被せ物の下の虫歯、以前の歯科医に治療費を請求できる?(カナダ)
相談者:
Mickyさん (28歳:女性)
投稿日時:2012-06-14 13:57:30
こんにちは。
はじめて相談をさせていただきます。
去年8月に虫歯で治療し、かぶせをしてもらいました。
現在カナダに滞在しており、帰国は来年を予定しています。
先日詰め物がとれたためこちらで歯科へ行ったところ、複数虫歯が見つかりました。
全てかぶせの下から発生しているそうで、こちらの歯科医が説明するには、以前治療した歯科医がちゃんと治療していなかったため完治せず、かぶせの下から虫歯が発生しているとのことです。
放置すれば、かぶせの下にある虫歯のため、通常よりも早く悪くなると説明されました。
毎食後のブラッシングとデンタルフロスでケアしており、歯科医院で教えていただいた通り行っていましたし、医師からよく磨けているとお墨付きをいただいていたのでとてもショックです。
カナダは治療費が高く、私のように長期滞在だと歯科治療の保険付帯の適応があまりないため、全額自己負担になります。
海外で生活することは長年の夢でありそのために頑張って働いてきたので、今帰国することは可能な限りさけたいです。
この場合、以前治療した医師に対して治療費の負担をお願いすることはできるのでしょうか?
まだ検査段階なので確実な回答は不可能かもしれませんが、なれない海外生活でさらに歯のトラブルも起こりとても不安なので相談させていただきました。
回答をよろしくお願いします。
はじめて相談をさせていただきます。
去年8月に虫歯で治療し、かぶせをしてもらいました。
現在カナダに滞在しており、帰国は来年を予定しています。
先日詰め物がとれたためこちらで歯科へ行ったところ、複数虫歯が見つかりました。
全てかぶせの下から発生しているそうで、こちらの歯科医が説明するには、以前治療した歯科医がちゃんと治療していなかったため完治せず、かぶせの下から虫歯が発生しているとのことです。
放置すれば、かぶせの下にある虫歯のため、通常よりも早く悪くなると説明されました。
毎食後のブラッシングとデンタルフロスでケアしており、歯科医院で教えていただいた通り行っていましたし、医師からよく磨けているとお墨付きをいただいていたのでとてもショックです。
カナダは治療費が高く、私のように長期滞在だと歯科治療の保険付帯の適応があまりないため、全額自己負担になります。
海外で生活することは長年の夢でありそのために頑張って働いてきたので、今帰国することは可能な限りさけたいです。
この場合、以前治療した医師に対して治療費の負担をお願いすることはできるのでしょうか?
まだ検査段階なので確実な回答は不可能かもしれませんが、なれない海外生活でさらに歯のトラブルも起こりとても不安なので相談させていただきました。
回答をよろしくお願いします。
回答1
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2012-06-14 15:16:16
>以前治療した医師に対して、治療費の負担をお願いすることはできるのでしょうか?
A:これは訴訟をしてみてその上での判断になると思います。
医院との契約の中に保証に関する記述があるのかどうか?
また、訴訟の際にどこの地方裁判所を使うのか?
といった記述があれば、それに則って訴訟手続をふむことになるとおもいます。
なによりも、以前の歯科治療の不備を明確にできるのかどうかによると思います。
まずは、もともと通っていた歯科医院に相談してみてください。、
A:これは訴訟をしてみてその上での判断になると思います。
医院との契約の中に保証に関する記述があるのかどうか?
また、訴訟の際にどこの地方裁判所を使うのか?
といった記述があれば、それに則って訴訟手続をふむことになるとおもいます。
なによりも、以前の歯科治療の不備を明確にできるのかどうかによると思います。
まずは、もともと通っていた歯科医院に相談してみてください。、
回答2
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2012-06-14 15:58:49
海外での歯のトラブルは困りますね。
治療費の負担に関しては、タカタ先生の回答のようになってしまいますが・・・
>以前治療した歯科医がちゃんと治療していなかったため完治せず、かぶせの下から虫歯が発生しているとのことです。
そこまで言い切れるのかは疑問に感じます。
>全てかぶせの下から発生しているそうで
修復物の下の虫歯の診断は、非常に難しいです。
また虫歯の診断に関しても個人差があると思いますので、他院で相談してみるのも良いと思います。
ご参考まで・・・
治療費の負担に関しては、タカタ先生の回答のようになってしまいますが・・・
>以前治療した歯科医がちゃんと治療していなかったため完治せず、かぶせの下から虫歯が発生しているとのことです。
そこまで言い切れるのかは疑問に感じます。
>全てかぶせの下から発生しているそうで
修復物の下の虫歯の診断は、非常に難しいです。
また虫歯の診断に関しても個人差があると思いますので、他院で相談してみるのも良いと思います。
ご参考まで・・・
相談者からの返信
相談者:
Mickyさん
返信日時:2012-06-14 16:37:52
高田先生
そうですね。
訴訟となると日本に在住していないと困難だと思いますし、医院の先生を信頼していたため訴えるというより残念な気持ちでいっぱいです。
おそらくかぶせの保証期間は半年だったように思います。
書類は今手元にないので確かではないのですが。
一度しっかり検査して、その結果をふまえて元通っていた医院へ相談したいと思います。
丁寧な回答ありがとうございました。
杉原先生
予防を心がけていたこともありとても残念です。
英語は日本語よりもストレートな表現が多いため、言い切ったかのように聞こえたのかもしれません。
私も本当にその医師の言うことが確かかわからないため、セカンドオピニオンで他院を受診しようと考えています。
あやふやな質問への丁寧な回答、ありがとうございました。
きちんと検査してもらい、対処していきたいと思います。
一つ質問なんですが、以前も治療後の詰め物の下から虫歯ができたことがあります。
これは磨き方が悪いんでしょうか?
自分の予防方法が悪いのかと考え、歯科医院でブラッシングやデンタルフロスの使用を教えてもらい、定期検診も行っていますが虫歯になりやすいように感じます。
主治医へ質問しても明確な回答が得られませんでした。
回答へ質問を返してしまってすみません。
そうですね。
訴訟となると日本に在住していないと困難だと思いますし、医院の先生を信頼していたため訴えるというより残念な気持ちでいっぱいです。
おそらくかぶせの保証期間は半年だったように思います。
書類は今手元にないので確かではないのですが。
一度しっかり検査して、その結果をふまえて元通っていた医院へ相談したいと思います。
丁寧な回答ありがとうございました。
杉原先生
予防を心がけていたこともありとても残念です。
英語は日本語よりもストレートな表現が多いため、言い切ったかのように聞こえたのかもしれません。
私も本当にその医師の言うことが確かかわからないため、セカンドオピニオンで他院を受診しようと考えています。
あやふやな質問への丁寧な回答、ありがとうございました。
きちんと検査してもらい、対処していきたいと思います。
一つ質問なんですが、以前も治療後の詰め物の下から虫歯ができたことがあります。
これは磨き方が悪いんでしょうか?
自分の予防方法が悪いのかと考え、歯科医院でブラッシングやデンタルフロスの使用を教えてもらい、定期検診も行っていますが虫歯になりやすいように感じます。
主治医へ質問しても明確な回答が得られませんでした。
回答へ質問を返してしまってすみません。
回答3
岡歯科(宮崎市橘通西)の岡です。
回答日時:2012-06-14 21:42:29
詰め物の下からできた虫歯なら、磨き方はあまり関係ないと思います。
個人的な見解ですが、虫歯治療失敗の原因の1つとして、虫歯の見逃しや取り残し、特に歯と歯の間の虫歯の見逃しが多いように思います。
ただ、これは臨床現場では普通に見られることです。
虫歯を取り残したり、見逃したりしないで、患歯から虫歯を徹底して取り除き、その結果虫歯で開いた穴をきっちり密閉封鎖(適正な修復方法)してあげれば、根面カリエスなどの特殊な虫歯や極端に食生活が乱れている等を除いて、そんなに再発はないと考えていますが…
カナダの歯科事情はよく分からないですが、主治医の先生も答えにくかったのかもしれません。
きちんと検査してもらい、対処してもらってください。
納得いく治療が受けられるといいですね。
お大事に。
個人的な見解ですが、虫歯治療失敗の原因の1つとして、虫歯の見逃しや取り残し、特に歯と歯の間の虫歯の見逃しが多いように思います。
ただ、これは臨床現場では普通に見られることです。
虫歯を取り残したり、見逃したりしないで、患歯から虫歯を徹底して取り除き、その結果虫歯で開いた穴をきっちり密閉封鎖(適正な修復方法)してあげれば、根面カリエスなどの特殊な虫歯や極端に食生活が乱れている等を除いて、そんなに再発はないと考えていますが…
カナダの歯科事情はよく分からないですが、主治医の先生も答えにくかったのかもしれません。
きちんと検査してもらい、対処してもらってください。
納得いく治療が受けられるといいですね。
お大事に。
相談者からの返信
相談者:
Mickyさん
返信日時:2012-06-15 14:14:30
岡先生
迅速なご回答ありがとうございます。
とても参考になり、暖かい言葉に元気づけられました。
自分自身の歯なので、納得いく治療が受けられるよう努力したいと思います。
歯の間の虫歯の見逃しや虫歯の取り残しが、普通に見られることなんですか。
どうしたらそれは防ぐことができますか?
自分で可能な限りの予防行動はとることができますが、医者ではないので発生してしまった虫歯を、症状以外で自分で見つけることはできません。
定期検診でよく見てもらうよう主治医へ相談すれば、防ぐことはできますか?
もしくは現段階で日本の歯科医療の限界なんでしょうか?
失礼かもしれませんが、とても気になるところなのでご回答をよろしくお願いします。
迅速なご回答ありがとうございます。
とても参考になり、暖かい言葉に元気づけられました。
自分自身の歯なので、納得いく治療が受けられるよう努力したいと思います。
歯の間の虫歯の見逃しや虫歯の取り残しが、普通に見られることなんですか。
どうしたらそれは防ぐことができますか?
自分で可能な限りの予防行動はとることができますが、医者ではないので発生してしまった虫歯を、症状以外で自分で見つけることはできません。
定期検診でよく見てもらうよう主治医へ相談すれば、防ぐことはできますか?
もしくは現段階で日本の歯科医療の限界なんでしょうか?
失礼かもしれませんが、とても気になるところなのでご回答をよろしくお願いします。
回答4
岡歯科(宮崎市橘通西)の岡です。
回答日時:2012-06-15 16:46:19
こんにちは。
虫歯治療一つとっても歯科医により考え方が違う人はたくさんいますので、個人的な見解として聞いてほしいのですが、虫歯の見逃しや取り残しは、患者さんサイドでどうにかできることではありませんので、防ぎようがないのが現実です。
ここは、治療した歯科医を信頼するしかありません。
定期検診では衛生士さんが主体になって行っていると思いますが、歯と歯の間にできた虫歯の発見や経過を見て、治療すべきか?様子を見るべきか?進行性の虫歯かどうか?を判断するのは、容易な事ではありません。
個人的には、初診時や検診時に虫歯の見逃しがないか?要治療部位がないか?事細かにチェックする。
経過を見る場合には、どの部位にどれほどの虫歯があるかをカルテに記載して、誰が見ても検診時チェックできるよう分かるようにしておく。
もし治療となった場合には、虫歯を再発させないような治療を心がける。
治療した部位は虫歯の再発が起こりやすい部位なので、予防指導を心がける。と取り組む意識を変える事が大切だと思っています。
そのようにしようと思うと、おのずと検査の方法や道具も変わってくるのですが、具体的には、検査時、マイクロスコープなど同軸照明が付いた拡大鏡を使用する。
怪しい所は歯間を開くセパレーターを使って視診でチェックする。
必要があれば咬翼法のX-rayでチェックする。という感じで当院はやっています。
このようにチェックしてくれるかどうかが、歯科医院を選ぶひとつに指標になるかもしれませんので、参考になればと思います。
ただ、上記の事をやらないからダメな歯科医院だということはないと思います。
一番大切なのは歯科医院側の取り組む姿勢の問題です。
日本の歯科医療の限界の答えになるかどうかは分かりませんが、治療より予防という事で、「初期の虫歯は経過を観察しましょう。」という大きな流れがあります。
たしかに虫歯治療で歯を削るより、削らない方が良いに決まっていますので、予防は第一です。
しかし、虫歯で穴が開いたら自然治癒能力はないので、治療せざるを得ません。
歯と歯の間の虫歯に関してですが、日本人の現状は、定期検診にほとんど通う習慣がなく、デンタルフロスも定着していないのが現実です。
この状況で、唾液の緩衝能がほとんどない歯と歯の間の虫歯を、経過観察していいものかどうか?という疑問が出てくるのですが、あまり気にする人はいないように感じています。
それと、安易に治療すると将来必ず再治療になるので、経過観察しましょうという考え方は、治療の質を問題にしていない場合が多いと思います。
人間が行なうことなので、完璧な治療というのは存在しないのですが、その時、質を高めて再治療のサイクルを出来るだけ長くする。というのは可能だと考えています。
先ほども申しましたが、出来るだけ治療にならないことが一番ですので、Mickyさんぐらい予防の意識が高ければあまり心配いらないと思います。
あとは、治療が必要になった場合、出来るだけ信頼できる歯科医師を見つける事ですが、
こればっかりは、なかなか難しそうですね。
ご参考になれば幸いです。
虫歯治療一つとっても歯科医により考え方が違う人はたくさんいますので、個人的な見解として聞いてほしいのですが、虫歯の見逃しや取り残しは、患者さんサイドでどうにかできることではありませんので、防ぎようがないのが現実です。
ここは、治療した歯科医を信頼するしかありません。
定期検診では衛生士さんが主体になって行っていると思いますが、歯と歯の間にできた虫歯の発見や経過を見て、治療すべきか?様子を見るべきか?進行性の虫歯かどうか?を判断するのは、容易な事ではありません。
個人的には、初診時や検診時に虫歯の見逃しがないか?要治療部位がないか?事細かにチェックする。
経過を見る場合には、どの部位にどれほどの虫歯があるかをカルテに記載して、誰が見ても検診時チェックできるよう分かるようにしておく。
もし治療となった場合には、虫歯を再発させないような治療を心がける。
治療した部位は虫歯の再発が起こりやすい部位なので、予防指導を心がける。と取り組む意識を変える事が大切だと思っています。
そのようにしようと思うと、おのずと検査の方法や道具も変わってくるのですが、具体的には、検査時、マイクロスコープなど同軸照明が付いた拡大鏡を使用する。
怪しい所は歯間を開くセパレーターを使って視診でチェックする。
必要があれば咬翼法のX-rayでチェックする。という感じで当院はやっています。
このようにチェックしてくれるかどうかが、歯科医院を選ぶひとつに指標になるかもしれませんので、参考になればと思います。
ただ、上記の事をやらないからダメな歯科医院だということはないと思います。
一番大切なのは歯科医院側の取り組む姿勢の問題です。
日本の歯科医療の限界の答えになるかどうかは分かりませんが、治療より予防という事で、「初期の虫歯は経過を観察しましょう。」という大きな流れがあります。
たしかに虫歯治療で歯を削るより、削らない方が良いに決まっていますので、予防は第一です。
しかし、虫歯で穴が開いたら自然治癒能力はないので、治療せざるを得ません。
歯と歯の間の虫歯に関してですが、日本人の現状は、定期検診にほとんど通う習慣がなく、デンタルフロスも定着していないのが現実です。
この状況で、唾液の緩衝能がほとんどない歯と歯の間の虫歯を、経過観察していいものかどうか?という疑問が出てくるのですが、あまり気にする人はいないように感じています。
それと、安易に治療すると将来必ず再治療になるので、経過観察しましょうという考え方は、治療の質を問題にしていない場合が多いと思います。
人間が行なうことなので、完璧な治療というのは存在しないのですが、その時、質を高めて再治療のサイクルを出来るだけ長くする。というのは可能だと考えています。
先ほども申しましたが、出来るだけ治療にならないことが一番ですので、Mickyさんぐらい予防の意識が高ければあまり心配いらないと思います。
あとは、治療が必要になった場合、出来るだけ信頼できる歯科医師を見つける事ですが、
こればっかりは、なかなか難しそうですね。
ご参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
Mickyさん
返信日時:2012-06-16 23:41:22
タイトル | 被せ物の下の虫歯、以前の歯科医に治療費を請求できる?(カナダ) |
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質問者 | Mickyさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 歯医者への不信感 カナダ クラウンの下の虫歯(二次カリエス) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。