もうすぐ矯正装置を外す予定なのに、まだ歯の隙間が埋まっていません

相談者: あゆさん (28歳:女性)
投稿日時:2012-03-21 21:37:32
こんにちは。

元々歯並びが悪く、また不正咬合の治療のため、インプラント治療で約2年間矯正しています。
もうすぐリテーナー保定期間に入る予定です。

現在私の歯は左上の3番と4番、4番と5番の間に1、2ミリほどの隙間があります。
(上下左右それぞれ4番の歯を抜歯し、左上以外は全部隙間なく並びました)

この状態で装置を外して保定期間入ったとして、隙間が埋まる可能性はあるのでしょうか?

3ヶ月ほど前に主治医の先生から「来月外しましょう」と言われてから、自分自身が隙間があるのが気になり、装置を外すのを先延ばしにしてもらっていました。
結局今も隙間は埋まってません。

先週先生に

「もう来月外しましょう。
これくらいの隙間なら保定装置でなんとかなります。」

と言われました・・

先生を信じていないわけではないですが、こういうケースはあるのでしょうか?
ちなみに噛み合わせは上手くいってるようです。

先生の言う事に従い、様子を見た方がいいのかとも思いますが、 もしこのまま埋まらなかったらどうしよう、という不安もあります。

外す方で話が進んでいるので、なかなかこれ以上先延ばしにしてほしいとも言えません。
どうかアドバイスをお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-03-22 07:42:03
あゆさまおはようございます。

抜歯症例として矯正治療を行っていてスペースが埋まっていないのに、ブラケットを外すことになってしまったわけですね。

主治医はこの後、リテーナーでスペースの閉鎖を考えているようですね、診察したわけではないので現在の状況がわかりませんが、リテーナーで動かせる量は限られています。

個人的にはブラケットを外さずに、スペースの閉鎖をしたほうがいいように思いますがどうなんでしょう。

患者さんとしては、主治医の方針に異議を唱えるのはかなり困難だと思います、したがってもしリテーナーでスペースの閉鎖ができなかったらどうなるか尋ねてみるのも一つの方法だと思います。

このような場合患者さんは困ってしまいますね、お察しいたします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-03-22 09:38:46
ご相談ありがとうございます。

最後の大事な詰めの段階に入っていますね。
ここは将来を見越した慎重な対応が望まれます。


お口の状況がよく分かりませんが、一般的に言って山田先生方の回答どおり、必要な歯並びは装置が付いている間に見通しを立てます。

装置だけで埋まらない場合は、スキマをコンポジットレジンなどで全く歯を削らずに人工的に回復する方法もあります。
矯正歯科では、その後の治療計画をしっかり決められない場合は、提携歯科医師との連携診療が有効になることがあります。


リテーナーだけに頼る場合は、噛み合わせの力のほうが強いため、どちらかと言えば成り行き任せ的な動きをします。



>元々歯並びが悪く、また不正咬合の治療のため、


その状況もよく分かりませんが、スキマ無く矯正が終わっても後戻りをしやすいことを考えると、スキマの対策を練っておいた方が将来の備えになります。

決して慌てることはありませんが、ご担当の先生がもう終わりに従っているのであれば、きちんと相談の時間を取っていただくと良いかもしれません。

せっかく2年間頑張ったのですから、きれいな状態を維持できるように、最後の詰めをしましょう。
九仞の効を一簣に欠く、と言う例えもありますが、急いては事をし損じるとも言え、安心が得られる本当の相談をカウンセリングと言います。

お話し合いをしてみて下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-03-22 14:03:17
一般論でいえば、ブラケットで隙間が詰まりづらい場合に、リテーナーで詰めるというのは、あまり現実的ではないと思います。

また、ブラケットの場合には、歯根歯冠を平行に移動(歯体移動)させることが可能ですが、リテーナーでは、隣接歯が、スペースにむかって、歯冠を傾斜させるように隙間が詰まり、歯根は元の位置に取り残されるという移動(傾斜移動)が発生する傾向があります。

傾斜移動の場合には、いったん隙間がつまったように見えても、歯冠が歯根の位置に戻る傾向があるため、非常に後戻りを発生しやすくなります。

ただし、上顎左側部だけ隙間が残されているということであれば、本質的には、上顎左側大臼歯の近心移動(前方移動)を行わないと、完全な隙間の閉鎖が難しい状態であることが推測されます。

もし、そのような場合には、上顎左側大臼歯近心移動のために、インプラントアンカー等の特別なメカニクスを工夫しなければ、本質的な解決が難しい場合もあります。

矯正担当医とじっくり相談してください。

矯正治療は、魔法ではありませんから、個々の問題点に対して、ある程度の妥協をした状態で治療を終了するというのも有力な選択肢だと思います。

例えば、さがら先生がご指摘のように、隣接歯にレジンなどを盛るような補綴的対応で隙間を埋めるような対応が有効な場合もあります。 

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-03-22 16:16:16
基本は閉じて終わらせるのでしょうが、何か理由があるのかもしれません。なので・・・

なぜ閉じないで終わらせるのか?
リテーナーで閉じるのか?
閉じないのはなぜ?

担当医にぶつけてみましょう!

回答 回答5
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-03-23 08:19:00
なぜ隙間が閉じないのでしょうか。

咬み合わせのせいでしょうか、それとの上下の歯の幅のバランスが悪いためでしょうか。

保定装置で隙間を閉じたら、咬み合わせはどうなるのでしょう。
さらにその後の安定性に問題はないのでしょうか。

もし保定装置で隙間をとじられなかったらどうなるのか。

担当医に詳しく聞いて見た方がいいと思います。


隙間を残したままブラケットを除去した場合、隙間が大きくなる可能性もあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あゆさん
返信日時:2012-03-23 17:13:44
先生方、ご回答ありがとうございます。

たくさんの意見を頂き、大変嬉しく思います。

山田先生がおっしゃるように、もしリテーナーでスペースが閉鎖できなかった時のことを尋ねてみる方法もありますね。
ぜひそれは聞いてみようと思います。

また、さがら先生が言うように、隙間を全く歯を削らずに人工的に回復する方法もあるんですね・・!初めて知りました。

堀内先生、分かりやすいご説明ありがとうございます。
リテーナーでは動かせる範囲には限度があり、後戻りの可能性もある事もよく分かりました。

大原先生、伊藤先生も励みになる回答をありがとうございます。

先生方が言うように、担当医と納得がいくまで話すことが大事だと改めて実感しました。

これまでの間、担当の先生には大変お世話になり、良い関係が築けているので、納得するまでじっくり話し合ってみたいと思います!



タイトル もうすぐ矯正装置を外す予定なのに、まだ歯の隙間が埋まっていません
質問者 あゆさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正のトラブル
矯正後の歯の後戻り
歯並びが悪い
保定、矯正用リテーナー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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