状態の良くない７番を抜歯し、親知らずを移動させる歯列矯正は妥当？
相談者：
まなmamaさん (28歳：女性)
投稿日時：2012-03-19 15:16:37
初めて投稿させて頂きます。
現在、かかりつけの歯科医に通っています。
最初の受診動機は右下８番（親不知）が生えてきて違和感があったので診てもらったのがきっかけです。
結果は８番よりも、その前の歯７番の状態が非常に悪く７番を抜歯して８番を矯正で７番の位置に持って来た方が歯の寿命が長いとのことでした。
歯の状態としては、７番はレントゲンの結果、骨が歯周病で殆どない状態（黒く映っていました）らしく、生え方も内側に倒れていて仮に８番（親不知）を抜歯した場合、７番がグラつくかもしれないと言われました。８番は歯根も生え方も良いようです。
金額的には矯正は自己診療なので10万前後とのことです。
これは妥当な判断でしょうか？
現在、かかりつけの歯科医に通っています。
最初の受診動機は右下８番（親不知）が生えてきて違和感があったので診てもらったのがきっかけです。
結果は８番よりも、その前の歯７番の状態が非常に悪く７番を抜歯して８番を矯正で７番の位置に持って来た方が歯の寿命が長いとのことでした。
歯の状態としては、７番はレントゲンの結果、骨が歯周病で殆どない状態（黒く映っていました）らしく、生え方も内側に倒れていて仮に８番（親不知）を抜歯した場合、７番がグラつくかもしれないと言われました。８番は歯根も生え方も良いようです。
金額的には矯正は自己診療なので10万前後とのことです。
これは妥当な判断でしょうか？
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時：2012-03-19 15:22:11
回答2
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時：2012-03-19 15:29:14
診ていないので判断は出来ませんが、7番抜歯の8番を矯正で移動する方法もありますし、7番8番抜歯で抜歯した8番を7番の場所に移植する治療法もあります。
値段は自由診療なので高いとも安いとも言えませんが、少なくとも8番を矯正で7番位置に動かすという治療方法が提示された事を考えると、良い医院の可能性が高いようにも感じます。
ご参考になれば幸いです。
値段は自由診療なので高いとも安いとも言えませんが、少なくとも8番を矯正で7番位置に動かすという治療方法が提示された事を考えると、良い医院の可能性が高いようにも感じます。
ご参考になれば幸いです。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時：2012-03-19 15:53:44
そういったケースも多くあるはずです。
１０万円前後といった安い費用が気になります。
８番を手前の７番に位置に引っ張って来る際に、その反作用として、手前（６番を含む、それより前の歯）の歯は後方に引かれます。
したがって通常、「８番 vs. なるべく多くの歯」 の引っ張り合いにして、８番以外はなるべく移動しないように工夫します。
（さもないと上との噛み合わせに変化を生じる可能性がある）
それが、その費用で可能かどうかを、前もって確認される方がよいと思いますよ。
１０万円前後といった安い費用が気になります。
８番を手前の７番に位置に引っ張って来る際に、その反作用として、手前（６番を含む、それより前の歯）の歯は後方に引かれます。
したがって通常、「８番 vs. なるべく多くの歯」 の引っ張り合いにして、８番以外はなるべく移動しないように工夫します。
（さもないと上との噛み合わせに変化を生じる可能性がある）
それが、その費用で可能かどうかを、前もって確認される方がよいと思いますよ。
回答4
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時：2012-03-20 10:11:37
藤森先生がご指摘していますが、下顎８番を下顎７番の位置に矯正移動するのは、かなり難易度の高い術式です。
（上顎８番を上顎７番の位置に矯正移動させることは、下顎と比較すると、難易度が低くなります。上顎の方が、歯槽骨が柔らかいからです。）
なお、下顎８番を、後方から前方に移動させる際に、反作用で下顎１番〜６番を後方移動しても良い状態の場合もありますが、その場合には全顎矯正での対応を行わないと、治療後の上下顎歯列のかみ合わせに問題が発生するリスクが大きくなります。
また、担当医は、
「下顎８番を下顎７番の位置に完全に移動させる」
のではなく、
「８番を補綴処置が可能な位置まで上方に動かしつつ、さらに歯軸を改善（アップライト）して、補綴処置に理想的な環境を整える」
という補綴前処置としての部分矯正を提案されている可能性があります。
その場合には、下顎８番と６番との間に残されたスペースは、補綴処置（ブリッジやインプラント・部分義歯）で対応することになります。
いずれにしろ、見切り発車で治療開始するのではなく、担当医とじっくりご相談してから、治療を検討されることをおすすめします。
（上顎８番を上顎７番の位置に矯正移動させることは、下顎と比較すると、難易度が低くなります。上顎の方が、歯槽骨が柔らかいからです。）
なお、下顎８番を、後方から前方に移動させる際に、反作用で下顎１番〜６番を後方移動しても良い状態の場合もありますが、その場合には全顎矯正での対応を行わないと、治療後の上下顎歯列のかみ合わせに問題が発生するリスクが大きくなります。
また、担当医は、
「下顎８番を下顎７番の位置に完全に移動させる」
のではなく、
「８番を補綴処置が可能な位置まで上方に動かしつつ、さらに歯軸を改善（アップライト）して、補綴処置に理想的な環境を整える」
という補綴前処置としての部分矯正を提案されている可能性があります。
その場合には、下顎８番と６番との間に残されたスペースは、補綴処置（ブリッジやインプラント・部分義歯）で対応することになります。
いずれにしろ、見切り発車で治療開始するのではなく、担当医とじっくりご相談してから、治療を検討されることをおすすめします。
| タイトル | 状態の良くない７番を抜歯し、親知らずを移動させる歯列矯正は妥当？ |
|---|---|
| 質問者 | まなmamaさん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 28歳 |
| 性別 | 女性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ |
抜歯：７番(第二大臼歯) 歯列矯正の治療法 親知らずその他 |
| 回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
