[写真あり] 6番抜歯後のブリッジ、部分義歯、インプラントについて

相談者: 製薬会社営業マンさん (29歳:男性)
投稿日時:2012-10-18 11:07:39
初めて相談させて頂きます。

4、5年前に治療した銀歯(右上6番)に違和感を感じ、2012年10月10日に近隣の歯科医院を受診しました。
その際CTを撮って頂いたのですが、そのCTを見てそちらの先生が、

「銀歯の根を覆うように膿があり、これは抜歯しかない。」

とおっしゃいました。

まだ30歳になる手前で抜歯はどうしても嫌だと思い、こちらのサイトで勉強し、歯内療法専門医のところや、大学病院にも相談に行きました。

しかしながらどこで相談しても

「歯を残すのは難しい。」

と言われました。

しかも、CTをみて

「たぶん歯根破折していると思う。」

とも言われてしまいました。


そこでご相談なのですが、

1、やはり抜歯しかないのでしょうか?

2、抜歯後の処置として5番、7番と被せるブリッジ、一本入れ歯インプラントなどの選択肢の中で、何が一番リスクなく今後の歯の消失、虫歯を防ぐことができるでしょうか?
可能でしたらメリット、デメリットとともにデメリットの発生頻度をパーセンテージで教えて頂けると助かります。

患者さんごとの個人差があるのは承知しております。
当方としましては、こちらのサイトで勉強させて頂いたおかげで、今では良い治療にはコストが掛かるのは仕方ないと思っております。
しかしながら、コストが掛かってもリスクと反比例していない現状があることがわかり、今回ご相談させて頂きました。

また何個か同様な質問もありましたが、情報相談日が古いモノが多かったです。
歯科医療は目まぐるしいスピードで進歩していると伺っております。
出来る限り最新の情報を伺いたくご相談させて頂きました。
どうぞご教授宜しくお願い申し上げます。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-10-18 11:20:05
製薬会社営業マン さん、おはようございます。

1、インターネット上の歯科相談掲示板では、審査・診断が出来ません。

どうしても、抜歯したくないのであれば、抜歯しない方向で進めていただける歯科医院を見つけるしかありませんが、既に複数の歯科医院で抜歯が相当と診断されているようなので、それを覆すことはなかなか難しいものと思われます。


2、
>デメリットの発生頻度をパーセンテージ

施設によって取り組み方が違いますから、数字で出すことは難しいかと思います。

ちなみに、私だったら、仮に前後の歯が失活歯であっても、咬み合わせに参加させる数を増やすという意味で、インプラントを第一選択にすることが多いかと思います。


>何が一番リスクなく今後の歯の消失、虫歯を防ぐことができるでしょうか?

どの治療法を選択したとしても、メンテナンスに通い続けることが一番だと思います。


>出来る限り最新の情報を伺いたくご相談させて頂きました。

最新の情報・・・逆に予後が長期のデータが少ないことも結構ありますから、一概に良いとは言い切れませんね。

回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-10-18 11:21:26
>1、やはり抜歯しかないのでしょうか?

歯内療法専門医を含む複数の歯科医で抜歯と言われたのなら、保存は難しいと思います。


>2、抜歯後の処置として5番、7番と被せるブリッジ、一本入れ歯インプラントなどの選択肢の中で、何が一番リスクなく今後の歯の消失、虫歯を防ぐことができるでしょうか?

前後の5番7番の状態にもよりますが、前後の歯が有髄歯の場合インプラントを勧めると思います。

既に失活しているのならブリッジを勧めると思います。


あと移植可能な親知らずが有れば、移植がファーストチョイスに成ります(個人的には)

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-10-18 11:29:45
インターネット上の歯科相談掲示板では、“診査”・診断が出来ませんが、……


>1、やはり抜歯しかないのでしょうか?

※ 細見先生の言われる通りです。
歯内治療の専門の先生が、残すのが難しいと判断したら、抜歯が適応だと思います。
また、無理に、歯を残そうとすると、根尖病巣が、大きくなり、歯を支える骨の状態が、どんどん悪くなります。


>2、抜歯後の処置として5番、7番と被せるブリッジ、一本入れ歯インプラントなどの選択肢の中で、何が一番リスクなく今後の歯の消失、虫歯を防ぐことができるでしょうか?

※ 抜歯時に、骨造成を行い。
インプラントが、いいと、個人的には、思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-10-18 20:31:11
>1、やはり抜歯しかないのでしょうか?

難しいと言われたの可能性は低いが、根の治療や破折を接着剤で着けて見るなど対応してみないと、抜歯かどうかは分かりません。
また、抜歯でも割れている根だけを抜歯する方法もあります。


>2、抜歯後の処置として5番、7番と被せるブリッジ、一本入れ歯インプラントなどの選択肢の中で、何が一番リスクなく今後の歯の消失、虫歯を防ぐことができるでしょうか?

私ならば、細見先生がおっしゃるように、親知らずがあれば移植することを試みて見ます。
またお口の中の全体像がわからないので、製薬会社営業マンさんにとって何が良いかはっきりは言えません。

しかしながらいまのところ親知らずが無ければ、インプラントが一番今後の歯を失わずに良いとは思いますが、虫歯を防いだりするのもお口の全体像をみて、今からどのようにメンテナンスをするかによっては異なります。

この部位だけでは答えることは困難だと思いますので、お口の中を見ているかかりつけの先生と良く御相談下さいね。

分からなかったら、セカンドオピニオンもうけてみて下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 製薬会社営業マンさん
返信日時:2012-10-19 07:11:02
>小林歯科クリニック 小林誠先生
>細見歯科医院 細見先生
>川崎歯科クリニック 川崎洋介先生
>加藤デンタルクリニック 加藤道夫先生

ご返信頂き、ありがとうございます。
抜歯といわれただけで失意のどん底で、何も手につかず相談もできていなかったので助かります。

5番、7番の歯は虫歯もなくいたって健康な状態です。
また、8番の親知らずですがまだ歯茎の中に入ったままの状態だそうです。

格先生方の意見をみても、やはりインプラントが第一選択になるのですね。


またご相談させて頂きたいのですが、

1、インプラントを行いどのくらい問題が起きずに生活していけるのでしょうか?
またインプラント周囲炎などのデメリットもありえると思うのですが、そのデメリットは回避できるのでしょうか?

2、神経をのこしたままするブリッジ、一本入れ歯のデメリットを教えて頂けないでしょうか?

3、私は睡眠時歯軋りをしてしまうのですが、それによっても治療選択肢はかわってくるのでしょうか?

今、問題としている右上6番を歯根破折をしているという前提で考えておりますが、歯根破折していても抜歯しなくても良いとか、また違った治療法などございましたらそれもご教授頂ければ助かります。(できれば長期予後良好の情報が程度ある方法で)

何度もご相談してお手数をお掛けしますが、歯の治療で後悔したくないのでご教授よろしくお願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-10-19 07:45:13
>1、インプラントを行いどのくらい問題が起きずに生活していけるのでしょうか?
>またインプラント周囲炎などのデメリットもありえると思うのですが、そのデメリットは回避できるのでしょうか?

インプラントは、十年で95%以上機能していると言われています。
現状のお口の中に問題がなく、きちんとメンテナンスを行うとインプラント周囲炎は回避出来ると思います。


>2、神経をのこしたままするブリッジ、一本入れ歯のデメリットを教えて頂けないでしょうか?

ブリッジは欠損部の負担がかかりり、何も処置されていない歯を削る必要があります。
義歯の場合は保健であれば金属が見えますが、自費であれば金属がなくても出来ます。
義歯は、ブリッジやインプラントに比較して一番噛むことは劣ります。


>3、私は睡眠時歯軋りをしてしまうのですが、それによっても治療選択肢はかわってくるのでしょうか?

リスクは変わってきますが、ナイトガードなどを装着することで回避することもあると思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-10-19 09:41:27
ご相談ありがとうございます。


>1、インプラントを行い、どのくらい問題が起きずに生活していけるのでしょうか?


今まで各種の統計が出ていますが、上顎の6番が1本だけ失われた場合のインプラントの長期観察報告例は無かったと思います。
しかもそのご年齢で治療してからの生涯はとても長く、見通しを断言できる材料はありません。



>またインプラント周囲炎などのデメリットもありえると思うのですが、そのデメリットは回避できるのでしょうか?


インプラント治療の最新の研究テーマは、術後のインプラント周囲炎です。

本来歯を失わないための歯周病治療はほぼ確立されており、インプラント治療前からそれを受け,術後も継続することが大切であり、次にはインプラント周囲炎に対する最新の知見による、検査・診断を実施することでかなり予防は可能と思われます。



>2、神経をのこしたままするブリッジ、一本入れ歯のデメリットを教えて頂けないでしょうか?


ブリッジは、両隣の健全歯を削るため、噛み合わせが一気に変わって元通りにはならないこと、咀嚼能率は60%くらいまでしか回復しないこと、きれいな歯を削ることは抜歯への近道となってしまうことです。
そういう意味では、一本義歯の方がかなり有効なことがあり、数十年の成功例もあります。

一本義歯の問題は適切な設計でないと、両隣の歯を損ねてしまうこと、術前術後の予防プログラムが機能しないと、両隣の歯を失うリスクが出ます。
適切な治療であれば、ブリッジより歯はを失うリスクは減ります。
咀嚼能率もブリッジより遜色ないこともあります。



>3、私は睡眠時歯軋りをしてしまうのですが、それによっても治療選択肢はかわってくるのでしょうか?


程度によっては、インプラントは向いていません。



>今、問題としている右上6番を歯根破折をしているという前提で考えておりますが、歯根破折していても抜歯しなくても良いとか、


痛くなければ放置もあり得ますが、歯だけではなく,身体の健康を考えれば勧められません。

骨の中に病巣がある場合は、100パーセント毒素の存在が認められ、必ず全身に影響するからです。

実際にその6番の上の副鼻腔内部には、大きな影が写っているようではありませんか。
鼻もすでに病気を起こしているようにも見えます。


根の病気により、全身にも回り、目が充血したり、脾臓が腫れたり、精神錯乱がおきた例もあり、脳・心臓などへの影響、膵臓・腎臓の発ガン原因という証明も報告されています。


お口の中はきれいにしましょう。
口は万病の元です。
きれいにすれば健康増進の元になります。


今、痛いかどうかなどだけでの自己診断は止めましょう。
口と身体はつながっています。

歯だけを見る歯医者は危険です。
口と身体という大きな健康に役立つ,歯科医療の専門家の指導を受けましょう。



>また違った治療法などございましたらそれもご教授頂ければ助かります。(できれば長期予後良好の情報が程度ある方法で)


歯根破折が治せないのであれば、健康上の選択肢はもう他には残っていません。
もしインプラントをするのであれば、上記以外に最新の治療方法として光機能化があります。

光機能化という治療方法は、このように骨をだいぶ失って弱くなった場合には,とりわけ有効です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 製薬会社営業マンさん
返信日時:2012-10-21 10:48:29
>加藤デンタルクリニック 加藤道夫先生
>国際ビル歯科 相良 俊男先生

ご回答ありがとうございます。

インプラントは、最低でも10年は95%の確立で問題なく機能しているということなんですね。
あとは今後自分がどの用に、口腔ケアを真面目に行うかが重要なんですね。
歯軋りに関しても、マウスピースで対応できるのですね。
ありがとうございます。

ブリッジにしても、一本儀歯にしても、たとえインプラントでもリスクがあることが理解できました。

現状としましては、歯には痛みもなく違和感もなくなっており「どうしてこれで抜歯なんだ・・・。」と思ってしまいます。

しかしながら、相良先生のご指摘のように鼻に症状がでております。
耳鼻咽喉科にもかかりましたが、そちらのDrは問題ないとおっしゃっていました。鼻づまりなど蓄膿症の症状がでております。

何度もご質問ばかりで申し訳ありません。不安が解消できなくて・・・。


またご教授頂きたいのですが、

1、一本義歯が一番咀嚼能力が劣るということですが、それによって起こるデメリットはどのようなものでしょうか?
また一本義歯が両隣の歯に対する悪影響は、どの程度の確立で起こっているのでしょうか?

2、一本義歯では骨吸収が一番早いといわれておりますが、骨吸収されると両隣の健康な歯にも影響がでるのでしょうか?

3、たとえば一本義歯を入れてしばらくたってからでも、その後、インプラント、また親知らず移植という治療へ方向転換はできるのでしょうか?

4、現状症状がでている鼻づまりなどは、放置しておいてよいのでしょうか?
または抜歯して膿砲を取り出せば、自然に改善されるのでしょうか?
もしくは抗生物質などの服薬を行った方がよいのでしょうか?

5、歯だけをみず、口と身体と大きな健康に役立つ歯科医療の専門家を、どのように探したらよろしいでしょうか?

よろしくお願い申し上げます。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-10-21 20:43:00
>1、一本義歯が一番咀嚼能力が劣るということですが、それによって起こるデメリットはどのようなものでしょうか?
>また一本義歯が両隣の歯に対する悪影響は、どの程度の確立で起こっているのでしょうか?

他の歯があれば、気にするほどデメリットは少ないと思います。
義歯の設計にもよりますが、ブリッジよりは粘膜負担があるので影響は少ないです。


>2、一本義歯では骨吸収が一番早いといわれておりますが、骨吸収されると両隣の健康な歯にも影響がでるのでしょうか?

義歯の設計にもよると思いますが、吸収により粘膜が合わなくなれば義歯を調整すればよろしいかと思います。


>3、たとえば一本義歯を入れてしばらくたってからでもその後、インプラント、また親知らず移植という治療へ方向転換はできるのでしょうか?

可能です。
矯正で八番七番を手前七番六場番に持ってくることも可能です。


>4、現状症状がでている鼻づまりなどは、放置しておいてよいのでしょうか?
>または抜歯して膿砲を取り出せば、自然に改善されるのでしょうか?
>もしくは抗生物質などの服薬を、行った方がよいのでしょうか?

現状が分かる、かかりつけの先生に相談してみてください。
現状が分からないので、残念ながらどとらとも言えません。


>5、歯だけをみず、口と身体と大きな健康に役立つ歯科医療の専門家をどのように探したらよろしいでしょうか?

こちらのマッチングシステムで、探されるのも一つの方法かと思います。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-10-22 08:38:34
ご返信ありがとうございます。

>1、一本義歯が一番咀嚼能力が劣るということですが、それによって起こるデメリットはどのようなものでしょうか?


ブリッジより劣るという報告は知りませんが、設計次第でブリッジと同等かそれ以上の咀嚼能率がえられると思います。
決してブリッジが上ということはありません。



>また一本義歯が、両隣の歯に対する悪影響はどの程度の確立で起こっているのでしょうか?


確率は知りませんが、設計と誤ると悪影響は早く,大きく出ます。



>2、一本義歯では骨吸収が一番早いといわれておりますが、骨吸収されると両隣の健康な歯にも影響がでるのでしょうか?


この欠損状態にたいして正しい設計をすれば、骨吸収はほとんど起きないはずです。
なぜならば、粘膜や骨に負担をかける設計は、このケースでは不適切な選択をした結果となるからです。



>3、たとえば一本義歯を入れてしばらくたってからでもその後、インプラント、また親知らず移植という治療へ方向転換はできるのでしょうか?

>可能です。
矯正で八番七番を手前七番六場番に持ってくることも可能です。


同感です。



>4、現状症状がでている鼻づまりなどは放置しておいてよいのでしょうか?


病気を放置していいことは何もありません。
取り組みましょう。



>または抜歯して膿砲を取り出せば自然に改善されるのでしょうか?


まず抜歯は不可欠です。
膿砲という診断名はありませんが、抜歯直後に感染した部分を全部とりきることが,鼻を治すためにも、全身の病気予防のためには不可欠です。

膿はもちろん、洞穴のようになった骨の壁を厚さ1mmまで全部削り取ると有効と証明されています。
ただ抜歯だけをしただけでは、全身への影響は防げません。



>もしくは抗生物質などの服薬を行った方がよいのでしょうか?


ご担当の先生のご判断で必要ならば服用しましょう。



>5、歯だけをみず、口と身体と大きな健康に役立つ歯科医療の専門家をどのように探したらよろしいでしょうか?


根の周囲に感染がある歯の抜歯をするときに、抜歯だけを行い、中の病気の掃除を歯内とか、取り残しをする歯科医師は歯だけを見ていると言えます。

命に関わることですから、探す方法は非常に難しいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 製薬会社営業マンさん
返信日時:2012-10-29 08:40:25
返信が遅く申し訳ありません。

>加藤デンタルクリニック 加藤道夫先生
>国際ビル歯科 相良 俊男先生

たびたびのご回答ありがとうございます。

今回の経験から歯の重要性を痛感しました。

なので右上6番の抜歯後は出来る限り周りの歯に負担をかけず、なおかつ生活の質を落とさない自分にあった方法を探したいと思います。
また日々の口腔ケアを怠らず、時間がなくてもPMCTなどをお願いしに歯科へ行きたいと思います。



最後にまた質問させて頂きたいのですが、

1、抜歯の仕方には様々な方法があるのでしょうか?
また、義歯インプラントを考えており、ブリッジは考えていない趣旨は当然伝えるべき事項だと思うのですが、Drは気分悪くしたりしないでしょうか?

2、抜歯後の処置に関してまずは一本義歯を検討しているのですが、義歯作成が上手な施設を探すにはどうしたらよいでしょうか?
それともどこで作っても一定のモノになるのでしょうか?
また、自費作成になるとより両隣の歯に負担をかけない義歯もあるのでしょうか?

3、転勤族で同じ場所で長くはいられず、2〜3年くらいのスパンで全国を異動してしまいます。
それによっても治療の選択肢はかわってきますでしょうか?



ご回答頂いている先生方にはご多忙の折、お時間を割いていただき感謝しております。
またご教授のほどよろしくお願い致します。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-10-29 11:40:11
CT拝見するとかなり病巣が広がっているように見えますので、抜歯してはい終わり、と言う治療ではなく、しっかりと病巣を取り切る、綺麗にすると言うことをされる先生を探すことをお勧めします。

個人的には、これぐらい病巣の広がりがある方の場合、病巣に接している骨の表面もかなり侵されている、と感じることが大変多いので、そこまで考えて綺麗に取り除いて欲しいです。

新鮮な骨の細胞が表に出てくれないと傷口の再生能力はかなり落ちますし、かなりの取残しがあると病巣が何時までも残存し、骨の再生が著しく落ちると思います。

将来的に、インプラントを考えられるのなら、その部位の骨のボリューム、歯茎の高さ等を維持する為に、ソケットプリザベーションと言って骨の梁の元になる充填物をする治療をお勧めしますが、これも病巣を取りきっていると言う前提です。

医学的に考えると、病巣は必ず取りきるようにするべきです。

個人的意見ですが、取り切るにはそれ用の器具、細かい作業出来る道具の存在が絶対的に必要だと思っています。

そう言う器具、道具を持っている先生であって、拡大鏡や顕微鏡でしっかりと見て手術して下さる先生をお勧めします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 製薬会社営業マンさん
返信日時:2012-10-31 05:30:41
松元教貢歯科医院 松元教貢先生ご回答ありがとうございます。

松元先生のご意見や、今まで回答頂いた先生方のおかげで抜歯を受け入れることができました。

なので抜歯をするなら専門医をと思い、著名な口腔外科の先生にお願いしに行ってまいりました。

こちらに添付させて頂いたCTを見てその先生も、処置に関しては抜歯しかないということでした。

ただ抜歯の時期や、また歯根膿胞の状態に関しては「まだ1年位は放置しても問題ない。」との見解でした。

右上6番の原因歯はすでに根の骨は無くなってしまっているものの歯自体に動揺がなく、尚且つ今自覚できる症状は歯のうわつきがたまにある程度です。(鼻づまりなどの蓄膿症らしき症状は改善しました)

なので

「抜歯しかないから抜歯しても良いし、もう少し自分の歯で生活してからでも良いよ。」

とおっしゃられていました。


今まで長くご質問させて頂いて参りましたが、これで最後の質問にしたいと思います。

1、歯根膿胞の処置は早ければ早い程良いのか?
それとも進行が遅い疾患なので、抜歯が避けられない分最後の自分の歯を楽しんでより症状が進んでから手術に踏み切ればよいのか?

ぜひ様々な先生のご意見をお教え願えれば幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2012-10-31 08:25:20
ご返信ありがとうございます。


>1、歯根膿胞の処置は早ければ早い程良いのか?


今困っているかとか、歯だけを治療開始の基準とするかとか、で違いが出ます。

今の状況はぎりぎりで身体が病気を抑えているとも考えられます。
つまり、これから疲れたり,体調を崩したり,ストレスがかかったときには限界を超えることは想像できますが、自然に良くなる方向に戻ることは決してありません。

もっと悪くなってしまった例もたくさん見ていますから、ひどくならないうちに、そしてできるときに、病気を治療しておくこともひどい目に合わないための予防とも言えます。


また少々辛口ですが,前回説明したことをご自分には関係ないことのように軽くお考えのようですが、もう歯以外の内蔵に病気が広がっているではありませんか。
鼻です。

鼻の病気がひどくなれば,入院して手術をしなければならない人も少なくありません。
また顔や身体にがんを起こして、若くして倒れた人も大学病院でたくさん見ています。

身体の用心はしなくてもいいのでしょうか?



>それとも進行が遅い疾患なので、抜歯が避けられない分最後の自分の歯を楽しんで、より症状が進んでから手術に踏み切ればよいのか?


それも一つの考え方です。
病気が悪化するのを待ってから治療を始めると、自分ではなかなか決められない人も、人を頼りにして決めてもらうのではなく、迷いなく決心がつきやすいというメリットがあります。

楽しんでください。
探せば、自分に都合の良い、目先の快い答えはいくつでも見つかると思います。
もしかすると、身体の手術も楽しめるかもしれません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル [写真あり] 6番抜歯後のブリッジ、部分義歯、インプラントについて
質問者 製薬会社営業マンさん
地域 北海道
年齢 29歳
性別 男性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 歯のひび割れ、破折で抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラント治療法
ブリッジ治療法
部分入れ歯 その他
その他(写真あり)
歯根破折
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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