再根管治療のEndodontistに、これ以上は無理と言われる(米国)

相談者: れもれもさん (46歳:女性)
投稿日時:2012-11-08 01:58:54
米国在住者のひとりですが、まずは、素晴らしいサイトを経営、運営、先生方の親身なる回答など参考にさせていただきました。

以前の記事より自分のケースに似通ったものを参考にしながら試行錯誤しているのですが、やはりこちらに伺ってみようと思いました。
レントゲンもなく、長文ですがお許しを。


経緯など


1.半年ごとに米国で定期検診を受けています。
親知らず抜歯済み。
7番、アメリカ式15番の歯の辺りが1、2年前くらいより、ストレス疲れが溜まるとズーンという鈍い痛みを感じ続ける。
頬側の15番歯の上の歯茎ほんの一部だけを押すとかなり痛い。
約25年前に日本での根幹治療済み。


2.2ヶ月前、フロス中、大きな銀の詰め物が取れ、検診とレントゲン診察の上、Endodontistによる再根幹治療retreatment of rootcanalと診断。


3.Endodontistによる再根幹治療中、その時点で、25年前の日本での根幹内に注入された素材がわからず、ある溶解液を使用するも2時間くらいかけて丁寧にやったが、さらに奥深くきれいに取り出すことが出来ず。結局、これを全て取り出すのは不可能と言われ、薬と仮の詰め物をし二、三週間様子をみることに。
その間、左側一切使用せず。
痛みも全くなし。
歯茎の一部のみを指で押すと痛みあり。


4.再度診察、歯の上の歯茎一部分のみだけが指で押すと非常に痛いので、問題がないかを調べるが細菌などの問題は見られず。
半年前にも歯茎の専門家に見てもらったが何の問題もなし。
根の下の部分まで細菌はいっているかもしれないと。
選択は、抜歯後インプラント
更に一週間、左側をしっかりと使い様子を見ることに。
一週間、硬い物、冷たい物、暑い物など食べても全く痛みなし。
が、歯茎の部分は指で押すと痛みあり。


以上です。

こちらでもやはりインプラントは高額で私の保険は利かず、$4600.お恥ずかしながら、とても現在私に払える額ではありません。
再根幹治療、クラウンだけでも保険を使用しても$750です。


ー歯を残す方向で話を進めていただいていますが、昔の詰め物が完全に取り除かれなければ、クラウンをかぶせることは薦めないと言われました。

この歯茎の部分は根の下の部分に問題があるから、やはり抜歯をし、痛みをとるしか選択はないのでしょうか。


ー実は、根幹治療はしていないのですが、銀の詰め物のある似たような症状の歯をあと1箇所持っています。
無理にでも銀の詰め物を取ってもらい、中を見てもらうしかないでしょうか。
このまま放置しておいたら、同じようなことになるのではないかと非常に不安です。

また、抜歯をすれば、あごや顔などが変形するなどときいたのですがどうでしょう。


―以前の記事より、詰め物の素材がgattaperchaあたりであって、7番はやりにくく難しい場所であることも知りました。
もう一度診察を受ける前に、このサイトに投書してみようと藁にもすがる思いでおります。


ご多忙な先生がたのご意見がお聞きできれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-11-08 06:54:03
れもれも さん、こんにちは。

抜歯をし、痛みをとるしか選択はないのでしょうか。

実際に診たEndodontistがそういうものを、インターネット上の歯科相談掲示板で覆すことは出来ません。


>中を見てもらうしかないでしょうか。

詰め物を外すかどうか、ご相談なさってくださいね、


>抜歯をすれば、あごや顔などが変形するなどときいたのですがどうでしょう。

必ず変形するとも限りませんが・・・

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-11-08 07:37:55
おはようございます。

そうですね、小林先生のおっしゃる通り実際に診ている先生以上のことはコメントが難しいのですが、客観的に考えて世界のどこであれ、マイクロスコープを使って(?)2時間以上かけて除去が無理だったものについては、やはりもう難しいと考えた方がいいと思います。

現在根管の中に入っているものの素材はガッタパーチャ以外にも考えられますが、それが除去出来ないとなると選択肢は

@諦めてそのまま消毒して差し歯
A抜歯

の他に、

B意図的再植術

はあるかも知れません。

過去のスレッドをお読み頂けるとお分かりになるかと思いますが、色々条件が付きますのでBは「運が良ければ」といったところで、話が出てない時点で望み薄なのか、担当の先生の選択肢にない可能性もあります。



@でも治癒する場合はありますが、これも運次第なので、これに期待する場合は消毒後頑丈な仮蓋(もしくは土台は作ってしまって仮歯まで作っておくのが理想)をして3カ月以上(文面からだと、私なら多分半年以上)、経過を観察してから判断すればいいと思います。

現状症状も軽いですし、これがベターかも・・と言う気もします。



Aの場合、抜歯後インプラント延長ブリッジ、放置、部分入れ歯、どこかの歯を移植あたりが考えられそうですが、通常インプラントか放置が選択されるかと思われます。

金銭的になんとかなって、歯周病の不安の全くない様な場合ならインプラントが無難かと思いますが、私の場合は常に放置を優先的に検討します。

あごや顔の変形も個人的には気になりませんが、そもそも左右対称の顔の人がまずいませんからね。。

少なくとも機能的には、通常の噛み合わせの方の場合には問題がなさそうです。



主治医の先生とよく相談しながら、お大事になさって下さい。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-11-08 08:17:46
7番でしたら、抜歯を選択しても、そこにインプラントというのは北欧では行いません。

抜歯後、しばらく様子をみて、それでも不自由な状態であれば、そのままにしても大きな問題はおきない傾向にあることが、これまでの研究でわかってきています。

ただ口の中全体を見ているわけではないので、上記の判断をするためには全体のチェックが必要です。

具体的に、どの程度その歯が噛むという行為において重要かは人により若干差があるからです。

ご参考までに。

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回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-11-08 08:38:20
>25年前の日本での根幹内に注入された素材がわからず

国状(低費用/東南アジアの数分の一程度)により、その歯科医師が創意工夫したものかと思われます。

上顎7番なのですね。

下顎7番は、アジア人独特の根管形態を苦手とする(普段行う機会が少ない場合)米国専門医はいらっしゃるらしいです。

文面より、他の先生が書かれた’意図的再植術’は考えられるのですが、何か難しい面があるのでしょうか。
抜歯の前に、検討してもらう価値があるようには思えますが・・。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-11-08 08:46:17
ご相談ありがとうございます。


それは我々専門家でもとても悩む問題です。
基準を設けて,一つを選ぶしかありません。

ひとつの基準として、今だけのことであれば、普段や、食事に支障がなければ、そこを指で押さなければ良いのですから、クラウンを作ってできるだけ使うという選択肢もあります。

押していたい部分を解決したい場合、根の治療の専門家がギブアップするのであれば、抜歯しか方法はありません。

抜歯後は、5つの選択肢がありますが、これもいくつかの基準に従ってどれでも選べます。
詳細については、残すか抜歯かの選択の後の問題ですから、今は省略します。


次に、将来の健康のための基準として、その歯の問題、その歯が機能していることによる他の歯の問題、その歯に慢性の根の炎症があることの全身への悪影響の問題があります。

詳細は又省きますが、つまり将来何を失ったときに,今よりももっと困ることになるかを考えて用心しておくという意味です。

ちなみに、多くの方々,もちろん歯科医師も、お口の中だけで答えを探そうとします。
歯医者だから当然と思われています。

しかし、口と全身とは密接につながっていて、相互に影響していることが証明されています。
慢性の根の炎症が、身体の病気の元となっていることも半世紀前に証明されています。

皆様が想像もつかない病気を起こしていました。
たとえば、軽い例で言えば、目の充血が治らなかった原因であった。
脾臓が腫れた、アレルギー、精神錯乱等々。
最近でも、歯周病による膵臓がんや腎臓がん、等々。

健康を基準とした歯科医療は、全身の健康、安心できる気持ちの健康を基本に、森を見て木を見るように、順序立てて計画するという考えもあります。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-11-08 08:58:42
>25年前の日本での根幹内に注入された素材がわからず、ある溶解液を使用するも2時間くらいかけて丁寧にやった

N2などの糊剤根管充填ではないでしょうかね。

N2などは硬いので超音波で削って取る必要がありますね。
湾曲した部分に入ると除去が不可能な時も・・・


>客観的に考えて世界のどこであれ、マイクロスコープを使って(?)2時間以上かけて除去が無理だったものについては、やはりもう難しいと考えた方がいいと思います。

渡辺先生がおっしゃる通りかと思います。


ただ先日来日されたブキャナン先生は、アメリカのエンドドンティストと言っても全ての先生が上手な訳ではない。
当然○○もいると話されていました。

アメリカのEndodontistは大学での専門教育を受けられていますが、大学を卒業して以降は差というものは出てきます。


もしどうしても残されたいようでしたら、他のエンドドンティストに、セカンドオピニオンなどを受けられ相談された方がいいと思いますよ。


おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: れもれもさん
返信日時:2012-11-09 08:27:11
まずは、こんなにも早急に返答してくださり本当にありがとうございます。
先生方全てにお礼を申し上げます。

ひとつ言い忘れていたのですが、2年前に、米国で、左下7番、アメリカ式18番を根幹治療済み、クラウンを被せていたもので、どうもこの15番を抜歯することが残念でならないということもありました。


―小林先生、ご返答ありがとうございました。
やはり別の歯については、きちんと相談することにします。


―渡辺先生、ご返答ありがとうございました。
1から3のどれを選択したとしても、全てがとてもわかり易く安心出来る説明をしてくださり感謝いたします。

1.が一番の望みですが、しかし、さがら先生がおっしゃっている通り、慢性の根の炎症でまた更に放置する形を選択することで、後々に2、になる可能性は高くなるのですね。
3.は私の保険の関係上、非常に残念ながら不可能のようです。


―大野先生、ご返答ありがとうございました。
北欧では7番にはインプラントはしない、また研究の結果などの情報は非常に参考になり、安心しました。


―藤森先生、ご返答ありがとうございました。
25年前くらいは、そういう状態で根幹治療をされていた時期だったのですね。
意図的再植術は、私の保険の関係上、残念ながら不可能と思われます。


―さがら先生、ご返答ありがとうございました。
基準を設けて一つを選ぶ、これは素晴らしい助言でした。
根の炎症の問題は、身全体のことを考えると、また先生方のご意見からも、抜歯という方法がそれを助けると思えてきました。


―井野先生、ご返答ありがとうございました。
N2ですね。
保険の関係上、現在別のEndodontistに診てもらうことは難しいのですが、今の治療してくださっている先生に情報として伝えさせてください。

日本中のご多忙中の先生方からのご意見、大変勉強になり感謝しております。
これだけのご意見を伺うと、何が今の自分の状態に大切なこと、適切なことで、諦めなければならないことなのかもわかってきました。

再度こちらのEndodontist とGeneral Dentistに検診を受けた際に、きちんと相談し、しっかりと自分で選択をすることが出来ることの安心感は、何よりも変え難いです。

後々、結果報告をここに書き入れさせて下さい。

長くなって申し訳ありませんが、米国は保険の種類により、歯科医を選ばなくてはならず、私はまだ歯科保険が持てるだけましなほうですが、在米16年になりますが、歯科医に関し、あまり幸運に恵まれたことはないと思います、、。

ひとつだけ、子供が米国で育ち18歳になりますが虫歯は一切なく、2歳から歯科保険で年2回の検診を受けてきた事、自身も年2回受けられることは、素晴らしいことだと思っております。

半年はあっという間に来ます。

歯科医の方が癌を発見されることも、少なくない事も存じております。

現在のような技術と共に素晴らしい先生方がいらっしゃる日本の歯科医療が益々良い方向へ行っていることに喜びを感じると共に、このサイトへのご返答で、どれだけ患者さんが心の安心感を得ているか計り知れないと思っております。

ご苦労が多いこととお察しいたしますが、どうぞこれからも先生方のご健勝をお祈りいたします
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-11-09 11:14:02
米国での歯科事情について貴重な情報ありがとうございました。
大変参考になりました。

良い方向に治療が進むといいですね。
(現状かなり厳しそうですが…^_^;)

お大事にされてください。




タイトル 再根管治療のEndodontistに、これ以上は無理と言われる(米国)
質問者 れもれもさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:7番(第二大臼歯)
根管治療に関するトラブル
アメリカ(米国)
詰め物、インレーが取れた・外れた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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