10年前にレジンを詰めた歯が虫歯か着色かどうかの診断

相談者: ブルーキシリトールさん (28歳:女性)
投稿日時:2012-04-26 08:58:44
こんにちは。

相談ですが、10年前に右上1番と2番の間にできたC2程度の虫歯治療をしました。

現在そのレジンの詰めた箇所が、茶色く変色してしまっています。
歯の裏から見ると、縦4mm、横1mmくらい茶色くなっています。

このサイトの過去質問から、虫歯判断は歯科医にもよること、詰めたものが着色するのも普通であることまではわかりました。

そこで、2箇所の歯科医院でみてもらいましたが、いずれも「治療が必要な虫歯である」と診断されました。

そこで、該当箇所を以前詰めてもらった歯科に治療をしにいくと、

「治療した自分以外には判断できないだろうが、これは詰め物の着色であり、きちんと詰めたから虫歯になることはなく問題ない」

と治療をしてもらえませんでした。

いまいち腑に落ちませんでしたが、最近の検診でも「治療を要する」との判断が出た為、今度は別の歯医者に行き、「レントゲン歯石の除去、クリーニング」まで行って判断してもらった所、「麻酔を打って治療する虫歯である」という判断でした。


まとめると、

・「治療した医師以外には二次カリエスの判断はできない」ということはありますか?

・3人の別々の歯科医師から「虫歯であり治療を要する」と言われている以上治療を行った方がよいですか?(痛みはまだありませんが、痛みが出たら手遅れと言われました)

・仮に虫歯でなく着色だったとしても、10年前の治療なので一度レジンを外して中を確認した方がよいですか?


以上3点、お忙しい中お手数ですがよろしくお願い致します。
 
 


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-26 09:09:29
>「治療した医師以外には二次カリエスの判断はできない」ということはありますか?

そんな事は有りません、明らかな2次カリエスはどんな歯科医でも判断できます。



>3人の別々の歯科医師から「虫歯であり治療を要する」と言われている以上治療を行った方がよいですか?

どちらを信じるかだと思いますが、一般的には多数決が正しいと思います。



>仮に虫歯でなく着色だったとしても、10年前の治療なので一度レジンを外して中を確認した方がよいですか?

着色の場合は、表面の研磨をすれば有る程度色調は回復すると思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-04-26 09:15:11
おはようございます。

〉・「治療した医師以外には二次カリエスの判断はできない」ということはありますか?

厳密にはあると思います。詰めてある中の話になりますが、レジンの製品によってはレントゲンには写りにくくなり、虫歯のように見えたりします。

誰が見てもわかるくらい大きな虫歯であれば差はないですね。


〉・3人の別々の歯科医師から「虫歯であり治療を要する」と言われている以上治療を行った方がよいですか?(痛みはまだありませんが、痛みが出たら手遅れと言われました)

実際に見たわけではないので、ここでははっきりは言えませんね。

一番信頼できる先生の意見を参考にしてみてはいかがでしょうか?


〉・仮に虫歯でなく着色だったとしても、10年前の治療なので一度レジンを外して中を確認した方がよいですか?

問題なければわざわざ外す必要はないと思いますよ。

一度表面を研磨してみるというのも一つの手だとお思います。


参考にしてみてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-04-26 09:29:45
> ・「治療した医師以外には二次カリエスの判断はできない」ということはありますか?

むしろ担当医が変わった時のほうが、虫歯が発見される可能性は高いです。

それは、往々にして治療を行った担当医は『自分の治療に間違いはないはず!』と思い込んでいるために起きます。

しかし、逆の目線も必要です。

新しい担当医は『よーし、虫歯を見つけて儲けよう!』と考えている可能性もあります。

そこでセカンドオピニオンだけではなく サードオピニオン等が必要になってくるのですが・・・問題は”誰を信じるか”です。



> ・仮に虫歯でなく着色だったとしても、10年前の治療なので一度レジンを外して中を確認した方がよいですか?

コンポジットレジンは、1990年代以降に急速に進化してきた材料です。

10年前ということは2000年頃かと思いますが、2005年頃からは進化の速度が落ち着いてきたので 治療を受けた頃の材料は進化の途中のものである可能性は否定できません。

ただ、触っていくかどうかは 誰を信じるか? です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブルーキシリトールさん
返信日時:2012-04-26 22:06:13
迅速なご回答ありがとうございます。

二次カリエスは治療した先生以外には判断できないことはないのですね。
治療した先生は確かに腕に自信があるようでした。

担当医が変わった際に、虫歯が発見されるというのは先入観なしでしっかりとチェックできるからかもしれません。
 
今回しっかりとクリーニングしてくれた先生を信じて、今回のレジン箇所の治療をすることにしました。
クリーニングしても、そこの箇所だけ全く色が変わらず茶色のままだったので。

レジンの場合は、金属を外して再度治療(詰め直し)するよりも「新しく削れてしまう歯の面積が少ない」と過去質問にありました。

また、コンポジットレジンは2000年の時に治療したものよりも2005年以降に治療したものの方が進化しているとのことですが、良い材質になったことで持ちや接着が良くなった最新素材の方が詰めてて安心感がありそうです。


ちなみに削って詰めなおすことを10年おきに繰り返した場合、あと50年自分の歯を保っていられるでしょうか?(1回で0.1mmくらいずつ減っていくのなら50年で0,5mmだけ歯が少なくなるので大丈夫だとは思うのですが) 
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-04-26 23:49:07
>ちなみに削って詰めなおすことを10年おきに繰り返した場合、あと50年自分の歯を保っていられるでしょうか?(1回で0.1mmくらいずつ減っていくのなら50年で0,5mmだけ歯が少なくなるので大丈夫だとは思うのですが)

そう都合良くいかないのが医療の難しいところです。

往々にして古い充填物を除去したら内部に新しい虫歯ができているケースに遭遇します。
そうなると切削量は0.1mmなんて小さな数字に収まらないことの方が多いです。

多いのは おおむね2〜3回の治療で神経を抜いたりして、4〜5回で抜歯になっているケースをよく見かけますし、平均的にもその程度の回数だと思います。

では「虫歯になる前に除去すればいいじゃん!」と思いますが、自費治療ならまだしも、保険治療においては”虫歯”という傷病がないのに治療はできない制度です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-04-27 00:01:55
こんばんは。

〉(1回で0.1mmくらいずつ減っていくのなら50年で0,5mmだけ歯が少なくなるので大丈夫だとは思うのですが)

0.1mmとはハードル高いですね(汗)。

ただ全く触らずの10年はちょっと厳しいかと思います。
もちろん研磨や咬合チェックなどのメンテナンスが必要です。

充填部のサイズや形態にもよりますが、すでに神経との距離が少なければどこかで抜髄の可能性は高まると思います。

条件が良ければ、かなりいいところまで形態変えずにレジンだけで治療できると個人的には思います。


その先生の考え方にもよりますから、無理強いするのはよくありません。
似たような価値観の先生を見つけることが大事かと思いますよ。


参考にしてみてください。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-04-27 00:13:59
こんばんわ。
カワサキです。

≫≫ 1回で0.1mmくらいずつ減っていくのなら50年で0,5mmだけ歯が少なくなるので大丈夫だとは思うのですが……

※ いや〜、なかなか、0.1oの切削では、済まないと思います。
今後は、『予防』にも、力を入れましょう。

@ プロ・ケア …… 歯医者で、定期的にクリーニング(PMTC)と、チェックをしてもらう。

A ホームケア …… 自宅での歯磨き。我流にならないように、歯医者さんで、TBIを、受ける。

B 生活習慣(食生活)

など、歯医者さんとうまく付き合いましょう。

ご参考までに。
予防も、頑張って下さいネ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブルーキシリトールさん
返信日時:2012-04-27 08:45:26
なかなか0.1mmは難しそうですね(汗)

うまくいけばそれに近い数値で詰めなおし出来そうですが、現状虫歯判定なのであけてみないとなんとも、ですね。


>おおむね2〜3回の治療で神経を抜いたりして、4〜5回で抜歯

とのこと、目安をありがとうございます。
あと30年は持たせたいです。

今後は予防にも力を入れます。毎食後歯磨きをしているものの、磨き方のクセで歯ブラシが当たらない所があり、そこが虫歯になることが多いので・・

フロスや液体歯磨きも併用するようにします。

食生活は糖分と加工食品を減らして、牛乳を多めに取るようにします。

親身なアドバイス、本当にありがとうございました!



タイトル 10年前にレジンを詰めた歯が虫歯か着色かどうかの診断
質問者 ブルーキシリトールさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
レジン(白いプラスチック)
その他(診断)
詰め物、インレーの変色・着色
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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