親知らずによる7番奥歯の虫歯や6番の痛み、および歯並びの悪さ

相談者: ママちゃんさん (36歳:女性)
投稿日時:2012-01-20 21:23:59
5年程前に歯科医より、上の左右の親知らずが横に向かって生えてきていると指摘されました。
その時は、完全に歯茎の中に収まっている状態でした。

それから2年程して(第1子出産半年後)、歯茎から2ミリほど、左上の親知らずが生えてきた頃、親知らずが斜めに出てきており、親知らずと隣の左上7番の奥歯の間に歯周ポケットのような隙間が出来て、そこが虫歯になっており、さらに7番の歯茎の中の骨が虫歯で溶けてきていると指摘されました。

ただ、その時は痛みなど全くなく、親知らずを抜いても、7番奥歯もいずれ、ぐらついて駄目になると言われ、様子見という事になりました。

さらに2年経過し、第2子出産後、上記の7番が急に痛み出しました。

気づけば、左上の親知らずは半分位生えており、歯並びが1番は前に出、2番は後に下がり、3番は前に出というように、がたがたになっていました。

初めは、知覚過敏歯磨き粉(虫歯ケア)を使って、何とか痛みを止めていましたが、熱がある時など7番のとなりの6番やその下の左6番もひどく痛み、眠れない程なので、受診した所、

虫歯でない歯も痛んでいるので、虫歯で痛いのもあるが、上下の歯の擦り合わせによる歯茎の炎症と指摘され、マウスピースを装着して様子見になりました。
しかし、マウスピースをすると、接着する上下の歯が不自然に増え、そこが痛みだし、奥歯の痛みもさらに増したので、現在使っておりません。

方法としては、虫歯である7番を抜き、虫歯になっていない親知らずを残す方法や、親知らずを残しても意味はないので両方抜くという方法もあると言われましたが、抜いても、たまに痛む左6番上下の歯が治る保障はないと言われ、さらに、がたがたになった歯並びは元に戻らないと言われました。

担当医も、抜く事にはあまり積極的な感じではなく、我慢できるならそのままでも、という雰囲気です。
私自身も、歯を抜く事に抵抗があり、ただ、このままでいい訳もなく、これ以上歯並びが悪くならないか心配でしょうがないです。

これ以上悪くなると、この年齢で歯科矯正をしても永遠に効果があるものなのでしょうか?
また、出来るものなのでしょうか?

子供が小さく、身軽に歯科医を訪ねて回る事も出来ず、相談させて頂いております。
まとまりのない文章で申し訳ありません。
ご回答の程、よろしくお願い申し上げます。

気のせいか、出産するたびに歯の状態が悪くなっているような気がします。
本日も痛み止めの薬を飲んでいる状態です。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-01-20 22:14:20
治療法を迷っておられるようですね。


個人的な意見ですが。

まず、7番の神経が保存できるかどうか。
保存できるのなら親知らずを抜歯して7番の治療。

7番の神経が保存できないのなら、抜髄後に補綴虫歯が深い位置なら抜歯も考えます。

7番が保存できないなら、抜歯後に親知らずの移植あるいは矯正による7番の位置への移動を考えます。

出来ないのなら87両方抜歯して放置(短縮歯列


以上の様な流れで治療を進めると思います。

因みに矯正は何歳でも歯根膜機能が正常なら可能です。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-01-20 22:24:54
ご相談ありがとうございます。


>これ以上悪くなると、この年齢で歯科矯正をしても永遠に効果があるものなのでしょうか?


まず悪くなると何もできないこともあります。
当たり前のようですが、限界を越えないうちに治療しましょう。

つぎに、矯正治療歯並びを変えても変化し続けることが多く、何かが永遠に変わらないことは難しいでしょう。



>抜いても、たまに痛む左6番上下の歯が治る保障はないと言われ、


たしかに抜くだけではそういうこともあります。
積極的に治す治療計画を先に立てましょう。



>さらに、がたがたになった歯並びは元に戻らないと言われました。


全体的な総合計画を立てれば、何とかなることが多いと思います。
その言葉だけであきらめてしまっては、もっと失う危険もあります。

健康を目指し、もう削らないようなお口にして、一生歯を残す計画を立てましょう。



>また、出来るものなのでしょうか?


まにあえば矯正治療は何歳になっても可能です。
当院では80歳過ぎてから挑戦した人もおります。
無事きれいになりました。

ふつう、むし歯を根絶することもできます。
ふつう、一生歯を残すこともできます。
あきらめないでそういう実績のあるところを探しましょう。




親知らずと7番以外にもいろいろ問題がありそうですね。
噛み合わせる歯が少ないのであれば、6番7番はとりわけ大事です。
何とか残せないか工夫したいとは思います。

また出産のたびに悪くなる傾向は、きちんと予防の治療を受ければふつう止められます。

矯正治療などで歯並びや噛み合わせを治したい場合でも、必ず初めに
予防診療を受けましょう。
矯正治療や虫歯治療の後で予防をしようと思っても手遅れになります。

物事には正しい順番があります。

なぜかといえば、矯正治療中は非常にむし歯や歯周病が進行しやすいからです。

一番目に予防、矯正治療をする場合は2番目です。
健康を目指しましょう。

回答 回答3
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-01-21 08:50:58
矯正だけでなく、全ての処置を永久に保障することはできないことです。

ただ現在の状態だと、矯正する意味は十分あると思います。


しかしさがら先生がおっしゃるように物事には順番があります。
まず痛みの処置、それに続いてプラークコントロール、さらに虫歯歯周病の処置。
これ以上悪くしないようにする努力が必要です。


その後に要抜歯を含めた今後の治療計画を立てる。
それには矯正治療も選択肢の一つとして含みます。

もし矯正開始した場合にもプラークコントロールの励行に、よりいっそう努めていただく必要があります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-01-21 09:38:54
ママちゃんさん、こんにちは


そうですね。

治療法の選択肢としては

1.親知らずを抜歯して7番の治療を行う

2.7番を抜歯して、親知らずを7番の位置に矯正して使う

3.7番を抜歯して親知らずをその位置に移植する

が考えられます。

1と3は保険が適応になりますが、2は保険外診療となります。

ただ、それぞれの治療が可能かどうかはその歯科医院によってもかわってっくると思いますし、可能だとしても本当に適応できるかは実際に診察をしなければわかりません。

また全体の矯正を考えているのであれば、2が良いのかもしれませんね。

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ママちゃんさん
返信日時:2012-01-21 11:28:52
おはようございます。

各先生方、お忙しい中、たくさんの貴重なアドバイスを頂き、ありがとうございました。自分の中でも選択肢が増え、明るい光が見えてきました。


細見先生、神経の保存が出来るかどうか、次の診察の際、きちんと尋ねてみたいと思います。

私も、なるべく7番を残したいので、親知らずを抜いて、奥歯を治療する事は出来ないものか、尋ねてみた事もあるのですが、抜いてみないと分からない、といった返事だったので、あきらめていました。

さがら先生、今のままだと状況は悪くなる一方の気が、自分でもしていました。何となく、トラブルのない歯に戻れる自信がありませんでしたが、あきらめずに治療計画をたてて治療できる医院を探したいと思います。


伊藤先生、健康な歯になるために、計画をたて、矯正の可能性も視野にいれて考えたいと思います。


畑田先生、大変参考になりました。
担当医にどれが可能なのか、きちんと確認して、転院も含めて考えたいと思います。



タイトル 親知らずによる7番奥歯の虫歯や6番の痛み、および歯並びの悪さ
質問者 ママちゃんさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
親知らずの移植
親知らずの隣の歯(7番)への影響
水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中