酸蝕歯の場合、習慣にしている食間の梅干しを止めた方がよいですか?
相談者:
kss7d6z7さん (44歳:男性)
投稿日時:2012-05-09 14:12:08
参考:過去のご相談
※奥歯7番(有髄歯)に縦にヒビ、被せ物で痛みは解消されますか?
お世話になります。
酸蝕歯について3点ほどお伺いします。
1)歯科医院の健診で酸蝕歯が進んでいると言われましたが、考えてみると、常に梅干を携帯して食間に食べています。(基本的に梅干以外は間食しません)
10年以上続けている習慣ですが、梅干はPH2〜3と聞いたので、止めた方がよいのでしょうか?
2)また、食事中であれば、PHの低い酸性のものを食べても問題ないのでしょうか?
3)食後は出来る限り歯磨きをしていますが、酸蝕歯予防のためには、食事直後は歯を磨かない方がよいと聞きました。
仕事等で食後に時間を空けてから歯磨きできない場合は、歯磨きしない方がよいのでしょうか?
以上よろしくお願いいたします。
※奥歯7番(有髄歯)に縦にヒビ、被せ物で痛みは解消されますか?
お世話になります。
酸蝕歯について3点ほどお伺いします。
1)歯科医院の健診で酸蝕歯が進んでいると言われましたが、考えてみると、常に梅干を携帯して食間に食べています。(基本的に梅干以外は間食しません)
10年以上続けている習慣ですが、梅干はPH2〜3と聞いたので、止めた方がよいのでしょうか?
2)また、食事中であれば、PHの低い酸性のものを食べても問題ないのでしょうか?
3)食後は出来る限り歯磨きをしていますが、酸蝕歯予防のためには、食事直後は歯を磨かない方がよいと聞きました。
仕事等で食後に時間を空けてから歯磨きできない場合は、歯磨きしない方がよいのでしょうか?
以上よろしくお願いいたします。
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-05-09 17:35:01
歯のことだけを考えると、梅干はリスクのある食物だと思いますが、頻度によると考えます。
おそらく昔の人は多く食べられていたはずですし・・。
酸の希釈(うがい)や、シュガーレスのガム(唾液の分泌促進)なども効果的にご利用ください。
おそらく昔の人は多く食べられていたはずですし・・。
酸の希釈(うがい)や、シュガーレスのガム(唾液の分泌促進)なども効果的にご利用ください。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2012-05-09 17:55:07
そうですね…。
僕は依然、半年程度で「どうしちゃったの!?」とビックリするような酸蝕を見た事があります。
その方は「黒酢ダイエット」にハマったとかで…。
まあ、それに比べれば梅干し程度であれば(大なり小なり酸蝕歯あるかもしれませんが…)大丈夫な気がします。
御心配であれば…
1 かかりつけの歯科医院で診てもらう
2 衛生士さんから適切なブラッシング指導、口腔衛生指導を受ける
3 定期的(3カ月程度)にチェックしてもらう
(出来れば口腔内写真を撮るなど、変化が無いか記録しておいてもらう)
と言うのがよろしいかと思います。
僕は依然、半年程度で「どうしちゃったの!?」とビックリするような酸蝕を見た事があります。
その方は「黒酢ダイエット」にハマったとかで…。
まあ、それに比べれば梅干し程度であれば(大なり小なり酸蝕歯あるかもしれませんが…)大丈夫な気がします。
御心配であれば…
1 かかりつけの歯科医院で診てもらう
2 衛生士さんから適切なブラッシング指導、口腔衛生指導を受ける
3 定期的(3カ月程度)にチェックしてもらう
(出来れば口腔内写真を撮るなど、変化が無いか記録しておいてもらう)
と言うのがよろしいかと思います。
回答3
池原歯科医院(大阪市東成区)の池原です
回答日時:2012-05-09 18:25:46
こんにちは。
私は食間に食べておられるというところが気になりますね。
藤森先生のおっしゃるように、頻度の問題だとは思いますが、食後酸性に傾いた口腔内が中性に戻ろうとする最中に梅干を食べて、口腔内環境を酸性のまま持続させてしまっているなら問題があると思います。
どうしても梅干しがお好きでお食べになりたいのなら、食間はほどほどにして、食事中や食直後にされたほうがいいように思います。
私は食間に食べておられるというところが気になりますね。
藤森先生のおっしゃるように、頻度の問題だとは思いますが、食後酸性に傾いた口腔内が中性に戻ろうとする最中に梅干を食べて、口腔内環境を酸性のまま持続させてしまっているなら問題があると思います。
どうしても梅干しがお好きでお食べになりたいのなら、食間はほどほどにして、食事中や食直後にされたほうがいいように思います。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2012-05-09 18:37:42
最近、あっちでもこっちでも「酸蝕症」の話題ですね…。(・。・)
何か陰謀でもあるんだろうか?
http://www.asahi.com/health/hiketsu/TKY201205070047.html
何か陰謀でもあるんだろうか?
http://www.asahi.com/health/hiketsu/TKY201205070047.html
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-05-09 18:38:48
ご相談ありがとうございます。
梅干しでかなり歯が溶けてしまった人達を見たことがあります。
ご年配の方が多く、お一人20代の方もおりました。
特徴があります。
下の大臼歯だけがどんぶりのようにえぐれてしまい、上はそれほど溶けていない代わりに、そのどんぶりにピッタリはまりこむように噛み合わせが変わってしまっています。
どんぶりの穴を埋めようにも、上の歯がはまりこんでいてそのままでは治療ができません。
>1)梅干はPH2〜3と聞いたので、止めた方がよいのでしょうか?
回答
たしかに強酸です。
歯に対しては用心が必要です。
身体にとって良いかどうかは別として、歯がダメになっては身体の健康も損なわれます。
>2)食事中であればPHの低い酸性のものを食べても問題ないのでしょうか?
回答
酸性の強度は、食事中であればあまり気にしなくても良いかもしれません。
ご質問のように、おやつのように食べていた人では、美容のためにと食べていたグレープフルーツで溶けてしまった人もいるようです。
>3)仕事等で食後に時間を空けてから歯磨きできない場合は、歯磨きしない方がよいのでしょうか?
回答
これに関しての定説はまだ無いかもしれません。
藤森先生のアドバイスどおり、口に入った酸を薄めること、酸から歯を守る働きをしている重要な中和作用のある唾液の力を利用すること、この二つは有効だと思います。
ご質問のように、酸に使っている歯の表面をブラシで磨くと削れやすくなる可能性も否定はできませんが、梅干しの場合、他の酸蝕症と違って、奥歯の表面を酸に浸すこと、そして強い力でかみつぶしていることは、歯みがきよりも酸で溶けている歯の表面を強く削る危険が大きいような気がします。
それで典型的に、大臼歯がどんぶり鉢のようになるのではないでしょうか。
梅干しでかなり歯が溶けてしまった人達を見たことがあります。
ご年配の方が多く、お一人20代の方もおりました。
特徴があります。
下の大臼歯だけがどんぶりのようにえぐれてしまい、上はそれほど溶けていない代わりに、そのどんぶりにピッタリはまりこむように噛み合わせが変わってしまっています。
どんぶりの穴を埋めようにも、上の歯がはまりこんでいてそのままでは治療ができません。
>1)梅干はPH2〜3と聞いたので、止めた方がよいのでしょうか?
回答
たしかに強酸です。
歯に対しては用心が必要です。
身体にとって良いかどうかは別として、歯がダメになっては身体の健康も損なわれます。
>2)食事中であればPHの低い酸性のものを食べても問題ないのでしょうか?
回答
酸性の強度は、食事中であればあまり気にしなくても良いかもしれません。
ご質問のように、おやつのように食べていた人では、美容のためにと食べていたグレープフルーツで溶けてしまった人もいるようです。
>3)仕事等で食後に時間を空けてから歯磨きできない場合は、歯磨きしない方がよいのでしょうか?
回答
これに関しての定説はまだ無いかもしれません。
藤森先生のアドバイスどおり、口に入った酸を薄めること、酸から歯を守る働きをしている重要な中和作用のある唾液の力を利用すること、この二つは有効だと思います。
ご質問のように、酸に使っている歯の表面をブラシで磨くと削れやすくなる可能性も否定はできませんが、梅干しの場合、他の酸蝕症と違って、奥歯の表面を酸に浸すこと、そして強い力でかみつぶしていることは、歯みがきよりも酸で溶けている歯の表面を強く削る危険が大きいような気がします。
それで典型的に、大臼歯がどんぶり鉢のようになるのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
kss7d6z7さん
返信日時:2012-05-10 09:59:27
やはり食間の梅干は止めた方がよさそうですね。
食後に時間がとれない場合は、うがい程度にしようと思います。
それからシュガーレスガムも使って唾液の力を利用するようにしたいと思います。
たくさんの方にご回答いただきありがとうございました。
食後に時間がとれない場合は、うがい程度にしようと思います。
それからシュガーレスガムも使って唾液の力を利用するようにしたいと思います。
たくさんの方にご回答いただきありがとうございました。
タイトル | 酸蝕歯の場合、習慣にしている食間の梅干しを止めた方がよいですか? |
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質問者 | kss7d6z7さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(その他) 酸蝕歯(酸蝕症) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。