咬み合わせ治療後に舌の収まりが悪く傷ができるようになった

相談者: ちょびりんさん (38歳:女性)
投稿日時:2012-10-22 01:04:41
お世話になります。どうぞよろしくお願いします。

歯軋り、食いしばりがあったため、自由診療にて咬み合わせの治療を行いました。
歯並びは比較的整っている状態で八重歯や虫歯などもありませんでした。



はじめに上下の型を取って、あたりの強い箇所を週一で2〜3回削るいう方法でした。

左右の犬歯あたりの高さを低くしたようなので、前歯は下の歯が半分くらい隠れるような状態へと変化しました。
全体的に削ったので、咬み合わせが落ちたのか、下顎が後ろにズレたのか、理由はよくわかりません。


結果として、食いしばりや肩こりは改善されてきたのですがその代わりに、

@舌が収まりにくくなった。
A舌先、側面、表面に傷ができるようになって痛い。
B飲み込みが困難となり、首や耳の下の筋肉に負担がかかる。



医師には、治療中にこのような違和感を訴えたのですが、舌の癖が原因だから、咬み合わせ治療とは無関係で、舌のトレーニングをするぐらいしか方法がないといわれました。
しかし、これまで舌に違和感を覚えた経験はありません。

先日は新たに

マウスピースを作ってみようか」

と言われましたが、舌が傷つかないようにマウスピースを作ることは一過性の対処ではないのでしょうか?


自由診療なので、型取りで4万、調整で3万、診療のたびに2千円前後、さらなる出費も不安です。

今は一日でも早く、以前のようなスムーズな嚥下を取り戻し舌の傷を治したいのですが、どのような対処法があるのか教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-10-22 11:19:48
舌は嚥下などの機能を行なうために、ある一定以上のスペースを必要とします。

もし、咬み合わせが落ちたり(垂直的スペースの喪失)、下顎が後ろにズレたり(水平的スペースの喪失)して、本来の舌のスペースが小さくなると、その機能を発揮し辛くなると考えられます。



舌の傷について、舌は、その失ったスペースを得るために、今度は、歯列を大きく(歯を外側に移動/水平的スペースの獲得)しようとして、舌を歯に押し当てているせいなのかもしれません。
(想像です)



今後、舌が新たな解決法(posture)を得て、学習により、嚥下の問題に限っては解決する場合も予測されます。
それで得る舌機能が望ましいものであるのかどうかは判りません。


また、食いしばりや肩こりの改善が、長期に渡って安定するものであるかどうかも判りません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-10-22 23:38:37
西山です。

実際に、どの程度削ったかがわかりませんので断定は出来ませんが、生活歯だとしたら、極端に口の中が狭くなるほど歯を削ることは無いように感じます。



噛み合わせの治療をしたことによって、自分の噛み合わせに対して意識が強くなっていませんか?
そのようなことがあると、気付かないうちに歯を噛み合わせて確認してしまうような行動が増える可能性があります(TCH:Tooth Contacting Habit 上下歯列接触癖といいます)。
そうなると筋肉の緊張が持続するため、顎周囲のこわばりなどが出てくることがあります。

また、舌も歯に押し付けてしまうので、舌の症状が生じる可能性もあります。


もし、このような行動が関係しているとしたら、マウスピースは効果がきたいできないと思います。
むしろ、行動療法で余計な行動を軽減させることが必要になります。



そもそも、何故噛み合わせを調整することになったのでしょうか。
納得出来る説明はありましたか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちょびりんさん
返信日時:2012-10-23 01:12:30
回答1:藤森先生

お忙しいところ、早速のご回答ありがとうございます。

「舌に必要なスペースの喪失」によって起こる症状なのですね。
感覚的には、舌が窮屈なスペースから隙間を探して右往左往しながら、周囲に押し当てているという感じです。

舌が新たに学習をすることによって、嚥下が改善される可能性も有るということであれば、しばらくは、この状態で我慢することが必要になるということなのですね。
ありがとうございました。



回答2:西山先生

お疲れのところ、ご回答ありがとうございます。

噛みあわせの調整については、目覚めた時の歯茎の疲労感、肩こり頭痛など、その他、神経が膿んでいないのに、瘻孔ができたり
常時、頬骨付近に鈍痛等の辛い症状がありました。

これらの症状は、噛みあわせ調整で楽になれるとの説明を受けて、治療をお願いすることになりました。


左右の犬歯の辺りに「キーン」と鋭い痛みがあったのですがその辺りを削ったことで、肩こりや副鼻腔付近の鈍痛が軽減されたと思えます。

治療後に鏡を見てみると、今まで見えていた下の歯が根元しか見えなくなってしまったので、かなり咬合が深くなっている=舌の居場所が窮屈になった、のではないかと推測しております。



精神的な理由で、舌や嚥下に支障がでているなら自力で回復が見込めそうですが、万一削り過ぎが原因だとしたら人工的に再生して高さを改善するような方法があるのでしょうか。

仮に、削り過ぎが原因だとしても、担当医師は、「削り過ぎはない」「咬合調整治療とは無関係」と主張する限りでは、対処法を一緒に考えていただけるような関係にはなれそうにありません。


この違和感が長く続くようであれば、違う歯科を探さなくてはならないでしょうか。
その場合、舌や嚥下障害に詳しい医師はどのように探せばいいのでしょうか。

まずは、神経過敏にならないように努めてみたいと思います。
ありがとうございました。



タイトル 咬み合わせ治療後に舌の収まりが悪く傷ができるようになった
質問者 ちょびりんさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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