最善の方法で治療後10年経過した歯のメンテナンスをしたい

相談者: hawodaijiniさん (35歳:女性)
投稿日時:2012-05-15 23:59:45
はじめまして。よろしくお願いいたします。

歯の状態ですが、8番は全て抜歯済み。
上1番の間にレジンの治療が少々。
右上7番保険適用メタルインレー、右上6番と右上5番がHTセラミックインレー

左上7番はゴールドインレー、左上6番、左上5番、左上4番が保険適用メタルインレー。

右下7番が保険適用メタルインレー、右下6番が根管治療済みで保険適用メタルで歯の上だけ半分のクラウン

左下7番、左下6番、左下5番が保険適用メタルインレーで治療完了されている状態です。



保険適用メタルインレーの治療以外は、1年前からここ2ヶ月前に行いました。
これ以外の上1番の間のレジンやメタルインレーはどれも10年くらい前に治療した物です。


保険適用メタルでの最後の治療は、根管治療でした。
当時、この右下6番が痛いような気がして歯科に通いました。

もともとメタルインレーで治療済みでしたので、それを外し、詰め直しましたが、痛みがとれず、虫歯がないのに半ば強引に歯管治療を行いました。
歯が削られるまで、どういう状態になるのか深く考えず、小さくなった歯にとても悲しい思いをしました。

その時に、少しでも自分の歯を残したくて、歯の上側半分くらいだけメタルクラウンになっており、歯がすっぽり隠れたクラウンではない状態を選び現在に至ります。
以後は、自分なりにメンテナンスをして過ごしてまいりました。



そこで、アドバイスをお願いさせて下さい。

近々、ホワイトニングをして、上1番の間のレジンとその他のメタルインレー、この右下6番上半分のクラウンをメンテナンスしたいと考えています。
予定では、ホワイトニング完了後に、各歯を詰め直したいと思います。

こちらのサイトを拝見させていただく前に、最近の治療として、左上7番にゴールドインレー、右上の5番、6番にHTセラミックのインレーを装着しました。

こちらを拝見してからは、右上6番はゴールドインレーがよかったのかな?と不安になりましたが、これらはいじらない予定です。


上1番の間のレジン及び保険適用メタルインレーをそれぞれ詰め直すにおすすめの治療内容(左上7番はゴールドインレーがおすすめ…など)と、上半分のみメタルクラウンになっている右下6番の治療内容のアドバイスをお願いいたします。

右下6番は今のところトラブルは感じておりませんが、治療から10年ほど経過をしております。
この歯を特に気にしております。


来年くらいから、今ほど歯科治療に費用をかけることが出来なそうな事情もあり、近々行いたいと考えます。
特に右下6番の歯も含め、一生涯を自分の歯で過ごしたいと強く願っておる者です。

しかしながら、審美性も求めたいと思っております。
治療は保険適用外の内容で構いません。
費用も上限はない上でこの両方を考慮しアドバイスをよろしくお願いいたします。

長文失礼いたしました。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-05-16 09:02:15
おおよそ、お考えの通りでよろしいのではないかと思います。

ただ、「お住まいの地域」で保険適応があるのでしょうか?
(スミマセン、回答者には解るシステムになっておりますので…)


>今ほど歯科治療に費用をかけることが出来なそうな事情もあり、

治療に費用はかけなくても、予防にはある程度の予算を取っておいてくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hawodaijiniさん
返信日時:2012-05-16 09:18:44
櫻井先生
ご回答ありがとうございます。


保険適用という書き方が正しいのかわからないのですが治療内容によって、価格がだいぶ違い高額治療でもよいという意で書かせていただきました。


再度のご相談で申し訳ないのですが右下6番の根管治療済み、上半分のみメタルクラウンの歯はどういった治療がよいと思われますか?
噛み合わせる右上6番はHTセラミックインレーの治療が完了したばかりです。

お手数ですがアドバイスよろしくお願いいたします。



>治療に費用はかけなくても、予防にはある程度の予算を取っておいてくださいね。

ありがとうございます。
予防もきちんとしていきたいと考えております。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-05-16 09:24:49
おはようございます。

治療費に際限がないのであれば、主治医とよく相談の上一番良い材料で治療に望めばいいかと思いますよ。

実際診ていないのでなんとも言えませんが、自分なら大臼歯部はゴールドを勧めることが多いです。


見た目を気にされるのであれば白い材料を使わざるを得ないのですが、詰め物の形態や虫歯の大きさやかみ合わせや主治医の考え方で答えは毎回変わると思います。

よく相談することをお勧めします。


あと櫻井先生も言われている予防も大事ですからね。

治療頑張ってください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-05-16 09:34:32
>右下6番の根管治療済み、上半分のみメタルクラウンの歯はどういった治療がよいと思われますか?

10年間問題が無い歯であれば再治療する事自体お勧めいたしません。
審美的改善を目的としない限りは)

だとすれば、セラミックス系の材料を使う事になります。

オールセラミックスジルコニアセラミックス、メタルボンドハイブリッドセラミックスジャケットクラウン、ハイブリッドセラミックス前装メタルクラウン…いろいろなメリットデメリットがあります。

参考
差し歯大全



三留先生も書かれておりますが、それぞれのメリットデメリット、担当医の考え方によって変わってきますので、良く相談されてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-05-16 10:00:52
ご相談ありがとうございます。

歯を大きく削られたことで、心もえぐられたことと思います。

お話のメインテナンスについて専門的に説明いたします。


1.ふつうのメインテナンス
2.健康医学的なメインテナンス

1番は、例えば車の車検のようなメインテナンスです。

悪いところを探し、初期の性能が出なくなった部品を取り替えれば、元通りに働きます。

ふつうの歯科検診がまさにこれに当たります。
つまり、悪いところはないか?削るべき歯はないか?を探すことが一番の目的です。
次に、汚いところを掃除する、という作業が続きます。


2番は、機械と生物は違うことから治療が出発しています。

目的は、お話の通り一生自分の歯で過ごすことです。
それには、機械と違うことを知らなければなりません。

歯の治療とは、決して元通りにならないことが致命的です。
やり直す度に削れば、今回学習されたように、だんだん歯が無くなります。

つまり、ふつうの歯科検診をくり返すうちに、次はどれを抜こうかという探し方になることが少なくありません。

もし一生歯を残したいというお気持ちがあれば、我々サイドも含めて、二つの原則を必ず守れる選択肢を選ぶ以外にありません。

それは簡単です。

@ 削らない
A 神経を抜かない(奥歯親不知以外、抜かない!)


したがって、2番目のためのメインテナンスであれば、歯科健診”が必要になります。

それには、悪いところを探すだけで悪くなる原因を変えないことは危険です。
汚れてしまった結果だけを、掃除するだけでは一生の傷を残すし続けることになり危険です。


健康のためのメインテナンスは、健康な度合いを検査して、きれいですね〜、とお互いに確認すること、健康の検査データから、これくらい先まで虫歯ができないでしょう、と予想していくことをいいます。

削ることは後回しにした方が良いと評価していくことになります。



治療するときには、どんな物質を入れるかどうかよりも、傷が付いて弱ったその歯を20年か30年かは守ってくれる性能を第一の目的にします。


直接のご質問からは離れてしまいましたが、我々が考えるメインテナンスとは、もう歯の苦労はしないようにしよう、と思っています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hawodaijiniさん
返信日時:2012-05-16 21:37:09
大変お世話になります。
櫻井先生、三留先生、さがら先生、ご回答アドバイスありがとうございました。


先生方のご意見を伺い、神経治療をした際の歯を沢山削った時のことを思い出しました。
アドバイスを伺い、歯に最善と言われる詰め物を新たに選択することが歯のためのような気がしていた間違いに気がつきました。

無理に削るのはやめ、メンテナンスを行いながらこのまま過ごしていこうと思いました。
はっとさせられ、一夜で考えがまとまり、すっきりした気持ちになりました。


あたたかいご丁寧なアドバイス、
本当にありがとうございました。



タイトル 最善の方法で治療後10年経過した歯のメンテナンスをしたい
質問者 hawodaijiniさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科治療関連)
その他(歯科検診・デンタルドック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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