右上7番の歯槽骨が上顎洞下部まで吸収されている

相談者: ユキノブさん (45歳:男性)
投稿日時:2012-07-11 17:59:56
宜しくお願いします。

歯周病と判断され10年が経ちます。
先日、CT撮影したところ、右上7番歯根周辺の歯槽骨上顎洞下部にいたるまでポッカリ吸収されておりました。
ちなみに隣親知らずはありません。


そこで質問ですが、このまま骨吸収が進むと上顎骨の歯槽突起の大部分が無くなっていくものなのでしょうか?


抜歯をしないと上右6番から5番へと順番に骨吸収が進み取り返しが付かないと歯科医さんにビビらされてます。

私としては抜歯は最後の手段とし、まずは根幹治療を考えております。


へたな説明で恐縮ですが、ご教示を賜りたく宜しくお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-07-11 18:18:15
ユキノブさん

こんにちは

かなり、重度の歯周病のようですね。
状況がよくわかりませんが、歯周病と根っこの先の病巣が、交通しているような状況ですか?

それであれば、おっしゃるとおり、まず、根管治療ですね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-07-11 18:50:07
ユキノブ さん、今日は


>そこで質問ですが、このまま骨吸収が進むと上顎骨の歯槽突起の大部分が無くなっていくものなのでしょうか?

歯周病での骨吸収なら、そのとおりです。
抜歯しても、歯槽骨のほとんどはなくなります。



>抜歯をしないと上右6番から5番へと順番に骨吸収が進み取り返しが付かないと歯科医さんにビビらされてます。

7番の吸収があるからといって、6番5番の骨吸収が起こるとはありません。
もちろん、6番5番が歯周病なら7番の状態に関わらず吸収します。



>私としては抜歯は最後の手段とし、まずは根幹治療を考えております。

歯周病なら、必要なことは歯周治療です。



私が気になるのは上顎洞です。
上が久遠付近に慢性炎症を長期間残しておくと、上顎洞炎になって、より厄介なことにならないかと心配です。

また、なぜCTを撮影したのかも疑問です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-07-11 19:13:11
かなり深い歯周ポケットが7番の周囲に存在する場合は急性発作を起こすことがあり、一度発作を起こすと大量の骨吸収してしまう可能性はあると思います。

本当に骨がなければ早めの抜歯がいいように思います。

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-11 19:30:18
7番は他の歯と連結されているのですか?

もし、そうした人為的な事がなければ、通常は上顎洞炎顎骨骨髄炎になる前に(なることを避けるために)、自然に抜け落ちるものではないかとイメージしています。

(稀に、解剖学的形態からの例外があるのかもしれません。
また根菅内由来の感染が合併すれば注意が必要ですね)



その昔、’歯内骨内インプラント’なるものの予後を見せていただいたことがあります。
抜け落ちようとする歯を、無理やり、元の場所に留めて置くもののようです。

当然、歯槽骨の吸収はすごかったです。
只、私には、歯槽骨を吸収させることで骨髄炎にならないように破骨細胞が必死に頑張った結果のように思えてしまいます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユキノブさん
返信日時:2012-07-12 14:25:55
皆様ありがとうございます。

★橋本先生へ

ご教示ありがとうございます。
交通の意味が解りません。 
色々と調べたのですが・・・ すみません。




★小牧先生へ

ご教示ありがとうございます。
歯周治療として4ヶ月毎にスケーリングとウッドピロス使用を行っております。

上顎洞炎か否かは不明ですが、10日前に発熱(38度)し、その直後に副鼻腔炎(右上7番上顎洞)を発症しました。
現在はクラリス服用で症状が和らいできております。

発熱3〜4日前より右上7番と左上6番が浮いていたので、副鼻腔炎との因果関係が気になりCT撮影にいたりました。



★柴田先生へ

ご教示ありがとうございます。
全体のポケットは2〜3mmですが、右上7番口蓋側の近心6mm、遠心4mmで歯茎は痩せ歯根が5mm程露出しております。
左上6番も同じです。




★藤森先生へ

ご教示ありがとうございます。
7番を含む全ての歯は連結しておりません。

右上7番の動揺度TM2ではありますが、抜け落ちるような様子はありません。





●少ない情報の中恐縮ではありますが、

私のような根尖性の場合は、隣の歯の歯槽骨も吸収していくものなのかが解らず、根管治療or抜歯で迷っております。

可能な限り歯は残したいので
 右上7番(根尖病変からの骨吸収有り)を抜髄し6番と連結
 左上6番(根尖病変有り)も抜髄し5・7番と連結
という処置では如何なものか・・・


何卒、先生方のご指導を賜れますよう
宜しくお願い申し上げます。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-07-12 15:16:35
>私のような根尖性の場合は、隣の歯の歯槽骨も吸収していくものなのかが解らず、根管治療or抜歯で迷っております。


歯周病が根尖まで進んだということなのか、根尖性歯周炎なのかどちらでしょうか。

歯周病(辺縁性歯周炎)と根尖性歯周炎とは全く別の病気です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユキノブさん
返信日時:2012-07-12 18:19:41
小牧先生 

つたない表現で申し訳ありません。

正直、どちらなのか診断結果を聞いた事がないので解りません。

ただ、
1.当該歯は虫歯治療済みではあるものの有髄である。
2.現在、虫歯ゆらいの痛みは無い。(インレー内の状況は不明)
3.生活歯か否かは不明。
4.歯周治療前は口蓋歯肉が度々腫れ、膿が出ていた。

このようなヘタな説明ですが、ご参考になるでしょうか?

度々のご回答、誠にありがとうございます。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-07-12 19:00:45
有髄歯なら根尖性歯周炎は起こりません。
そうすると、歯周病(辺縁性歯周組織炎)が根尖付近まで進行しているということですね。

その場合、抜髄は意味がないでしょう。
抜髄したところで歯周病は治りません。
歯周病の治療が必要ですが、根尖まで進行していると抜歯以外の治療法では、ほとんど治る可能性はありません。


隣の歯と連結したところで、歯周病が治るわけではありません。
動揺という一症状が改善されるだけです。

病気が治らず症状のみ改善されると、進行がマスクされて、より重篤になった時に気がつくのが遅れ、大きな問題となる時もあります。


私は文面から感じることは、ノブユキさんにとって、今大切なことは、7番はあきらめて、他の歯を残すことに力を注ぐべきでは無いかと思います。




上顎洞炎か否かは不明ですが、10日前に発熱(38度)し、その直後に副鼻腔炎(右上7番上顎洞)を発症しました。
>現在はクラリス服用で症状が和らいできております。

上顎洞炎も副鼻腔炎の一つです。

手遅れかもしれませんが、炎症が広がらないうちに対処された方が良いですよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユキノブさん
返信日時:2012-07-13 11:43:55
小牧先生

ご親切に感謝いたします。
アドバイスありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユキノブさん
返信日時:2012-07-17 13:20:53
諸先生方

色々ご親切にありがとうございました。



タイトル 右上7番の歯槽骨が上顎洞下部まで吸収されている
質問者 ユキノブさん
地域 大阪
年齢 45歳
性別 男性
職業 会社員(管理職)
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病に関するトラブル
上顎洞炎(蓄膿症)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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