ブリッジの寿命・メンテナンスについて

相談者: 未央さん (28歳:女性)
投稿日時:2012-08-11 21:08:53
こんにちは、初めまして。

私は10年前に、事故で上前歯左1番と右1、2番を欠損しました。

それから六連結のブリッジをしており、最近審美歯科で治したのですが、値段が高額だったので、どの位もつのか、土台にしている歯は虫歯になってしまったりしないかなど毎日考えすぎて苦しいです。


お伺いしたい事は

1、土台にしている歯は、食べ物などが入り虫歯になる事があるのか(ちなみに土台の歯の神経は残してます)と、犬歯は寿命が長いときいた事があるんですが本当ですか?

虫歯や歯周病にならない為にどんなお手入れが出来ますか?


2、ブリッジは外れないですが、やはりゴミがたまってしまいにおいがでるのですか?

歯医者で清掃は出来ますか?

虫歯の発見や清潔にするため、数年たったらブリッジを外して変えた方がいいのでしょうか?

問題が無ければ、数十年つけたままでも問題はないですか?


たくさんの質問申し訳ございません。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-08-11 21:20:34
未央 さん、こんばんは

>問題が無ければ、数十年つけたままでも問題はないですか

大在りです。

どんな修復物でも装着したらそれっきり、何かあったら受診しようとお考えになるのは如何なものかと思います。

未央 さんのお口の状態に合った、セルフケアについて指導していただき、メンテナンスに通い続けることをお勧めします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-08-11 21:43:19
ご相談ありがとうございます。


>1、土台にしている歯は、食べ物などが入り虫歯になる事があるのか


食べ物は虫歯の原因にはなりません。
ご心配ありません。

虫歯の原因は虫歯菌です。
菌が入らないほうが良いでしょう。

ただ食べ物が入りやすく、掃除しにくい構造だと歯肉炎症を起こしやすくなります。
そうなるとは肉が下がってきて、そこからむし歯が始まりやすくなることもあります。

ピッタリフィットのかぶせ物が必要です。



>(ちなみに土台の歯の神経は残してます)と、犬歯は寿命が長いときいた事があるんですが本当ですか?


そのとおりです。
とても強い歯です。
ブリッジの作り方がもしその良さをしっかり発揮させてくれれば、ブリッジも長持ちするはずです。

実際に長持ちしている例はたくさんあります。
そうでない例も世の中には無数にあるようです。



>虫歯や歯周病にならない為にどんなお手入れが出来ますか?


細菌がかぶせ物と歯の境目に溜まらないようにするお手入れが有効です。
また予防しやすい設計のブリッジが必要です。


自己流ではとても危険です。

予防に実績のある歯科医院で、予防プログラムを組んでいただくことと、毎回その実行結果を検査して、数字で評価していただくことと、合わない部分があればプログラムをその都度修正していただくことが有効です。

本来ブリッジ作製前に立てる計画ではあります。



>2、ブリッジは外れないですが、やはりゴミがたまってしまいにおいがでるのですか?


歯が全部揃っているときよりも、溜まりやすくなります。
設計次第で大きく異なります。



歯医者で清掃は出来ますか?


できます。
しかし、ご自分でもケアできる知識と技術を学ぶプログラムが必要です。
またケアに適した設計のブリッジが必要です。



>虫歯の発見や清潔にするため、数年たったらブリッジを外して変えた方がいいのでしょうか?


それはとても危険です。
生きている口の中は、自動車の車検ではありませんから、部品を取り替えるたびに新品の自動車のように戻ることはありません。

やり直すたびに、抜歯の危険が近づくだけです。



>問題が無ければ、数十年つけたままでも問題はないですか?


初めから、20年、30年くらいは使うつもりで作ってあればそのほうが、支えの歯を抜歯から守れます。

その目的は、歯を入れることと同時に、支えの歯を守ることですから、その設計であればもう一度長持ちするブリッジを造れるはずです。

そういうブリッジの計画が、予防的な治療といいます。
実際はブリッジを作る前に、予防のレクチャーからスタートするべきではあります。


当初からその計画でない場合は、いつもやり直して歯を助けることを考えないといけなくなります。
その都度大変な思いをすることにはなります。


目先だけできれいにしたいのであれば特に難しくありません。

しかし、それだけ大きなブリッジをする場合、一生困らないように予防線を張ることが最も重要です。
何しろ、犬歯まで失ったらもうブリッジはできないから、とかいろいろあるからです。


ご担当の先生にご相談ください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-08-11 23:22:44
未央 さん

こんばんは

虫歯ができるのは、次の4つの条件がそろった時と言われています。

歯がある
虫歯菌(ばい菌)がいる
食べかす(砂糖など)が口の中にある
それらの状態が、一定時間以上続く


今回、装着したブリッジを長持ちさせるために、ご自身の毎日のお手入れと、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要かと思います。

ブリッジを入れた歯科医院では、メンテナンスは受けることができないのでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 未央さん
返信日時:2012-08-12 00:22:57
小林先生、ご回答ありがとうございます。

ブリッジは一度外してしまうと、また作り治しになってしまいますよね?
60万以上かかったので、出来れば長くつけていたいと思いまして...

確かにこの状況で何もしないのは良くないですよね。
自分でのケア、定期的に歯医者に行くのを
怠らない様にします!
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 未央さん
返信日時:2012-08-12 00:56:09
さがら先生、ご回答ありがとうございます。

全ての質問に丁寧に答えて頂き、不安や苦しんでいた気持ちが少し軽くなりとても感謝です。

長年持たせる為、予防の為にブリッジの設計はすごく大事なんですね。
審美歯科で治したので、その点は少し不安です。


もしまたこの文を読んで頂いているのであれば、

>予防に実績のある歯科医院で、予防プログラムを組んでいただくことと、毎回その実行結果を検査して、数字で評価していただくことと、合わない部分があればプログラムをその都度修正していただくことが有効です。

>本来ブリッジ作製前に立てる計画ではあります。

とあるのですが、やはりブリッジを作る前の話ですよね?
作った後は意味がないですか?


予防のレクチャーなどは何もなかったので、
もう少し相談のしやすい歯科にかかれば良かったと後悔します...

犬歯がなくなったらと思うとこわくて仕方ありません。
出来る限り自分でのケア、歯科でのメンテナンスはしっかりしようと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 未央さん
返信日時:2012-08-12 01:11:08
橋本先生、ご回答ありがとうございます。

虫歯の条件、すごく勉強になります。
虫歯菌、しっかり自分でケアをして気を付けたいと思います。

まだ仮歯の状態なのですが、審美歯科であまり親身になってくれず、アフターケアなどは不安です。
もう少し歯科選びをするべきでした。

もしこれを読んで頂いているのであれば、今後のメンテナンスは審美歯科であってもしてもらえますか?
また、どんなメンテナンスなのでしょうか?

すみませんが、宜しくお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-08-12 10:54:44
こんにちわ。カワサキです。


> ブリッジを作る前の話ですよね?作った後は意味がないですか?

※ さがら先生の回答、いいですね。
さがら先生ではないですが…… 

できれば、製作前の方が、好ましいですが、製作後でも、意味が無い事はないです。

支台歯(支えている歯)、ポンテッィク(歯が無い部分のダミーの歯)の、形態・設計に応じて、お手入れの仕方を、教わるといいと思います。


> 今後のメンテナンスは審美歯科であってもしてもらえますか?
また、どんなメンテナンスなのでしょうか?

※ 橋本先生の回答、いいですね。

橋本先生ではないですが……
その医院のシステムにもよりますが、製作・セットした後の、メンテナンス・アフターフォローの意味でも、やってくれると思います。

※ @ PMTC(専門家による、機械などを用いた、プラークコントロール)…… プロのケア
  
A TBI(歯磨き指導・自宅で、日々のお手入れ)…… セルフケア
  
B 生活習慣・食生活の、アドバイス
などを、メンテナンスで、総合的に、行ってくれると、思います。


ご参考までに。
長持ちすると、いいですね。
『予防』は、大切です! 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 未央さん
返信日時:2012-08-12 20:41:12
川崎先生、ご回答ありがとうございます。

機械によるプロのケアもあるんですね!
すごく勉強になりました。
セルフケア、生活習慣のアドバイスもお願いしてみます。

とにかく虫歯歯周病にならないよう、予防する事を大切にしていきたいと思います。
ありがとうございました!



タイトル ブリッジの寿命・メンテナンスについて
質問者 未央さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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