、改善により変化はします。
ほとんど変わらないと思います。
過蓋咬合になったために、何らかの方法で咬合平面をもとに戻す意味ととらえますと、これからの治療でたとえ下顎が前方部で下方に回転したとしても、B点は関節頭を中心とした回転になりますから、円弧上をわずかに移動したことになります。
したがって、前後的にはわずかな距離になりますから、ほとんど差が無いと思ってよいでしょう。
ANBは、上下顎歯槽基底部の前後的関係をとらえるものですから、下顎が前後的に移動しない限り変化しません。
ただ現在正常以上に下顎が後退位、あるいは前方位(は、無いと思いますが)採らされていれば、改善により変化はします。
相談者からの返信
相談者:
ゆりたろうさん
返信日時:2012-01-18 22:13:55
タイトル | 上顎前突、保険を適用した外科矯正による再矯正は可能でしょうか? |
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質問者 | ゆりたろうさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正で抜いた・抜く予定 抜歯:4番(第一小臼歯) 抜歯:6番(第一大臼歯) 歯列矯正の治療法 歯列矯正のトラブル 矯正関連 外科矯正 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。