虫歯が神経まで到達しているかどうやって判断するのでしょうか?
相談者:
momo_aoyamaさん (24歳:女性)
投稿日時:2012-05-16 05:11:23
冷たいものがしみるので歯医者さんに行ったところ、その部分のレントゲンを撮ってくださり、
「虫歯があり神経までやられているので、神経を抜いてクラウンをかぶせなければいけない」
と言われました。
しかしその歯科が長期休診になったので、他の歯科に行ったところ、そこではレントゲンを取らずに、見た目で「虫歯がある」と言われ、その場で削って、レジンという詰め物を詰めてくださいました。
初診の一回で治療が完了しましたが、いまだに冷たいものがしみて、(むしろ治療後のほうが強くしみるような)、また、少し固めのものをかむと痛みを感じるようになり、時々うずく感じもするので、治療後3週間経ちますが、このままにしておいていいのか、毎日不安です。
レントゲンを取らずに目で見ただけで、虫歯がどこまで進んでいるかの判断はできるものなのでしょうか。
ちなみに治療箇所は、右上の親不知8番と、その1つ前の7番の歯との間の部分(歯と歯の間)で、非常に見えづらい場所です。
そこで質問ですが、
●初診で、しみる、痛いというような症状を訴えた場合、レントゲンを撮らないで、目視だけでの診察というのは標準でしょうか。
●一般的に、虫歯が神経まで到達しているかどうかは、どうやって見極めるものなのでしょうか。
レントゲンその他、どのような診断方法でわかるものでしょうか。
見ただけでわかるものでしょうか。
●詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
●(詰めものをした)治療後も、冷たいものがしみたり、固いものをかむと痛みを感じるということは、神経まで虫歯が進んでいるということでしょうか。
ご多忙の折恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。
4点全てへのご回答でなくても、お時間の許す範囲でお答えいただけましたら幸いに存じます。
「虫歯があり神経までやられているので、神経を抜いてクラウンをかぶせなければいけない」
と言われました。
しかしその歯科が長期休診になったので、他の歯科に行ったところ、そこではレントゲンを取らずに、見た目で「虫歯がある」と言われ、その場で削って、レジンという詰め物を詰めてくださいました。
初診の一回で治療が完了しましたが、いまだに冷たいものがしみて、(むしろ治療後のほうが強くしみるような)、また、少し固めのものをかむと痛みを感じるようになり、時々うずく感じもするので、治療後3週間経ちますが、このままにしておいていいのか、毎日不安です。
レントゲンを取らずに目で見ただけで、虫歯がどこまで進んでいるかの判断はできるものなのでしょうか。
ちなみに治療箇所は、右上の親不知8番と、その1つ前の7番の歯との間の部分(歯と歯の間)で、非常に見えづらい場所です。
そこで質問ですが、
●初診で、しみる、痛いというような症状を訴えた場合、レントゲンを撮らないで、目視だけでの診察というのは標準でしょうか。
●一般的に、虫歯が神経まで到達しているかどうかは、どうやって見極めるものなのでしょうか。
レントゲンその他、どのような診断方法でわかるものでしょうか。
見ただけでわかるものでしょうか。
●詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
●(詰めものをした)治療後も、冷たいものがしみたり、固いものをかむと痛みを感じるということは、神経まで虫歯が進んでいるということでしょうか。
ご多忙の折恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。
4点全てへのご回答でなくても、お時間の許す範囲でお答えいただけましたら幸いに存じます。
回答1
宇藤歯科医院(町田市)の宇藤です。
回答日時:2012-05-16 06:47:09
おはようございます。
>●初診で、しみる、痛いというような症状を訴えた場合、レントゲンを撮らないで、目視だけでの診察というのは標準でしょうか。
レントゲンを撮る先生のほうが多いと思います。
>●一般的に、虫歯が神経まで到達しているかどうかは、どうやって見極めるものなのでしょうか。
>レントゲンその他、どのような診断方法でわかるものでしょうか。
温熱診、打診、電気診などがあります。
また削る時は虫歯のみ染まる染色液も使用します。
>●詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
一般的によくあることですが、少しずつ症状が和らいでいく事が多いです。
>●(詰めものをした)治療後も、冷たいものがしみたり、固いものをかむと痛みを感じるということは、神経まで虫歯が進んでいるということでしょうか。
治療後3週間位以上経過していますので、痛みの程度にもよりますが神経まで進んでいる可能性は高いかもしれません。
再度担当医に相談されることをお勧めします。
以上参考になさって下さい。
>●初診で、しみる、痛いというような症状を訴えた場合、レントゲンを撮らないで、目視だけでの診察というのは標準でしょうか。
レントゲンを撮る先生のほうが多いと思います。
>●一般的に、虫歯が神経まで到達しているかどうかは、どうやって見極めるものなのでしょうか。
>レントゲンその他、どのような診断方法でわかるものでしょうか。
温熱診、打診、電気診などがあります。
また削る時は虫歯のみ染まる染色液も使用します。
>●詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
一般的によくあることですが、少しずつ症状が和らいでいく事が多いです。
>●(詰めものをした)治療後も、冷たいものがしみたり、固いものをかむと痛みを感じるということは、神経まで虫歯が進んでいるということでしょうか。
治療後3週間位以上経過していますので、痛みの程度にもよりますが神経まで進んでいる可能性は高いかもしれません。
再度担当医に相談されることをお勧めします。
以上参考になさって下さい。
相談者からの返信
相談者:
momo_aoyamaさん
返信日時:2012-05-16 23:54:06
早々のご返信、誠にありがとうございました。
丁寧なご回答をいただき、とてもうれしかったです。
恐縮ですが、もう少しだけお尋ねしてもよろしいでしょうか。
>また削る時は虫歯のみ染まる染色液も使用します。
私の受けた治療では、虫歯を削るときにも、染めたりせずに目で見ただけのようでしたが、目視だけで削る範囲を決めるというやり方は、あまり一般的ではないのでしょうか。
普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
>(詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは)一般的によくあることですが、少しずつ症状が和らいでいく事が多いです。
治療後に、治療前よりさらに痛くなるということは普通だったんですね。
治療の影響で神経が刺激されるからでしょうか?
ちなみに、それは一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか。
度々申し訳ありません、お手すきのときにお教えいただけましたら幸いでございます。
丁寧なご回答をいただき、とてもうれしかったです。
恐縮ですが、もう少しだけお尋ねしてもよろしいでしょうか。
>また削る時は虫歯のみ染まる染色液も使用します。
私の受けた治療では、虫歯を削るときにも、染めたりせずに目で見ただけのようでしたが、目視だけで削る範囲を決めるというやり方は、あまり一般的ではないのでしょうか。
普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
>(詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは)一般的によくあることですが、少しずつ症状が和らいでいく事が多いです。
治療後に、治療前よりさらに痛くなるということは普通だったんですね。
治療の影響で神経が刺激されるからでしょうか?
ちなみに、それは一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか。
度々申し訳ありません、お手すきのときにお教えいただけましたら幸いでございます。
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2012-05-17 00:14:50
momo_aoyama さん、こんにちは。
>虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか
必ずという訳ではないと思います。
日常的にお使いになる先生もいらっしゃるかとは思いますが、私の場合はケース・バイ・ケースです。
>治療後に、治療前よりさらに痛くなるということは普通だったんですね
決して普通ではありません。
でも、しばしばみられます。
>一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか
それこそ、ケース・バイ・ケースかと思います。
ご参考まで。
>虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか
必ずという訳ではないと思います。
日常的にお使いになる先生もいらっしゃるかとは思いますが、私の場合はケース・バイ・ケースです。
>治療後に、治療前よりさらに痛くなるということは普通だったんですね
決して普通ではありません。
でも、しばしばみられます。
>一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか
それこそ、ケース・バイ・ケースかと思います。
ご参考まで。
回答3
新井歯科医院(足立区綾瀬)の新井です。
回答日時:2012-05-17 00:53:45
momo_aoyama 様
こんにちは。
>普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
やはり治療される先生によると思いますが、染め出し液(虫歯検知液)を使用した方がより確実な治療ができると思います。
虫歯検知液を使用しなければ、治療は手早く行えますが、その代わり 虫歯でない部分を無駄に削ったり、逆に虫歯の取り残しが生じたりと治療上でのロスやミスが生じてしまう場合があります。
個人的には虫歯治療の際には、必ず染め出し液(虫歯検知液)を使用します。
>詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
>治療の影響で神経が刺激されるからでしょうか?
その影響も考えられると思います。
ただ別の要因として、プラスチックの詰め物の耐久力不足で咀嚼痛が出てしまうこともあります。
参考なりましたら幸いです。
お大事にして下さい。
こんにちは。
>普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
やはり治療される先生によると思いますが、染め出し液(虫歯検知液)を使用した方がより確実な治療ができると思います。
虫歯検知液を使用しなければ、治療は手早く行えますが、その代わり 虫歯でない部分を無駄に削ったり、逆に虫歯の取り残しが生じたりと治療上でのロスやミスが生じてしまう場合があります。
個人的には虫歯治療の際には、必ず染め出し液(虫歯検知液)を使用します。
>詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
>治療の影響で神経が刺激されるからでしょうか?
その影響も考えられると思います。
ただ別の要因として、プラスチックの詰め物の耐久力不足で咀嚼痛が出てしまうこともあります。
参考なりましたら幸いです。
お大事にして下さい。
回答4
宇藤歯科医院(町田市)の宇藤です。
回答日時:2012-05-17 06:47:08
おはようございます。
>普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
それぞれの先生によって違うと思います。
>治療後に、治療前よりさらに痛くなるということは普通だったんですね。
決して普通ではありません、珍しくないということです。
>治療の影響で神経が刺激されるからでしょうか?
原因の一つといえます。
>ちなみに、それは一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか。
小林先生が書かれているようにケースバイケースです。
以上参考になさって下さい。
>普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
それぞれの先生によって違うと思います。
>治療後に、治療前よりさらに痛くなるということは普通だったんですね。
決して普通ではありません、珍しくないということです。
>治療の影響で神経が刺激されるからでしょうか?
原因の一つといえます。
>ちなみに、それは一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか。
小林先生が書かれているようにケースバイケースです。
以上参考になさって下さい。
相談者からの返信
相談者:
momo_aoyamaさん
返信日時:2012-05-23 04:16:11
ご回答ありがとうございます。
大変参考になり感謝しています。
>ちなみに、それ(虫歯治療後にかえってしみたり痛くなること)は一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか。
>小林先生が書かれているようにケースバイケースです。
私の場合、治療後の痛みがもう1カ月になるのですが、それぐらい続くこともありますでしょうか。
これが治療後痛なのか、取り残した神経が炎症を起こして痛いのかの見分けがつかなくて困っています。
ケースによるとは思いますが、虫歯治療後の痛みというのは、長い場合でも(最大長引いても)普通どれくらいの期間あれば、治まるものでしょうか。
(どれぐらい続くと、異常とみなされるでしょうか)
また、なぜ虫歯治療後にかえって痛くなってしまうのでしょうか。
大変参考になり感謝しています。
>ちなみに、それ(虫歯治療後にかえってしみたり痛くなること)は一時的なものかと思いますが、治療後何日ほどでおさまるものでしょうか。
>小林先生が書かれているようにケースバイケースです。
私の場合、治療後の痛みがもう1カ月になるのですが、それぐらい続くこともありますでしょうか。
これが治療後痛なのか、取り残した神経が炎症を起こして痛いのかの見分けがつかなくて困っています。
ケースによるとは思いますが、虫歯治療後の痛みというのは、長い場合でも(最大長引いても)普通どれくらいの期間あれば、治まるものでしょうか。
(どれぐらい続くと、異常とみなされるでしょうか)
また、なぜ虫歯治療後にかえって痛くなってしまうのでしょうか。
回答5
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2012-05-23 17:13:54
momo_aoyama さん、今日は
>普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
染め出すよりも、スプーンエキスかという器具を使って硬さをみながら、削るのが最も確実です。
染め出しですと削りすぎてしまう可能性があります。
併用すればもっと良いかもしれません。
>私の場合、治療後の痛みがもう1カ月になるのですが、それぐらい続くこともありますでしょうか。
>これが治療後痛なのか、取り残した神経が炎症を起こして痛いのかの見分けがつかなくて困っています。
>ケースによるとは思いますが、虫歯治療後の痛みというのは、長い場合でも(最大長引いても)普通どれくらいの期間あれば治まるものでしょうか。
>(どれぐらい続くと、異常とみなされるでしょうか)
どのくらいの期間という決まりは有りません。
ちなみに、私自身の場合、1年ほど痛くて噛めない状況が続きました。
治療後20年ほどたちますが、途中で治療したものが外れて、治療しなおししましたがその時は神経は生きており、今でもおそらく神経は生きていると思います。
>また、なぜ虫歯治療後にかえって痛くなってしまうのでしょうか。
虫歯を削るということは、小さな手術です。
手術後の炎症がおきたりすれば、痛みが出ると思います。
お腹が痛くて、盲腸の手術をすればその後数日はいたみますね。
>普通、虫歯を削る際には、必ず染め出すものなのでしょうか。
染め出すよりも、スプーンエキスかという器具を使って硬さをみながら、削るのが最も確実です。
染め出しですと削りすぎてしまう可能性があります。
併用すればもっと良いかもしれません。
>私の場合、治療後の痛みがもう1カ月になるのですが、それぐらい続くこともありますでしょうか。
>これが治療後痛なのか、取り残した神経が炎症を起こして痛いのかの見分けがつかなくて困っています。
>ケースによるとは思いますが、虫歯治療後の痛みというのは、長い場合でも(最大長引いても)普通どれくらいの期間あれば治まるものでしょうか。
>(どれぐらい続くと、異常とみなされるでしょうか)
どのくらいの期間という決まりは有りません。
ちなみに、私自身の場合、1年ほど痛くて噛めない状況が続きました。
治療後20年ほどたちますが、途中で治療したものが外れて、治療しなおししましたがその時は神経は生きており、今でもおそらく神経は生きていると思います。
>また、なぜ虫歯治療後にかえって痛くなってしまうのでしょうか。
虫歯を削るということは、小さな手術です。
手術後の炎症がおきたりすれば、痛みが出ると思います。
お腹が痛くて、盲腸の手術をすればその後数日はいたみますね。
回答6
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2012-05-23 18:07:57
●初診で、しみる、痛いというような症状を訴えた場合、レントゲンを撮らないで、目視だけでの診察というのは標準でしょうか。
A:標準ではないと思います。
保険治療の場合、レントゲンを証拠として残しておかないと後々ややこしいことになるケースもあるので(これは医院側にとっての不利益という意味)、通常は、歯を削る前にレントゲンや写真を撮ると思いますし、そのように診断材料を増やすほうが無難と考えるケースのほうが多いです。
そのあたりは医師の裁量権の問題にもなってきますので、絶対にダメと強く言い切ることが出来るものでもないのではないかと思います。
●一般的に、虫歯が神経まで到達しているかどうかは、どうやって見極めるものなのでしょうか。
レントゲンその他、どのような診断方法でわかるものでしょうか。
見ただけでわかるものでしょうか。
A:無麻酔で削ってみて全く痛みを訴えないような場合には”あぁ、神経逝っちゃってるなぁ”と 判断できる場合もありますが、通常、そのようなSadisticなことは行いにくいので麻酔科で削ると思います。
そうなると歯の変色や硬さを見ながら、神経にまで届いているかどうかを慎重に診ることになるかと思います。
レントゲン上で歯の根に影ができるなどの変化があれば、それを参考にして虫歯の深さを予測することもあります。
また、歯に電気的な刺激を与えて神経の生存状態を調べることもあります。
●詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
A:一般的ではないと思います。
可能性として考えられるのは、詰め物に隙間がある場合や、熱伝導性の高い材料で詰めた場合には歯が凍みることがありますし、歯茎が炎症を起こしているような場合にも”歯が凍みている”と勘違いするほど似通った痛みを発することがあります。
咀嚼時痛が強くなるということはかみ合わせの高さがあっていないのか?
それとも歯の内部の神経に問題が起きているのか?
などを疑ったりします。
A:標準ではないと思います。
保険治療の場合、レントゲンを証拠として残しておかないと後々ややこしいことになるケースもあるので(これは医院側にとっての不利益という意味)、通常は、歯を削る前にレントゲンや写真を撮ると思いますし、そのように診断材料を増やすほうが無難と考えるケースのほうが多いです。
そのあたりは医師の裁量権の問題にもなってきますので、絶対にダメと強く言い切ることが出来るものでもないのではないかと思います。
●一般的に、虫歯が神経まで到達しているかどうかは、どうやって見極めるものなのでしょうか。
レントゲンその他、どのような診断方法でわかるものでしょうか。
見ただけでわかるものでしょうか。
A:無麻酔で削ってみて全く痛みを訴えないような場合には”あぁ、神経逝っちゃってるなぁ”と 判断できる場合もありますが、通常、そのようなSadisticなことは行いにくいので麻酔科で削ると思います。
そうなると歯の変色や硬さを見ながら、神経にまで届いているかどうかを慎重に診ることになるかと思います。
レントゲン上で歯の根に影ができるなどの変化があれば、それを参考にして虫歯の深さを予測することもあります。
また、歯に電気的な刺激を与えて神経の生存状態を調べることもあります。
●詰め物をした後のほうが、治療前よりもしみたり、咀嚼痛が強くなるということは、治療後の経過として一般的でしょうか。
A:一般的ではないと思います。
可能性として考えられるのは、詰め物に隙間がある場合や、熱伝導性の高い材料で詰めた場合には歯が凍みることがありますし、歯茎が炎症を起こしているような場合にも”歯が凍みている”と勘違いするほど似通った痛みを発することがあります。
咀嚼時痛が強くなるということはかみ合わせの高さがあっていないのか?
それとも歯の内部の神経に問題が起きているのか?
などを疑ったりします。
回答7
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-05-23 18:39:56
>染めだしですと削りすぎてしまう可能性があります。
そう言われていますね。
やはり基本は硬さを確認しながらの除去になると思います。
またカリソルブで虫歯部分のみを溶かして除去するのもわかりやすくて良いと思います。
虫歯部分を完全に取り除くと歯髄まで到達してしまうことが予測される場合には、ある程度虫歯部分を残したまま処置し、歯髄の反応を待つような方法もあると思います。
そう言われていますね。
やはり基本は硬さを確認しながらの除去になると思います。
またカリソルブで虫歯部分のみを溶かして除去するのもわかりやすくて良いと思います。
虫歯部分を完全に取り除くと歯髄まで到達してしまうことが予測される場合には、ある程度虫歯部分を残したまま処置し、歯髄の反応を待つような方法もあると思います。
相談者からの返信
相談者:
momo_aoyamaさん
返信日時:2012-05-24 04:39:35
これまでの長い質問を読んで、丁寧にご回答いただき、
諸先生方には心より感謝いたします。
大変参考になります。
>>ケースによるとは思いますが、虫歯治療後の痛みというのは、長い場合でも(最大長引いても)普通どれくらいの期間あれば治まるものでしょうか。
>どのくらいの期間という決まりは有りません。
>ちなみに、私自身の場合、1年ほど痛くて噛めない状況が続きました。
>治療後20年ほどたちますが、途中で治療したものが外れて、治療しなおししましたがその時は神経は生きており、今でもおそらく神経は生きていると思います。
虫歯治療後の痛みが、1年も続くこともあるんですね!大変参考になります。
●ちなみに、それが治療後痛なのか、虫歯が神経まで到達している(のに、詰めただけで終わらせてしまった)ための、虫歯による神経の痛みなのかは、どうやって見極めたらいいのでしょうか。
●もし、虫歯が神経までいっているのに、歯の部分の虫歯だけを削って詰めて終わらせてしまった場合、残った神経部分の虫歯はどんどん広がってしまいますか?
●神経が虫歯に冒されていたとしても、我慢できる程度の痛みなら、残しておいたほうがいいのでしょうか。
神経を取った歯は枯れ木のようなもので、数年で死んでしまうと聞いたので、それならたとえ虫歯に冒された神経でも、他に弊害がないなら、できるだけ残しておいたほうが、歯の寿命を伸ばすことになるのかなと思いましたが、それは間違いでしょうか。
一番よく使う歯なので、できるだけ残したいと思っております。
何度もお手数ですが、宜しくお願い申し上げます。
諸先生方には心より感謝いたします。
大変参考になります。
>>ケースによるとは思いますが、虫歯治療後の痛みというのは、長い場合でも(最大長引いても)普通どれくらいの期間あれば治まるものでしょうか。
>どのくらいの期間という決まりは有りません。
>ちなみに、私自身の場合、1年ほど痛くて噛めない状況が続きました。
>治療後20年ほどたちますが、途中で治療したものが外れて、治療しなおししましたがその時は神経は生きており、今でもおそらく神経は生きていると思います。
虫歯治療後の痛みが、1年も続くこともあるんですね!大変参考になります。
●ちなみに、それが治療後痛なのか、虫歯が神経まで到達している(のに、詰めただけで終わらせてしまった)ための、虫歯による神経の痛みなのかは、どうやって見極めたらいいのでしょうか。
●もし、虫歯が神経までいっているのに、歯の部分の虫歯だけを削って詰めて終わらせてしまった場合、残った神経部分の虫歯はどんどん広がってしまいますか?
●神経が虫歯に冒されていたとしても、我慢できる程度の痛みなら、残しておいたほうがいいのでしょうか。
神経を取った歯は枯れ木のようなもので、数年で死んでしまうと聞いたので、それならたとえ虫歯に冒された神経でも、他に弊害がないなら、できるだけ残しておいたほうが、歯の寿命を伸ばすことになるのかなと思いましたが、それは間違いでしょうか。
一番よく使う歯なので、できるだけ残したいと思っております。
何度もお手数ですが、宜しくお願い申し上げます。
回答8
宇藤歯科医院(町田市)の宇藤です。
回答日時:2012-05-24 05:35:34
おはようございます。
>神経が虫歯に冒されていたとしても、我慢できる程度の痛みなら、残しておいたほうがいいのでしょうか。
生活に支障があるかどうかだと思います。
無理に我慢してまともに食事ができないようであれば、抜髄したほうが良いと思います。
>神経を取った歯は枯れ木のようなもので、数年で死んでしまうと聞いたので、それならたとえ虫歯に冒された神経でも、他に弊害がないなら、できるだけ残しておいたほうが、歯の寿命を伸ばすことになるのかなと思いましたが、それは間違いでしょうか。
神経を取っても適切な処置をすれば、決して枯れ木のようになる事はありません。
以上参考になさって下さい。
どうぞお大事に。
>神経が虫歯に冒されていたとしても、我慢できる程度の痛みなら、残しておいたほうがいいのでしょうか。
生活に支障があるかどうかだと思います。
無理に我慢してまともに食事ができないようであれば、抜髄したほうが良いと思います。
>神経を取った歯は枯れ木のようなもので、数年で死んでしまうと聞いたので、それならたとえ虫歯に冒された神経でも、他に弊害がないなら、できるだけ残しておいたほうが、歯の寿命を伸ばすことになるのかなと思いましたが、それは間違いでしょうか。
神経を取っても適切な処置をすれば、決して枯れ木のようになる事はありません。
以上参考になさって下さい。
どうぞお大事に。
相談者からの返信
相談者:
momo_aoyamaさん
返信日時:2012-05-28 22:53:47
相談者からの返信
相談者:
momo_aoyamaさん
返信日時:2012-06-04 17:02:31
タイトル | 虫歯が神経まで到達しているかどうやって判断するのでしょうか? |
---|---|
質問者 | momo_aoyamaさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 24歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
虫歯治療後の痛み 歯科治療後の歯の痛み 虫歯治療 むし歯 治療後の痛み その他(診断) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。