歯痛の診断時、歯型模型を作製しない歯医者は大丈夫でしょうか
相談者:
konoko86さん (39歳:女性)
投稿日時:2012-06-20 13:25:15
ある歯科医の裁判記録(ブログ)で第三者の医師が書かれた意見書にこのような記載がありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/truth_kinshicho/28704251.html
『当院の場合では、まず歯型とレントゲンをとります。
レントゲンで歯の内部に異常がなければ、歯型模型で咬合状態を確認します。
問題があればどこの歯にどのような問題があるのか、模型を見ながら患者さんに説明をし、果たして削合が適しているかを検討します。
これが最良な流れです。
単に歯科医が咬合を客観的に見て強くあたりすぎと感じただけで、歯型もとらずに奥歯を削ることは避けるべきなのです。』
私は、先日、歯の痛みで歯医者さんに行って、虫歯ではなく噛みあわせが原因だということで、フィルムを噛んで調べるという方法だけで歯を削ってもらいました。
(痛みがなくなりました)
歯形を取りませんでしたが、この歯医者さんは大丈夫なのでしょうか?
http://blogs.yahoo.co.jp/truth_kinshicho/28704251.html
『当院の場合では、まず歯型とレントゲンをとります。
レントゲンで歯の内部に異常がなければ、歯型模型で咬合状態を確認します。
問題があればどこの歯にどのような問題があるのか、模型を見ながら患者さんに説明をし、果たして削合が適しているかを検討します。
これが最良な流れです。
単に歯科医が咬合を客観的に見て強くあたりすぎと感じただけで、歯型もとらずに奥歯を削ることは避けるべきなのです。』
私は、先日、歯の痛みで歯医者さんに行って、虫歯ではなく噛みあわせが原因だということで、フィルムを噛んで調べるという方法だけで歯を削ってもらいました。
(痛みがなくなりました)
歯形を取りませんでしたが、この歯医者さんは大丈夫なのでしょうか?
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2012-06-20 13:46:30
こんにちは、
>フィルムを噛んで調べるという方法だけで歯を削ってもらいました。
私もこの普通の方法ですね^^;
1本の咬み合わせの調整でそこまでする先生を私はしりませんね。
書かれているように
>当院の場合では
と書いてありますので、もしその方法がよろしければそこの歯科医院で診てもらった方がいいと思いますよ。
歯科の場合色々な方法があり、この方法でないと駄目というものは少ないですから、ネットの情報は嘘もホントもごちゃ混ぜなのである程度ご自身でフィルターをかけて見られた方がいいと思います。
おだいじに
>フィルムを噛んで調べるという方法だけで歯を削ってもらいました。
私もこの普通の方法ですね^^;
1本の咬み合わせの調整でそこまでする先生を私はしりませんね。
書かれているように
>当院の場合では
と書いてありますので、もしその方法がよろしければそこの歯科医院で診てもらった方がいいと思いますよ。
歯科の場合色々な方法があり、この方法でないと駄目というものは少ないですから、ネットの情報は嘘もホントもごちゃ混ぜなのである程度ご自身でフィルターをかけて見られた方がいいと思います。
おだいじに
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-06-20 13:50:10
>歯形を取りませんでしたが、この歯医者さんは大丈夫なのでしょうか?
私も奥歯を、それも天然歯を軽々に削る事は避けなければならないと思いますが。
ただ、全てが全て印象を採って模型を精査しなければならないとは思いません。
konoko86さんも結果として症状が無くなったようですし。
私も奥歯を、それも天然歯を軽々に削る事は避けなければならないと思いますが。
ただ、全てが全て印象を採って模型を精査しなければならないとは思いません。
konoko86さんも結果として症状が無くなったようですし。
回答3
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-06-20 14:32:01
それ以前に、歯を削って噛み合わせを変える治療はくれぐれも慎重に行ってもらってください。
(そういった治療を受けないのは無難な考え方だと思います)
歯型(石膏模型)は、非常に非常に多くの情報を与えてくれます。
でも、それは(上下歯が接触した後の)過去のすべてを含むため、情報の整理が大変だと思います。
例えば、5年前の歯型と現在の歯型を比べて、どこが変化した(変化していない)かを調べると、かなり具体的な事が解るかもしれません。
でも、歯型が「この部位を削るべし」等と語りかけてくれるものでしょうか(???)。
(そういった治療を受けないのは無難な考え方だと思います)
歯型(石膏模型)は、非常に非常に多くの情報を与えてくれます。
でも、それは(上下歯が接触した後の)過去のすべてを含むため、情報の整理が大変だと思います。
例えば、5年前の歯型と現在の歯型を比べて、どこが変化した(変化していない)かを調べると、かなり具体的な事が解るかもしれません。
でも、歯型が「この部位を削るべし」等と語りかけてくれるものでしょうか(???)。
回答5
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2012-06-20 14:47:22
歯型を見て分かることもありますが、歯型には筋肉も顎関節も付いていません。
個人的には、歯型を取って咬合器に装着しシミュレーションしてから調整する場合もあれば、フィルムを噛んで調べるだけのこともあります。
ケースバイケースなので何とも言えません。
ご参考まで・・・
個人的には、歯型を取って咬合器に装着しシミュレーションしてから調整する場合もあれば、フィルムを噛んで調べるだけのこともあります。
ケースバイケースなので何とも言えません。
ご参考まで・・・
回答6
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2012-06-20 18:35:25
上下の咬合関係を正確に再現した歯型模型を作ることは、非常に熟練の技がいると思います。
印象材、印象用トレー、模型材(石膏)、咬合採得等エラーの起きやすいことの連続です。
印象材は硬化するときに収縮傾向にあると思います。
印象用トレー 腰のない柔らかいものだと変形の可能性があります。
石膏は少なからず膨張します。
上下の石膏模型を咬合器に付着するときにも石膏を使うことが多いです。
これらを組み合わせて、口腔内を口腔外の模型で再現することは結構大変だと思います。
診断に使う模型の精度がどれくらいになるかは術者のテクニックによるので、模型を使ったから正確で、使わないから不正確とひとくくりにはできないと思っています。
印象材、印象用トレー、模型材(石膏)、咬合採得等エラーの起きやすいことの連続です。
印象材は硬化するときに収縮傾向にあると思います。
印象用トレー 腰のない柔らかいものだと変形の可能性があります。
石膏は少なからず膨張します。
上下の石膏模型を咬合器に付着するときにも石膏を使うことが多いです。
これらを組み合わせて、口腔内を口腔外の模型で再現することは結構大変だと思います。
診断に使う模型の精度がどれくらいになるかは術者のテクニックによるので、模型を使ったから正確で、使わないから不正確とひとくくりにはできないと思っています。
回答7
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2012-06-20 18:47:44
僕も諸先生方と同意見です。
大雑把に言えば、修復物の調整で済む範囲であれば歯型を採らない事が多いです。
逆に、天然歯を削らなければならないケースにおいては歯型を採る事が多いです。
ただ、これもケースバイケースですので、
>歯形を取りませんでしたが、この歯医者さんは大丈夫なのでしょうか?
というご質問に対して、明確な回答はできません。
大雑把に言えば、修復物の調整で済む範囲であれば歯型を採らない事が多いです。
逆に、天然歯を削らなければならないケースにおいては歯型を採る事が多いです。
ただ、これもケースバイケースですので、
>歯形を取りませんでしたが、この歯医者さんは大丈夫なのでしょうか?
というご質問に対して、明確な回答はできません。
回答8
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-06-20 20:13:22
櫻井先生
>天然歯を削らなければならないケースにおいては歯型を採る事が多いです。
どんなケースなのか教えてください。
例えば、外傷性咬合(噛み合わせ)で動揺している歯の削合とかなら、石膏の硬い歯型がそれほど役に立つとも思えませんし・・。
部分入れ歯の金属クラスプがかかる部位の形(レスト)作りとかですか?
>天然歯を削らなければならないケースにおいては歯型を採る事が多いです。
どんなケースなのか教えてください。
例えば、外傷性咬合(噛み合わせ)で動揺している歯の削合とかなら、石膏の硬い歯型がそれほど役に立つとも思えませんし・・。
部分入れ歯の金属クラスプがかかる部位の形(レスト)作りとかですか?
回答9
回答10
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2012-06-20 20:35:02
>『歯型もとらずに奥歯を削ることは避けるべきなのです。』
これは裁判の意見陳述での話であって、理想論だと思います。
正しいことをおっしゃっておられると思います。
しかし、逆に『咬合を客観的に見て強くあたりすぎ・・・』が間違っていることを証明出来なければ裁判では何の意味もなしません。
つまり この裁判で恐らく問題になっているであろう歯科医師が
”咬合の強さを判断する能力に著しい欠落がある”
ことが証明できるか? ということです。
意見陳述を述べている歯科医師の発言は教科書的に正しいですが、歯型を採らずとも 目と耳と指先の感覚で咬合の問題点を見つけることが出来る歯科医師は大多数ですから、この意見陳述一つで歯科学を決定づけることが出来るとは思えません。
これは裁判の意見陳述での話であって、理想論だと思います。
正しいことをおっしゃっておられると思います。
しかし、逆に『咬合を客観的に見て強くあたりすぎ・・・』が間違っていることを証明出来なければ裁判では何の意味もなしません。
つまり この裁判で恐らく問題になっているであろう歯科医師が
”咬合の強さを判断する能力に著しい欠落がある”
ことが証明できるか? ということです。
意見陳述を述べている歯科医師の発言は教科書的に正しいですが、歯型を採らずとも 目と耳と指先の感覚で咬合の問題点を見つけることが出来る歯科医師は大多数ですから、この意見陳述一つで歯科学を決定づけることが出来るとは思えません。
回答11
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-06-20 20:47:33
櫻井先生
なるほど。
なるほど。
相談者からの返信
相談者:
konoko86さん
返信日時:2012-06-21 09:31:13
タイトル | 歯痛の診断時、歯型模型を作製しない歯医者は大丈夫でしょうか |
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質問者 | konoko86さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の痛み その他 その他(歯科治療関連) その他(診断) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。