歯列矯正(表、裏)の虫歯リスクの違い、デーモンとクイックリアーの違い

相談者: りおらんらんさん (34歳:女性)
投稿日時:2012-03-17 12:11:44
参考:過去のご相談
育児をしながらの歯列矯正治療について



先日、育児をしながらの矯正治療についてご相談させていただきました。
先生方からご丁寧な回答をいただき、矯正をやってみようという気持ちになれました。
ありがとうございます。

さて実際に初診相談をいくつか受けた中で、またまた疑問点が出てきてしまいましたのでご質問させてください。


@表側と裏側矯正虫歯のリスクはどの程度違いますでしょうか。

初診相談では、歯磨きのやりやすさは表側矯正だが、裏側矯正の方が常に唾液が接しているので、虫歯にはなりにくいと言われました。
結局虫歯のリスクを考えると、表側と裏側ではどちらがよいのでしょうか。


A表側矯正の場合、デーモンとクイックリアーを選べるようです。
初診相談では、見た目はクイックリアーの方が目立たないと言われました。
それ以外の違いはないとも言われたのですが、矯正力や痛みの発生具合などに違いはないのでしょうか。


細かい質問で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-03-17 14:08:22
1.虫歯のなりにくさという点では、裏側矯正が優れています。
ただし、丁寧にブラッシングをして、毎回の来院ごとに、丁寧なプロフェッショナルクリーニングを受ければ、表側矯正でも虫歯になる可能性は非常に低いと思います。

2.デーモンは、90年代から販売されているブラケットです。(ただし、改良が進んでいるので、同じ製品というよりは、ブランドです。)

クイツクリアーは、最近発売されたブラケットです。
審美面ではクイックリアーが優れているのは間違いないですが、発売されたばかりのブラケットであるため、そのブラケットを使用して、通常1年〜2年間の治療期間が必要である全顎矯正治療で使用経験された矯正医は日本にはまだいないか、少ないのではと思います。

従って、クイックリアーの特徴がわからないので、デーモンブラケットと比較することはできないと思います。

ただし、世の中には数えきれないほどのブラケットが販売されて、それぞれに、愛用者がいますが、どんなブラケットを採用したとしても、優秀な矯正医ならしっかりと仕上げると思います。

回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-03-17 18:12:12
個人的感想ですが、

@ 虫歯になりにくさという点では、おそらく裏側矯正のほうがわずかに優れていると思いますが、歯周組織に対しては表側のほうが優れていると思います。

裏側矯正の患者さんの中に、ワイヤー交換、調整をするたびに裏側の歯茎から出血して非常にやりにくくなることを経験しています。

年齢的に、虫歯より歯茎炎症を気にされたほうがいいと思います。

いずれにしても丁寧なブラッシングで、解決できると思います。


A担当医が違いは無いといっているなら、そのとおりでしょう。
その装置で何を、どんな手順で進めるのかによって異なってくる可能性があるかもしれません。




タイトル 歯列矯正(表、裏)の虫歯リスクの違い、デーモンとクイックリアーの違い
質問者 りおらんらんさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
舌側矯正(裏側の矯正)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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