[写真あり] 非抜歯矯正で顔が以前より面長に。元の顔貌に戻すには?
相談者:
kakakoさん (22歳:女性)
投稿日時:2012-08-22 17:55:57
こんにちは。
現在22才で非抜歯矯正を初めて1年経つのですが、面長になったなどいくつかの問題点があるので(自分の感覚で)改善策を教えていただきたく、投稿致しました。
矯正前の状態
●2級咬合(過蓋咬合?前歯のかぶさり左+4.0mm、右+5.0mm)上下顎前歯部の叢生
治療目標
●上顎大臼歯を遠心移動することにより、小臼歯非抜歯を目標に叢生の解消を行う
治療方針
●上顎にペンデュラム装置、ヘッドギアを用い、大臼歯の遠心移動を行う
親不知は4本とも抜歯済みで、ペンデュラムによる上顎の大臼歯移動も終わりました。
4月辺りから、上(前歯4本以外)下にブラケット、1か月前から歯間ゴムをつけ始めました。
元々上下の前歯は4~5mm重なっていたのですが、現在では1mmありません。
治療開始後私が気になっている問題点
●奥歯の咬みあわせが高くて辛い(頬の緊張)
●唇を閉めにくい
●顔の下半分が痩せた(細長い)
●口元の線(法令線)が濃くなり、口元が出ている
●顔が長くなった(特に横顔の顎のラインなど)です。
顔が大きくなったというのは、首にあったほくろが顎でほとんど見えなくなってしまっているので、顎が伸びてしまったのではないかと思います。
以前顔が長くなった気がすると歯医者さんに言った際には、そんな風には見えないし、そんなことを言ってきた患者さんは今までいないとい言われました。
いくつかのサイトで下顎の回転説などが唱えられていたのですが、その可能性はありますか。
また、矯正治療前の状態に戻すにはどのような方法が考えられるでしょうか。
矯正治療を中止すれば顔の輪郭など元に近い状態に戻りますか(回転した顎は?)。
前歯が少しがたがたのままになってしまうのは構いません。
宜しくお願いします。
画像2が矯正前に歯医者でとったもの
画像1が今日自宅でとったものです。
画像1 画像2
現在22才で非抜歯矯正を初めて1年経つのですが、面長になったなどいくつかの問題点があるので(自分の感覚で)改善策を教えていただきたく、投稿致しました。
矯正前の状態
●2級咬合(過蓋咬合?前歯のかぶさり左+4.0mm、右+5.0mm)上下顎前歯部の叢生
治療目標
●上顎大臼歯を遠心移動することにより、小臼歯非抜歯を目標に叢生の解消を行う
治療方針
●上顎にペンデュラム装置、ヘッドギアを用い、大臼歯の遠心移動を行う
親不知は4本とも抜歯済みで、ペンデュラムによる上顎の大臼歯移動も終わりました。
4月辺りから、上(前歯4本以外)下にブラケット、1か月前から歯間ゴムをつけ始めました。
元々上下の前歯は4~5mm重なっていたのですが、現在では1mmありません。
治療開始後私が気になっている問題点
●奥歯の咬みあわせが高くて辛い(頬の緊張)
●唇を閉めにくい
●顔の下半分が痩せた(細長い)
●口元の線(法令線)が濃くなり、口元が出ている
●顔が長くなった(特に横顔の顎のラインなど)です。
顔が大きくなったというのは、首にあったほくろが顎でほとんど見えなくなってしまっているので、顎が伸びてしまったのではないかと思います。
以前顔が長くなった気がすると歯医者さんに言った際には、そんな風には見えないし、そんなことを言ってきた患者さんは今までいないとい言われました。
いくつかのサイトで下顎の回転説などが唱えられていたのですが、その可能性はありますか。
また、矯正治療前の状態に戻すにはどのような方法が考えられるでしょうか。
矯正治療を中止すれば顔の輪郭など元に近い状態に戻りますか(回転した顎は?)。
前歯が少しがたがたのままになってしまうのは構いません。
宜しくお願いします。
画像2が矯正前に歯医者でとったもの
画像1が今日自宅でとったものです。
画像1 画像2
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-08-22 18:47:18
理屈を考えると、まず蝶番を想像してください。
先端近くに挟んだものを蝶番軸(顎関節に相当)に近づける(遠心移動に相当)と蝶番はより開いてきます(下顎の時計回りの回転に相当)。
もし、歯の遠心移動を行うとしたら、圧下(歯を歯茎の中に押し込むようない移動)等を併用する必要がありそうに思えます。
只、治療には各ステージがあり、今後、必要な処置が組み込まれてくる可能性は考えられます。
担当の先生にお尋ねください。
因みに、もし口呼吸の癖があるようでしたら、鼻呼吸を習慣となさってみてください。
あと食物をしっかりとよく噛まれることをお勧めしたいと思います。
先端近くに挟んだものを蝶番軸(顎関節に相当)に近づける(遠心移動に相当)と蝶番はより開いてきます(下顎の時計回りの回転に相当)。
もし、歯の遠心移動を行うとしたら、圧下(歯を歯茎の中に押し込むようない移動)等を併用する必要がありそうに思えます。
只、治療には各ステージがあり、今後、必要な処置が組み込まれてくる可能性は考えられます。
担当の先生にお尋ねください。
因みに、もし口呼吸の癖があるようでしたら、鼻呼吸を習慣となさってみてください。
あと食物をしっかりとよく噛まれることをお勧めしたいと思います。
回答2
回答日時:2012-08-22 18:58:58
写真を拝見すると、私にも確かに顔が長くなっているように見えます。
ただ写真の場合には、わずかな顔の角度変化で(うつむき、仰向けなど)かなり違った印象を与えることもありますので、これだけではなんとも申せません。
実際の変化は側面セファロで確認することができます。
正面セファロでは写真同様の理由ではっきりしないことがあります。
ひょっとすると治療前の顔の印象や、セファロ診査では担当医は垂直的問題は少ないと判断したのかもしれません。
咀嚼筋力が弱いタイプの場合には、特に非抜歯治療の場合にはこのような変化(下顎骨の後下方回転)が生じる可能性があります。
担当の先生としっかりご相談ください。
必要ならセファロで確認していただくといいかもしれません。
ご自分でできることは藤森先生に同意です。
ただ写真の場合には、わずかな顔の角度変化で(うつむき、仰向けなど)かなり違った印象を与えることもありますので、これだけではなんとも申せません。
実際の変化は側面セファロで確認することができます。
正面セファロでは写真同様の理由ではっきりしないことがあります。
ひょっとすると治療前の顔の印象や、セファロ診査では担当医は垂直的問題は少ないと判断したのかもしれません。
咀嚼筋力が弱いタイプの場合には、特に非抜歯治療の場合にはこのような変化(下顎骨の後下方回転)が生じる可能性があります。
担当の先生としっかりご相談ください。
必要ならセファロで確認していただくといいかもしれません。
ご自分でできることは藤森先生に同意です。
相談者からの返信
相談者:
kakakoさん
返信日時:2012-08-22 19:23:03
藤森先生、伊藤先生、ありがとうございます。
現在担当の歯科医院がお盆休みで何も確認できない状態なのですが、歯のことが気になって気になって夜も眠れないような状態なので、追加で質問させていただきたく思います。
@藤森先生、最初の治療計画の段階では圧下の話などは全くなかったのですが、これからもその計画はない(あるいは必要ない)と言われた場合には、他の医院などでその治療をお願いした方が良いのでしょうか。
以前面長が気になると言ったときも、検査などもせず全く取り合ってくれなかったので不安です。
また、その圧下という方法がとられた場合には面長は解消されるのでしょうか。
A伊藤先生、その顎骨の後下方回転が生じてしまっている場合に、どのような解決策がとられ得るのでしょうか。
Bもしも矯正治療をやめてしまった場合には、顎などの輪郭は今のままになってしまうのでしょうか、それとも矯正前に戻る可能性が高いのでしょうか。
もし宜しければ回答お願い致します。
現在担当の歯科医院がお盆休みで何も確認できない状態なのですが、歯のことが気になって気になって夜も眠れないような状態なので、追加で質問させていただきたく思います。
@藤森先生、最初の治療計画の段階では圧下の話などは全くなかったのですが、これからもその計画はない(あるいは必要ない)と言われた場合には、他の医院などでその治療をお願いした方が良いのでしょうか。
以前面長が気になると言ったときも、検査などもせず全く取り合ってくれなかったので不安です。
また、その圧下という方法がとられた場合には面長は解消されるのでしょうか。
A伊藤先生、その顎骨の後下方回転が生じてしまっている場合に、どのような解決策がとられ得るのでしょうか。
Bもしも矯正治療をやめてしまった場合には、顎などの輪郭は今のままになってしまうのでしょうか、それとも矯正前に戻る可能性が高いのでしょうか。
もし宜しければ回答お願い致します。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-08-22 22:19:27
まず、伊藤先生が回答されましたように、面長になったかどうかの客観的評価として、側面セファロ(横顔レントゲン写真)を撮ってもらうことをお勧めします。
セファロ上で面長の変化が認められたら、担当の先生も本気で取り組んでいただけるのではないでしょうか。
面長に見えることが、骨格的な問題ではなく、軟組織(筋肉等)の変化だとしたら一時的なものかもしれません。
もし、臼歯遠心移動や挺出が原因であれば、基本的には、歯が圧下することで面長化を防いだり、場合によっては改善出来る可能性はあると思います。
しかしながら、臼歯の遠心移動の中で、どう組み込んだら良いのかは実際の臨床現場で判断するしかないと思います。
他の先生に実際に治療内容を診ていただいた上で意見を求めるのはお勧めしたいと思います。
しかしながら、他の歯科医院で一部のみの追加処置を加えるのは現実的ではないと思います。
セファロ上で面長の変化が認められたら、担当の先生も本気で取り組んでいただけるのではないでしょうか。
面長に見えることが、骨格的な問題ではなく、軟組織(筋肉等)の変化だとしたら一時的なものかもしれません。
もし、臼歯遠心移動や挺出が原因であれば、基本的には、歯が圧下することで面長化を防いだり、場合によっては改善出来る可能性はあると思います。
しかしながら、臼歯の遠心移動の中で、どう組み込んだら良いのかは実際の臨床現場で判断するしかないと思います。
他の先生に実際に治療内容を診ていただいた上で意見を求めるのはお勧めしたいと思います。
しかしながら、他の歯科医院で一部のみの追加処置を加えるのは現実的ではないと思います。
回答4
天神デンタルクリニック(福岡市中央区)の児玉です。
回答日時:2012-08-23 06:14:15
>歯のことが気になって気になって夜も眠れないような状態
このままでは心身ともにマイってしまいます。
ここは思い切って担当の先生に、クレームととられない無い様に
自分の思いを
冷静に素直に伝える
ことが解決への早道ではないでしょうか
このままでは心身ともにマイってしまいます。
ここは思い切って担当の先生に、クレームととられない無い様に
自分の思いを
冷静に素直に伝える
ことが解決への早道ではないでしょうか
回答5
回答日時:2012-08-23 08:57:51
もし矯正が原因で、面長になってきたとしたら、一時ワイヤーをはずして後戻りによる顔の短小化を期待してもいいかもしれません。
ただ、いったん開大してきたものが、自然放置や咀嚼訓練だけで短小化(元に戻る)する可能性は大きくはないと思います。
もし治療継続するなら、長顔、口唇閉鎖不全を解決するためには、ミニスクリューなど(TAD)を併用したほうがいいかもしれません。
ただおそらく現状で、ほとんどの歯は咬んでいると思いますので、TADを使っても全部の歯を圧下するのは結構大変です。
ミニスクリューよりもSMAPのほうがいいかもしれません。
もう一つの方法は、顎矯正手術を併用する方法が考えられます。
担当の先生とよくお話し合いになり、必要ならほかの矯正の先生(顎変形症を取り扱っている)に相談してみてください。
ただ、いったん開大してきたものが、自然放置や咀嚼訓練だけで短小化(元に戻る)する可能性は大きくはないと思います。
もし治療継続するなら、長顔、口唇閉鎖不全を解決するためには、ミニスクリューなど(TAD)を併用したほうがいいかもしれません。
ただおそらく現状で、ほとんどの歯は咬んでいると思いますので、TADを使っても全部の歯を圧下するのは結構大変です。
ミニスクリューよりもSMAPのほうがいいかもしれません。
もう一つの方法は、顎矯正手術を併用する方法が考えられます。
担当の先生とよくお話し合いになり、必要ならほかの矯正の先生(顎変形症を取り扱っている)に相談してみてください。
相談者からの返信
相談者:
kakakoさん
返信日時:2012-08-27 01:50:48
藤森先生、児玉先生、伊藤先生、ありがとうございました。
担当の歯科医院がしばらくお休みなので、先生方が教えて下さったことを踏まえながら、他の医院にセカンドオピニオンのような形で意見を求めに行きました。
今回は口腔内写真のみでセファロ分析はしていただけませんでしたが、やはり大臼歯の遠心移動や挺出の影響で下顎骨が回転し、面長になっている可能性があるとのことでした。
また私が少し出っ歯であったことも踏まえ、抜歯矯正に切りかえ、さらにインプラントで歯を圧下させることを勧めて下さいました。
次回担当の医院に行く際に、面長になっていることを含め、今後の治療方針の相談をしたいと思っています。
ここで歯を圧下させることを前提に、抜歯矯正に切り替えることも視野に入れての質問をさせていただきたいです。
元々矯正前の自分の輪郭が気に入っていたので、できるだけ輪郭が変わってしまうのを避けたいのですが、抜歯・非抜歯どちらの方が輪郭が変わる可能性が低いでしょうか。
というのも、素人の感覚ですが、
●非抜歯(大臼歯遠心移動)では奥歯のかみ合う位置が奥まってしまうため、使う筋肉などが変化し輪郭の印象が変わってしまうのではないか。(もし変わるのであれば、どういった傾向があるか教えていただけるとありがたいです。)
●現在の治療では、左上大臼歯に比べ、右上大臼歯をズラした量が大きく、左右大臼歯の位置が違うため、左右のバランスが崩れてしまうのではないか。
●抜歯では、歯列弓が小さくなり、口元の華やかさがなくなってしまうのではないか。
という疑問があります。
とても細かい質問だということは承知なのですが、
今矯正が上手く行っているという実感がなく、毎日不安になってしまっています。
費用と時間が多くかかるため、終わった後に後悔がないようにしたいと思っているので、お答えいただけると有難いと思っています。
よろしくお願いします。
担当の歯科医院がしばらくお休みなので、先生方が教えて下さったことを踏まえながら、他の医院にセカンドオピニオンのような形で意見を求めに行きました。
今回は口腔内写真のみでセファロ分析はしていただけませんでしたが、やはり大臼歯の遠心移動や挺出の影響で下顎骨が回転し、面長になっている可能性があるとのことでした。
また私が少し出っ歯であったことも踏まえ、抜歯矯正に切りかえ、さらにインプラントで歯を圧下させることを勧めて下さいました。
次回担当の医院に行く際に、面長になっていることを含め、今後の治療方針の相談をしたいと思っています。
ここで歯を圧下させることを前提に、抜歯矯正に切り替えることも視野に入れての質問をさせていただきたいです。
元々矯正前の自分の輪郭が気に入っていたので、できるだけ輪郭が変わってしまうのを避けたいのですが、抜歯・非抜歯どちらの方が輪郭が変わる可能性が低いでしょうか。
というのも、素人の感覚ですが、
●非抜歯(大臼歯遠心移動)では奥歯のかみ合う位置が奥まってしまうため、使う筋肉などが変化し輪郭の印象が変わってしまうのではないか。(もし変わるのであれば、どういった傾向があるか教えていただけるとありがたいです。)
●現在の治療では、左上大臼歯に比べ、右上大臼歯をズラした量が大きく、左右大臼歯の位置が違うため、左右のバランスが崩れてしまうのではないか。
●抜歯では、歯列弓が小さくなり、口元の華やかさがなくなってしまうのではないか。
という疑問があります。
とても細かい質問だということは承知なのですが、
今矯正が上手く行っているという実感がなく、毎日不安になってしまっています。
費用と時間が多くかかるため、終わった後に後悔がないようにしたいと思っているので、お答えいただけると有難いと思っています。
よろしくお願いします。
タイトル | [写真あり] 非抜歯矯正で顔が以前より面長に。元の顔貌に戻すには? |
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質問者 | kakakoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 22歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯列矯正のトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。