欠損が多く、インプラント後に仮歯の不具合が3ヶ月続いて不安です

相談者: ruciaさん (48歳:女性)
投稿日時:2012-04-23 17:24:51
はじめまして。
よろしくお願いいたします。

もともと口腔内の状態があまりよくなく 昨年 ブリッジの上の歯6本が抜け落ちてしまったことをきっかけに 思い切ってインプラント埋入手術をし 今年1月に仮歯が入りましたがかみ合わせの調整に 3ヶ月以上かかっていて心身ともに辛い状態です。

ブリッジが抜け落ちてしまったことで 上の自分の歯は右4・5だけが残っていて下は 右4から8まで歯がない状態です。
そこに今回 上左6から右3まで、9本の仮歯(複数歯)が入りました。が・・・

仮歯の型取りの際 私は奥歯がないため前で噛む癖が付いているとのことで担当医が私の下顎を強く押したのですが その時に顎が左にずれてしまったようで 仮歯も左にずれて作られてしまい顔が歪んでみえるようになり、それを担当医に伝えると

「そんなことはない。
慣れですよ。」

と返事。

しばらく様子を見ること 顎の位置が定まらず 今までなかった顎の痛み 不眠 腰痛 肩こりがひどくなる一方で 主人からもかみ合わせがあってないからおかしくなるんだと言われ それを伝えると即「仮歯を外して調整します」と・・・

それでもどうしても仮歯の強い違和感と顎の痛み不安定感がなくならず 予約日以外にも電話で不具合を訴え また診察のたびに仮歯がまだ左にずれている感じがすると訴えるも  削ったり足したりの繰り返しで 週2回は調整に通っていました。

仮歯を入れて3ヶ月が経つ頃に主治医から

「右下の歯がないからかみ合わないので 右上の自分の歯に合わせて右下に義歯を作りましょう」

と・・・
「えっ?」ちょっと順番が違うんじゃないですか?
だったら初めから右下の義歯を作ってから 仮歯を作るのが道理ですよね。

この時点で担当医への不信感が増強。

それでも予約日以外の診察を受けいれて下さるのと自分で選んだ医院だから 最後まできちんと診てもらいたいという気持ちがあったので義歯を作ってもらうことにしました。

仮歯の外側の厚みをだいぶ削った頃 顎の力を抜いていると下顎が左にずれていることに気が付きました。
口を開けるときも左に下顎が大きくずれて開きます。
(シャリシャリ音あり)
義歯を入れていても同様なので そのことを主治医に問うと「歯がないから」の一言。

その言葉に愕然としてしまいました。

治療するにあたってそのようなリスクは考えてくださらなかったのか?と聞くと

「仮歯を作りなおせばいいんでしょ!?」

と逆切れされました(涙



以上 長文で申し訳ありませんが これまでの経緯です。

次回の診療で 再度仮歯を作りなおすことになっていて今の口腔内の状態での型取りが済んでいますが 顎の状態が落ち着かないまま作りなおすのは不安です。



以下 質問です。

現在 下顎の位置が本来の位置に治まりつつありますが 顎関節症になっていないか口腔外科を受診してからのほうがいいのでしょうか?

不具合だった仮歯の治療費は返還していただけるのでしょうか?

また作りなおす仮歯本体に支払いは発生するのでしょうか?

担当医に対しての不信感が募り セカンドオピニオンや転院も考えたりしましたが 上部構造の代金を前払いで支払い済みです。
仮歯のまま転院はよくないと思いますが 仮に転院の場合上部構造の代金は全額返還していただけるのでしょうか?

できれば転院は避けたいのですがこのまま続けていくとしたら どのように関わっていくことがベストなのでしょうか?
 
以上4点です。

良きアドバイスを頂けたら幸いです。


改めて よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-04-23 18:02:32
んんん…。

実際に拝見しないと何とも言えませんが、確かに咬み合わせのズレから、何か不具合が生じているように思います。

ただ、

>「仮歯を作りなおせばいいんでしょ!?」と逆切れされました

と言う事は、担当の先生では「お手上げ状態」なのかもしれません。


もう一度、冷静になって、今後どのようにしたら良いかを話し合われる事をお勧めいたします。

もし、担当の先生が「お手上げ」と言う事であれば、セカンドオピニオンを求めるなども必要かもしれません。


上部構造の代金は全額返還していただけるのでしょうか?

これも担当の先生との話し合いで決めていく必要があると思います。


良い解決策が見つかるといいですね。

お大事にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ruciaさん
返信日時:2012-04-23 22:40:05
櫻井先生 

早速の回答 有難うございます。

先生の仰る通り話し合いをすることが一番かと思っていますが 今までも治療に関しての疑問や質問に対して きちんとした説明をしてくださることがなく 私自身もどうしたらいいのかわからなくなっていたので ここに相談させていだだきました。

咬み合わせが合わずに 数ヶ月過ごすことはとても辛いことです。

自分でもかみ合わせの位置がどこなのか 鏡を見ながら何度も何度も合うところを探していました。

何十回も調整を重ねて 昨日あたりから ようやく仮歯の位置がやはり左にずれているのが目に見えてわかるようになってきたところです。

なので まずはもう一度きちんと今後のどのようにしたらいいのか 話し合いができるようにしてみます。

ありがとうございます。
また何かあった時はよろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-04-24 10:00:33
多数歯欠損の歯科治療では、顎位の設定が非常に重要になります。

それが上手くいかないと、今回のような状況が起きます。

質問の中に書かれている、DRが顎を押して決めている、と言う手技に関しては、現時点では否定的見解の方が多い方法だと思います。

現在では、そこまで強く押しながら誘導する決め方の問題点が指摘されるようになり、顎関節症の問題とも絡んで緩やかな誘導をすることが推奨されている筈です。

顎の位置の考え方、学説に関しては、私の卒業した頃25年前は、中心位と言う考え方が強く、その位置は顎の関節の最後方にあるとされていました。

しかも、この中心位は生涯不変である、と信じられていました。

しかし、現在では中心位なるものはかなり大まかな考え方であり、生涯変化しない、と言う考えは否定されています。

それと同時に、顎間接の安定する位置が最後方である、と言う考え方も完全に否定されていて、現在では後ろに押すのではなく安定的に軸運動をする所、目安として前下方である、とされています。

専門的な説明になってしまいましたが、つまり、25年前に考えられていた位置から全く逆と言っても良い位考え方、手法が違って来ているのです。

なので、、先生によっては、考え方、手法に関して、申し訳ないのですが古いと言わざるを得ない考え方、手法で治療をされている方も多くおられるのでしょう。

ご質問者の方の場合は、多数歯欠損ですから、顎の位置決定に相当の用心深さを必要とする、と思います。

又専門的になって申し訳ないのですが、多数歯の顎位決定の手法、間違っていないのか、を確かめるステップが必ず要る、と思われます。

私の場合は、必ず座位で歯牙の直接の接触は避けるような方法で、純粋に関節の軸運動のみで再現性のある位置決めをしております。

余談ですが、これは総義歯での顎位設定の手技の応用です。

更に余談ですが、1回決定した位置であっても、筋機構、顎間接の治癒が起きるのに伴って、顎の位置関係は変化して行く、ずれて行くことも稀ではありません。

それどころか、必ず起きるもの、と思った方が良い位です。

その辺の説明は、専門的過ぎて長くなりますので、避けます。

なので、今回の問題は、インプラントにあるのではなく、欠損補綴治療、顎位の設定方法、考え方に問題があるので、そちらに詳しい先生に治療に加わっていただいた方が良いと思います。

今後、インプラントが安易に行われれば行われるほど、今回同様の問題が起きて来ると思われます。

インプラント治療では、インプラントだけで考えずに、欠損補綴治療、更に言えば歯周病治療に通じている先生を選ぶべきである、と個人的には考えます。

非常にお気の毒ですが、顎位を正しく探してくれる先生に助けていただくことを私はお勧めします。

お大事に。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-04-24 14:04:37
ご相談ありがとうございます。

大変お困りの状況が分かります。
今の先生が逆ギレするとは、その先生が冷静に解決する方法を見つけられないのかもしれません。


インプラント治療は、その材料だけで良い治療結果が出るわけではありません。
インプラント治療は高度な治療であり、それ以前の普通の治療知識や技術が基礎となっている上に積み上げてこそ、初めて高い効果がでます。

これ一つという要素ではありませんが、歯が無い状態の治療をするわけですから、入れ歯などの歯を入れる治療がきちんとできれば安心できます。

たとえば松元先生のお話の通り、歯が無い人への噛み合わせとかの基礎が充分に確立されているかどうかが、その先生に解決できるかどうかの分かれ目になるかもしれません。


一番心配な点は、仮の話しですが、もしスタートを誤ったことに気がついたとしても、そのまま突き進んでしまうリスクです。

どのような治療も完璧はありませんから、想定外のことが起きたときは初心に戻るくらいの気持で、治療前よりもさらに冷静に、もっと深く考える必要があります。

闇雲に突き進むことは避けたい気がします。


こじれてしまった後は、誰が引き受けてもとても大変です。
私個人的にはお早めに大学病院で相談してみてはどうかなと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ruciaさん
返信日時:2012-04-24 19:42:28
松元先生

専門的な回答をいただき 有難うございます。

専門的とはいえ とても解りやすい説明です。
私のような症例だと まずは顎位の決定を重視した上で治療が行われることがベストだったということなのですね。

余談の中で 

>1回決定した位置であっても、筋機構、顎間接の治癒が起きるのに伴って、顎の位置関係は変化して行く、ずれて行くことも稀ではありません。それどころか、必ず起きるもの、と思った方が良い位です。

これはニュアンスが違うとは思いますけど今現在 私が身をもって体験している最中です。

調整するたびに 顎位置が変わり調整時には 担当医から

「毎回咬む位置が違う」

と言われました。

ようやく本来の自分の下顎位置まで 顎が動くようにになった時
自己治癒力が働いているのでしょうか・・・
左にずれた下顎がゆっくりと定位置まで移動するのがよくわかるんです。

今回の件で 咬み合わせが いかに大事かということがよくわかりました。また インプラント治療にあたってインプラントだけを考えてはいけないこと。

自分の症例にきちんと対応してもらえる医院(先生)を選ぶことが大切だったのですね。
私自身 勉強不足だったと反省しました。



お忙しいところを恐縮ですが 少し質問させて下さい。

顎位を正しく探してくれる先生というのは口腔外科でいいのでしょうか? 

それは セカンドオピニオンとしてなのか それとも 今の医院と並行して通院するのでしょうか?

よろしくお願いいたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ruciaさん
返信日時:2012-04-24 20:15:42
さがら先生

親身な回答をいただき 有難うございます。

先生が仰る通り 歯がない状態の治療として入れ歯などの歯を入れる治療がきちんとできれば安心ということであれば 今の医院は そこはよくできていないのではないか・・・と思いました。

先生方のお話から いろいろと勉強させていただくことができ今の医院だけに頼ることは 良くない状態だということもわかりました。

早く今の状況から脱出したいと 闇雲に突き進むところでしたので本当に良いアドバイスをいただき 感謝しております。
明日にでも相談する医院を探してみます。


改めて 有難うございます。
また何かあった時には よろしくお願いいたします。 
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-04-28 00:52:10
噛み合わせの位置を探すのは、口腔外科は専門ではない、と思います。

補綴科等でしょうね。

顎関節の専門を標榜している先生とか、だと思います。




タイトル 欠損が多く、インプラント後に仮歯の不具合が3ヶ月続いて不安です
質問者 ruciaさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:複数の歯(前歯部)
抜歯:複数の歯(臼歯部)
インプラントに関するトラブル
ブリッジに関するトラブル
噛み合わせに関するトラブル
歯医者への不信感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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