歯列矯正予定がある場合のクラウンの選択

相談者: kakkouさん (30歳:男性)
投稿日時:2012-04-17 00:03:44
初めまして相談させて頂きます。

現在7番奥歯抜髄治療をしており、根管充填が終わった所です。
ここで次回に型取りするからコアとクラウンに何を使用するか決めておいてねと言われ、保険メタルコア銀歯自費ファイバーコアハイブリットセラミックの選択をすることになったわけですが、将来歯列矯正ブラケットを付けるにあたりクラウンによって問題が出ないか心配になりました。

一応銀歯での症例についてはいくつか画像見たのですが、自費のクラウンを装着していた場合の症例を言うものを目にすることができませんでした。
(というか白いと写真から判断できないから当然ですね・・・)



質問1
セラミッククラウン等に対してブラケット装着や矯正治療に問題が発生することはあるでしょうか?


質問2
歯列矯正予定の歯に入れるクラウンとしてはベターな選択はどれになるでしょうか。



以上よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-17 09:10:48
セラミッククラウン等に対してブラケット装着や矯正治療に問題が発生することはあるでしょうか?

セラミック銀歯にブラケットは付きません、必要ならバンドを装着することになると思います。

バンドの場合は補綴物の材質は関係ありません。



歯列矯正予定の歯に入れるクラウンとしてはベターな選択はどれになるでしょうか。

可能であれば頬側にエナメル質が残っているアンレー

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-04-17 09:35:27
ご相談ありがとうございます。


セラミック銀歯ブラケットは付きません、必要ならバンドを装着することになると思います。


細見先生〜

装着できます。
50ミクロン酸化アルミナのサンドブラスト、ポーセレン・エッチというフッ酸で強力に付きます。


>可能であれば頬側にエナメル質が残っているアンレー

これは大賛成です。


基本的に矯正治療と、虫歯治療などが混ざっている場合は、究極のゴールを設定して、仮の治療とすることが安全です。
仮の方法はいろいろありますが、矯正治療中の予防診療を受けることが必須です。

ただ歯を磨けとか、クリーニングをしろ、というところは避けた方が良いでしょう。
矯正治療だけしか面倒見無いよ、という矯正医は論外です。


矯正治療が終わったときに、きれいな歯と歯周病が起きていないきれいな歯茎をイメージしましょう。

回答 回答3
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-17 09:45:28
>50ミクロン酸化アルミナのサンドブラスト、ポーセレン・エッチというフッ酸で強力に付きます。

さがら先生勉強になります。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2012-04-17 11:45:52
>50ミクロン酸化アルミナのサンドブラスト、ポーセレン・エッチというフッ酸で強力に付きます。

つくのですが、ブラケットを除去した後、口腔内で磨いても、ラボで仕上がってきたほどには綺麗になりません。

(ある程度の光沢を回復することは口腔内でも可能ですが、せっかくの自費治療ならば・・・)

なので、とりあえず保険の物を入れておくか、仮歯でという選択もあるかもしれません。


いずれにしても、矯正の予定があるのでしたら、その7番にどういう歯冠修復をしておくのが今の時点でベストなのかをご相談されておく方がいいように思います。

症例、治療方針によっては、7番は全く関係ないかもしれませんから。



>ただ歯を磨けとか、クリーニングをしろ、というところは避けた方が良いでしょう。
矯正治療だけしか面倒見ないよ、という矯正医は論外です。
>矯正治療が終わったときに、きれいな歯と歯周病が起きていないきれいな歯茎をイメージしましょう。

自分の口の中をトータルで管理出来る体制を目指しましょう!

一般の歯科治療時から矯正医と上手に連携をとってもらう体制作りはあなたにとって非常に有益なことだと思いますよ。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-04-17 12:12:12
矯正治療をお考えでしたら、仮歯の状態にしておいて、矯正医に相談されることをお勧めします。

矯正治療方針のより、その歯を使わない場合もあるかもしれませんし、また、かみ合わせを変えるわけですから、今の状態でクラウンを作っても、矯正後にはその形態が合わなくなることもあります。

回答 回答6
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-04-17 16:53:21
一番いいのは、仮歯にしておいて、矯正後最終補綴物を作成していただくことだろうと思います。


しかし現実問題として、どちらでも全く構いません。
クラウン作成時には反対側の歯や、周りの歯、かみ合う歯、などを参考に解剖学的に正常と思われる形態であれば、金属であろうが、セラミックであろうが、矯正治療に差し障りはありません。

連結冠でさえなければ、バンドを巻けばいい事ですから。


ご指摘の50ミクロン酸化アルミナのサンドブラストは、本来口腔内で用いるための物ではなく、技工室サイドで行うべきものだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kakkouさん
返信日時:2012-04-18 06:12:26
先生方、参考になる回答を有難うございました。

できれば今本番の歯をいれるよりは仮歯で乗り切るほうがよさそうなのですね。
アンレーに出来れば良いのですが半分以上歯を削っている為難しそうです。


まだ矯正する歯科医院も決定していない状況でしたがクラウン選択までに矯正医に相談してみようと思います。



ありがとうございました。



タイトル 歯列矯正予定がある場合のクラウンの選択
質問者 kakkouさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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