検診に行っていたのに抜髄に・・・有効な虫歯探知機は?

相談者: わんこんさん (32歳:女性)
投稿日時:2012-03-09 23:42:16
参考:過去のご相談
銀歯交換中の歯茎に炎症、何を基準に歯科医を選べばいいのか迷う


こまめに定期健診、クリーニングに行っていましたが、ずっと「虫歯なし・綺麗」で安心していました。
しかし、今年になり、歯が痛くなって同じ歯医者に行ったら、右上6番目の銀歯の下に大きな虫歯があり、神経を抜くハメになりました。


@定期健診では、通常レントゲンはとらない医院が多いのでしょうか?

A最近は、レーザーの虫歯探知機を使用する医院もあるようですが、これで銀歯の中の虫歯も発見できるのでしょうか?

B二次カリエス発見のため、他医院で工夫されていることはどんな事なのでしょうか?


私の通っていた所は定期検診では視診のみでした。
訴えがあればレントゲンをとってもらう。という状態でした。

それは、20年以上も前の小学生の時の銀歯なのですが、

「虫歯の取り残し」

と言われました。
「虫歯の取り残し」であれば、もっと早い段階で進行していた気もしました。


「これは申し訳ない」
「これはわからんなー」

といって、その医者は削っていましたが、視診以外でも発見しずらいものなのでしょうか?


検診で、二次カリエスについてしっかり見てくれる所を探そうと
思っているのですが、虫歯探知機が有効であるのならば、それがある医院に行こうかと考えています。

検診にいってたのに、神経抜くハメになりめちゃんこショックです。
よろしくお願いたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-03-09 23:48:38
>@定期健診では、通常レントゲンはとらない医院が多いのでしょうか?

検診保険適応外ですから自由に決めれるはずです。



>A最近は、レーザーの虫歯探知機を使用する医院もあるようですが、これで銀歯の中の虫歯も発見できるのでしょうか?

銀歯の下の虫歯は発見できません。



>B二次カリエス発見のため、他医院で工夫されていることはどんな事なのでしょうか?

まずは問診と視診です。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-03-09 23:55:17
≫≫@ 定期健診では、通常レントゲンはとらない医院が多いのでしょうか?

※ 被曝の問題を含めて、撮らない医院が多いと思います。



≫≫A 最近は、レーザーの虫歯探知機を使用する医院もあるようですが、これで銀歯の中の虫歯も発見できるのでしょうか?

※ 銀歯が入っていると、発見できないと思います。



≫≫B 二次カリエス発見のため、他医院で工夫されていることはどんな事なのでしょうか?

※ 光を当てて、透かしてみる。(良く見る)
  痛みやシミなどの、症状を慎重に確認する。



≫≫C 検診にいってたのに、神経抜くハメになりめちゃんこショックです。

※ お気持ち、お察しします。
『予防』は、

(1)定期検診と専門家によるクリーニング(PMTC
(2)日々のご自宅での歯磨き・セルフケア

の、両輪で決まります。


ご自宅での、歯磨きも併せて、頑張りましょう。
一度、担当の先生や衛生士さんに、『歯磨きの仕方』『生活習慣・食生活』など、個別に教わりましょう。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-03-10 01:58:12
わんこん さん、こんばんは。

>こまめに定期健診、クリーニングに行っていました
検診にいってたのに、神経抜くハメになりめちゃんこショックです

わんこん さんに合った間隔・メニューだったのかな、と個人的には疑問に思っています。

それと、気が向いた時、思い出した時にだけ受診するようなことはなかったのかな、と思ったりもしました。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-03-10 13:15:07
ご相談ありがとうございます。


検診にいってたのに、神経抜くハメになりめちゃんこショックです。


同情申し上げます。
巷には良くある話です。
決して良いこととは思えませんが他にもいらっしゃいます。



>@定期健診では、通常レントゲンはとらない医院が多いのでしょうか?

回答

先生方の回答どおり、健診自由診療であり、医院毎の計画次第ですから、定期的なレントゲン撮影を組み込むことは可能です。



>A最近は、レーザーの虫歯探知機を使用する医院もあるようですが、これで銀歯の中の虫歯も発見できるのでしょうか?

回答

銀歯の中心部分に取り残しがあった場合は、レーザーでは無理です。

しかし、銀歯のスキマから再度むし歯が始まって中へ進んでいく場合は目では分かりませんが、レーザー検査が得意とするところです。



>B二次カリエス発見のため、他医院で工夫されていることはどんな事なのでしょうか?

回答

残念ながら統一基準はまだありません。
各医院で違いがあります。
ご自身でお確かめになるしかありません。


ご参考までに、私個人的な方法としては確立しております。
その方法は、

1.治療履歴からリスクを想定する。
そのための検査が健診です。


履歴により分類します。
歯の治療とは初めから目的がはっきり分かれており、結果は自ずと二つに分かれることがほとんどだからです。

@
つまり、その場限りの治療はくり返すことが多い。
その際に一段階悪化することが多い。

歯を失う確率がとても高い。
したがって、怪しい場合はすぐにやり直しておいた方が、悪化を防げる。

A
もし一生歯を残す目的で治療されていれば、やり直しは30年くらいか、あるいはそれ以上ずっとやり直しの必要はない。
従って、怪しい場合でも検査に徹底的に手を尽くすことはするが、削ることは極力最後にする。

なぜならば、一生歯を残すには原則を二つ守ればいいからです。
一つは、削らない、
二つめは、神経を抜かない、ことです。


考えはとても簡単な原則です。
しかし、実行はとても大変で、できているところは寡聞にしてあまり知りません。



>訴えがあればレントゲンをとってもらう。という状態でした。


そういう方針なのかもしれません。

昔からレントゲン撮影をいたずらに怖がる人が多く、我々は検査に支障を来しております。
さらに原発事故以来、狂信的なほど怖がる人も増えています。

正しい医療を実践しているところでは、医学的安全性はしっかり守られておりますが、いわゆる風評被害と言っていいのでしょうか、医院側にそれを心配して萎縮傾向があり、もしかするとそこでは遠慮しているのかもしれません。

それはお確かめ下さい。



>「虫歯の取り残し」であれば、もっと早い段階で進行していた気もしました。


確かにそれほど大きいむし歯であれば以前から進行していた可能性が大きいと思います。

歯科医師によって、治療方針に違いがあります。
子供時代の治療では「虫歯の取り残し」をあえてすることもあり得ます。
しかし、その効果が出た後に必ず詰め物を外して、むし歯を全部取りきる必要があります。


大人になっても「虫歯の取り残し」を認める歯科医師も日本ではまだたくさんいます。

しっかり詰めてしまえば、むし歯菌のエサも酸素もいかなくなるから良いんだよ、と説明しています。
しかし、これは非科学的などんぶり治療です。
アメリカでもしっかり取りきることを教えています。


「虫歯の取り残し」が疑われたら、歯と神経を守るために歯を残す治療をするべきだと、個人的には考えます。



>視診以外でも発見しずらいものなのでしょうか?

回答

視診以外のほうが効果的なこともあります。
どれかに偏ることなく、総合的な検査が効果的ですから、私個人的には視診のみに頼ることはできません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-03-10 13:34:24
こんにちは

虫歯探知機

いいですね!

こんな夢の道具はやくできないですかね^^



>@定期健診では、通常レントゲンはとらない医院が多いのでしょうか?

先生方がおっしゃるように本来健診保険適応外なので、メニューはどうとでも決められます。

もし、保険治療で健診を受けていたということですと、病名が付かない為レントゲンを撮ることはできません。

健康保険は疾病保証と言って病気になった時に適応されるもので
す。


>訴えがあればレントゲンをとってもらう。という状態でした。

たぶん保険で健診をしていたのではないでしょうか!?
で、あればそう言った流れになると思います。

過去何度もこのことは触れられていますが、多くの歯科医院で健診を保険治療で行っていますが、本来は自費治療ですべきことなんですよ・・・



検診にいってたのに、神経抜くハメになりめちゃんこショックです。
今年の最初に来て頂いた患者さんも同じこと言っていましたね^^;

http://eedental.fine.to/eeblog/2012/01/post-423.html

虫歯の診断はホント難しいんですよ。。。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: わんこんさん
返信日時:2012-03-11 13:13:38
先生方、ご返信ありがとうございました。

いろいろな医師の考え方で統一されている部分と個々の医院で異なる部分があることが分かりました。

自分も医療現場で働いているので、患者様への接し方や提案の仕方、されたら嫌な言い方など勉強になりました。


自由診療であれ、保険であれ、支払いが発生するのだからリスクや提案を説明してくれて、自分の状態に合った所をよく吟味して通院しようかと思います。

人気だから、近所だからという理由で医師を選択していたので、医院選択には無頓着だったかもしれません。



ご返信の中で、「気が向いたときに受診していたのではないか」という内容がありましたが、医師の提案通り、3〜6ケ月に1回は受診しており、15年近くは虫歯なしの状態でした。

通院回数が多くても、診てもらう基準や内容が異なれば意味ないなと思いました。
最終的は、虫歯になるのは自分の責任なんですもんね。
自分にあった治療者に出会えるよう頑張ります。



タイトル 検診に行っていたのに抜髄に・・・有効な虫歯探知機は?
質問者 わんこんさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
その他(保険と保険外)
二次カリエス(2次的な虫歯)
その他(歯科検診・デンタルドック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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