2番が先天欠損、歯の隙間(すきっ歯)の治療について

相談者: pateさん (25歳:男性)
投稿日時:2012-01-31 12:52:04
先日、奥歯虫歯歯医者に行きました。

そこで、前歯の隙間を狭める治療の提案を医師からうけました。

私の上の歯は生まれつき2番の側切歯が欠損しているらしく、その分1番の前歯にとくに大きな隙間があります。

現状では見た目もよくないので直せるのはうれしいのですが、治療法は前歯2本の神経を取り、歯を削って、その後少し大きめの冠をそれぞれに装着して前歯1本づつを少しづつ大きくする事で隙間を狭めるらしいです。

ただ、リスクとして歯の神経を取るとその歯には栄養が行かないので、折れやすくなったり抜けやすくもなるとも説明されました。

やはり前歯2本の神経を取るのは、かなりのリスクでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-01-31 13:48:22
こんにちわ

隙間は気になっているのでしょうか??
気になって歯科医院を訪れてるのであれば、いいのですが・・。

隙間の大きさにもよりますが、ファーストチョイスは矯正ダイレクトボンディングや、ラミネートべニア法ではと思いました。

今の年齢で神経を取ってかぶせの歯を入れるのは僕なら、まずおすすめしない可能性が高いかもですね。

しかし、主訴が隙間が気になって仕方ないということであれば、そのような方法しかなければ提案するかもですね。(>_<)

もしよければ、セカンドオピニオンもありかもですね。。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-01-31 14:05:00
状況にもよりますが・・・


北野先生と同じく、できれば神経を取らない・削る量が少ない方法から検討した方が良いと思います。


前歯1本づつを少しづつ大きくする事で隙間を狭めるらしいです。

模型などで、事前にシミュレーションしたものを見せてもらった方が良いと思います。

隙間は無くなったが、「前歯が大きく目立つ」なんてこともあります。

担当医とよく相談してください。


ご参考まで・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: pateさん
返信日時:2012-01-31 14:24:18
ありがとうございます。

隙間は外側は1ミリづつ位で内側は4ミリです。

これくらい空いていても、ダイレクトボンディングやラミネートべニア法は可能なのでしょうか?

補足:欠損は片側2番の1本です。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-01-31 14:40:24
>これくらい空いていても、ダイレクトボンディングやラミネートべニア法は可能なのでしょうか?

隙間の量よりも噛合せなど諸条件によります。


ですが

>外側は1ミリづつ位で内側は4ミリです

方法の如何に関わらず、1本あたり内側に2mm・外側に0.5mm広がると考えると、かなり横広な歯になる気がします。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-01-31 16:00:59
北野先生がご指摘していますが、まずは、御自身が、審美面の改善を望んでいるのか、改めて自問自答していただいた方がよいと思います。

歯並びの状態によっては、審美性には問題があったとしても、歯の長期寿命には、あまり悪影響がない場合もあります。

審美面の改善を望む場合には、予測模型(セットアップ模型)で、治療ゴールを慎重に確認してください。
担当医が、計算どおりの治療ゴールを達成したと思っても、患者さんが満足するとは限りません。患者さんと担当医との治療ゴールの共有は非常に大切になります。

また、御相談のようなケースでは、ほとんどの場合、矯正治療の併用が非常に有効となります。

補綴処置を行う前に、部分矯正(補綴前矯正=MTM)で歯を移動させてから、補綴処置(かぶせもの)をするという治療手順です。

部分矯正を行った場合には、補綴歯の削合量が減ったり、神経の保存が可能となって補綴歯のダメージが最小となったり、治療後の補綴物が理想的な形態となり、審美的に理想的な結果を目指せる場合が多くなります。

一般的に、補綴処置だけで、前歯部の隙間を閉鎖するという治療計画は、限られたケースを除けば、リスクの高い歯科治療となります。
 
また、本格的な全顎矯正を行えば、補綴処置を行わないで、先天欠損歯のスペース閉鎖が可能な場合もあります。もし検討いただける場合には、全顎矯正の可能性を検討してから治療方針を決定された方が無難です。

ただし、先天欠損歯が存在する場合には、全顎矯正を選ばれた場合でも、補綴処置が必要な場合は多いです。

ただし部分矯正を併用した場合と比較すれば、

 @ 全体的な歯並びやかみ合わせの改善
 A 補綴歯削合の最小化
 B 審美的補綴物の装着

などの大きなメリットが望める場合もあります。


削合など「不可逆的な治療」の開始する前に、じっくり担当医と話し合ってから、治療方針を決定されてください。

もし、不安が解消されない場合には、他の矯正歯科医院や一般歯科医院へセカンドオピニオンを求めても良いと思います。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2012-02-01 11:09:27
私も、基本的に健康な歯を抜髄してまで、審美的な改善を計ることはお勧めしません。

しかし、審美的な要求と歯の健康は相反する場合が多く、多くの審美歯科では見た目の改善のために抜髄を行う場合が多く、一生の歯の健康を守っていく歯科医としては大変嘆かわしいのが、現状です。

現在、ほとんど削ることなく審美性を改善できる方法として、アメリカからルミネアーズ(Lumineers)という極薄のべニア(最薄0.1mmのセラミック)を数軒の歯科医院が日本に導入して行っています。

日本での臨床成績がまだ出ていませんが、この治療法の臨床例の蓄積が、歯を守っていってくれるのではないかと個人的に期待しています。

審美的な要求から抜髄処置を薦められた場合、矯正治療を含めて数軒の歯科医院にてご相談されることをお勧めします。




タイトル 2番が先天欠損、歯の隙間(すきっ歯)の治療について
質問者 pateさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯の数が足りない(先天欠損)
空隙歯列(すきっ歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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