[写真あり] C56Fのジルコニアブリッジが割れた
相談者:
おさとにゃんこさん (55歳:女性)
投稿日時:2012-02-05 23:11:15
回答1
回答日時:2012-02-06 01:44:20
こんばんは。
私自身は、56欠損でブリッジを作ることはなんとなく怖いのでないのですが、この設計だと非常にスパンも長いですし、ジルコニア自体はとても硬いとはいえ限界はありますから、おさとにゃんこさんのケースもとりわけ不自然とも思わないですね。
理工学的特性からブリッジにする場合、ジルコニアフレームの場合はメタルボンドで作る場合よりも人工歯と人工歯の連結部の上下的厚みが必要と言われています。
ですので作り直して頂くのならその辺りを重点的に改善はさせてきて下さると思いますので、それもひとつの方法だと思いますよ。
別の見方をすればメタルボンドにした方が多少割れ難いのかも知れませんし、あるいは今回割れてしまったほどの過重負担があったのですから、同じ設計でより硬いブリッジにすれば今度は歯根が割れるという可能性も理屈として考えられると思います。
どうすることがベストかは分かりませんが、自分だったらブリッジをやめて、インプラントにすることは出来ないかをまずは考えそうな気はします。
色々な可能性を、もう一度相談されてはいかがでしょうか。
私自身は、56欠損でブリッジを作ることはなんとなく怖いのでないのですが、この設計だと非常にスパンも長いですし、ジルコニア自体はとても硬いとはいえ限界はありますから、おさとにゃんこさんのケースもとりわけ不自然とも思わないですね。
理工学的特性からブリッジにする場合、ジルコニアフレームの場合はメタルボンドで作る場合よりも人工歯と人工歯の連結部の上下的厚みが必要と言われています。
ですので作り直して頂くのならその辺りを重点的に改善はさせてきて下さると思いますので、それもひとつの方法だと思いますよ。
別の見方をすればメタルボンドにした方が多少割れ難いのかも知れませんし、あるいは今回割れてしまったほどの過重負担があったのですから、同じ設計でより硬いブリッジにすれば今度は歯根が割れるという可能性も理屈として考えられると思います。
どうすることがベストかは分かりませんが、自分だったらブリッジをやめて、インプラントにすることは出来ないかをまずは考えそうな気はします。
色々な可能性を、もう一度相談されてはいかがでしょうか。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2012-02-06 01:45:18
こんにちは、
>こういう事って多いですか?
多くはないと思いますよ。
私も過去一度ジルコニアブリッジが割れた患者さんを診ました。
・http://eedental.fine.to/eeblog/2011/04/post-269.html
ジルコニアフレームの設計も関係していると推測しています。
あまり気になれば金属を使用したメタルボンドの方が良いかもしれませんね。
見てみないと分りませんが、私なら5・6欠損でブリッジはお勧めしませんね。
土台の4・7に過大な力が加わってしまうことも考えられますから。
よく先生と話し合ってみてくださいね^^
おだいじに
渡辺先生とカブりました^^;
ほぼ同じ考えですね。
画像1
>こういう事って多いですか?
多くはないと思いますよ。
私も過去一度ジルコニアブリッジが割れた患者さんを診ました。
・http://eedental.fine.to/eeblog/2011/04/post-269.html
ジルコニアフレームの設計も関係していると推測しています。
あまり気になれば金属を使用したメタルボンドの方が良いかもしれませんね。
見てみないと分りませんが、私なら5・6欠損でブリッジはお勧めしませんね。
土台の4・7に過大な力が加わってしまうことも考えられますから。
よく先生と話し合ってみてくださいね^^
おだいじに
渡辺先生とカブりました^^;
ほぼ同じ考えですね。
画像1
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2012-02-06 20:27:25
僕もお二人の先生方と同意見です。
普通ジルコニアが割れる事はありません。
可能性として考えられるのは
@ 削りが間違っている
A 材料の選択を間違えている
A 外力に耐えられない設計だった
B 想定外の力がかかっている
@の場合は削り直しをして再印象すれば再度ジルコニアでも行けるかもしれません。
Aの場合はジルコニアでは無く、メタルにした方が良いのかも知れません。
Bの場合にはブリッジを諦め、インプラントにした方が良いと考えます。
(理由はお二人の先生が書かれているように4番、7番を守るためです)
Cの場合は患者さん自身にTCHやブラキシズムの改善をしていただきます。
参考にされてください。
普通ジルコニアが割れる事はありません。
可能性として考えられるのは
@ 削りが間違っている
A 材料の選択を間違えている
A 外力に耐えられない設計だった
B 想定外の力がかかっている
@の場合は削り直しをして再印象すれば再度ジルコニアでも行けるかもしれません。
Aの場合はジルコニアでは無く、メタルにした方が良いのかも知れません。
Bの場合にはブリッジを諦め、インプラントにした方が良いと考えます。
(理由はお二人の先生が書かれているように4番、7番を守るためです)
Cの場合は患者さん自身にTCHやブラキシズムの改善をしていただきます。
参考にされてください。
回答4
回答日時:2012-02-07 10:24:34
>普通ジルコニアが割れる事はありません。
いや、、自分も直接は見たことはないので珍しいのは確かだと思いますが、初期は結構多かったみたいですし、今でもそこそこある様です。
どんどんインプラントなどでも多用されてきてますしね。
ただジルコニアは普及してきてから10年と経過していなくて、今はようやく歯科界がそれなりの経験値を積んできて、上手にさえ使えばとてもいい材料だとして定着してきている時期だと思います。
(自分も5年前ならほとんど勧めませんでしたが、今はケースを選んで積極的に使用します)
ただやはり新しい材料ですから新しい情報や他人の経験談をしっかりと収集して分析し、数もそれなりに経験しているドクター&技工士でないとトラブルは起こるべきして起こると思いますよ。
誤解されがちなのが「ジルコニアはもの凄く硬いから割れない」と思われるのですが、硬いと言ってもガラスの様な硬さですから、限界を超えればすぐに割れます。
一方メタルは弾性があるので、割れる前に歪んだり曲がったりが出来ます。
(精度が落ちがちなこの様な大きいブリッジでは製作の行程上、途中修正がしやすいというメリットもあります。)
この様にスパンの長いブリッジだと、鉄板とガラス板の様な違いが出やすくて、しっかり対策をしないと当然割れやすいと思いますよ。
でも一度限界を経験したので、次は改善出来る可能性が高いと思いますので、ジルコニアブリッジ自体は丈夫になると思います。
それに歯が耐えられるかは別ですが・・という話です。
いや、、自分も直接は見たことはないので珍しいのは確かだと思いますが、初期は結構多かったみたいですし、今でもそこそこある様です。
どんどんインプラントなどでも多用されてきてますしね。
ただジルコニアは普及してきてから10年と経過していなくて、今はようやく歯科界がそれなりの経験値を積んできて、上手にさえ使えばとてもいい材料だとして定着してきている時期だと思います。
(自分も5年前ならほとんど勧めませんでしたが、今はケースを選んで積極的に使用します)
ただやはり新しい材料ですから新しい情報や他人の経験談をしっかりと収集して分析し、数もそれなりに経験しているドクター&技工士でないとトラブルは起こるべきして起こると思いますよ。
誤解されがちなのが「ジルコニアはもの凄く硬いから割れない」と思われるのですが、硬いと言ってもガラスの様な硬さですから、限界を超えればすぐに割れます。
一方メタルは弾性があるので、割れる前に歪んだり曲がったりが出来ます。
(精度が落ちがちなこの様な大きいブリッジでは製作の行程上、途中修正がしやすいというメリットもあります。)
この様にスパンの長いブリッジだと、鉄板とガラス板の様な違いが出やすくて、しっかり対策をしないと当然割れやすいと思いますよ。
でも一度限界を経験したので、次は改善出来る可能性が高いと思いますので、ジルコニアブリッジ自体は丈夫になると思います。
それに歯が耐えられるかは別ですが・・という話です。
相談者からの返信
相談者:
おさとにゃんこさん
返信日時:2012-02-12 14:28:27
先生方、ご回答ありがとうございます。
担当の先生は、「かみ合わせを弱くしてみる。」と言っていますが、下の歯と当たらなくするという事ですか?
食べ物を噛んで、割れてしまう場合にも、かみ合わせも関係ありますか?
教えていただければ、幸いです。
担当の先生は、「かみ合わせを弱くしてみる。」と言っていますが、下の歯と当たらなくするという事ですか?
食べ物を噛んで、割れてしまう場合にも、かみ合わせも関係ありますか?
教えていただければ、幸いです。
回答5
回答日時:2012-02-13 00:00:19
>「かみ合わせを弱くしてみる。」と言っていますが、下の歯と当たらなくするという事ですか?
そういう調整と、歯ぎしりをした場合のひっかかりを弱くする調整があって、大抵は両方見ると思います。
>食べ物を噛んで、割れてしまう場合にも、かみ合わせも関係ありますか?
食べ物を噛んで割れたとしたら相当な設計ミスで、ほとんどの場合は無意識に行う歯ぎしり等が関与していると考えます。
意識下では歯や人工歯が壊れるほどの力は普通入れられませんからね。
噛み合わせの状態によっては、特定の歯にばかり負担がどうしても強くかかってしまうということも多々あります。
そういう調整と、歯ぎしりをした場合のひっかかりを弱くする調整があって、大抵は両方見ると思います。
>食べ物を噛んで、割れてしまう場合にも、かみ合わせも関係ありますか?
食べ物を噛んで割れたとしたら相当な設計ミスで、ほとんどの場合は無意識に行う歯ぎしり等が関与していると考えます。
意識下では歯や人工歯が壊れるほどの力は普通入れられませんからね。
噛み合わせの状態によっては、特定の歯にばかり負担がどうしても強くかかってしまうということも多々あります。
タイトル | [写真あり] C56Fのジルコニアブリッジが割れた |
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質問者 | おさとにゃんこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 55歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ブリッジに関するトラブル その他(写真あり) ジルコニアクラウン |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。