インプラントのクラウンを取り付ける際にセメントを使っていません (米国)
相談者:
3cats1dogさん (50歳:女性)
投稿日時:2012-01-26 10:31:28
奥歯(右上6番)は数年前にインプラント処置をしています。
そのクラウンが僅かに左右に動くように感じ、見てもらうと、インプラントのネジがゆるんだ可能性があるという判断で、結局クラウンを壊しネジの交換をしました。
(これまでに、ねじがゆるむというような例は殆どなく、そこでは私が2例目と言われました。)
インプラントの先生と通常の歯科医を数回行き来しようやくクラウンをつけるところに漕ぎ付けたのですが、そこで問題がおきました。
助手の人が、最初にクラウンがうまくはまるかどうかをみるために、インプラントのネジ部分に被せてあった仮のキャップを外し、クリーンアップなど特に何もせず、試しにクラウンをつけたところ、ぴったりとうまくはまったのですが、それがそのまま全く動かず取れなくなってしまいました。
その後先生も、クラウンをはずそうと色々試みましましたが、取る事ができませんでした。本来ならセメントで固定させるものだと思いますが、それができませんでした。
本来、その後にまた取り外して、その後きちんとつけなおすつもりのことだったので、つける際にも何もしておらず(クリーンアップとか乾燥させる?とか)ただ単にクラウンをつけてしまい、衛生面も大丈夫なのだろうかと気になります。
レントゲンではクラウンとネジ部分の接着はピッタリと合っており問題はないようでした。
結局そのままの状態で歯のかみ合わせの調整を行い、セメントなしで様子をみることになりました。
クラウンが何かの拍子で取れるようなことがあるまで、このままで良いのでしょうか。
また衛生面での問題はないのでしょうか。
アメリカ在住です。
よろしくお願いします。
そのクラウンが僅かに左右に動くように感じ、見てもらうと、インプラントのネジがゆるんだ可能性があるという判断で、結局クラウンを壊しネジの交換をしました。
(これまでに、ねじがゆるむというような例は殆どなく、そこでは私が2例目と言われました。)
インプラントの先生と通常の歯科医を数回行き来しようやくクラウンをつけるところに漕ぎ付けたのですが、そこで問題がおきました。
助手の人が、最初にクラウンがうまくはまるかどうかをみるために、インプラントのネジ部分に被せてあった仮のキャップを外し、クリーンアップなど特に何もせず、試しにクラウンをつけたところ、ぴったりとうまくはまったのですが、それがそのまま全く動かず取れなくなってしまいました。
その後先生も、クラウンをはずそうと色々試みましましたが、取る事ができませんでした。本来ならセメントで固定させるものだと思いますが、それができませんでした。
本来、その後にまた取り外して、その後きちんとつけなおすつもりのことだったので、つける際にも何もしておらず(クリーンアップとか乾燥させる?とか)ただ単にクラウンをつけてしまい、衛生面も大丈夫なのだろうかと気になります。
レントゲンではクラウンとネジ部分の接着はピッタリと合っており問題はないようでした。
結局そのままの状態で歯のかみ合わせの調整を行い、セメントなしで様子をみることになりました。
クラウンが何かの拍子で取れるようなことがあるまで、このままで良いのでしょうか。
また衛生面での問題はないのでしょうか。
アメリカ在住です。
よろしくお願いします。
回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2012-01-26 11:54:46
基本的には壊して除去し、再制作がベストかと思われます(除去しようと努力もされたようですから多少の傷が補綴物に入っている可能性もありますので)
ただ、経験的にはしばらく使っていると、取れてくることが多いようにも感じています。
補綴物の精度にもよるでしょうが、担当医が様子を見るという判断をしていると言う事は上記の可能性も含めての判断である可能性もあります。
そのあたりを担当医に伺ってみてはいかがでしょうか。
ただ、経験的にはしばらく使っていると、取れてくることが多いようにも感じています。
補綴物の精度にもよるでしょうが、担当医が様子を見るという判断をしていると言う事は上記の可能性も含めての判断である可能性もあります。
そのあたりを担当医に伺ってみてはいかがでしょうか。
回答2
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2012-01-26 17:33:13
はじめまして。カワサキです。
荒木先生の、言われる通りだと思います。
清潔面では、(クリーンアップ前なので)あまり良い状態とはいえないです。
また、適合精度は、はずれないくらいいのですが、ミクロレベルでは、セメントを介在させた方が好ましいでしょう。
よって、厳密に行うのであれば、壊して除去・新しく作るのが理想ですが、定期的検診で経過観察して、外れるか否かをチェックしながら、様子をみるのが、一般的でしょう。
担当の先生と、予後やメンテナンスについて、相談してみましょう。
荒木先生の、言われる通りだと思います。
清潔面では、(クリーンアップ前なので)あまり良い状態とはいえないです。
また、適合精度は、はずれないくらいいのですが、ミクロレベルでは、セメントを介在させた方が好ましいでしょう。
よって、厳密に行うのであれば、壊して除去・新しく作るのが理想ですが、定期的検診で経過観察して、外れるか否かをチェックしながら、様子をみるのが、一般的でしょう。
担当の先生と、予後やメンテナンスについて、相談してみましょう。
相談者からの返信
相談者:
3cats1dogさん
返信日時:2012-01-27 11:11:27
荒木先生、川崎先生、
お忙しい中、私の質問に答えていただき感謝しています。
私の不安は、要約してしまうと下記の2点になります。
・「セメントなし」の状態なので、いずれ取れてしまうかもしれないという状態のまま長期間過ごして良いのかということ。
・クリーンアップせず取り付けてしまっているので、それによって起こる可能性のある不安項目は何なのか ということ。
これについて、インプラントの先生と歯科医の先生と、両方によく相談してみます。
クラウンが取れなくなって、まだ2日もたっていませんが、現在のところは特に問題は感じていません。
クラウンはしっかり固定していて全く動く気配はありません。
歯のチェックアップと歯石などのクリーンアップは6ヶ月ごとに長年行っています。
今後も同じように続ける予定です。
でも、きちんとした処置をしていないクラウンのままで今後を過ごす不安が、どうしてもあるのです。
もし不安要因が、このまま過ごしたら、いつかクラウンが取れてしまうかもしれない・・・ということだけならば、普段のケアについて十分に気をつけた上で「取れたら取れた時に考える」ということで妥協する事もできますが、遅かれ早かれ、他の問題が必ず起きるとわかっている状況であるなら「やり直す」ことも含め、私自身も納得がいくようによく相談してこようと思います。
先生方に書き込みをいただき、不安の整理がつきました。
本当にありがとうございました。
お忙しい中、私の質問に答えていただき感謝しています。
私の不安は、要約してしまうと下記の2点になります。
・「セメントなし」の状態なので、いずれ取れてしまうかもしれないという状態のまま長期間過ごして良いのかということ。
・クリーンアップせず取り付けてしまっているので、それによって起こる可能性のある不安項目は何なのか ということ。
これについて、インプラントの先生と歯科医の先生と、両方によく相談してみます。
クラウンが取れなくなって、まだ2日もたっていませんが、現在のところは特に問題は感じていません。
クラウンはしっかり固定していて全く動く気配はありません。
歯のチェックアップと歯石などのクリーンアップは6ヶ月ごとに長年行っています。
今後も同じように続ける予定です。
でも、きちんとした処置をしていないクラウンのままで今後を過ごす不安が、どうしてもあるのです。
もし不安要因が、このまま過ごしたら、いつかクラウンが取れてしまうかもしれない・・・ということだけならば、普段のケアについて十分に気をつけた上で「取れたら取れた時に考える」ということで妥協する事もできますが、遅かれ早かれ、他の問題が必ず起きるとわかっている状況であるなら「やり直す」ことも含め、私自身も納得がいくようによく相談してこようと思います。
先生方に書き込みをいただき、不安の整理がつきました。
本当にありがとうございました。
回答3
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2012-01-27 12:37:03
こんにちは。
>もし不安要因が、このまま過ごしたら、いつかクラウンが取れてしまうかもしれない・・・
こう思えば不安には確かになりますし、突如外れてしまうのも嫌なものではあるのですがね^^;
もしこれが相当に適合が良くてこうなったと考えた場合に、それだけの適合を持ったクラウンを切削除去する事にも何かとリスクが伴ってきます。
そう考えた場合には今日取れるか、1年後に外れてくるか全く不明ではありますが、両てんびんにかけてみてもどちらの方がメリットが大きいという気がしません。
むしろ考え方としては、どうしたらデメリットが少ないのか?という点ではないでしょうか。
ごく一般的に想像すると、6番であればそのマージン(クラウンの縁の際です)が歯肉よりも露出したような位置にあれば、清掃もある程度行き渡りますし、それ程までに急を要する悪しき状態にはなり難いように思えます。
また当然そのクリニックでもその点を注意しつつの今後のメインテナンスとなるのでしょう。
ご参考になさって下さい。
>もし不安要因が、このまま過ごしたら、いつかクラウンが取れてしまうかもしれない・・・
こう思えば不安には確かになりますし、突如外れてしまうのも嫌なものではあるのですがね^^;
もしこれが相当に適合が良くてこうなったと考えた場合に、それだけの適合を持ったクラウンを切削除去する事にも何かとリスクが伴ってきます。
そう考えた場合には今日取れるか、1年後に外れてくるか全く不明ではありますが、両てんびんにかけてみてもどちらの方がメリットが大きいという気がしません。
むしろ考え方としては、どうしたらデメリットが少ないのか?という点ではないでしょうか。
ごく一般的に想像すると、6番であればそのマージン(クラウンの縁の際です)が歯肉よりも露出したような位置にあれば、清掃もある程度行き渡りますし、それ程までに急を要する悪しき状態にはなり難いように思えます。
また当然そのクリニックでもその点を注意しつつの今後のメインテナンスとなるのでしょう。
ご参考になさって下さい。
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2012-01-27 13:07:08
私も田中先生と同じで、必ずしもはずさなければ行けないというものではないと思います。
セメントでつけることで、そのセメントが将来問題を起こすということを言われる先生もみえます。
セメントを使わなくても良いように、クラウンの適合による機械的な力だけで維持するようなシステムもあります。
セメントでつけることで、そのセメントが将来問題を起こすということを言われる先生もみえます。
セメントを使わなくても良いように、クラウンの適合による機械的な力だけで維持するようなシステムもあります。
相談者からの返信
相談者:
3cats1dogさん
返信日時:2012-01-28 11:01:13
田中先生、小牧先生、
お答えをいただき感謝いたします。
クラウンを壊さず、そのままでいくという選択もありうるというご意見をいただきましたが、私もそれが可能であるなら、しばらくこのままでいたいという気持ちもあります。
古いクラウンを外したあと、新しいクラウンをいれるまでの間に周辺の歯茎に炎症がおきて、その改善を待つ時間も必要になったためトータルで1ヶ月近くかかってしまった事もあり、やり直してまた数週間時間がかかることも正直抵抗があります。クラウンを壊すことによるリスクは頭にありませんでした。確かにそうですね。
必要であればやり直しするしかないと思いますが、現在の状況を十分に把握した上で、このままでいく という可能性もあるのですね。
セメントを使わないでクラウンの適合を維持するシステムがあるということは、はじめて知りました。
私のクラウンの現状は、今も取れそうな気配がありませんが、来週の予約時(クラウンがとれなくなって1週間後)に状況をよく見てもらい、担当の先生の考えをお聞きして、今後のことを決めていきたいと思います。
ここに相談させていただくことで、不安な気持ちを軽くしていただきました。
先生方、本当にありがとうございました。
お答えをいただき感謝いたします。
クラウンを壊さず、そのままでいくという選択もありうるというご意見をいただきましたが、私もそれが可能であるなら、しばらくこのままでいたいという気持ちもあります。
古いクラウンを外したあと、新しいクラウンをいれるまでの間に周辺の歯茎に炎症がおきて、その改善を待つ時間も必要になったためトータルで1ヶ月近くかかってしまった事もあり、やり直してまた数週間時間がかかることも正直抵抗があります。クラウンを壊すことによるリスクは頭にありませんでした。確かにそうですね。
必要であればやり直しするしかないと思いますが、現在の状況を十分に把握した上で、このままでいく という可能性もあるのですね。
セメントを使わないでクラウンの適合を維持するシステムがあるということは、はじめて知りました。
私のクラウンの現状は、今も取れそうな気配がありませんが、来週の予約時(クラウンがとれなくなって1週間後)に状況をよく見てもらい、担当の先生の考えをお聞きして、今後のことを決めていきたいと思います。
ここに相談させていただくことで、不安な気持ちを軽くしていただきました。
先生方、本当にありがとうございました。
タイトル | インプラントのクラウンを取り付ける際にセメントを使っていません (米国) |
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質問者 | 3cats1dogさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 50歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クラウン(差し歯・被せ)のトラブル インプラントに関するトラブル アメリカ(米国) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。