レジンの変色による交換は、どこまで保険治療範囲か?

相談者: ひまわり子さん (49歳:女性)
投稿日時:2012-09-19 12:15:42
はじめまして。
よろしくお願いいたします。


私は、お恥ずかしいことに歯磨きが下手だったようで、ほとんどの歯の根元(上下左右の1〜4)に虫歯ができたため10歳頃にレジンを詰めていただき、その後も2〜3回ほど変色が気になりだした時期に詰め直ししていただきました。

この詰め直すタイミングは、最初は他の治療で歯科医にかかったときに先生のほうから

「変色してきたから詰め直しませんか?」

と言ってくださってお願いしたり、次のタイミングは自分で変色が気になってお願いしたりでした。
(引越しが多いのですべて違う歯科医です)



その度に少しずつ削る範囲が広くなって、特に気になる上の犬歯が2本とも歯の根元側から半分近くがレジンです。
(詰めた隙間から虫歯になったことで削る範囲が広がったのではなく、犬歯の歯茎が年齢とともに下がったために詰める範囲が広くなったと思われます。)

最近、また変色が気になり始めたので、この犬歯2本だけでも詰め直してほしいと考えておりますが・・・



ご相談したいのは、

・これまでは保険範囲内での詰め直しをして頂きましたが、範囲が広くなった現在、「見た目が気になる」という理由でも保険治療は可能なのか?


・また、ダイレクトボンディングという方法がある、とこちらのサイトで知りましたが、これも検討すべきか?





という点です。


お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-09-19 12:36:49
こんにちは。

健康保険は疾病保険であるため、見た目の問題は病気とはみなされず「病名」がつかないため健康保険外での治療となります。



ただ、今回の治療云々よりも今までの経過でとっても気になるのは、どうしてそうやって詰め物が大きくなっていったのか?というところです。

もしそういう部分に着目しないでこのまま継続してゆけば、いずれは詰め物では済まなくなりクラウンへと進んでしまいそうで、歯科医師としては心中穏やかではありません。

予防に関しても健康保険対象外ではある事なのですが、見た目が気になるのであれば尚のことそれを今後最小限度に食い止める事に、労力もお金も費やすべきと感じます。



今どういう方法で治すかも今後に関わる事なので大事ではありますが、まずは今までどうしてこうなってきてしまったのかを一緒に考えて、その後の方針を出していただけるような歯科医師を探すべきと思います。

この点を考慮して今後を過ごさなければ、ダイレクトでやろうが保険で詰めようが、また同じ事の繰り返しになりそうで気になります。

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回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-09-19 12:36:58
>見た目が気になる」という理由でも保険治療は可能なのか?

基本的には変色での詰め直しは保険適応外になると思います。

ただ実際の処保険で治してくれる処が多いと思います。



>、ダイレクトボンディングという方法がある、とこちらのサイトで知りましたが、これも検討すべきか?

ダイレクトボンドもレジン充填と変わりません。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-09-19 13:01:41
ひまわり子 ・さん

毎年詰め替えをしている訳でもないと思います。

レジン自体の変色なのか、表面の着色なのかは実際に診てみないと判りません。以前詰めてから数年は経過していると思われますので一度歯科医院で相談される事です。


レジン部分に段差が有るとか、摩耗が確認出来れば、詰め替えは可能と思われます。


安易にダイレクトボンディングはお勧めしません。
よく調べてからにして下さい。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-09-19 13:18:00
諸先生方が書かれているように健康保険とは疾病保険ですので、

>「見た目が気になる」という理由でも保険治療は可能なのか?

に関する回答は「見た目の改善を目的とする場合には保険適応とはならない」です。

ただ、細見先生も書かれているように現実的には保険でやってしまう歯科医がほとんどだと思います。




ダイレクトボンディングという方法がある

 ダイレクトボンディング=レジン充填

です。

「自家用車」を「ファミリーカー」と言っているようなものです。

ただ、ニュアンスとしては

 「レジン充填=通常の保険」
 「ダイレクトボンディング=自費審美的レジン充填)」

として表現される事が多いようです。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひまわり子さん
返信日時:2012-09-19 14:10:34
田中先生

早速のアドバイスどうもありがとうございました。
原因をしっかり把握していないと、また同じ事で悩まなかればいけませんよね・・・

そのへんも相談できる歯医者さんを見つけたいと思います。



細見先生

早々の回答ありがとうございます。
レジンダイレクトボンディングも同じなのですね。
あとは診察してみないと、といったところでしょうか。



志築先生

確かに、詰めてあるところが少し段差もあるような気がします。
まずは診察していただこうと思います。
どうもありがとうございました。



櫻井先生

なんとなく、レジンとダイレクトボンディングの違いは、通常保険自費というイメージではありましたが、実際は同じだったのですね。よくわかりました。
どうもありがとうございます。



タイトル レジンの変色による交換は、どこまで保険治療範囲か?
質問者 ひまわり子さん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
その他(保険と保険外)
詰め物、インレーの変色・着色
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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