インプラント治療で骨が足りないのは抜歯が遅かったことが原因?

相談者: コロロンさん (40歳:女性)
投稿日時:2012-09-06 23:44:38
参考:過去のご相談
2ヶ月以上前に抜歯した部分が痛むのは細菌が残っているからですか?



2012年6月16日に左上6番を抜歯し、インプラント治療を検討していたのですが、CTを撮った結果、骨が足りないことが判明。
ソケットリフトGBR→10ヶ月経過してから再びCT→インプラント埋入と言われました。


ここからが相談内容です。

骨が足りない原因について尋ねると、担当歯科医

「整形外科的なもの、つまり生まれつき。」

とおっしゃいましたので、私が、

「細菌で骨が溶けたのではないですか?
つまり、もっと早く抜歯に踏み切っていれば、こうはならなかった、ということではないですか?」

と聞き返すと、

「違うと思うけど…多分。」

とのこと。

担当歯科医は、大変優しい先生ですが、何事もはっきり言ってくれない所が玉に瑕です。
私に「もっと早く抜歯してれば、こうならなかったのに。」と思われるのが嫌で、そう言ってるのかな、という疑いも持ってしまいます。
私としては、真実が知りたいだけなのに…。

21年前に根管治療し、2004年元旦から歯の根の激痛が始まり、それから8年半、とうとう耐えられなくなった虫歯の抜歯です。

やはり「細菌で骨が溶けた、もっと早く抜歯していれば、こうならなかったはず。」と考えてしまうのです。

担当歯科医は、その8年半、苦痛を何度訴えても

「根管治療をするより、抜歯をするより、とにかくバファリン飲んで痛みが治まるなら、それでOK。
このままバファリン続けましょ。」

と言い続けました。

抜歯は私の強い願望により行われたことです。
とうとう我慢できなくなったのです。

こんなことを相談できるのは、ここの掲示板だけです。

どう思われるか、ご回答頂けますでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-09-07 00:10:57
コロロンさまこんばんわ。

インプラントを埋入できるだけの骨量がない原因ですが、実際に診察してわけではないので判りかねるというのが正直なところです。

6番欠損なら、7番があればわざわざインプラントをするより、一般的なD6Fのブリッジのほうが個人的にはいいと思います。

一度検討なさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-09-07 00:29:46
コロロンさん

こんばんは

データの取り方によって数字は変わってきますが、日本人で6番部の歯がなくなった場合、そこに残っている骨の量の平均は、5~8mmぐらいとも言われています。

そこに10mm以上のインプラントを入れるのであれば、普通、骨を増やすための治療が、必要になってきます。

もちろん骨を増やす必要がないばあいもあります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-09-07 10:53:59
コロロンさん、こんにちは

>私としては、真実が知りたいだけなのに…。

なかなか難しいですね。

確かに細菌感染歯周病根尖性歯周炎)によって、骨が吸収した可能性もあると思います。

でも、経験上ですが上顎の6番の場合は、抜歯インプラント治療を行う場合、多少なりとも骨造成が必要なことが多いと思います。

最近はショートインプラントといわれる短いインプラントフィクスチャーもありますので、そのようなものを使えば骨造成は必要なくなるかもしれません。

ただ、どのようなインプラントを選択するかは、治療する歯科医師の裁量にかかってくるところです。

参考になれば幸いです。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-09-07 13:28:20
橋本先生、畑田先生の書かれているように「判断は難しい」です。

もし、どうしても

「もっと早く抜歯に踏み切っていれば、こうはならなかった」

のかどうかを確認したいのであれば、21年前のレントゲン写真から、2004年、2012年とレントゲン上で比較する必要があると思います。

そして、どの時点で抜歯の判断をしたら適切だったのか、複数の歯科医によって検証される必要があると思います。


正直な話、コロロンさんがそこまでの労力を払う必要がありますかね?


>私としては、真実が知りたいだけなのに…。

個人的には「(申し訳無いですけど)澄んでしまった事を振り返って確認する事に意味があるのですか?」と思ってしまいます。


そのような後悔は歯科医がすべきであって、患者さん個人がしても全く生産性は無いと思いますよ。
(歯科医は後の患者さんにフィードバックする事が出来るからです)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コロロンさん
返信日時:2012-09-07 19:22:15
山田豊和先生

ご回答誠にありがとうございます。
実は私も、インプラントではなくて、ブリッジしようかと検討し始めたところです。
一般的なやり方でやった方が、確かにいいのかな、と。

アドバイスありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コロロンさん
返信日時:2012-09-07 19:26:08
橋本英敏先生

ご回答誠にありがとうございます。

とても分かりやすい説明でした。
おかげさまで、次回主治医に会った時、すんなり話しができそうです。

本当にありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コロロンさん
返信日時:2012-09-07 19:28:48
畑田憲一先生

ご回答誠にありがとうございます。

ご回答の中に、私の知りたかったことが、すべて盛り込まれていました!!!
大いに参考になりました。
本当にありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コロロンさん
返信日時:2012-09-07 19:55:39
櫻井善明先生

ご回答誠にありがとうございます。


>正直な話、コロロンさんがそこまでの労力を払う必要がありますかね?

ありません。
ただ、担当医が「真実を分かっているのに、言いたくないだけ。」であるなら、聞いてみたいな、とは思いましたので、相談したのです。


>個人的には「(申し訳無いですけど)澄んでしまった事を振り返って確認する事に意味があるのですか?」と思ってしまいます。

大ありです。
自分の体に起こった事実をなるべく正確に把握、そして受容することで、8年半、日常生活に大きな支障があるほどの激痛をかかえて耐えたことと、穏やかに向き合うことができるからです。


>そのような後悔は歯科医がすべきであって、患者さん個人がしても全く生産性は無いと思いますよ。
>(歯科医は後の患者さんにフィードバックする事が出来るからです)

それは大間違いです。
なぜなら「私の」歯だからです。

済んだことを後悔するしない、ではなく、まずは正しく事実を知ることで、今でもなお問題を抱えたままでいる、謎の歯痛の原因を突き止めるヒントになるかもしれません。

また将来、何かの病気になった時、ここで知った事実が、その病気と闘う道しるべになってくれるかもしれません。
さらに言えば、私の身近な人間が、同じ状況に陥るかもしれません。
そうしたら「フィードバック」ができますから。

事実を突きとめようとして分からなかったのか、突きとめようともしなかったのか、は、全然違います。


こうした疑問を持ち、追求することに、私は大いなる「生産性」を感じております。

なぜなら、櫻井先生のような方から、

>確認したいのであれば、21年前のレントゲン写真から、2004年、2012年とレントゲン上で比較する必要があると思います。
>そして、どの時点で抜歯の判断をしたら適切だったのか、複数の歯科医によって検証される必要があると思います。
>橋本先生、畑田先生の書かれているように「判断は難しい」です。

このような素晴らしい回答を頂けることができるからです。
これは素人の私にとって貴重です。
複数の歯科医にレントゲン写真を見せることはしません。
ですが、主治医に、レントゲン上、どんな変化が見られたか、次回ぜひ聞いてみますね。

正直申し上げますと、この質問をするのは、とても勇気のいることでした。

なぜなら、

>「(申し訳無いですけど)澄んでしまった事を振り返って確認する事に意味があるのですか?」と思ってしまいます。

と思われる先生が大半だと推測できたからです。
誰も一人も回答してくれないかも、こんな質問に…と思いながらしてみたら、4人もの先生が親身になって貴重な回答を下さいました。
有難くて、お礼の言葉もございません。

質問して本当に良かったです。
ありがとうございました。



タイトル インプラント治療で骨が足りないのは抜歯が遅かったことが原因?
質問者 コロロンさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラント治療法
インプラントに関するトラブル
歯医者への不信感
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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