30歳という年齢と虫歯治療痕が多いため歯列矯正に不安

相談者: かめこさん (30歳:女性)
投稿日時:2012-01-25 02:24:56
現在、歯列矯正をしようか非常に悩んでいます。
年齢的なこと、虫歯治療痕が多いことに不安があります。


30歳の独身女性です。
情けないのですが、治療済みの歯が非常に多いです。
(現在は、虫歯治療は全て終わっています。)

上の歯は、左右の1番2番4番5番、右3番はレジン充填
左右6番7番はインレー

下の歯は、左右6番がクラウン
左右7番、左8番インレー。
右4番、左右5番、右8番レジン充填。

実に、32本中、22本も治療済みの歯です。
抜髄した歯が2本もあります。



以前より、上顎前突で非常に悩んでいたのですが、金銭面で問題があり、矯正治療できずに年齢だけ重ねてしまいました。

小学生のころから、出っ歯でからかわれてきたので、自分の歯並びが大嫌いで仕方ありません。



矯正歯科に相談に行き、検査をして頂くと、上顎前突で8mmも出ているとのことでした。

意識して口を閉じない限り、上の前歯は常に出ている状態です。
虫歯治療して頂いている歯科医からは、「前歯が常に乾燥しているので、虫歯になりやすくなっている。」と指摘されました。
また、口紅は上の前歯についてしまうので、できません。

本当に見た目が気持ち悪くて、みっともないです。


審美面でも十分問題があるのですが、やはり一番の問題は、かみ合わせだと思っています。

こんな状態なので、前歯で噛み切ることができません。
また、出っ歯がひどいため、しょっちゅう上の前歯がコップやものにあたり、下手すると歯を折ってしまう等、怪我をしそうでとても怖いです。


しかし、もう若くはないですし、幼いときから虫歯治療で、苦しんできたので、今更矯正することに最近になって迷いが出てきました。

ただでさえ虫歯が多かったのに、矯正を始めたら、さらに虫歯だらけになってしまうのではないのかと、心配になります。



矯正歯科には、2軒相談に行き、年齢のこと、虫歯治療痕が多いことの不安を話しました。
すると、1軒目の医院では、

「年齢も、治療痕も気にすることはない。
ブラッシング指導をするので、それを身につけ、しっかり磨けるようになっていれば、虫歯だらけになることはない。」

とのことでした。
しかし、2軒目の医院では、

「年齢的にはそれほど問題はないが、年齢の割には治療済みの歯が多いので、矯正中に虫歯になる危険性は高い。
虫歯のリスクも高そうだから、虫歯のことを考えると、一概に矯正を勧めることはできない。」

と言われてしまいました。



矯正治療を諦めた方が良いのか、それとも、正常なかみ合わせを手にするために、治療を開始するか、とても迷っています。
やはり、年齢的なことと、治療済みの虫歯の数が多いことがあるので、矯正は諦めた方が良いのでしょうか。


ご意見を頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-01-25 03:09:01
かめこさまこんばんわ。

上顎前突で子供のころから悩んでいらっしゃっていよいよ矯正治療を始めようと考えていたところ、2軒目のDrからむし歯のリスクについてお話を聞かれてから迷いを生じてきたわけですね。


尤もなことだと思いますし2軒目のDrの指摘はおそらく正鵠をついていると思います。

むし歯の治療跡が多いとのことですが、おそらく甘党でお菓子が大好きで間食が多かったのではないでしょうか。

もし自覚があるならお菓子の量を減らすよう努力なさってください、できるようになればお口の中の健康にとっては間違いなくいい結果を招くと思います。



文面から推測するとやはり矯正治療は必要でしょう、矯正治療をなさるという前提でアドバイスさせていただくと、現在の治療跡すべてを再評価して問題があればきっちり治しておくことです。

また無髄歯については根管治療が正確にできていて感染根管でないことを診断してもらうことです。

そのうえで二次カリエスについてもその有無を正しく診察してもらう必要があります。



そして歯磨き指導を受けて歯磨きの技術の習得をしておくことです、これらの項目は矯正治療云々ではなくお口の中の健康管理には一番必要なことです、メインテナンスと称して定期的にスケーリングを受けることではありません。

いいDrに巡り合ってお口の中の健康を取り戻してください、参考になれば幸いです。


むし歯のできない砂糖の量 
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html

お砂糖3本分クイズ 
http://www.yamadashika.jp/prevent09.html

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-01-25 12:24:48
山田先生の意見に同意です。

多くのカリエス経験歯を持つ方は、過去そして現在の食習慣に問題をもっている場合が多くなります。
また、30代であれば、歯周病の管理にも気を付ける必要がある年齢だと思います。


矯正治療を行えば、かみ合わせの改善、審美面の改善、清掃性の改善等が見込めると思いますが、治療途中で多数歯カリエスに罹患してしまっては、矯正治療のメリットも半減してしまいます。

食習慣の改善や、充分なセルフクリーニング(ブラッシングや補助清掃用具)の事前指導が重要だと思います。
それらの状態が万全になってから矯正治療を開始されることが理想的な手順だと思います。



また、現在の歯周組織の状態によっては、歯周病治療に力をいれている医院で歯周初期治療を行ってから矯正治療を開始した方がよい場合もあります。

ただ、文面から判断するに、とてもまじめにセルフクリーニングを行っていただけそうですから、最終的には問題なく矯正治療を開始できると思います。


満足できる治療結果が得られるといいですね。

回答 回答3
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-01-25 13:51:00
これから先の長い人生のことをお考え頂いた上で、矯正ライフに飛び込んでください。

ブラッシング指導、管理などは矯正歯科でもしてくれるはずです。
ご心配なようでしたら、一般歯科でも定期健診をお受けになってください。


30歳で若くないという言い方はやめましょう。
まだ人生の3分の1以下です。

私どもの患者さんの約4分の1の方は30代以降です。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-01-25 15:28:18
矯正治療をするのに年齢制限はありません。
私のオフィスでも子どもより成人の方が多いですし、60代70代の方もいらっしゃいます。

年齢で悩む必要はないと思います。


虫歯経験が多いということですが、ご自身が認識されているのですから、虫歯予防の指導を受けながら治療を進めれば、充分矯正治療は可能です。




タイトル 30歳という年齢と虫歯治療痕が多いため歯列矯正に不安
質問者 かめこさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
上顎前突(出っ歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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