授乳中の虫歯治療で気をつけることは?

相談者: 147cmさん (29歳:女性)
投稿日時:2012-11-12 10:18:30
現在、生後1か月の子どもを、完全母乳で育てています。

妊娠後期より、歯磨き時に歯茎より出血することが時々あり、現在も同様の状態です。痛みはありません。

久しぶりに歯石除去を兼ねて健診に行こうかなと思っているのですが、数点気がかりなことがあります。


授乳中にレントゲン撮影をしても、母乳や乳児に影響はありませんか?

2授乳中に避けたほうがよい歯科処置・治療はありますか?
(研磨剤使用や局所麻酔、新たに詰め物をした場合などの影響が気がかりです。)

3どのような処置・治療後を行った場合、授乳を控えたほうがいいですか?
また、どのくらいの時間が経ったら、授乳を再開してもいいですか?


妊娠中期の歯科健診・治療が推奨されていることは知っていますが、授乳中の治療についてはあまり情報が得られず、漠然とした不安を感じています。

子どもがまだ生後1か月と小さいこともあり、母乳や子どもへの影響が否定できないことは極力避けたいと思っています。

最終判断は実際にかかった歯科医の判断によるとは思いますが、いろいろな情報をいただければ、より安心して処置・治療を受けることができるかと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-11-12 10:25:22
>1授乳中にレントゲン撮影をしても、母乳や乳児に影響はありませんか?

影響有りません。


>2授乳中に避けたほうがよい歯科処置・治療はありますか?
>(研磨剤使用や局所麻酔、新たに詰め物をした場合などの影響が気がかりです。)

特にないと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 10:31:28
147cm さん、おはようございます。

1、影響があったという話は聞いたことがありません。

2、特に無いと思います。

3、個人的には、授乳云々を気になさることよりも「妊娠後期より、歯磨き時に歯茎より出血することが時々あり、現在も同様の状態です。」の状態を早く改善されることをお勧めします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 12:17:31
細見先生 小林先生のおっしゃる通り問題ありません。

しいて言うなら抜歯等、抗生剤や鎮痛剤の服用が必要となる処置は避けた方がいいかもしれません。

内服薬は母乳にも移行しますので。

局所麻酔は問題ありません。


母親の口腔内が清潔であることは、赤ちゃんにとってもメリットがあるので清掃を頑張ってください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 13:01:34
こんにちは。
大切なお子さんのことだけに心配ですよね。

質問の回答ですが、

1.お腹のなかに赤ちゃんがいるわけではないので、授乳中のレントゲンは問題ないと思います。

2.3ですが、局所麻酔は、局所で分解されるのでまず問題ありません。

あとは、お薬ですね!
歯医者さんでは、抗生剤と鎮痛剤を使用する可能性があります。
基本的には授乳に問題はありません。

抗生剤に関して、歯科で処方される抗生剤で注意しないといけないのは、テトラサイクリン系の抗生剤ですね。

逆に、今のところ安全と言われているのが、セフゾンというセフェム系の抗生剤が母乳に移行しないと言われています。
ただ、セフゾンは鉄剤を飲んでいる方は注意が必要です。

痛み止めに関して、基本的には問題ありませんが、心配な様でしたら、カロナール等の、子ども用の痛み止めが良いかもしれません。
ただ、安全性が高い分鎮痛作用は低いです。

離乳の再開は、お薬を飲み終わった翌日からで問題ないと思います。

歯を抜く処置は、抗生剤・鎮痛剤の使用が必要になるので、自覚症状がないのであれば、基本的には離乳後に行うのが確実だと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 21:47:06
こんばんは。

私も黒岩先生と同じ対応をしています。

また、仰られているようにカロナールという鎮痛薬は安全性は高いのですが、効果が弱いです。
そのため、どうしても術後に強い痛みを伴う処置(親知らずの抜歯など)を行う際には、過去に母乳を冷凍してもらったこともあります。

ですが、そのような治療は基本的に授乳終了後に行うのが良いかとおみます。

歯石除去程度であれば、問題ないと思いますよ^^。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-11-12 21:58:00
こんばんわ。カワサキです。

諸先生方の言われる通りです。

> 1・授乳中にレントゲン撮影をしても、母乳や乳児に影響はありませんか?

レントゲンの被曝、体に及ぼす影響については、一度に、数千枚の歯科レントゲン写真を撮影しない限り、影響は少ないです。

詳細は、『東京都歯科医師会HP:レントゲンの影響』を、参照してください。

まず、大丈夫です。ご安心なさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 147cmさん
返信日時:2012-11-16 15:05:24
細見先生>

端的なご回答、ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 147cmさん
返信日時:2012-11-16 15:06:22
小林 誠先生>

ご回答、ありがとうございます。
症状についてもお気遣いいただき、恐縮しております。
なるべく早く受診しようと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 147cmさん
返信日時:2012-11-16 15:07:48
花新発先生>

ご回答ありがとうございます。
「母親の口腔内が清潔であることは赤ちゃんにとってもメリットがある」とのこと。

ご回答に質問をお返しし、申し訳ありませんが、これは母親の口腔内細菌を減らすことで、子どもへの感染リスクをコントロールすると捉えたらよいのでしょうか?

ミュータンスなどは親の唾液などを介して子どもに移行すると聞いたことがあるのですが、親の口腔内細菌の量と感染リスクが比例するのかなと気になりまして…。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 147cmさん
返信日時:2012-11-16 15:08:48
黒岩先生>

ご回答ありがとうございます。
特に抗生剤や鎮痛剤に関する詳細な情報が大変参考になりました。

漠然と「薬=危険」と考えておりましたので、どういうものに注意を払ったらいいのかお示しいただき、少し気が楽になりました。

お知らせいただいたことを踏まえ、治療開始前に、主治医と十分に相談したいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 147cmさん
返信日時:2012-11-16 15:09:37
渡辺 政継先生>

ご回答ありがとうございます。
具体的な事例をいただき、イメージしやすかったです。

安全性をとるか、鎮痛効果をとるかを迷うほどの症状が進む前に、受診しようと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 147cmさん
返信日時:2012-11-16 15:10:18
川崎 洋介先生>

ご回答ありがとうございます。
レントゲンによる被曝の影響は極めて少ないと分かり、ほっとしました。

私の探し方が悪かったのか、ご紹介いただいた東京都歯科医師会HP内を検索しましたが、該当と思われるコンテンツを見つけることが出ませんでした。
お手すきの時にでも、URLをお知らせいただけると幸いです。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-11-16 19:39:52
>母親の口腔内細菌を減らすことで子どもへの感染リスクをコントロールすると捉えたらよいのでしょうか?

そのとおりだと思います。

虫歯の原因菌に絶対感染させないようにするには、相当神経質な生活を送らないといけないので現実的ではないですが、

単純に母親に細菌がたくさんいると、赤ちゃんの口にもその細菌が入ってしまいやすいことは確かですので

科学的にはいろいろ議論はあるところですが、乳歯が生えてきた早い段階で虫歯の原因菌に感染してしまうと虫歯のリスクは上がり、3歳ごろまでに感染しなかたら非常に虫歯になりにくい口腔内細菌叢が獲得できると言われています。

まあ清潔にするに越したことは無いということですね。




タイトル 授乳中の虫歯治療で気をつけることは?
質問者 147cmさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
レントゲン写真
授乳中の歯科治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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