酸蝕歯の治療法について

相談者: ルミさん (31歳:女性)
投稿日時:2012-04-01 16:40:38
参考:過去のご相談
歯軋りのせいなのか、横向きになってしまった歯がうずく


私は昔から、歯が弱い体質です。

半年前、定期健診で「酸蝕歯」だと診断されました。
上下左右1番2番3番。 
計12本です。

特に下の歯の1番は、歯が白より薄い感じで、近くで見るとわかります。
他の歯は、上から見ると象牙質の黄色がやや見えたり、下の歯の根っこが黄色かったりです。


それ以来、pH5・5を下回る食品を排除する生活に切り替え、ビール、コーラ、ビタミンCサプリメントを止め、ドレッシングを止め、とっても大好きだった柑橘系の果物も一切止めました。
甘いものは虫歯の原因になるので、お菓子類も一切止めました。

現在の症状としては、冷水を口に含むと、少ししみるという程度です。


現在、梅干を1日1個食べていますが、それも控えたほうが良いのでしょうか?
虚弱体質の為、栄養ドリンク類とスポーツ飲料を時折飲んでいますが、それも控えなければけないのかと思っています。



重度の酸蝕歯の患者さんに対しての具体的な治療法を教えてくださいませんか?

酸蝕歯の治療法は抜歯してクラウンを被せるしか無いと聞いていますが、それは前歯でも同じなのでしょうか?
酸蝕歯になってしまった現在の12本を一度に失う可能性はありますか?


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-01 17:01:19
まず酸蝕歯どうかの診断をしなければなりません。

その上で酸蝕症だと診断されればまず原因の酸の摂取を止める事です、それによって酸蝕症の進行は止まるはずです。

その後進行の状態によって処置は変わってきます。


症状が軽ければレジンで対応出来るかも知れません、重度になれば抜髄して全部被覆冠になるかもしれません。


お参考になれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-04-01 21:19:47
こんばんは。
まずは酸蝕症という診断なのですよね。

まずは細見先生がお書きになっておられるように、原因となる酸を止めねばなりません。
ただ自分で思い当たる事だけが原因とは限りませんので、できればやはり歯科を受診され、その上でよく面接を行い原因を探らなければなりません。

またそういった食物の食べ方や食べる時間的間隔なども影響しますので、ただ闇雲に対処しても結果が得られるかどうかは不明です。


治療法ですが、その程度にもよりますし今後どういった変化が歯に起こってくるかによって違ってくるでしょう。

コンポジットレジンなどで治す場合もありますし、そこで止まってくれれば問題無いようでしたら、そのまま経過を監視しながら直接歯はいじらないという場合もあります。


まずは今現在の状態がどの程度であるのかを診ていただいて、そこから治療法について考えなければならないと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-04-02 01:09:39
栄養ドリンク類とスポーツ飲料は酸性度で言えば酸蝕症に対してよくないのですが、身体全体の健康も考えると一律に辞めるのでは無く摂取方法で対応する方が現実的だと思います。

ちびりちびりと飲むのでは無く一気に飲んで直ぐに口をすすげば影響を減らせると思います。

梅干も食事の最後に食べないようにすれば影響は少なくできると思います。



治療方法ですが、個人的にはMIペーストをオーダーメイドの歯列トレーに入れる方法をおすすめしています。
ただし自費診療になります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-04-02 06:05:10
こんにちは。

唾液には緩衝作用があり口の中が酸性化するのを防いでくれます。

唾液の出が悪くなるドライマウスになっていると酸蝕歯になりやすくなります。
お口の中は潤っていますでしょうか。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-04-02 09:23:59
「酸の強い食生活を一気に変えると、今度は虫歯になり易い」と言われています。
(つまり酸が虫歯菌の活動を抑えていた可能性も)

ご参考までに。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-04-02 09:47:50
ルミさん、おはようございます。

まず、虫歯と酸齲症は全く違いますので、虫歯予防とは切り離して考えましょう。


酸齲症はいろいろな原因が考えられます。
日常生活に中で酸性のものを口にしても一般的には酸齲症になることは有りません。
また、飲食以外の原因でも起こります。

闇雲に酸性の食品を避けるのでは無く、ルミさんの酸齲症の原因が何かを突き止めましょう。


1)まず第1の治療は、原因を突き止めそれがやめられるならやめることです。
   やめられない→2)へ
   やめられる→3)へ

2)原因を止められない時は、酸を中和する等、原因に応じた対策を行う。

3)修復が必要なほど、既に酸によってエナメル質が大きく失われているなら、修復処置を行う。



原因が止められるなら、フッ化物MIペースト等の対策を行うことは有りません。
又、相当大きく削れていなければ、修復も行う必要は有りません。

多くの場合は、原因になることをやめることが治療で、その後の治療等の対策の必要性はほとんどの場合有りません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ルミさん
返信日時:2012-04-06 17:02:24
先生方、回答ありがとうございました。


早速歯科を予約しまして、受診日が9日(月)です。
MIペーストをオーダーメイドについては、受診した時に、ゆっくり医師に聞きたいと思います。

本当は、受診した結果をコメントして、先生方にご報告したいのですが・・・。
3日以内に解決済みにしなければならず、受診結果をご報告することは不可能なため、この場で締め切るという形をとらせて頂きます(残念)。


以前の現象については、すでに歯科を受診しました。
無事、解決しました。
ストレスによる、歯根膜の血行悪化と診断され、対策案を提示された結果、治りました。

ありがとうございました。



タイトル 酸蝕歯の治療法について
質問者 ルミさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 酸蝕歯(酸蝕症)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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