歯科検診で10枚以上のレントゲンは被曝が心配だし儲け主義では?
相談者:
レモンオレンジさん (38歳:男性)
投稿日時:2012-06-07 01:38:04
数前から数ヶ月に一度、歯石、クリーニングと検診に行っています。
治療した歯は奥歯に10本もあり、すべてインレーとレジン治療です。
そのうちの8本が治療後20年前後たちます。
ずっとトラブルはなかったのですが、しばらく前に隣接面虫歯(フロスしてたのに)がみつかり15年ぶりぐらいに治療しました。
でも、その時にパノラマ写真を撮ったのですが、ほかの部分について何も言われませんでした。
現在通っている所では、見た目は虫歯がなく怪しいと思う部分もないけど、治療してから年数がたつので、全体的にレントゲンを撮って(インレーの下、隣接面など)チェックしてみるのも一つの方法だと言われました。
ただ、それほど熱心に勧めるわけはないですし、年齢的に見て虫歯が少ないほうだから(10本もあるのに?)とも言われ迷っています。
先生方はどう思われますか。
身の回りで、すべての歯のレントゲン(10枚以上)という話は聞いたことがありません。
枚数も取るので、被爆も心配です(儲け主義だとか、被爆が問題と言われました)歯医者さんや衛生士さんたちは定期的にそうしておられるのでしょうか?
隣接面の虫歯や2次カリエスは怖いです。
ネットで調べると、目視ではきれいなのに、レントゲンチェックでは、たくさんの虫歯という人もいる、みたいな事も書いてありますが、そういうケースは(30代くらいでも)ありえるのでしょうか?(それとも幼児や高齢者?)
よろしくお願いします。
治療した歯は奥歯に10本もあり、すべてインレーとレジン治療です。
そのうちの8本が治療後20年前後たちます。
ずっとトラブルはなかったのですが、しばらく前に隣接面虫歯(フロスしてたのに)がみつかり15年ぶりぐらいに治療しました。
でも、その時にパノラマ写真を撮ったのですが、ほかの部分について何も言われませんでした。
現在通っている所では、見た目は虫歯がなく怪しいと思う部分もないけど、治療してから年数がたつので、全体的にレントゲンを撮って(インレーの下、隣接面など)チェックしてみるのも一つの方法だと言われました。
ただ、それほど熱心に勧めるわけはないですし、年齢的に見て虫歯が少ないほうだから(10本もあるのに?)とも言われ迷っています。
先生方はどう思われますか。
身の回りで、すべての歯のレントゲン(10枚以上)という話は聞いたことがありません。
枚数も取るので、被爆も心配です(儲け主義だとか、被爆が問題と言われました)歯医者さんや衛生士さんたちは定期的にそうしておられるのでしょうか?
隣接面の虫歯や2次カリエスは怖いです。
ネットで調べると、目視ではきれいなのに、レントゲンチェックでは、たくさんの虫歯という人もいる、みたいな事も書いてありますが、そういうケースは(30代くらいでも)ありえるのでしょうか?(それとも幼児や高齢者?)
よろしくお願いします。
回答1
宇藤歯科医院(町田市)の宇藤です。
回答日時:2012-06-07 06:01:43
おはようございます。
>数前から数ヶ月に一度、歯石、クリーニングと検診に行っています。
すばらしいですね。是非続けてください。
さて、ご質問の件ですが、
>歯医者さんや衛生士さんたちは定期的にそうしておられるのでしょうか?
当院では何もなくても2〜3年に1度は全体のレントゲンを撮っています。
>目視ではきれいなのに、レントゲンチェックでは、たくさんの虫歯という人もいる、みたいな事も書いてありますが、そういうケースは(30代くらいでも)ありえるのでしょうか?(それとも幼児や高齢者?)
虫歯の観点からすると、30代は比較的安定している時期と言えます。
それでも生活習慣や体調の変化などで虫歯ができやすくなることがあります。
また、歯周病のチェックのためにも必要だと考えています。
以上参考になさって下さい。
>数前から数ヶ月に一度、歯石、クリーニングと検診に行っています。
すばらしいですね。是非続けてください。
さて、ご質問の件ですが、
>歯医者さんや衛生士さんたちは定期的にそうしておられるのでしょうか?
当院では何もなくても2〜3年に1度は全体のレントゲンを撮っています。
>目視ではきれいなのに、レントゲンチェックでは、たくさんの虫歯という人もいる、みたいな事も書いてありますが、そういうケースは(30代くらいでも)ありえるのでしょうか?(それとも幼児や高齢者?)
虫歯の観点からすると、30代は比較的安定している時期と言えます。
それでも生活習慣や体調の変化などで虫歯ができやすくなることがあります。
また、歯周病のチェックのためにも必要だと考えています。
以上参考になさって下さい。
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2012-06-07 06:25:08
レモンオレンジ さん、おはようございます
>隣接面虫歯(フロスしてたのに)がみつかり15年ぶりぐらいに治療しました
おそらく、メンテナンスに通っていなければ、要治療が頻発するかもしれません。
>すべての歯のレントゲン(10枚以上)という話は聞いたことがありません
私のクリニックでは、お口中のチェックの為には日常的に行っていますよ。
撮り方に関しては
・デンタルレントゲン写真
をご参照ください。
手間も、コストもかかります。
被爆に関しては、過去の質問にも多数ありますが、同じ箇所に1日に数千枚も照射するのでなければ問題ありません。
宇藤先生も仰っていますが、今後も、数ヶ月に一度の通院、お続けくださいね。
>隣接面虫歯(フロスしてたのに)がみつかり15年ぶりぐらいに治療しました
おそらく、メンテナンスに通っていなければ、要治療が頻発するかもしれません。
>すべての歯のレントゲン(10枚以上)という話は聞いたことがありません
私のクリニックでは、お口中のチェックの為には日常的に行っていますよ。
撮り方に関しては
・デンタルレントゲン写真
をご参照ください。
手間も、コストもかかります。
被爆に関しては、過去の質問にも多数ありますが、同じ箇所に1日に数千枚も照射するのでなければ問題ありません。
宇藤先生も仰っていますが、今後も、数ヶ月に一度の通院、お続けくださいね。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-06-07 08:50:41
ご相談ありがとうございます。
先生方の回答通り、歯科で検査のために撮るレントゲンによる健康被害は無視してかまわないくらいです。
むしろ効果的であればメリットの方が大きいものです。
10枚法で検査することは、とても丁寧で良い検査法です。
儲け主義どころか、手間がとてもかかり赤字が増えるくらいです。
ただ、隣接面の虫歯心配であれば、大幅に撮影枚数を減らして、しかも効果的な検査法があります。
それはバイトウィング法です。
片側奥歯で4枚必要な撮影をたった1枚で効果的に調べることができます。
なお、
>数前から数ヶ月に一度、歯石、クリーニングと検診に行っています。
これは、一生歯を残す目的の予防のためでしょうか?
それならば、とても危険です。
きれいにすることは大切ですが、一生傷を残すことを避けなければなりません。
最もすぐにきれいにできる方法が、歯石取り、次がクリーニングです。
しかし、最も致命的な傷を一生のこす方法が、歯石取り、次がクリーニングです。
最も効果を上げるには時間がかかる方法が、歯磨きですが、最も傷を残さず、最も安全です。
本当に歯を大切にしたければ、周りの話を惑わされないことです。
レントゲンにしても、予防方法にしても。
先生方の回答通り、歯科で検査のために撮るレントゲンによる健康被害は無視してかまわないくらいです。
むしろ効果的であればメリットの方が大きいものです。
10枚法で検査することは、とても丁寧で良い検査法です。
儲け主義どころか、手間がとてもかかり赤字が増えるくらいです。
ただ、隣接面の虫歯心配であれば、大幅に撮影枚数を減らして、しかも効果的な検査法があります。
それはバイトウィング法です。
片側奥歯で4枚必要な撮影をたった1枚で効果的に調べることができます。
なお、
>数前から数ヶ月に一度、歯石、クリーニングと検診に行っています。
これは、一生歯を残す目的の予防のためでしょうか?
それならば、とても危険です。
きれいにすることは大切ですが、一生傷を残すことを避けなければなりません。
最もすぐにきれいにできる方法が、歯石取り、次がクリーニングです。
しかし、最も致命的な傷を一生のこす方法が、歯石取り、次がクリーニングです。
最も効果を上げるには時間がかかる方法が、歯磨きですが、最も傷を残さず、最も安全です。
本当に歯を大切にしたければ、周りの話を惑わされないことです。
レントゲンにしても、予防方法にしても。
回答4
回答日時:2012-06-07 17:13:50
こんにちは。
脅かす訳ではないのですが、何年も定期健診に通っていた、あるいは治療が終了した、と言われているのに実際はむし歯だらけとか歯石だらけ・・という方は何名も見てきています。
パノラマは精度が低すぎてむし歯の診断には不向きですが、かと言ってデンタルならむし歯を見落とすことがない訳ではありません。
どこまで検査をしても、見落としは常にあると考えています。
医院ごとで予防の取り組み方にも違いはかなりあると思います。
(そもそも健康保険には予防の概念もないですし・・)
でも一人の先生に心配ないと言われているのなら大体は本当に大丈夫なのだと思うのですが、不安感が強い場合はたまには医院を変えて診てもらうのもいいと個人的には思いますよ。
自分の歯のことであれば、レントゲンはパノラマではなくデンタルなり咬翼法(バイトウイング)がいいですし、視診はマイクロスコープを使ってして貰える方が安心出来ますね。
医院全体で予防に力を入れておられるかどうかは診療台の数程度の衛生士がいるかとか、担当制になっているかとか、そういうところを調べて予想するかも知れません。
一番重要なのは診察する先生の知識や経験かも知れませんが、それははたからは分からないので。。
脅かす訳ではないのですが、何年も定期健診に通っていた、あるいは治療が終了した、と言われているのに実際はむし歯だらけとか歯石だらけ・・という方は何名も見てきています。
パノラマは精度が低すぎてむし歯の診断には不向きですが、かと言ってデンタルならむし歯を見落とすことがない訳ではありません。
どこまで検査をしても、見落としは常にあると考えています。
医院ごとで予防の取り組み方にも違いはかなりあると思います。
(そもそも健康保険には予防の概念もないですし・・)
でも一人の先生に心配ないと言われているのなら大体は本当に大丈夫なのだと思うのですが、不安感が強い場合はたまには医院を変えて診てもらうのもいいと個人的には思いますよ。
自分の歯のことであれば、レントゲンはパノラマではなくデンタルなり咬翼法(バイトウイング)がいいですし、視診はマイクロスコープを使ってして貰える方が安心出来ますね。
医院全体で予防に力を入れておられるかどうかは診療台の数程度の衛生士がいるかとか、担当制になっているかとか、そういうところを調べて予想するかも知れません。
一番重要なのは診察する先生の知識や経験かも知れませんが、それははたからは分からないので。。
相談者からの返信
相談者:
レモンオレンジさん
返信日時:2012-06-09 00:02:35
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-06-09 09:06:05
ご返信ありがとうございます。
びっくりしました?^^)
誤解の無いように追加します。
否定している訳ではありません。^^)
PMTCとか歯石取りは、大事なことです。
必要があればした方が良いんですよ。
でもガリガリ歯石を取るときって、必ず歯を削ってしまいますよね。
しかも急所の根元に、一生消えない傷を残します。
そこはばい菌のすみかになり、もうきれいにすることはできなくなります。
歯石を取るとき、もし、痛かったら、そう悪くないと思っていた歯茎から血がたくさん出たら、歯石を取ったら前よりも歯石がつきやすくなったなら、歯石を取った後に歯が浮いてしまったら、歯石を取った後から歯茎が腫れてしまったら、歯石を取るたびに歯茎がだんだん減っていったら、行くたびに歯と歯のの間に隙間ができてくるとしたら、もしかしたらそれって良くないことが起きているのでは?と考えても良いと思います。
歯石を取るたびに傷が増え、深くなります。
もし、まだ上手でなかったり、あるいは乱暴にすれば、又きちんと手入れされていない刃物で取れば、とてつもなく深い傷がつきます。
疑問を感じないままに、いわれるままに、ガリガリ削られることほど、歯を失う危険の高い行為はありません。
つまり、言いたかったことは大事な治療方法でも、危険の少ない方法から始める、順番のほうがもっと大事ですよ、という意味です。
そもそも歯石がつく原因があります。
その原因や根本的対策についてはまったく教えてもらえずに、頻繁に通院しなさい、って言って、ガリガリするだけって、本当に親切なのかな〜、誰が得するのかな〜、と思っています。
科学的とは到底言えない保険診療でも、そんなに頻繁に歯石を取ることは勧めていません。
当然、そういう保険の治療費もゼロ円です。
その原因から退治していけば、ほとんど歯石はつかなくなります。
またついても柔らかい歯石ですみます。
さらに、本当にそんなに頻繁に歯石がつくのだろうかと、私は疑問に思っています。
そうすればガリガリする危険もとても減らせるか、しなくても安全になり、生涯歯を残す可能性がぐんぐん高まります。
たまってから歯石を取るのも、虫歯の穴ができてから歯を削るのも、予防の段階からいえば決して、高いレベルではありません。
はっきり言えば、ちょっと、手遅れです。
早期発見早期治療と名前は美しいですが、実はとても時代遅れの予防の考えです。
医療が進んだ現代では考えが全く違います。
本当の予防は、歯石がつかないように、虫歯の穴があかないように、変えることなんです。
これを専門用語では、第一次予防と言い、WHOではミニマル・インターベンションと表現しております。
つまり、歯石取りも含めて、削らないために通院する治療のことを言います。
びっくりしました?^^)
誤解の無いように追加します。
否定している訳ではありません。^^)
PMTCとか歯石取りは、大事なことです。
必要があればした方が良いんですよ。
でもガリガリ歯石を取るときって、必ず歯を削ってしまいますよね。
しかも急所の根元に、一生消えない傷を残します。
そこはばい菌のすみかになり、もうきれいにすることはできなくなります。
歯石を取るとき、もし、痛かったら、そう悪くないと思っていた歯茎から血がたくさん出たら、歯石を取ったら前よりも歯石がつきやすくなったなら、歯石を取った後に歯が浮いてしまったら、歯石を取った後から歯茎が腫れてしまったら、歯石を取るたびに歯茎がだんだん減っていったら、行くたびに歯と歯のの間に隙間ができてくるとしたら、もしかしたらそれって良くないことが起きているのでは?と考えても良いと思います。
歯石を取るたびに傷が増え、深くなります。
もし、まだ上手でなかったり、あるいは乱暴にすれば、又きちんと手入れされていない刃物で取れば、とてつもなく深い傷がつきます。
疑問を感じないままに、いわれるままに、ガリガリ削られることほど、歯を失う危険の高い行為はありません。
つまり、言いたかったことは大事な治療方法でも、危険の少ない方法から始める、順番のほうがもっと大事ですよ、という意味です。
そもそも歯石がつく原因があります。
その原因や根本的対策についてはまったく教えてもらえずに、頻繁に通院しなさい、って言って、ガリガリするだけって、本当に親切なのかな〜、誰が得するのかな〜、と思っています。
科学的とは到底言えない保険診療でも、そんなに頻繁に歯石を取ることは勧めていません。
当然、そういう保険の治療費もゼロ円です。
その原因から退治していけば、ほとんど歯石はつかなくなります。
またついても柔らかい歯石ですみます。
さらに、本当にそんなに頻繁に歯石がつくのだろうかと、私は疑問に思っています。
そうすればガリガリする危険もとても減らせるか、しなくても安全になり、生涯歯を残す可能性がぐんぐん高まります。
たまってから歯石を取るのも、虫歯の穴ができてから歯を削るのも、予防の段階からいえば決して、高いレベルではありません。
はっきり言えば、ちょっと、手遅れです。
早期発見早期治療と名前は美しいですが、実はとても時代遅れの予防の考えです。
医療が進んだ現代では考えが全く違います。
本当の予防は、歯石がつかないように、虫歯の穴があかないように、変えることなんです。
これを専門用語では、第一次予防と言い、WHOではミニマル・インターベンションと表現しております。
つまり、歯石取りも含めて、削らないために通院する治療のことを言います。
タイトル | 歯科検診で10枚以上のレントゲンは被曝が心配だし儲け主義では? |
---|---|
質問者 | レモンオレンジさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レントゲン写真 その他(歯科検診・デンタルドック) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。