歯根端切除術の再手術は癒着部が無くなるまで繰り返す?
相談者:
angeeさん (35歳:女性)
投稿日時:2012-08-02 02:11:52
初めて投稿します。
よろしくお願いいたします。
去年の冬、顔の右半分がおたふくの様に腫れて右上2〜3あたりの歯茎が痛かったので歯科へ行き(口腔外科医もいます)、診察を受けました。
CTで右上3の歯根と周りの骨が黒くぼやけており、歯根が化膿し骨に癒着していると指摘されました。
右上2〜5は4欠損のセラミックブリッジで、4年前まで通っていた近所の歯科で入れたものです。
ブリッジを壊さずに、歯茎を切開して歯根とその周りの骨を削り取る手術をしましょうと言われ、悩んだ末、その方法で1月に手術をしました。
術後20日程で痛みは無くなりましたが、先生は歯茎の状態が良くないので、もう1度手術させてとおっしゃいました。
しばらくフロモックス100で様子を見ていましたが、症状は変わらず他の抗生物質では強い副作用が出たため、覚悟を決め結局4日前に再手術をしました。
今も痛みと腫れと格闘しながらキーを打っています。
今日フロモックスとボルタレンを飲み終え、診察に行きさらにフロモックス5日分を処方していただきました。
胃痛、嘔吐感で食欲がありませんが、飲むしか無いですよね....?
術後間もないのですが、前回と症状が同じなのでまた再手術になるのでは、と、とても不安です。
最悪、歯は抜いたとしても、骨の癒着がある限り骨を削る手術は繰り返されるのでしょうか?
骨が再生されるまで3年と言っておりました。
再生される前に手術を繰り返しそうで怖いです。
本当にそんなに繰り返し必要な手術なのでしょうか?
先生には失礼過ぎて面と向かって聞けません。
よろしくお願いいたします。
去年の冬、顔の右半分がおたふくの様に腫れて右上2〜3あたりの歯茎が痛かったので歯科へ行き(口腔外科医もいます)、診察を受けました。
CTで右上3の歯根と周りの骨が黒くぼやけており、歯根が化膿し骨に癒着していると指摘されました。
右上2〜5は4欠損のセラミックブリッジで、4年前まで通っていた近所の歯科で入れたものです。
ブリッジを壊さずに、歯茎を切開して歯根とその周りの骨を削り取る手術をしましょうと言われ、悩んだ末、その方法で1月に手術をしました。
術後20日程で痛みは無くなりましたが、先生は歯茎の状態が良くないので、もう1度手術させてとおっしゃいました。
しばらくフロモックス100で様子を見ていましたが、症状は変わらず他の抗生物質では強い副作用が出たため、覚悟を決め結局4日前に再手術をしました。
今も痛みと腫れと格闘しながらキーを打っています。
今日フロモックスとボルタレンを飲み終え、診察に行きさらにフロモックス5日分を処方していただきました。
胃痛、嘔吐感で食欲がありませんが、飲むしか無いですよね....?
術後間もないのですが、前回と症状が同じなのでまた再手術になるのでは、と、とても不安です。
最悪、歯は抜いたとしても、骨の癒着がある限り骨を削る手術は繰り返されるのでしょうか?
骨が再生されるまで3年と言っておりました。
再生される前に手術を繰り返しそうで怖いです。
本当にそんなに繰り返し必要な手術なのでしょうか?
先生には失礼過ぎて面と向かって聞けません。
回答1
森永歯科医院(千葉県安房郡鋸南町)の森永です。
回答日時:2012-08-02 02:37:22
こんばんは。
痛みと腫れで大変ですね。
早く収まるといいですね。
経過を的確に書いて 頂き理解出来るのですが、「骨の癒着」というところがイメージしづらいです。
感染があれば根の吸収、肥大、骨の吸収、硬化などは見られることがありますが、歯を抜いても「骨の癒着」があるというのはどうもよく分かりません。
一般論になりますが、歯根端切除術の再手術はなかなか良い結果が出ません。
抜歯をした場合、しない場合。
それぞれの選択肢について担当の先生とよくご相談下さい。
痛みと腫れで大変ですね。
早く収まるといいですね。
経過を的確に書いて 頂き理解出来るのですが、「骨の癒着」というところがイメージしづらいです。
感染があれば根の吸収、肥大、骨の吸収、硬化などは見られることがありますが、歯を抜いても「骨の癒着」があるというのはどうもよく分かりません。
一般論になりますが、歯根端切除術の再手術はなかなか良い結果が出ません。
抜歯をした場合、しない場合。
それぞれの選択肢について担当の先生とよくご相談下さい。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-08-02 08:52:18
ご相談ありがとうございます。
お話が専門的に見ると、いろいろ解釈できるような内容なので、ごく一般的にしか回答できませんが、くり返しの手術は、原則的避けるべきです。
どのような治療にもリスクがありますが、歯科医療では繰り返すほどもとの健康だった状態からは離れていってしまうからです。
なお、「根先端切除術」は現代では根の治療の専門家による、顕微鏡を使用した手術の方が、肉眼による外科の先生の治療結果よりも経過がいいことが分かっています。
もちろん一般的な平均ですから、そうでない場合も必ずあると思います。
再手術となるようであれば、そんなところも検討していいのかもしれません。
お話が専門的に見ると、いろいろ解釈できるような内容なので、ごく一般的にしか回答できませんが、くり返しの手術は、原則的避けるべきです。
どのような治療にもリスクがありますが、歯科医療では繰り返すほどもとの健康だった状態からは離れていってしまうからです。
なお、「根先端切除術」は現代では根の治療の専門家による、顕微鏡を使用した手術の方が、肉眼による外科の先生の治療結果よりも経過がいいことが分かっています。
もちろん一般的な平均ですから、そうでない場合も必ずあると思います。
再手術となるようであれば、そんなところも検討していいのかもしれません。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-08-02 16:54:50
担当の先生の「もう一度、あそこのやり方を変えたら、今度は必ず上手くいくはず!」との気持ちを感じてしまいましたが・・・。
(私の推測が当たってるかどうかはわかりません。)
(私の推測が当たってるかどうかはわかりません。)
相談者からの返信
相談者:
angeeさん
返信日時:2012-08-02 21:49:48
ご回答下さった先生様方ありがとうございますm(__)m
説明が漏れてしまっていたので追加します。
右上3の感染根管治療中です。
担当の先生は初回手術の前の説明で、根管治療は何度も消毒して薬を入替えるが、この手術は歯茎から切開し縫合するためそれが出来ず、完治の可能性は1回では何とも言えない・・・と濁されました。
術後20日程たっても歯茎の腫れが引かず、さわるとぶよぶよしており再手術させてほしいとのことでした。
私の仕事は接客業で顔の腫れが目立つ為、手術の後は10日程休まざるを得ず皆に迷惑をかけた上、さらに10日の休みはとる気になれず抗生物質服用で5か月経過を見ました。
毎回膿がたまっていて良くなる傾向が無く、これ以上抗生物質も出したくないとおっしゃるので、仕事を辞め再手術にいたりました。
骨の癒着という表現が合っていなかった様で、申し訳ありません。
歯根とその周りの歯を支えている骨に感染があり取り除きましたが再手術では完治の可能性が上がるという事で、ブリッジを外し歯茎からと歯の方から穴を広げ両側からでした。
今は仮歯です。
最悪、歯を抜いてもまた歯茎に膿がたまれば残った骨に感染しており、それをまた削り取る手術をするのでは?と想像し・・・
それを繰り返せば徐々に骨は減り、顔の輪郭は変わり・・・と恐ろしくなったのです(;_:)
たとえば、これだけ削ったらもうこれ以上は削れないとか、骨の再生がみられてからじゃないと3度目はないとか、そういう情報があれば少しの間でも恐怖から解放されるかと・・・そう思いました。
先生は良くなるまで繰り返し手術していく方針のようで、抜くのは以前から反対されています。
説明が漏れてしまっていたので追加します。
右上3の感染根管治療中です。
担当の先生は初回手術の前の説明で、根管治療は何度も消毒して薬を入替えるが、この手術は歯茎から切開し縫合するためそれが出来ず、完治の可能性は1回では何とも言えない・・・と濁されました。
術後20日程たっても歯茎の腫れが引かず、さわるとぶよぶよしており再手術させてほしいとのことでした。
私の仕事は接客業で顔の腫れが目立つ為、手術の後は10日程休まざるを得ず皆に迷惑をかけた上、さらに10日の休みはとる気になれず抗生物質服用で5か月経過を見ました。
毎回膿がたまっていて良くなる傾向が無く、これ以上抗生物質も出したくないとおっしゃるので、仕事を辞め再手術にいたりました。
骨の癒着という表現が合っていなかった様で、申し訳ありません。
歯根とその周りの歯を支えている骨に感染があり取り除きましたが再手術では完治の可能性が上がるという事で、ブリッジを外し歯茎からと歯の方から穴を広げ両側からでした。
今は仮歯です。
最悪、歯を抜いてもまた歯茎に膿がたまれば残った骨に感染しており、それをまた削り取る手術をするのでは?と想像し・・・
それを繰り返せば徐々に骨は減り、顔の輪郭は変わり・・・と恐ろしくなったのです(;_:)
たとえば、これだけ削ったらもうこれ以上は削れないとか、骨の再生がみられてからじゃないと3度目はないとか、そういう情報があれば少しの間でも恐怖から解放されるかと・・・そう思いました。
先生は良くなるまで繰り返し手術していく方針のようで、抜くのは以前から反対されています。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2012-08-03 10:07:08
>完治の可能性は1回では何とも言えない・・・と濁されました。
>先生は良くなるまで繰り返し手術していく方針のようで
んんん…。
これは、担当の先生の考え方次第だと思いますが、歯根端切除術は「最後の切り札」的ポジションですので、「繰り返し手術を行う」と言うのはいかがなものかと…。^_^;
さがら先生も書かれているように
「根の治療の専門家による、顕微鏡を使用した手術の方が、肉眼による外科の先生の治療結果よりも経過がいいことが分かっています。」
です。
従来の顕微鏡を使わない歯根端切除の成功率 57.7%(11.9年予後)
歯内療法専門医が顕微鏡を使った場合の成功率 91.5%(5〜7年予後)
ですので、一見同じ事をしているようでも「歯根端切除術」とは呼ばず「外科的歯内療法」と区別して呼ぶ事もあります。
場合によっては、歯内療法専門医の先生に診てもらう必要もあるかもしれませんね。
>先生は良くなるまで繰り返し手術していく方針のようで
んんん…。
これは、担当の先生の考え方次第だと思いますが、歯根端切除術は「最後の切り札」的ポジションですので、「繰り返し手術を行う」と言うのはいかがなものかと…。^_^;
さがら先生も書かれているように
「根の治療の専門家による、顕微鏡を使用した手術の方が、肉眼による外科の先生の治療結果よりも経過がいいことが分かっています。」
です。
従来の顕微鏡を使わない歯根端切除の成功率 57.7%(11.9年予後)
歯内療法専門医が顕微鏡を使った場合の成功率 91.5%(5〜7年予後)
ですので、一見同じ事をしているようでも「歯根端切除術」とは呼ばず「外科的歯内療法」と区別して呼ぶ事もあります。
場合によっては、歯内療法専門医の先生に診てもらう必要もあるかもしれませんね。
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-08-03 10:26:48
>根菅治療は何度も消毒して薬を入れ替えるが、この手術は歯茎から切開し縫合するためそれが出来ず、完治の可能性は1回では何とも言えない・・・
>術後20日経っても歯茎の腫れが引かず、さわるとぷよぷよしており
どういった術式をなさるのか、興味はあります。
また、転医されることも一案に思えます。
>術後20日経っても歯茎の腫れが引かず、さわるとぷよぷよしており
どういった術式をなさるのか、興味はあります。
また、転医されることも一案に思えます。
相談者からの返信
相談者:
angeeさん
返信日時:2012-08-03 14:13:49
貴重なご意見ありがとうございますm(__)m
担当医師が、歯内療法の専門医かどうかはわからないのですが、その歯科口腔外科のホームページには、マイクロスコープ導入と歯内療法セミナー参加との記載があります。
麻酔の段階で鼻から上には厚手のタオルをかけられ、顕微鏡(マイクロスコープ?)を使っていたかどうかはわかり兼ねます・・・
が、あるなら通常使用しますよね?
使用したにもかかわらず、再手術し経過が良くないというのは先生の腕か、私の運命が残りの8.5%の人間だと解釈すべきでしょうか?
住まいが地方で、近所の歯科でセラミッククラウンの色と形に納得がいかず、現在の通院先を調べ車で片道40分かけて通い始めました。
右上1と、左上1〜5まで新しくジルコニアクラウンにしていただき、右上2〜5も同じくジルコニアに色をそろえるつもりで治療中なので、できれば転院せずに治療したいのです。
ご回答の結果として、再手術を今後も繰り返し行うかどうかは先生の考え方次第で、しない方がいいが状況によりあり得るという事なのでしょうか・・・・
担当医師が、歯内療法の専門医かどうかはわからないのですが、その歯科口腔外科のホームページには、マイクロスコープ導入と歯内療法セミナー参加との記載があります。
麻酔の段階で鼻から上には厚手のタオルをかけられ、顕微鏡(マイクロスコープ?)を使っていたかどうかはわかり兼ねます・・・
が、あるなら通常使用しますよね?
使用したにもかかわらず、再手術し経過が良くないというのは先生の腕か、私の運命が残りの8.5%の人間だと解釈すべきでしょうか?
住まいが地方で、近所の歯科でセラミッククラウンの色と形に納得がいかず、現在の通院先を調べ車で片道40分かけて通い始めました。
右上1と、左上1〜5まで新しくジルコニアクラウンにしていただき、右上2〜5も同じくジルコニアに色をそろえるつもりで治療中なので、できれば転院せずに治療したいのです。
ご回答の結果として、再手術を今後も繰り返し行うかどうかは先生の考え方次第で、しない方がいいが状況によりあり得るという事なのでしょうか・・・・
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-08-03 14:44:24
担当の先生の説明が、そっくりそのまま、この場に伝えられているかどうかは判りませんが・・。
この場合、マイクロスコープを使用した・しなかったの問題とは少し違ったものに思えます。
セカンドオピニオンも転医もオプションとして存在はすると思いますよ。
この場合、マイクロスコープを使用した・しなかったの問題とは少し違ったものに思えます。
セカンドオピニオンも転医もオプションとして存在はすると思いますよ。
タイトル | 歯根端切除術の再手術は癒着部が無くなるまで繰り返す? |
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質問者 | angeeさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み 根管治療の治療法 根管治療後の痛み 根管治療に関するトラブル 歯根端切除術 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。