6歳、奥歯が抜け床矯正予定だが歯科医によって治療法が違う

相談者: のっこさん (37歳:女性)
投稿日時:2012-11-14 22:27:53
はじめまして。
6歳(年長)男子なのですが、1週間前に、奥歯がグラグラするというので、あわててかかりつけの歯医者さんに連れて行きました。

レントゲンを撮ったところ、左上の6歳臼歯が生えるときに、手前の奥歯を押しながら生えてきたため、その6才臼歯の手前の奥歯の根っこが吸収されて、グラグラしているとのこと。

じきに抜けます。と言われました。


で、その時に提案されたのが、隙間なく生えているので、上あごの床矯正も、一緒に行いましょうとのことでした。

実際、その二日後には抜けました。
その日は、突然の事で、なんの知識もなく、質問もあまりできませんでした。



それから、色々調べて、2件ほど矯正歯科と、一般歯科で、小児矯正をしてくれる歯科に、話を聞きにいきました。

矯正歯科では、上あごに装置をつけたら、下顎も装置を付けなくても、広がっていくと言われました。(下も、隙間ありません)

でも、一般歯科では、上あごを広げたからと言って、下顎も広がることは、ありません。なので、両方装置をつけます。と言われました。(時期はずらすみたいですが)

一体、どちらが本当なのでしょうか?


抜けたところは、11〜12歳ごろに永久歯が生えてくるまで、間をキープしないとダメだといわれたのですが、普通の顎を広げるだけの、矯正で大丈夫なのでしょうか?

3件とも、おっしゃってることが、マチマチで、よくわからなくなってきました。
どんな、治療方法が最良と思われますでしょうか?


すごくまれなケースと言われ、こちらも困惑しております。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-11-14 22:54:53
今するべきは6歳臼歯が、抜けた乳歯のスペースに寄って来ないように阻止すること。


床装置は上の6歳臼歯を遠心移動するのに使ってあとはクラウンループで補隙するのがいいと思います。

ここまでは必ずやったほうがいいと思います。



しかし

前歯に間隙が無いからと言ってなんでもかんでも拡大床を使えばきれいに治るわけではありません。

拡大床を勧められた場合は、いったいいつまで使用して、何個作り変えるつもりなのか質問してみてはいかがでしょうか?

使用期間が長期にわたったり、装置の調整が甘いと逆に成長発育を阻害する場合があります。

なぜなら顎は歯が交換するときに一番成長するからです。



※もちろん拡大床も正しく使えばよい治療ができます


いずれにしても今の時期は成長に期待する部分が大きいので、お子さんの今の顎の大きさをもって生えてくるのが無理と判断しないであげてくださいね。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-11-14 23:18:56
みてみないと分からない点が多いと思いますが、稀なケースと言われたのであれば治療が難しいので今回のように治療方法も先生によって
変わってくるかもしれませんね。

ただし、かしば先生のおっしゃるように六歳臼歯がこのままであると傾いてしまうので、どんな形にしろスペース確保は必ず必要になってくると思います。


矯正の欠点は本人のやる意思がないと成果はでません。
帰宅後床矯正装置を正しくはめてくれないと結果がでないからです。
利点は費用が一般の矯正よりもおさえられることです。
今回ケースでも可能という先生がいらっしゃいますので可能だと思います。

バンドなどを含めた矯正装置であれば費用はかかるかもしれませんが、本人協力は通院出来ればまず大丈夫です。

本人の気持ちはどうでしょうか?
床矯正であればかなり必要ですね。


のっこさんのお役にたてれば幸いです。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-11-15 00:03:30
レントゲンを撮ったところ、左上の6歳臼歯が生えるときに、手前の奥歯を押しながら生えてきたため、その6才臼歯の手前の奥歯の根っこが吸収されて、グラグラしているとのこと。

上記のような症例は今までに数例、経験がありますが、のっこさんのお子さんも第1大臼歯(6歳臼歯)の咬み合わせがアングルU級の状態になっているのではないでしょうか?

だとすると、永久歯萌出してくるまでの間、スペースを確保するだけでは不十分で早い時期から歯の移動をしていかないと後で治すのはなかなか難しいと思われます。


6歳臼歯のかみ合わせ(位置関係)に関して担当医は何とおっしゃってましたでしょうか?

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-11-15 04:07:46
のっこさまこんばんわ。

乳歯が抜けて6歳臼歯が近心傾斜しているため床装置を使っての矯正治療を提案されたが、歯医者によって言うことが違っているため戸惑っていらっしゃるようですね。

実際に拝見していないのでどのような方法がいいのかについてはなんともいえませんが・・・。


少なくとも6歳臼歯については少々問題がありそうな感じはいたします、しかし矯正治療を始めるということは6歳臼歯だけの問題だけではなく、将来永久歯列になった時正常咬合にするため現在の問題点を洗い出して、その解決のため成長発育を踏まえて治療計画を立てていくものです。

また現在の年齢を考えると早期過剰介入はできるだけ避けたほうがいいと思います、この辺りを総合的に考えて早めに治療を開始するのかそれとももう少し経過観察を慎重に行って、一番本人にとって負担がない時期に治療を開始するか判断したほうがいいと思います。


出っ歯受け口など骨格的に問題がないのならじっくり経過観察をしてから永久歯列が完成する小学校6年生以降に治療を開始したほうがいいようにも思います。

親御さんお気持ちとしては異常を指摘されるとあせってしまって判断を誤ることもあるので慎重になさったほうがいいような気がします、参考になれば幸いです。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: のっこさん
返信日時:2012-11-15 08:15:17
先生方、質問に答えてくださってありがとうございます。
ひとつひとつ真剣に読ませていただきました。

少し補足させてください。
息子は受け口までは、いかないですが、受け口気味らしいです。
普通、上の歯が下の歯に少しかぶさっていますが、息子の場合、上と下が、ちょうどカチカチあたる状態です。
(名前をきいたのですが、忘れました)


あと、真ん中が上下でずれており、抜けた左のあごが狭いそうです。
(だから、寄ってきて抜けた??)

なので、食べてるときにストレスがかかり、夜、歯ぎしりをするのだろうと言われました。
すごく、歯がすりへっています。

これも含め、床矯正を勧められたのかと思われます。

はじめに、書けばよかったです。大変申し訳ないです。



二つの病院で迷ってて、とりあえずどちらかに決めたいのですが、
私的には、

@上あごを広げたら、下顎もついてくるから、上あごだけでよいという病院。

Aとりあえず、上顎からはじめて、様子をみて下顎もする。という病院。
こちらの先生は、上をしたからといって、下は広がらない!と言いきっておられたので・・・


どちらの先生のほうが、正しいのでしょうか?
抜けた場所がどんどん狭くなっているので、とりあえず早く決断したいのですが、決めかねております。

どこの病院でするか、決めてしまえたら、どちらの先生も親切に相談にのってくださるので、よく相談して進めて行こうと思うのですが。

よろしくお願いいたいます(__)
回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2012-11-15 09:17:12
上下の歯が緊密に咬みあっている場合は、上顎を広げることによりある程度下顎も誘導されて歯は外に広がることはあります。

私もそのような場合には、先に上顎を広げることがあります。

ただし下顎の広がりは限度があることを伝えておきます。



受け口傾向があるならば、上顎の歯列が狭いことがあるので、上顎を広げることから始めるのも一つの考え方です。
この場合は、上下が緊密に咬みあっていないと思われることから、下は広がらないとは言い切れませんが、可能性は少ないでしょう。

あくまでも診断(治療法もふくむ)によります。


永久歯列が完成するのは13歳頃ですから、今だけの矯正ではなく将来を見据えた矯正であることを承知しておくことが必要です。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-11-15 13:34:45
可撤式の床装置を上下に装着することはあまりありません。

本当に上下顎ともに拡大が必要なケース(狭窄歯列)では、歯に直接装着する拡大装置を一般的には使用します。



補足質問の文面より、息子さんのケースでは上顎のアーチが下にくらべてやや狭いのかもしれません。

上が下より狭いままだと正常な発育が阻害されるので、その関係を逆転させるために上に拡大床を使用するというのならいいと思います。


ただ強調しておきたいのは、拡大床を使ったからと言って永久前歯萌出スペースを必ずしも獲得できるというわけではないことを理解しておく必要があると思います。

「床装置は逆転のために使用し、あとは成長発育に期待する。」

今回のケースで、下の拡大床を使わない先生はそういった考えなのだと思います。

わたしも下は不要な可能性が高いと考えています。



逆に下も使うという先生は、拡大床で永久前歯の萌出スペースが獲得できると信じている先生です。

その場合は前回の回答でも書いた通り、いったいいつまで使用して、成長に合わせて何個作り変えるつもりなのか質問してみて下さい。

あと下を行う場合は、くれぐれも拡大しすぎ(歯を傾斜させすぎ)で下顎の乳犬歯を早期脱落させないように注意してもらって下さい。


以上難解であったかもしれませんがご参考までに

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-11-15 18:35:37
>どちらの先生のほうが、正しいのでしょうか?

目標とするゴールが異なっているとおのずと評価が違ってきます。
たとえば私は6歳臼歯の位置関係は結構気にしますが、山田先生はそうではないようですので、当然、治療方針は異なります。

またゴールは同じでも、そこまでたどり着く経路はさまざまです。
どの道が正しいとは一概には言えません。
一見言葉は違うようにみえても本質は同じだったりする場合もあります。


まあ、少なくとものっこさんのお子さんを診察したわけでもないのに、どちらの先生のほうが正しいなどと回答するような回答者の意見は信用しないほうがよろしいかと思います。
(私個人の感覚です。根拠はそれほど確かなものではありません)




あと、かしば先生の
>可撤式の床装置を上下に装着することはあまりありません。

私は頻繁に上下同時に使用します。

装着期間は(後続永久歯の大きさも考慮に入れ)おおむねきれいに並んだ時期までか、別の治療法でないと対応できないと判断した時期までです。
交換時期は半年から1年くらいが多いです。

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回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-11-15 22:56:42
森川先生のおっしゃるように、ゴールが一緒でもアプローチは異なることはあります。

@上あごを広げたら、下顎もついてくるから、上あごだけでよいという病院。
Aとりあえず、上顎からはじめて、様子をみて下顎もする。という病院。

この差があっても
@で治療経験がある先生
Aで治療経験がある先生
アプローチが違ってもゴール(歯はきれいに並んでいる)はできている。
と思って頂ければ良いとは思います。


あとはどちらの先生と合うかなども含めて見当してみてくださいね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: のっこさん
返信日時:2012-11-17 14:46:11
沢山のご回答ありがとうございました。

素人の私には、少々難しいお話もございましたが、どれも、うなずけるものでした。

今回ご相談したことによって、ゴールは同じでもやり方は先生によって色々あるという事がわかりました。


先生との信頼関係が大事ですね。

特に、息子の場合、最低でも奥歯が生えてくるまで年数がかかるので長いお付き合いにもなりますし、今回は、矯正専門の先生に診てもらうことにしました。

また、こちらご相談することが、でてくるかもしれません。
その時は、またよろしくお願いします。


ちなみに装置は、上あごで二つ使うとおっしゃっておられました。

はじめに、狭くなった奥歯を元の位置にもどして、それから、上の永久歯が生えてきたら、全体を広げるそうです。
広がったら、奥歯が生えるまで、キープするために、はめておくそうです。

何個装置を作っても、値段は変わらないそうなので、おかませしようと思います。



タイトル 6歳、奥歯が抜け床矯正予定だが歯科医によって治療法が違う
質問者 のっこさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 小児矯正(子供の矯正)
歯の生えかわり(生え変わり)
子供の歯並び
子供の歯列矯正
回答者




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