左下6番インプラント手術後、一度ついていた骨が無くなった原因は?
相談者:
ふるふるさん (29歳:女性)
投稿日時:2012-11-13 23:33:30
こんにちは。
初めて質問いたします。
インプラント手術後の骨の状態についてです。
10月半ばに、左下6番の歯のインプラント手術を受けました。
噛み合わせが悪く、歯周病になってしまい、3年程治療をしながら様子見をしていたのですが、良くなる気配がなかったためです。
インプラントの手術時には骨移植も同時に行い、痛みと若干の腫れはあったものの1週間弱でおさまりました。
手術の5日後のレントゲンでは、インプラントの周りにキレイに骨がついており、このまま安定するまでメンテナンスをしながら待ちましょう、とのことでした。
しかし、手術から1ヶ月ほど経った先日、再度レントゲンをとってみると、一度はついていた骨がなくなってしまっていました。
通っている医院の先生は、大変珍しいケースではっきりと原因はわからないけれど、手術後に風邪などを含むなんらかの感染症にかかったのが原因ではないか、とおっしゃっていました。
今後は、一度インプラントを外し骨移植を行った後、再度インプラントを入れるか若しくはブリッジにするかを悩んでいます。
そこで相談なのですが、一度ついた骨が1ヶ月程度で離れてしまう原因としてはどのようなことが考えられますでしょうか。
隣の7番の歯も歯周病のようで、少しの腫れと歯を磨いた際に嫌な臭いがします。
これが原因ということはあるのでしょうか。
また、次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
再度インプラントを行っても、また同じ結果になってしまいそうで不安です。
お忙しい中、恐れ入りますが、ご回答いただければと思います。
初めて質問いたします。
インプラント手術後の骨の状態についてです。
10月半ばに、左下6番の歯のインプラント手術を受けました。
噛み合わせが悪く、歯周病になってしまい、3年程治療をしながら様子見をしていたのですが、良くなる気配がなかったためです。
インプラントの手術時には骨移植も同時に行い、痛みと若干の腫れはあったものの1週間弱でおさまりました。
手術の5日後のレントゲンでは、インプラントの周りにキレイに骨がついており、このまま安定するまでメンテナンスをしながら待ちましょう、とのことでした。
しかし、手術から1ヶ月ほど経った先日、再度レントゲンをとってみると、一度はついていた骨がなくなってしまっていました。
通っている医院の先生は、大変珍しいケースではっきりと原因はわからないけれど、手術後に風邪などを含むなんらかの感染症にかかったのが原因ではないか、とおっしゃっていました。
今後は、一度インプラントを外し骨移植を行った後、再度インプラントを入れるか若しくはブリッジにするかを悩んでいます。
そこで相談なのですが、一度ついた骨が1ヶ月程度で離れてしまう原因としてはどのようなことが考えられますでしょうか。
隣の7番の歯も歯周病のようで、少しの腫れと歯を磨いた際に嫌な臭いがします。
これが原因ということはあるのでしょうか。
また、次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
再度インプラントを行っても、また同じ結果になってしまいそうで不安です。
お忙しい中、恐れ入りますが、ご回答いただければと思います。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-11-13 23:40:16
>一度ついた骨が1ヶ月程度で離れてしまう原因としてはどのようなことが考えられますでしょうか。
先ずは、1カ月で骨が離れてしまったと云う事は、骨が生着しなかったと云う事だと思います。
>次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
急がず、骨移植→生着確認→インプラント埋入、の様にステップを踏んで行ってはどうでしょうか。
先ずは、1カ月で骨が離れてしまったと云う事は、骨が生着しなかったと云う事だと思います。
>次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
急がず、骨移植→生着確認→インプラント埋入、の様にステップを踏んで行ってはどうでしょうか。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2012-11-14 00:09:30
>そこで相談なのですが、一度ついた骨が1ヶ月程度で離れてしまう原因としては、どのようなことが考えられますでしょうか。
骨のリモデリングが起こるのは3ヶ月と言われており、移植時の骨がつくには3ヶ月以上必要です。
レントゲンで見られたのは、移植した骨で厳密にはついてはいません。
ただし、相談内容になると移植した骨が無くなってしまうのは、感染すると痛みや膿も伴う事が多いですが、今回に膿んでいる可能性はあり、感染も原因の1つかもしれません。
また、移植する骨材料によっても異なります。
移植骨は自家骨、人工骨そして動物の骨などを使います。
人工骨には一ヶ月で吸収してしまう材料と、なかなか吸収しにくい材料があり、牛などの骨もなかなか吸収しない材料です。
まとめると、自家骨か人工骨の一部の材料であれば、せっかく移植した骨が吸収してしまった可能が考えられます。
>隣の7番の歯も歯周病のようで、少しの腫れと歯を磨いた際に嫌な臭いがします。
>これが原因ということはあるのでしょうか。
これが感染の徴候だったかもしれません。
>また、次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
>再度インプラントを行っても、また同じ結果になってしまいそうで不安です。
感染が考えられるので感染を防ぐには、まずはインプラント前にふるふるさん自身が歯周病をしっかりと治し、維持することです。
そして滅菌消毒のできている歯科医院で、感染リスクを減らした手術をする事だと思います。
インプラントもそうですが特に骨移植をする際は、感染リスクを抑えることがとても大切になります。
また、骨移植後にインプラントをと、二段階に分けるのも良いかもしれませんね。
不安な点はしっかりと主治医に相談し、納得が得てからインプラント治療を行うと良いと思います。
次のインプラントがうまくいくとよいですね。
骨のリモデリングが起こるのは3ヶ月と言われており、移植時の骨がつくには3ヶ月以上必要です。
レントゲンで見られたのは、移植した骨で厳密にはついてはいません。
ただし、相談内容になると移植した骨が無くなってしまうのは、感染すると痛みや膿も伴う事が多いですが、今回に膿んでいる可能性はあり、感染も原因の1つかもしれません。
また、移植する骨材料によっても異なります。
移植骨は自家骨、人工骨そして動物の骨などを使います。
人工骨には一ヶ月で吸収してしまう材料と、なかなか吸収しにくい材料があり、牛などの骨もなかなか吸収しない材料です。
まとめると、自家骨か人工骨の一部の材料であれば、せっかく移植した骨が吸収してしまった可能が考えられます。
>隣の7番の歯も歯周病のようで、少しの腫れと歯を磨いた際に嫌な臭いがします。
>これが原因ということはあるのでしょうか。
これが感染の徴候だったかもしれません。
>また、次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
>再度インプラントを行っても、また同じ結果になってしまいそうで不安です。
感染が考えられるので感染を防ぐには、まずはインプラント前にふるふるさん自身が歯周病をしっかりと治し、維持することです。
そして滅菌消毒のできている歯科医院で、感染リスクを減らした手術をする事だと思います。
インプラントもそうですが特に骨移植をする際は、感染リスクを抑えることがとても大切になります。
また、骨移植後にインプラントをと、二段階に分けるのも良いかもしれませんね。
不安な点はしっかりと主治医に相談し、納得が得てからインプラント治療を行うと良いと思います。
次のインプラントがうまくいくとよいですね。
回答3
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2012-11-14 08:20:31
ふるふるさま、おはようございます。
ご質問を拝見して感じることは、どうも歯周病を放ったらかしにして、インプラント手術をなさったように感じるのですがいかがなものでしょうか。
もしそのような治療計画なら、そもそも計画自体に問題があると考えます、先ず歯周病を完全に治して健康状態を維持できるようになるまでインプラント手術をすべきではありません。
歯周病をしっかり治すのが先決です。
歯周病 http://yamadashika.jp/perio.html
ご質問を拝見して感じることは、どうも歯周病を放ったらかしにして、インプラント手術をなさったように感じるのですがいかがなものでしょうか。
もしそのような治療計画なら、そもそも計画自体に問題があると考えます、先ず歯周病を完全に治して健康状態を維持できるようになるまでインプラント手術をすべきではありません。
歯周病をしっかり治すのが先決です。
歯周病 http://yamadashika.jp/perio.html
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-11-14 08:50:45
ご相談ありがとうございます。
>そこで相談なのですが、一度ついた骨が1ヶ月程度で離れてしまう原因としては、どのようなことが考えられますでしょうか。
もし一度ついたことが事実であれば、予期せぬことが起きた以外は考えられません。
しかし、細菌感染すれば表面から溶けてしまうことがありますが、一回ついた部分からはなれるような溶け方はしません。
>隣の7番の歯も歯周病のようで、少しの腫れと歯を磨いた際に嫌な臭いがします。
>これが原因ということはあるのでしょうか。
大いにあり得ます。
>また、次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
>再度インプラントを行っても、また同じ結果になってしまいそうで不安です。
今回のことを反省点として,逆にしていけば良いのではないでしょうか。
どうやら、想定できそうなことを想定すれば避けられた問題のようだからです。
骨移植は難しい治療です。
専門性が高い治療として計画しましょう。
まず、歯周病だったのかどうか、全体を検査して、もし歯周病ならその治療を先にすることです。
ただ、この年齢でそれほどひどい歯周病が6番だけにおこることはあまり多くなく、正確な診断が必要です。
>噛み合わせが悪く、歯周病になってしまい、
こういう学問的な根拠はありません。
>手術の5日後のレントゲンでは、インプラントの周りにキレイに骨がついており、
そのタイミングで撮影する根拠はありません。
むしろことができる細胞へ放射線による障害を与えるリスクが出ます。
また5日後にインプラントに骨がついていることをレントゲンで確認することは不可能です。
もし何か骨のようなレントゲンに写る物質をいれたら、それが写ったという事実はあると思います。
つまり,仮に十円玉をインプラントに重ねて入れて,レントゲンを撮ったらくっ付いて見えるというだけです。
>手術から1ヶ月ほど経った先日、再度レントゲンをとってみると、一度はついていた骨がなくなってしまっていました。
順調な場合に、その時期にレントゲンを撮る意味はなく、その時期が一番活発に分裂している繊細な骨の細胞に放射線障害を与えて不利となります。
例えば骨ができつつあるときは、細胞分裂などが活発です。
ちょうど、成長期の子どもやお腹の中の胎児への、福島原発の影響が今とても酷い大事件になっているのと同じです。
政府は隠していますが。
もし感染の危険があるときなど、異常を発見できればレントゲン撮影は必要となります。
>大変珍しいケースで
移植した骨がうまくいかないことは,想定される普通のことです。
うまくいったとしても2割くらいは溶けて消えてしまうものです。
>はっきりと原因はわからないけれど、
原因は感染、手術手技、術後外傷,などほとんどが分かっています。
>手術後に風邪など
これはとても小さな原因と言えます。
>なんらかの感染症にかかったのが原因ではないか、とおっしゃっていました。
ご担当の先生の診断であれば,一番可能性があります。
>今後は、一度インプラントを外し骨移植を行った後、再度インプラントを入れるか若しくはブリッジにするかを悩んでいます。
最初よりは、成功のハードルがさらに高くなります。
より慎重に、またより緻密に、基本通り正確に、結果が見通せて想定外のことを避ける予防をし,想定外のことが起きた場合の対処方法の説明を受け、成功のイメージがありありと目の前に浮かんでから、実行するとおそらく大丈夫です。
>そこで相談なのですが、一度ついた骨が1ヶ月程度で離れてしまう原因としては、どのようなことが考えられますでしょうか。
もし一度ついたことが事実であれば、予期せぬことが起きた以外は考えられません。
しかし、細菌感染すれば表面から溶けてしまうことがありますが、一回ついた部分からはなれるような溶け方はしません。
>隣の7番の歯も歯周病のようで、少しの腫れと歯を磨いた際に嫌な臭いがします。
>これが原因ということはあるのでしょうか。
大いにあり得ます。
>また、次回もインプラントを選択した場合、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
>再度インプラントを行っても、また同じ結果になってしまいそうで不安です。
今回のことを反省点として,逆にしていけば良いのではないでしょうか。
どうやら、想定できそうなことを想定すれば避けられた問題のようだからです。
骨移植は難しい治療です。
専門性が高い治療として計画しましょう。
まず、歯周病だったのかどうか、全体を検査して、もし歯周病ならその治療を先にすることです。
ただ、この年齢でそれほどひどい歯周病が6番だけにおこることはあまり多くなく、正確な診断が必要です。
>噛み合わせが悪く、歯周病になってしまい、
こういう学問的な根拠はありません。
>手術の5日後のレントゲンでは、インプラントの周りにキレイに骨がついており、
そのタイミングで撮影する根拠はありません。
むしろことができる細胞へ放射線による障害を与えるリスクが出ます。
また5日後にインプラントに骨がついていることをレントゲンで確認することは不可能です。
もし何か骨のようなレントゲンに写る物質をいれたら、それが写ったという事実はあると思います。
つまり,仮に十円玉をインプラントに重ねて入れて,レントゲンを撮ったらくっ付いて見えるというだけです。
>手術から1ヶ月ほど経った先日、再度レントゲンをとってみると、一度はついていた骨がなくなってしまっていました。
順調な場合に、その時期にレントゲンを撮る意味はなく、その時期が一番活発に分裂している繊細な骨の細胞に放射線障害を与えて不利となります。
例えば骨ができつつあるときは、細胞分裂などが活発です。
ちょうど、成長期の子どもやお腹の中の胎児への、福島原発の影響が今とても酷い大事件になっているのと同じです。
政府は隠していますが。
もし感染の危険があるときなど、異常を発見できればレントゲン撮影は必要となります。
>大変珍しいケースで
移植した骨がうまくいかないことは,想定される普通のことです。
うまくいったとしても2割くらいは溶けて消えてしまうものです。
>はっきりと原因はわからないけれど、
原因は感染、手術手技、術後外傷,などほとんどが分かっています。
>手術後に風邪など
これはとても小さな原因と言えます。
>なんらかの感染症にかかったのが原因ではないか、とおっしゃっていました。
ご担当の先生の診断であれば,一番可能性があります。
>今後は、一度インプラントを外し骨移植を行った後、再度インプラントを入れるか若しくはブリッジにするかを悩んでいます。
最初よりは、成功のハードルがさらに高くなります。
より慎重に、またより緻密に、基本通り正確に、結果が見通せて想定外のことを避ける予防をし,想定外のことが起きた場合の対処方法の説明を受け、成功のイメージがありありと目の前に浮かんでから、実行するとおそらく大丈夫です。
タイトル | 左下6番インプラント手術後、一度ついていた骨が無くなった原因は? |
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質問者 | ふるふるさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:6番(第一大臼歯) インプラント治療法 インプラントに関するトラブル 歯周病に関するトラブル |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。