5番のクラウンがぐらつくが、治療選択肢を多数挙げられ決断できない

相談者: にゃんこ先生さん (32歳:女性)
投稿日時:2012-03-12 13:17:00
クラウンをしている左上5番がぐらついていたため、診てもらいました。
クラウンをとってもらうとヒビと虫歯が少しあり、歯茎と同じラインにしか歯がないため、歯を残す場合は、特殊治療しか選択肢はないとのこと。
これらを含めた上での治療方法をいくつか挙げてもらいました。


歯を残すのであれば、エクストルージョンクラウンレングスニング等で、選択肢は2つ。

・二本で連結(一本だと耐久度が弱いため前後のどちらかの歯を削って連結。前後の歯は神経有の銀歯。):50万程度
・リスク覚悟で一本で支える:35万程度


抜歯するなら、選択肢は3つ。

部分入れ歯:不明
ブリッジ:不明
インプラント:45万万程度
・CR直接修復?:15万程度


希望は、抜歯なしで、関係のない歯は削らない、このような治療してくれる先生をと考えて病院を探していました。

でも歯を残すことや他の歯を削らないことを優先した故に、前後(歯全体)の寿命を縮めることにならないのだろうか。
歯を残しても短い期間でまた治療が必要になるのではないか?
と心配になってきました。

どの治療方法にもメリット、デメリットがあり、何を選択したらよいのか…。

最終的には自分で決めないといけないですし、早く治療方法を選択しないといけないのもわかってはいるのですが、焦るばかりです。

将来を考えた場合、どの治療が最善なのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-03-12 13:32:44
主治医の説明はだいたいその通りだと思います。

御自身が仰っている様に最後は御自身で決めなければなりません。

一度別の歯科医院で診てもらうか、セカンドオピニオンを受けられてはどうでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんこ先生さん
返信日時:2012-03-12 13:49:37
細見様

早々にご回答いただき感謝いたします。

>一度別の歯科医院で診てもらうか、セカンドオピニオンを受けられてはどうでしょうか?

セカンドオピニオンでいくつか病院を回った結果、先生方が上記のような治療方法を提案していただきました。

「残せるなら残した方がよい」
どの先生もおっしゃっていましたので、可能なのであれば、歯根廷出の治療がベストなのかもしれません。

検討している時間はあまりありませんが、もう少し考えてみます。
ありがとうございます。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-03-12 19:06:20
こんにちは。

>「残せるなら残した方がよい」

この言葉がポイントでもあり、また迷いの元凶でもありますね。

まず本当に残すべき歯(あるいは歯周組織)の状態であるのかどうかです。

多少の「無茶」がきくような状況であれば、ご説明を受けたような中からの選択となるのでしょう。

しかし、あまり予後が芳しくないのに「無理」に保存した場合に、その歯だけが悪くなってくれるのならよいのですが、その周囲の歯を巻き込んで共倒れにしてしまうような可能性がある場合にはやはり抜歯という選択もしなくてはならないかも知れません。

ただ強いて言えば、そのような状況で天然歯である臨在する歯に手を着けてまでして連結するのは、私的にはおすすめできないように感じます。
それこそ上記のように、将来忘れた頃になって共倒れの可能性を増やしてしまう気がします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-03-13 09:29:31
そうですね…。

実際に拝見しておりませんし、「コストと時間をいくらかけても良い」という前提で書かせていただければ、僕なら

 1 エキストリュージョンクラウンレングスニングで残してみる
   (前後の歯は巻き込まない)

 2 数年後、ダメだったら抜歯インプラント

と考えるでしょうか。

上顎の5番であれば、前後の歯が比較的健康な場合、強大な力が加わる事はあまり考える必要がありません。
従って、仮に同じ条件の下顎6番を残す事よりもはるかに有利ではないかと考えます。

また、エクストリュージョンする事で健康な骨を誘導しながら増やす事が出来るので、万が一、将来的にインプラントになったととしても条件は有利になると考えます。


当然、「コスト」と「時間」はかかりますから、そこまでにゃんこ先生さんが許容できるかどうかにもかかってきますし、田中先生が書かれているように「その周囲の歯を巻き込んで共倒れにしてしまうような可能性がある」と判断すれば、無理をすべきではないと思います。

参考まで。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんこ先生さん
返信日時:2012-03-13 13:24:21
田中様

ご回答ありがとうございます。


>その周囲の歯を巻き込んで共倒れにしてしまうような可能性がある場合
>天然歯である臨在する歯に手を着けてまでして連結する


セカンドオピニオン歯科医院を回った際、たくさん先生方の考えを聞かせてもらいました。
私は保険治療しか今までしてきませんでしたが、(治療方法によっては)虫歯を進行させていた可能性があることを知りました。

この歯以外にも削ったりつめたり(保険治療で)している歯はたくさんありますので、今後さまざまなトラブルが出てくる可能性が高いと思われます。


そのため、田中先生もおっしゃっていますが、他の歯への影響が高い治療(最悪共倒れ…)は避けたいです。


もし、歯を残す治療を選択した場合は、連結ではなく一本で支えることを考えた方がよさそうですね。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんこ先生さん
返信日時:2012-03-13 13:30:54
櫻井様

ご回答ありがとうございます。


>上顎の5番であれば、前後の歯が比較的健康な場合、強大な力が加わる事はあまり考える必要がありません。
>従って、仮に同じ条件の下顎6番を残す事よりもはるかに有利ではないかと考えます。

不安と焦りでいっぱいでしたが、こちらの回答を見て、少し落ち着きました。

まだ最終的な結論は出ていませんが、前後の歯は巻き込まず、エキストルージョンクラウンレングスニングで残していきたいと考えています。

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再度質問ですが、

一本だけで支える場合は、前後の歯と連結していないので共倒れの可能性は少ないと考えて大丈夫でしょうか。
それとも、残しているだけで共倒れの可能性はあるのでしょうか。


改めて回答頂けると幸いです。
よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-03-13 13:48:39
そうですね。
可能性は無いというわけではありませんが、可能性をだいぶ減らせる事にはなると思います。


要はいつか抜歯すると判断するタイミングはご自身の自覚症状には関係無く、今後継続的に診ていただく担当医の判断でのタイミングになるのだと思います。

たとえ痛みは無く、ご自身で見た感じなんともないようでも、検診などで「これは」という所見が発見された場合には抜歯のご決断が必要な時もあるかも知れませんね。


何も今すぐ抜歯をおすすめしているわけではありません。
ただ日常的に診療していて、およそ抜歯をおすすめしなければならない場合の多くは患者様の「大丈夫と思う」という感触とは別のところにあるのが実際だと感じています。

そう判断した場合に歯科医師としてはやはり、その他の歯や歯周組織を守らねばならないと考えています。


そしてその時がいつ来るのかは難しいところですが、周囲を巻き込まないでいられるうちがその限界と考えます。

エクストルージョンして保存するという事は、健保適用外となるわけです。
いずれダメになるだろうという情報だけでは、恐らく将来気持ちの上でも不安はつきまといます。

であるとするならば、さらにその時にはどんな方法と期間が必要で、どのような料金が発生する可能性があるのかを先にお聞きになっておけば、いざその場であわてなくても済むのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんこ先生さん
返信日時:2012-03-19 13:09:55
田中様

返信が遅くなりまして申し訳ありません。
いろいろとアドバイスを頂き、やっと次のステップに進む勇気が持てました。
来週、治療を開始します。
まずは、クラウンレングスニングの治療です。

担当の先生にお会いした際に、連結せずに治療してもらうことを伝えます。
また、治療が終わった後、もしだめになった場合の次の一手も確認しておきます。


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ご回答頂いた全ての先生へ

方向性は決まったものの、すべての不安はぬぐえていません。
ですが、こちらに相談して、様々な見方やアドバイスをいただき、冷静に考えることができました。とても感謝しております。

また相談させていただくことがあることがあるかもしれませんが、その時もどうぞ宜しくお願い致します。



タイトル 5番のクラウンがぐらつくが、治療選択肢を多数挙げられ決断できない
質問者 にゃんこ先生さん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯がグラグラする
クラウン(被せ物)が動く・グラつく
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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