歯科治療とTPP

相談者: パイナップル11さん (35歳:男性)
投稿日時:2012-02-14 12:38:35
最近、TPPに加入するかしないかがテレビやマスコミで扱われています。
その中で、国民皆保険制度が存続できるのか?という事が一つの争点だと聞きました。

アメリカに住む友達に聞くと、アメリカの歯科医療は非常に高額で、日本の自由診療よりも高い場合もあるそうです。
民間の保険料そのものの高額です。

また、カバーされるのも、保険の種類により、年に1本とか2本まで保険内治療が可などの制約があるため、今年はこの歯を治療し、来年は隣の歯を治療するという方法をとる人も多いとか。

または○本目からは保険に頼らず全額自費でする、こうなると神経の処置で10万円、補綴物で10万円、その他数万円。
1本治療で20−30万円など支払える人はそう多くないはずです。

若いころたくさん治療して、その後渡米した日本人は、2次カリエスのたびに帰国しているとも聞いた事があります。



TPPに参加すると(または国民皆保険制度が限界になると)、こうした制度が日本でも導入されるでしょうか?

歯医者さんに(病院に)かかりにくくなったり、または物価の安いアジアに旅行して歯科治療を受けるほうが、飛行機代を考えても安いという時代になるのでしょうか?

また、地域によっては歯医者さんが立ち行かないという事も生じるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-02-14 13:18:57
こんにちは。

この問題について予測しか出来ず正確なことは分かりませんが、個人的にはその様になっていく可能性は、非常に高いと考えています。

あるいは、国民皆保険制度の形だけ残して混合診療が全面解禁になれば、製薬会社や民間保険会社はビジネスチャンスになるので、そういう方向で国民は実質的に安価な治療が全く受けられない様な状態というのも案外あるかも、と考えてはいます。

ただどちらにしても、このままでも国民皆保険制度は到底維持出来る状況ではありませんから・・ご存知の様に年金制度などと同じく、人口増加、経済成長を前提とした社会制度ですから、例えTPPに参加しなくてももう維持出来ないと思います。



>地域によっては歯医者さんが立ち行かないという事も生じるのでしょうか?

地域差というか、今でもすでにそんな様な状態ですから・・^^;

古いスレッドですが・・

参考⇒簡単に神経を抜くことと、歯科業界の実情(ワーキングプアー?)

とか、過去色々と話題にはなっています。



笑ってばかりもいられず、医師が自分が食べて行くために必死な時代に突入したとも言えますので、患者さんはご自身の身体を守るために賢くなる必要があります。

出来るだけ信憑性の高い情報を集めて、健康維持に努める様にして下さいね。

私も他人事ではないので・・運動とかもしないと・・ って思ってます。

大変な時代ですね。。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-02-14 14:02:37
心配な事態ですよね。
まだ、「今後どうなるのか」といった予測が難しいと思います。

個人的には、この相談掲示板で得られるものを含めて、その時々の日本の歯科の現状を、国会議員に伝える事のみは引き続き行っていくつもりですが・・。


>物価の安いアジアに旅行して歯科治療を受けるほうが、飛行機代を考えても安い

例えば、大臼歯根菅治療の合算は、日本なら約9500円(保険 / 多くの方は、この3割を負担)のところ、フィリピンでは700米ドルかかるそうですよ。

治療内容にも依りますが、ラーメン(東南アジアで50円? / 上記の割合なら日本で10円??)や散髪(東南アジアで300円? / 日本で60円??)と同列には考えない方が無難だと思います。

何らかの形で、日本の医療保険制度を守るためのご協力をお願いします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-02-15 00:10:49
TPPによる外圧よりも、保険制度を維持できるかどうかのほうが問題ですよね。

ただ、歯科に限って言うと、新しい技術がほとんど導入されていないおかげで、それほど医療費は増えておりませんし、今後もその傾向が続くことが予想されます。

また今のこどものむし歯の激減ぶりから、将来的には歯科医療費は大幅に減る可能性もありますから、単純に考えると患者さん側は歯科に関しては、それほど心配しなくてもよいのかもしれません。

歯科医師の側はむし歯治療以外の分野を開拓していくか、もっと効率の良い経営形態を考えていかないとならないんじゃないでしょうか。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-02-15 00:32:14
TPPも、世界的な時代の流れで、『日本だけが、自分だけが……』という発想が、通用しなくなるのでしょうネ。

保険医療制度は、『安くて質が高い』ものであり、日本人の、健康や生活(ひいては、社会生産性?)を守るものです。

なんとか、存続させて欲しい所です。

ただ、『医療ー健康』が安価で手に入るという発想は、もう通じなくなるのかもしれないです。

『安くて、いいものを……』というのは、理想ではありますが、その分、(医療・福祉に対しては)国負担を強める代わりに、税負担も、国民が覚悟する気持ちが必要でしょう。

『お金は少ししか払わない。
でも良質で、いいものを、身近に、いつでも欲しい……』
今後、可能でしょうか?

語ると、きりがないので、これくらいにします。(ちょと、総論的でしたか?)

とてもいい質問だと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-02-15 14:21:57
面白い質問ですね。

さて、どうなるんでしょうか!?

医療が国際競争にさらされても、日本人の患者さんは日本の医療を受ける訳ですから・・・

医療がTPPの中に入るメリットないような。


保険医療制度

費用対効果で見れば世界一素晴らしいものなのですが、保険治療には色々ご不満が出てきてしまっている現状があります。

医療人もかなり無理をして制度を支えている面がありますし、国の赤字も膨らみ続けていますので、どこまでこの優れた制度が維持できるのか!?

TPPに参加してまず大きく変わるのが、おっしゃられている『費用』のことだと思います。
ざっくり計算ですが、今の医療費の10〜30倍の治療費はかかってくるとが考えられます。


治療費が払える・払えないで、患者さんの健康・寿命は大きく違ってきてしまうようになると思います。

意外と日本では知られていませんが、海外では医療は「お金持ちの特権」と言う面もあります^^;

日本のように、誰でも直ぐに治療が受けられるという国自体、希少なのです。


川崎先生のおっしゃる

>保険医療制度は、『安くて質が高い』ものであり、日本人の、健康や生活(ひいては、社会生産性?)を守るものです。

その通りだと思います。


TPPでは米や畜産、製造業などが言われ、あまり医療のことは言われませんが、

たぶん保険治療が無くなって数年後、「あの制度は素晴らしかった!」と日本国民が気づくようになると思います。
無くなってからでは完全に遅いんですけど・・・

イギリスの例もありますが、一度崩れた医療制度は元に戻すのに相当な時間と労力、莫大な費用が必要になるようです。


一方、TPPで『医療=ビジネス』という図式に変われば、企業も医療界に参入しやすくなり、そこにはお金が動くようになりますので、医療水準は間違いなく上がるとは思います。

ただ、費用対効果で見れば、今の保険治療に比べてかなり低いものとなるのは目に見えています。

今70点のものを、莫大な投資と負担をして75〜80点にするようなものです。(もの凄く私見^^;)


特に歯科医院は、多いので潰れない為にあの手・この手で色々な方法など生まれてくると思います。

医療だけを見た場合、TPPは国民にはあまりメリットのないものだと私は思っています。

私は一国民として、デメリットの方が多く目につきます。
ただ、「医療だけ」の例外はないでしょうね・・・^^;

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-02-16 00:16:17
TPP悪い面ばかりじゃないでしょ。

日本の歯科医師が海外に出て行くとか、外国の歯科衛生士を採用するとか、外国の技工所に出すとか、新しい材料もすぐに使えるようになりますしね。

チャンスと捕らえられる面もたくさんあると思います。

助言 助言1
助言者: 雅史さん
助言日時:2012-02-16 08:34:06
歯科医ではない、一読者ですが、意見を述べさせてください。





国民皆保険の件
現在通っている歯科医院では、子供さんの検診と、虫歯予防フッ素を塗りにこられる親子さんを良くみます。
20年前には、みられなかった光景です。

また 健康保険と予防歯科【一般の方の助言歓迎】の返信5に書かせて頂きましたように、現在一部の健康保険組合も、保険給付金を減少させることを目的として、歯の病気の予防に、お金を出しつつあります。

本スレ回答3の森川先生のお言葉にあるように、「将来的には歯科医療費は大幅に減る可能性もあります」の考えに、私も賛同いたします。


●TPPの件
混合診療が全面解禁がなされると、健康保険部分は健康保険で、健康保険の利かない高度な治療部分は自費でとなり、結果として患者の支払う医療費は、高額になると思います。

一方 企業が参入することにより
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20120209.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/dogatch.html
で紹介されている医療法人グループのような、個々の患者の要求にあわせた歯医者さんも出来てくることかと思います。

1000円カット散髪屋さんのような、安くては、早いけど、一部やれないこともありますといった業態も出てくるかもしれません。

また根管治療は自費で、それ以降の治療は保険でといった、形態の混合診療も認められるかもしれません。

医科に関しては、混合診療が認められることにより、高度治療が健康保険に適用されることが難しくなるといった心配があるかとおもいますが、歯科の場合、自費治療が浸透しており、新しい治療方法が健康保険に適用されることも、長らくほとんどないと見聞しておりますので、ぶっちゃけ混合診療がみとめられても、現状と大差ないのではないでしょうか? 

それとも混合診療が認められると、今健康保険で認められている治療も、認められなくなりそうな方向なのでしょうか?
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-02-16 22:25:34
>ぶっちゃけ混合診療がみとめられても、現状と大差ないのではないでしょうか? 

混合診療が認められると、あえて保険申請しない(ちょっぴり性能が良くて価格がものすごく高い)材料が増えて、それが一般的となり、自費との併用無しには治療ができない方向に向かって突き進んでいく可能性が十分あります。


>それとも混合診療が認められると、今健康保険で認められている治療も、認められなくなりそうな方向なのでしょうか?

そんなことをしなくとも、上記のように治療代のアップが保険外の材料により簡単に行えるようになりますから、保険診療を狭める必要はあまりないんじゃないでしょうか。

混合診療の解禁は新しい材料を使えるメリットよりも、患者さんにはデメリットのほうが大きいと思います。

歯科医師側にとっても、一昔前の歯科医院不信に逆戻りし、医療費の高騰による受診抑制に拍車がかかりますので、かえって経営が苦しくなる歯科医院が増える可能性もあります。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-02-17 09:30:05
TPPに関して、僕が考えるのは、大資本の流入と、外国人医師の流入です。

その際、医療業界の広告は一気に開放に向かうでしょう。

森川先生のおっしゃる日本人が海外に出るというメリットも一部ありますが、日本人の現在の英語力では、ほぼ無理かもしれません。

ただし、参入してくるのは、自費の分野です。
海外の治療費と比べると日本の保険診療費は激安ですから、わざわざそこに参入してくる人はいないでしょう。

しかし、保健医療に参入しないからといって、残念ながら歯科の現状は、自費の部門で保険の赤字を補うという側面が、少なからずあるので、一般の歯科、特に、都会なんかは厳しくなるかもしれません。

一方、宣伝の開放によって、潜在的な需要は高まりを見せる可能性もあります。

というわけで、正直どうなるか?
わかりません。

TPPとは関係ありませんが、保険制度は個人的には、基礎治療のみ(歯周治療根管治療・C処(CR)・抜歯・予防など)を手厚く保険で保護し、その他は自費に移行するのが、一番いいんじゃないかなぁっと思うのですけどね。。。。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-02-17 09:46:43
言い忘れました。。

TPPでは、逆に,自由とは逆に、保護が強化されるものがあります。

それは、特許や著作権などです。

そうなると,画期的な手術法が開発されても自由にその手術を行うことが出来なくなそうです。

現に、アメリカでは、それらを見越して、手術法の特許申請?が、行われていると。。。

TVで見た話なので、本当かどうかは分かりませんが。。。。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: パイナップル11さん
返信日時:2012-02-17 16:10:10
たくさんの回答、ありがとうございました。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2012-02-17 23:31:54
TPPに関しては、日本がそれに加盟したからといってすぐに医療に問題が出てくることは無いでしょう。

TPPは主に経産省の管轄の話。

厚生労働省との間では、縦割り行政があるために簡単には話が通りません。

また、混合診療に関しては、認められたら、

●良い治療が安く受けられる

というポジティブな意見もありますが、

●二重取りしたり、クオリティを上げずに利幅を増やす歯科医院が、急増することに対する懸念もあります。

すっきりするのは、完全自費治療と完全保健治療に分ける、または、保健治療を廃止する。
それくらい大胆な革命でも起こさなければ、たいして変わらないでしょう。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2012-02-18 10:12:50
>すっきりするのは、完全自費治療と完全保健治療に分ける

同意です。
(タカタ先生、保険ですョ)


理由は森川先生やタカタ先生の書かれた

「混合診療の解禁は新しい材料を使えるメリットよりも、患者さんにはデメリットのほうが大きい」

「●二重取りしたり、クオリティを上げずに利幅を増やす歯科医院が、急増することに対する懸念もあります。」

です。


>保健治療を廃止する

これは反対。

医科に関しては保険を。
歯科領域においても「痛みに対する処置」や「外傷」「腫瘍」など、生命に関わる治療や小児の歯科治療などには保険を適応すべきだとは思います。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2012-02-19 00:20:07
保険治療を廃止する

これは誰のためにもならないでしょ。

国民の賛同が得られるはずないですよ。




タイトル 歯科治療とTPP
質問者 パイナップル11さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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