[写真あり] 抜歯がベストだったのでしょうか?(米国)

相談者: iiiさん (30歳:女性)
投稿日時:2012-09-25 08:20:37
はじめまして。
現在アメリカに在住しております。

左上5番に下記症状があり日系の歯医者に行き、結果抜歯となりました。
しかし、歯を残すことができなかったのか、抜歯がベストだったのかご意見をいただきたくご相談させていただきました。


<左上5番について>

・3年ほど前に虫歯のため差し歯が歯から取れた
・2軒の歯医者で歯の根が短いので抜歯を薦められた
・別の歯医者で歯の挺出歯根が曲がって生えているので挺出はできなかったが、抜歯する必要はないと言ってもらい、再度差し歯にしてもらった


<今回の症状>

歯茎が腫れ、裏側がぷっくりしていた
・歯がグラグラしていた
歯茎から臭いがあった
・歯茎が下がってきていた


<医師の診断>

レントゲンを見て、穴があいており、骨を溶かしている
・穴を埋めて骨が再生できるかわからないが、お願いして歯茎を切開してもらったところ、歯にヒビが見えた
・骨の保存を考えて抜歯(たとえ歯を残す治療をしても隣の骨まで悪くなる)
米国では骨の保存を図ることや、歯根を治療しても持って数年〜10年(将来的には抜歯となる)、インプラントの成功率が高いので歯根治療よりインプラントを薦める


<抜歯して>

・差し歯の部分はポキっと折れた
・歯根にはヒビは入っておらず、金属の土台とくっついている歯が薄く(写真参照)、医師はそこがヒビだと言った
・穴が両方から空いていたとのこと
・歯根は差し歯より小さかった(写真参照)

ここ3年は左上5番が折れないか不安で右ばかりで噛んでいたので、普通に噛めるようになりたいとの思いや、将来の妊娠出産のこと、またこちらではクラウン保険対象になるため日本よりインプラントの費用が少し安いこと、インプラントの先生(アメリカ人)がその医師いわく99%の成功率(医師自身もその先生から14年前にインプラント済み)とのことで、インプラントの決心をし抜歯をしました。

しかし、抜歯をしてみるとヒビは入っておらず(医師は土台と歯がくっついていたところにヒビが入っていたと言っていた)、歯を残せたのではないかと不安が残りました。

医師とコミュニケーションが取りづらい(私がネットで調べた歯を残す治療(再埴、接着癒着)を笑って否定され)ことも不安の一因でもあるのですが、まだ30歳になったばかりで歯を失ったことがとても心苦しい日々です。

インプラントについては、米国生活残り8ヶ月(来年5月に帰国予定です)で完成できる(抜歯後2〜3ヶ月後に骨が再生していればインプラントを打ち込み3ヶ月後にクラウンをかぶせる)との医師の判断ですが、もし上手くいかなかった場合や、今後のメンテナンスを考えると生活の地である日本でインプラントをするべきか迷いもあります。

長文、乱文お許しください。

よろしくお願いいたします。

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回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-09-25 08:24:31
>お願いして歯茎を切開してもらったところ、歯にヒビが見えた

この一文で抜歯の適応だったと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-25 08:37:43
エクストルージョンの可否は、歯根の長さ(mm)と歯冠の長さとの比率、歯が薄くなった(ヒビ?)部分の正確な位置等々の情報が必要になります。
縦に割れていれば無理だったと思います。

歯根が湾曲していても可能だと思います。
米国では、移植やエクストルージョンはあまり行われていない感触があります。(再植は別です)

もし、たまたま矯正治療が必要なケース(要抜歯)でしたら、抜歯を機会に始められた方もいらっしゃいます。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-09-25 08:49:07
ご相談ありがとうございます。


ご担当医の説明からと出産計画があることを総合すると、抜歯の判断に大きな相違はなさそうです。


>医師とコミュニケーションが取りづらい


これだけでもかなり情報が得られていますから、そう悪くないと思います。



>(私がネットで調べた歯を残す治療(再埴、接着癒着)を笑って否定され)ことも不安の一因でもあるのですが、


歯科医師ごとに考えが異なり、すべての治療をすべての歯科医師が認めている訳ではありません。
ただ、そういう微妙な対話を笑って否定することが、道徳的かどうかは人間性の問題です。



>まだ30歳になったばかりで歯を失ったことがとても心苦しい日々です。


お気持ちはよくわかります。
現代では一生自分の歯を残せる時代だからです。

もっとも、今のご年齢で写真のような状態になるまで、虫歯を繰り返していた生活環境はほめられてことではなく、ご自身で一生残す権利を放棄してきた結果のような気もします。
きっとその歯1本のことではないはずですから、今回を教訓にして他の歯へ気を配りましょう。



>今後のメンテナンスを考えると生活の地である日本でインプラントをするべきか迷いもあります。


残り期間を考慮すると、失敗が許されないぎりぎりです。
また、インプラントは入れてから後の歯周病予防が大切です。

そのためには、インプラント治療を始めるときの計画が、歯周病予防の準備ができていること、そして、アフターケア体制が充実していることが必須事項となります。

私個人的にも、帰国までは仮の歯を検討して、じっくり取り組む方が良いような気がします。
もちろん、先ほど書いたように、他の歯への配慮も欠かせませんから、仮歯が他の歯に永久的に残る負担とならないような計画もあると安心です。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-09-25 10:05:58
抜歯が適応であることは間違いありませんが、ベストかどうかは分かりません。

ですが抜歯したのであれば、抜歯後ベストは何かを求めるべきではないでしょうか?

インプラントを急ぐより、日本で8ヶ月後にインプラントにするかどうか、再度検討されてはいかがでしょうか?

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-09-25 10:49:27
iii さん、こんにちは

>今後のメンテナンスを考えると、生活の地である日本でインプラントをするべきか迷いもあります

過去にも同様のご心配の方がいらっしゃいましたが、永住のおつもりが無いのでしたら、私も帰国後の埋入(場合によっては他の治療法の選択)をお勧めします。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-09-25 11:16:48
>もし上手くいかなかった場合や、今後のメンテナンスを考えると生活の地である日本でインプラントをするべきか迷いもあります。

ご自身でお感じの通りだと思います。

僕なら帰国後にじっくり腰を据えて今後の治療、予防について一緒に考えてくれる歯科医を探すと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: iiiさん
返信日時:2012-09-25 12:23:09
>細見先生
お忙しい中、迅速な回答ありがとうございました。


>藤森先生
お忙しい中、回答ありがとうございます。
今回の私のようなケースでも歯列矯正によって、欠損した左上5番を別の歯を動かして噛めるようになるのでしょうか?
その場合は他の歯も抜歯でしょうか?
歯並びはいい方なのですが、矯正可能なのでしょうか?


>さがら先生
お忙しい中、ご丁寧な回答、ご意見ありがとうございます。
先生のおっしゃるとおり、今まで私が歯に対して意識、治療を怠ってきた結果です。
治療跡が多いことが恥ずかしく歯医者に行くのも億劫でした。
しかしこれからは、残った全ての歯を残せるように、食後の歯磨き歯間ブラシ、マウスリンスなどのケアを徹底していきます。

仮歯は簡単な入れ歯を入れています。
他の歯への影響とはどのようなことがありますか?
回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-25 12:36:09
歯並びはいい

残念ながら(?)、’たまたま矯正治療が上手くいくケース’ではなかったようですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: iiiさん
返信日時:2012-09-25 12:40:53
>加藤先生 小林先生 櫻井先生
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
歯を失ったことで、早く元通り(元通りにはなりませんが)に噛みたいとの焦りがあることも確かです。

アメリカインプラントが進んでいると医師は言いますが、実際日本との差はどうなのでしょうか?

医師自身も14年前にインプラントを入れており、現在も全く異常がないこと、インプラントの先生の成功率が99%以上であることなど、アメリカでのインプラント治療の選択肢も捨てきれません。

治癒期間の間にインプラントの先生の話や費用の面(クラウン保険対象)などアメリカと日本、どちらで治療をするのか考えていきたいと思います。


>藤森先生
そうですか。
残念です!ありがとうございます。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-09-25 13:15:04
アメリカインプラントが進んでいると医師は言いますが、実際日本との差はどうなのでしょうか?

表現としては難しいですが、キチンとインプラント治療に取り組んでいらっしゃる先生であれば、日本でもアメリカでも同じレベルだと思います。

むしろ、日本人の器用さ、コミュニケーションの取りやすさ、安心感と言う意味ではアメリカより上だと思います。(私見)


ただ、アメリカは訴訟社会ですから、いい加減なインプラント治療と言うものは少ないかも知れませんが、日本は悲しい事に激安インプラントなどが流通しているので、低レベルのインプラント治療と言うものも存在します。



>早く元通り(元通りにはなりませんが)に噛みたいとの焦りがあることも確かです。

お気持ちは解りますが、一生の問題と捉え、じっくり腰を据えて検討される事をお勧めいたします。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-09-25 13:30:26
インプラントの先生(アメリカ人)がその医師いわく99%の成功率

上顎のインプラントでこの成功率は凄いですね。

ただ容易に想像できるのが、その成功率という表現はサバイバルレイトで多少問題があっても、そのままインプラントが落ちてこないもの、審美的にこれどうなの!?と言うモノまで含めての成功率だと思いますから、安易に99%成功とは考えない方がいいですよ。

また焦って考えなくてもいいと思いますので、じっくり考えてみてください。

インプラントはインプラントでいい治療方法なのですが、インプラントを埋入するより入れた後の管理の方が大切になりますので、施術をしてもらった先生に一生診てもらうのが理想です。

ちまたには、インプラント専門と銘打って、入れてお終いの歯科医院もありますのでインプラントは特に後の管理のことまで考えられて施術をうけるようにしてください^^

おだいじに

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2012-09-25 23:45:03
アメリカ人と日本人では、骨格が異なるようにお口の中も異なります。

日本人はアメリカ人より、骨が薄かったりお肉が薄かったりしますから、日本人の方がインプラントは難しことが多いです。

単純に日本とアメリカのインプラント事情だけではありません。

ですから日本人であれば、日本人を多く治療している先生にしてもらう方が、上手くいく可能性は高いと思います。
(東洋人としても良いかもしれません。)




タイトル [写真あり] 抜歯がベストだったのでしょうか?(米国)
質問者 iiiさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:5番(第二小臼歯)
インプラント治療法
歯医者への不信感
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
歯根破折
回答者




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