肝炎ウイルスなど歯科医院での感染症対策について(歯科衛生士)

相談者: sachilatteさん (31歳:女性)
投稿日時:2012-11-13 03:58:59
2か所目の医院で歯科衛生士として勤務が始まったのですが、そこでの感染症の患者様の使用後の器具の消毒方法ですが、ミラー、ピンセットなどの基本セットは水洗いして滅菌しているようですが、そもそもドクターは口の中を触った手であちこち触るし、助手は素手で基本セット以外は触ってるし、チェアの触れた部分はいつもと同じアルコールワッテで簡単に拭くだけで分け方がおかしい気がします・・・。

感染の確率は体内に入らない限りほぼ無いというのは知っているのですが、前医院ではチェアの手の触れる部分にラップで防護し使用後は外してハイターでタオル拭き、基本セットもまずハイターなどに浸漬後滅菌、他のものも一般の方と分けて用意しており、基本的に口の中を触ったらあちこち触らないよう注意を払っていたので、働く際に気になってしまっています・・・。

肝炎などの方の血液は空気に触れるとウイルスが消えるとか、乾燥しても一週間は持続するとかどちらもネットでは書いてあり、一週間経つとほんとに消えるのかも真相がよく分からないので投稿しました。

もし前者であればあまり気にせず働けますが、後者であればあちこち触ったままウイルスが持続しているとか、感染まではいかないかもですが、意識の問題でちょっと医療の現場としてどうなんだろう・・・と思います。

スタッフの方やドクターも気になってないようなので入りたての私が意見もしずらく、試用期間の今のうちに他の医院に移ろうかとも考えてしまっています。

私が神経質過ぎなのでしょうか・・・?

昨日が初日で即感染症の方の診療補助をしたため、気になってこんな時間に投稿しました・・・。

ご回答お待ちしております。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-11-13 07:55:40
スタンダード・プリケーションとは、院内感染対策を行う上で、病院・歯科医院または規模の大小に関わらず適用される大原則があり、1996年に米国のCDC(疾病予防管理センター)から提唱され日本の厚生労働省監修ガイドラインでも勧告されている予防策の考え方です。

標準予防策は患者の血液、体液や患者から分泌排泄物質患者の創傷や粘膜に触れる場合は、感染症の恐れがあるとみなして対応する方法です。

あらかじめ触れる恐れのある時は手袋、エプロン、マスク、アイシールドなどを着用するというのがその基本で、この予防策は感染症の有無にかかわらずすべての患者に適用されます。

要は感染の有無に関わらず、対応することが良いということです。

特に歯科医院の場合は、患者さん一人一人に検査をすることは困難で、患者さんの自己申告で対応では不確実であるからスタンダード・プリケーションが大切だと思います。

歯科医院ではしっかりと感染対策を行っている歯科医院はあるので患者さん、スタッフの感染対策が出来た歯科医院で働く方が安全でよろしいと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-11-13 08:19:24
ご相談ありがとうございます。

清潔域と不潔域を職員全員が教育されていることは、医療機関としては最低限のルールです。
ただ虫歯を削ったり,金属を詰めたりするだけで、目に見えない感染予防をしなければ,医療ではありません。


普段から清潔な仕事をしていないと、せっかく発病を申告していただいた方々への厳密な感染予防でさえも行えないはずです。

キャリア自体はいつも多数紛れ込んでいます。
毎日、スタンダード・プリコーションを守り、普段から予防行動に留意してこそ、齲蝕や歯周病への歯科衛生士の予防業務も生きてきます。


ご自身には、清潔意識が身に付いている素晴らしい衛生士さんだと思います。
それが汚されないように願っています。

一大決心をして日本のために、必死に職場に働きかけてそこを清潔な医療現場に変えるか、自身が転職するか、思案のしどころだと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 肝炎ウイルスなど歯科医院での感染症対策について(歯科衛生士)
質問者 sachilatteさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 専門的な質問その他
その他(歯科治療関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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