根管治療時、ラバーダムと隔壁は併用しないと意味がない?

相談者: ジュエルスターさん (33歳:女性)
投稿日時:2012-11-12 00:52:48
初めて相談させて頂きます、宜しくお願いします。
該当の歯は右下6番です。


抜髄後の根管治療(今年5月)の予後が悪く(ラバーダム・マイクロなし)治療後3ヶ月半でつめものの中が痛み、温冷水でも強い痛みを感じるようになってしまい、再根管治療をすることになりました。

ネットで調べた結果マイクロスコープ、ラバーダムを使った治療が最善と考え、それらをつかった自費診療歯科に通院することにしました。


最初はクラウン、土台をはずし根の形になっている手前のところまで、削り今回はおしまいですということになったのですがこの処置に関してラバーダムを使っていただけなかったのでなぜかと思っております。
最初からラバーダムを使わないと意味がないのではないでしょうか?


また次回(近日です)は隔壁をつくりますと言われましたが、ここでもラバーダムをつかってくれないのかと心配になっております。
ラバーダムと隔壁は併用しないと意味がないですよね。
もしそうなら、どちらかしか使用しないという歯科医師の説明があったときなんとお願いしたらよいでしょうか。

また、もうひとつ気になることがう蝕検知液についてですがこれもやはり必須でしょうか。

削り方が痛くなくいい印象の先生だったのでこのまま治療を続けたいのですが、知識が足りないためお教え頂ければ幸いです。

以上。
宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 01:22:42
ジュエルスターさん、こんばんは。

ご質問内容拝見いたしました。

根管治療についてですが、多少誤解があるのではないかと思いました。
根管治療の目的は、歯の根の中に感染しているものを除去、清掃して、消毒を行うことです。
歯の中を消毒しますので、隔壁をしてラバーダムをすることで、唾液が歯の中に入り込んで、新たな感染を防ぐ必要があります。

クラウンをはずすときはラバーダムをして、外から細菌が入り込まないようにしたとしても、感染したものは元々、歯の中にあるので意味がありません。

隔壁がないとラバーダムが装着できませんので、まずは隔壁から作ります。
隔壁ができたら、そこにラバーダムを引っ掛けて、歯の中に唾液が入らないようにして治療を行います。

先生の対応はまったく問題ないように思えますよ。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 01:35:37
僕も渡辺先生と同様のことを想像しました。

次回治療予定の隔壁というのは、ラバーダムをかけるための隔壁なのではないでしょうか?

おそらく隔壁を作り、ラバーをかけた後、歯の中(根管)の清掃や消毒を行うのではないかと思います。
だとすれば、これまでの対応は特に問題ないのではないかと思います。



う蝕検知液は必須でしょうか?

虫歯をどこまで削るのかの最大の基準は、「手指の感覚」です。

う蝕検知液を使えば目安にはなるのですが、検知液は染まりすぎるため、検知液で染まった通りに削ると削りすぎてしまうこともあると言われています。

ですので、時間をかけて丁寧に処置して頂けているのであれば、う蝕検知液は必須ではないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 02:40:33
こんばんは。

ラバーダムと隔壁は併用しないと意味がないですよね。

もちろんそうなのですがタイミングも重要です。
レジンで隔壁を作成することではじめて唾液が侵入しにくいラバーダムをかけることがことができます。

担当医の対応は妥当なものと思われますので安心して良いと思いますよ。


〉また、もうひとつ気になることがう蝕検知液についてですがこれもやはり必須でしょうか。

自分もよく使用します。
目安になってくれるのでとても便利ですよ。

参考にしてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 08:38:27
ご相談ありがとうございます。

どの程度の歯が残っているかによって、ラバーダム使用開始のタイミングに違いが出ます。
お一人ずつで違いがあり一概には決められません。


一般的に、クラウンがあったり、歯がほとんど残っていない場合は,初めからラバーダムはかけられないことがあります。
しかし、スプリット・ダムというラバーダムの使用方法であれば、そういう場合でも可能なこともあります。

徹底的なことを追求すれば、外すときも,外した後も、エナメル質の無いむき出しの歯は感染の危険が無くはありません。
可能ならば、スプリット・ダムをしたり、クラウン除去後はその場ですぐに仮歯を作ってかぶせてしまう方が安心ではあります。

ただ、こういう方法はとても手間がかかり,治療費もよけいに必要になってしまいます。
ご担当の先生が、その必要は無いと診断されたのであれば、そうなのかもしれません。

よくご相談することをお勧めいたします。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 10:22:59
ちなみに、齲蝕検知薬に対する見解は歯科医師によって異なります。
使うのがいい歯科医師、使わないのが悪い歯科医師ではありません。
齲蝕検知薬に関するデータの解釈の違いです。

ちなみに欧米では、ほとんどの歯学部では硬さを指標にしています。
これはその分野に関する歴史的な発展のちがいですので、どちらもうまくいっているのですから、気にすることはないでしょう。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 13:07:01
諸先生方の書かれている通りですね。


>最初からラバーダムを使わないと意味がないのではないでしょうか?

残っている歯の状態によりますが、「物理的に隔壁を作ってからでないとラバーダムがかけられない」という状況が多々あります。

僕も「ラバーダム無しで隔壁を作る」「しっかりした隔壁を作ってからラバーダムをかける」という手順を踏むと思います。


う蝕検知液についてですがこれもやはり必須でしょうか。

必須とは思いませんが、僕は使います。


参考にされてください。




タイトル 根管治療時、ラバーダムと隔壁は併用しないと意味がない?
質問者 ジュエルスターさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
根管治療の専門医
回答者




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