反対咬合の矯正後、保険で顎変形症の外科手術を出来ますか?

相談者: ニコニコマークさん (28歳:女性)
投稿日時:2012-03-06 14:12:54
こんにちは。
ご相談させて頂きます。

幼い頃からの反対咬合をずっと気にしており、社会人になったときにお金を貯めて矯正をしました。
上下2本ずつ抜歯しました。

もう6、7年経ちますが、まだリテーナーはついています。
そろそろ取れる予定です。

歯並びはとてもきれいとはいえないものの、反対咬合は治りました。
でも少し顎が出ている顔の形はそのままなので、気にしています。

最近になって、顎変形症というものがあり、保険適用で矯正や手術ができることを知りました。

私はもう矯正をして反対咬合は治ってしまっているのですが、適用になるのでしょうか。
現在反対咬合の人しか適用されないのでしょうか。

また、保険適用で外科手術だけでもしてもらうことは不可能ですか?

色々調べてみましたが、検査費用が高かったり、現在反対咬合の人向けの説明しか書いていないところが多いので、情報がなく困っていました。
なにも情報がなく、知らなかったので、自費で矯正するんじゃなかったかな、という後悔もあります。

ご回答頂けると嬉しいです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-03-06 19:55:06
反対咬合だから』保険適応なのではありません。

『手術が必要と診断された骨格性の不正咬合』であれば、(制限はありますが)保険矯正が可能かと思います。

よって上記診断名が現状でつくのであれば、保険矯正は可能かと思われますが、仮にそうであれば最初の矯正開始時にその説明はあったと思われます。

もし、説明が無かったのであれば保険矯正不可であったために、説明が無かったという可能性が高いと思われます。

また、外科手術のみ行えば全く咬めなくなりますので、術前・術後の矯正は必須と考えます。

ご参考になれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-03-07 01:37:36
実際の状態が診ていませんので、現在の骨格的な状態は、わかりませんが、通常の矯正を経験された場合には、顎骨形態にはほとんど変化がないはずです。

骨格的な特徴が、「顎変形症」と診断される状態でしたら、法律的には外科矯正が可能と思います。

ただし、通常矯正と外科矯正では、矯正治療時の歯の動きが完全に逆方向になりますので、一度通常矯正を経験されている方が、外科矯正で再治療することは、困難な場合もあります。

また、再治療が可能であった場合にも、外科矯正による再治療後に、補綴治療が必要となる場合もあります。

まずは、過去に矯正治療を受けられた担当医へご相談されることをおすすめします。

もし、その歯科医院で外科矯正に対応していない場合には、外科矯正を行っている矯正歯科を紹介していただけるかもしれません。

ご参考にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-03-07 13:09:07
現在の矯正担当医に、相談してみてください。

その医院が、顎変形症の保険治療に対応していないようでしたら、ほかを紹介していただくか、大学病院など顎変形症保険治療を取り扱っている矯正歯科でご相談ください。

顎変形症という診断名がつく場合には保険適用できますが、術前、術後矯正が必須となります。

今から手術だけを保険適用させるのは、ほとんどの口腔外科ではできないだろうと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-03-07 16:28:19
上で回答されている先生方と同じ意見です。

下記2点がポイントです。
顎変形症と診断できる状態か。
外科矯正として矯正治療可能な状態か。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ニコニコマークさん
返信日時:2012-03-07 18:31:36
相談者です。
具体的に色々教えて頂き、本当にありがとうございます。

かみ合わせが原因で顎の形が変わったからといって、顎変形症と診断されるかは分からないんですね。

私は診断できるのか、調べてもらいたいのですが、私の行っている矯正歯科は、顎変形症には対応されていないようです。
また、引越して遠方になってしまったので、近所の歯科を紹介してもらうのも難しいです。

インターネットで知ったことで恐縮なのですが、診断には「顎口腔機能診断基準施設」という歯科に行くしかないのでしょうか?

そういった歯科では、検査費用が3万とか5万とか書いているところばかりなので、一般の歯科とか、他の方法はないのかなと気がひけています。

外科手術というのは、顎とかえらの骨を削るだけでなくて、動かすんですね。矯正なしで手術だけというのは難しいと、よく分かりました。

矯正装置を付けるだけならいいのですが、既に今の矯正で歯も4本抜いてしまったし、また抜きたくないという気持ちがあって、矯正には抵抗がありました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-03-07 20:26:46
診断には、「顎口腔機能診断基準施設」という歯科に行くしかないのでしょうか?

→ 原則、基準を満たした施設を受診する必要があります。


検査費用が3万とか5万とか書いているところばかりなので、一般の歯科とか、他の方法はないのかなと気がひけています。

→ 原則的には、顎変形症と診断されるまでは、私費での精密検査となります。精密診断の結果から、『顎変形症』と診断がつき、外科矯正の開始を患者さんが同意された時点で、私費で行った検査費を全顎返金して、あらためて、保険点数で定められた検査費用を支払うことになります。

つまり混合診療を避けるということです。


ただし、矯正歯科医であれば、受診された患者さんを実際に診れば、精密検査をしなくても、顎変形症と診断可能な状態であるかのおおまかな判断が可能と思います。

初診相談は、無料〜数千円の施設が多いですので、まずは矯正相談に行かれてはいかがですか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ニコニコマークさん
返信日時:2012-03-11 23:11:40
相談者です。

具体的な説明を頂けて大変参考になりました。
費用の面で行きにくかったのですが、一度相談だけでも行ってみようという勇気を頂けました。

とても悩んでいて毎日ゆううつだったので、相談できる場があるというのが精神的にとても救われました。

本当にありがとうございました。



タイトル 反対咬合の矯正後、保険で顎変形症の外科手術を出来ますか?
質問者 ニコニコマークさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療費・費用
外科矯正
下顎前突(受け口)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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