口腔内に多数の異種金属。癌や不整脈等の病気やガルバーニ電流が不安
相談者:
しろうとさん (33歳:男性)
投稿日時:2012-03-07 23:19:10
⇒参考:過去のご相談
「7番、根管治療後の土台について」
こんにちは
現在、私の歯は、銀パラインレー6本位、ゴールドインレー3本、ゴールド(白金加金)クラウンが3本、あります。
最近、「異種金属は電流が流れ、溶け出す」ということを聞きました。
金属が溶け出すことにより、癌等の病気やガルバーニ電流が流れ、不整脈の原因になるのでは?…と、考えています。
すべての銀パラを、ゴールドインレーに入れ替えた方が、よいでしょうか?
回答を、宜しくお願いいたします!
「7番、根管治療後の土台について」
こんにちは
現在、私の歯は、銀パラインレー6本位、ゴールドインレー3本、ゴールド(白金加金)クラウンが3本、あります。
最近、「異種金属は電流が流れ、溶け出す」ということを聞きました。
金属が溶け出すことにより、癌等の病気やガルバーニ電流が流れ、不整脈の原因になるのでは?…と、考えています。
すべての銀パラを、ゴールドインレーに入れ替えた方が、よいでしょうか?
回答を、宜しくお願いいたします!
[過去のご相談]
回答1
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2012-03-07 23:29:42
言われる通り、異種金属の接触で、『ガルバーニ電流』は、理論的には、起こります。
ただ、それが、臨床的に(日常生活で)癌化したり、不整脈の原因には、一般的には、ならないと思います。
理想を言えば、ゴールドインレーに入れ替えた方がいいです。
それは、『ガルバーニ電流』よりも、ゴールドインレーは、歯への馴染み具合・適合性が、金パラインレーより、優れているファクターが強いためのやり替えでしょう。
◆ 保険の銀歯(インレー・クラウン)=金パラ(金12%含有・パラジウム・銀などの合金です。
“銀パラ”ではなく、“金パラ”といいます。
でも、確かに、“銀パラ”という、単語のほうが、ぴったりですネ。
ただ、それが、臨床的に(日常生活で)癌化したり、不整脈の原因には、一般的には、ならないと思います。
理想を言えば、ゴールドインレーに入れ替えた方がいいです。
それは、『ガルバーニ電流』よりも、ゴールドインレーは、歯への馴染み具合・適合性が、金パラインレーより、優れているファクターが強いためのやり替えでしょう。
◆ 保険の銀歯(インレー・クラウン)=金パラ(金12%含有・パラジウム・銀などの合金です。
“銀パラ”ではなく、“金パラ”といいます。
でも、確かに、“銀パラ”という、単語のほうが、ぴったりですネ。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-03-07 23:31:31
相談者からの返信
相談者:
しろうとさん
返信日時:2012-03-07 23:48:15
川崎先生
丁寧なご回答、誠にありがとうございます。
「金パラ」についてもわかりやすいご指摘をいただけて、本当にありがたいです。
しろうとな私で、申し訳ありません。
細見先生
丁寧なご回答、誠にありがとうございます。
ホッとしました。
また、以前もご回答いただきましてありがとうございました。
丁寧なご回答、誠にありがとうございます。
「金パラ」についてもわかりやすいご指摘をいただけて、本当にありがたいです。
しろうとな私で、申し訳ありません。
細見先生
丁寧なご回答、誠にありがとうございます。
ホッとしました。
また、以前もご回答いただきましてありがとうございました。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-03-08 13:51:41
ご相談ありがとうございます。
先生方の回答どおり、ガルバニック電流が起こる理屈ですが、ほとんどの方は不便を感じていません。
ただ欧米では「金パラ」は全く使いません。
性能が良いわけでもなく、逆にアレルギーなど為害作用が懸念されるからです。
現代、環境汚染がひどくなり重金属イオンは身体や精神に大きな悪影響を与えていることがはっきりしています。
金属をどうしても使わなくてはならない場合に、あれこれこだわる理由は、これ以上汚染を増やしたくないという予防でもあります。
なにしろ歯につけても、歯や根の中に隠しても、休むことなく何十年も身体にしみ出し続けるからです。
「金パラ」とは、日本では保険用の代用合金といって、白金加金より安い金属はないか、というお金の条件で作られた、日本だけの製品です。
あまり健康にこだわることはできないことが、半世紀前から変わっていない保険の規則になっています。
いろいろと現代にはそぐわない規則がそのまま残っています。
もしこだわり始めるときりがありませんが、白金加金にしても、製造会社や製品毎、製造ロットごとによっても違いが出ます。
それによってイオン流出が少々高まることはあり得ます。
したがって、もしこだわるのであれば同じ白金加金でも、成分が吟味され、製品にムラのない良い製品を、一度に大量に作る会社を選んで、何十年経ってもいつも統一しておくことも、一生の健康には役立ちます。
そうすれば、だんだんやり直すうちに、口の中がほぼ同じ金属で統一されることになり、安心できます。
これも広い意味で、予防といいます。
先生方の回答どおり、ガルバニック電流が起こる理屈ですが、ほとんどの方は不便を感じていません。
ただ欧米では「金パラ」は全く使いません。
性能が良いわけでもなく、逆にアレルギーなど為害作用が懸念されるからです。
現代、環境汚染がひどくなり重金属イオンは身体や精神に大きな悪影響を与えていることがはっきりしています。
金属をどうしても使わなくてはならない場合に、あれこれこだわる理由は、これ以上汚染を増やしたくないという予防でもあります。
なにしろ歯につけても、歯や根の中に隠しても、休むことなく何十年も身体にしみ出し続けるからです。
「金パラ」とは、日本では保険用の代用合金といって、白金加金より安い金属はないか、というお金の条件で作られた、日本だけの製品です。
あまり健康にこだわることはできないことが、半世紀前から変わっていない保険の規則になっています。
いろいろと現代にはそぐわない規則がそのまま残っています。
もしこだわり始めるときりがありませんが、白金加金にしても、製造会社や製品毎、製造ロットごとによっても違いが出ます。
それによってイオン流出が少々高まることはあり得ます。
したがって、もしこだわるのであれば同じ白金加金でも、成分が吟味され、製品にムラのない良い製品を、一度に大量に作る会社を選んで、何十年経ってもいつも統一しておくことも、一生の健康には役立ちます。
そうすれば、だんだんやり直すうちに、口の中がほぼ同じ金属で統一されることになり、安心できます。
これも広い意味で、予防といいます。
回答4
相談者からの返信
相談者:
しろうとさん
返信日時:2012-03-08 23:47:32
タイトル | 口腔内に多数の異種金属。癌や不整脈等の病気やガルバーニ電流が不安 |
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質問者 | しろうとさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
詰め物、インレーその他 補綴関連 材料・機材関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。