再根管治療中、痛みが続くのでマイクロのある歯科へ転院はどうか?

相談者: AIRUさん (27歳:女性)
投稿日時:2012-11-24 18:09:54
銀歯だった六番第一大臼歯が酷く痛みました。
被せ物をとり、

「歯の中の菌を出します」

と説明され治療を受けて、後は新しく被せ物をつけるだけ、という状況で通院を中断してしまいました。
これが恥ずかしながら3〜4年前の事です。


たまに顎がちくちく痛む程度でまったく気にならなかったのですが、さすがに仮の被せ物(白い粘土のような物)も殆ど取れており食べカスが頻繁に詰まる為、以前とは別の歯科に向かい、先週から治療を再開しました。

先生には数年前の治療については全く聞かれず(私自身も上記以上の事は覚えていません)、ただ

「根の奥に膿があるので出しましょう。
中が綺麗になったら被せ物をして終わりです」

と言われました。



それまで殆ど痛みのなかった歯ですが、歯科に通うようになってから日常的に激痛が走るようになりました。

ロキソニンを処方されていますが、飲んでも大して変わりません。食事が苦痛で、歯科に通いだしてから寝るも食べるもまともに出来ていません。
喋るのも億劫になっており、歯が何かにちょっとでも触れると激痛、触れなくても常に鈍い痛みがあります。


痛みについては

「膿が骨を圧迫しているから」

と説明されています。
現在1週間に3回通っており、この通う頻度も普通なのかわかりません。
治療期間はまだ2週間弱です。



こちらのサイトを拝見し、私の受けているのは根幹治療であるという事、根幹治療にはマイクロスコープラバーダムが必要であるという事を知りました。

サイト内の質問回答で、「根幹治療は個人差はあるが2〜3日が痛みのピーク、長くて1週間程度は痛みがある」と拝見しましたが、治療の失敗や担当の先生の不慣れで痛む場合もあるとの事で心配になっています。


私の通っている歯科は、当然そういった設備はなく、グリグリ歯の中を掃除している途中途中で

「まめにうがいをしましょうね」

と進めてくるようなところです。


治療への不信感を持ち先ほど調べたところ、マイクロスコープを保険診療でも使用している歯科医が運よく近くにありました。

「後1回か2回掃除をしたら、もう被せ物をして終わりですよ。」

と言われていますが、今さらマイクロスコープのある病院に転院してもあまり意味はないのでしょうか?


数年前に放置した歯なので初期治療でもないですし、あともう少しのところまで今の歯科でやってきているのに、マイクロスコープがあるからと、このタイミングで転院する価値はあると思われますか?

また、これだけの情報での判断は難しいとは思いますが、この先生は設備は整っていないとはいえ、十分にやってくださっていると思われますか?
治療がうまくいっているのかどうか、自信がありません。


長くなりましたが、ご意見頂ければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-11-24 18:32:47
根幹治療にはマイクロスコープラバーダムが必要であるという事を知りました。

必ず必要という訳ではありませんが在れば便利なものです。

ラバーダムはすることによって大きなメリットはあると思いますが、マイクロは使いこなせてなんぼです。



>マイクロスコープがあるからと、このタイミングで転院する価値はあると思われますか?

ラバーダムをしてマイクロを使いこなせているのなら価値はあるかもしれません。
ラバーダムはせずにマイクロはあるだけでは全く意味がありません。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-11-24 18:36:48
こんばんは。

〉「後1回か2回掃除をしたら、もう被せ物をして終わりですよ。」
〉と言われていますが、今さらマイクロスコープのある病院に転院してもあまり意味はないのでしょうか?

マイクロスコープがあっても残念ながら飾り物になっている歯科医院もありますから何とも言えないところですね。

個人的には根管治療中に細かくうがいはさせてくないですし、マイクロがあった方が一つ一つ確認しながら治療を進められるところが良いと思っています。



〉また、これだけの情報での判断は難しいとは思いますが、この先生は設備は整っていないとはいえ、十分にやってくださっていると思われますか?

実際診ていないので憶測になりますが、根管治療中にたくさんゆすがせている事から根管治療に対する意識がそこまで高くない可能性はあります。

ただ考え方を全否定することはできませんし、その先生も今のやり方で結果を出されているでしょうから一概に間違っているとは言えないですね。



〉マイクロスコープを保険診療でも使用している歯科医が運よく近くにありました。

確実に結果を出すのであれば、歯内療法専門医(自費になりますが)託すのも一つの手だと思います。


参考にしてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-11-25 06:14:40
こんばんは。

ご自身の歯を守るために、より上手そうな先生のところに転医しようと考えるのはもっともなことだと思います。

ただ上手なのかそうでないのか、これだけの情報から第三者が想像するのは同業者であってもやはり難しいですし、設備のことなど含めても推測しか出来ませんので、はっきりと「こうすると良いですよ」みたいなアドバイスは難しいですね。



とは言え何かの参考になるかも知れないポイントを他にもいくつか列挙してみます。

根管治療途中(現在の状態)での転医自体は、引き継ぐ側としては悪くありません。
一旦治療終了してからの転医の方が厄介です。


・患歯の6番が上顎の話だとしたら、肉眼での治療では見逃しやすい根管(第四根管と呼ばれます)が残っているケースが少なくないです。


・痛みの有無だけでの成否の判断は難しいですが、経験上、長引くこともなくはないものの、頻度は少ないとは思います。


・「週に3回の通院頻度」「治療途中のまめなうがい」 と言うのは海外の専門医教育の考え方からするとあり得ない様な、ただ細菌感染のリスクを高くするだけの行為だと思いますが、それで失敗するとも断言は出来ないです。


・もしも転医したとして、治療もそうですが診断が同じになるとは限りません。
根管治療途中で3〜4年も放置してたとなると開腹手術中に逃げ出された様なもので、見る先生によっては抜歯が必要な状態になっていたとしても不思議ではないです。


・上の6番でも下の6番でも経過としてはかなり厳しくなっていますので、予後について過大な期待は持たない方がいいかも知れません。
数値的なイメージでは保険の一般的な治療での成功率は30〜40%程度、海外の専門医レベルで60〜80%程度といったところではないかと思いますし、その幅の中でも悪い方を想像します。


・海外の専門医レベルを期待する場合はまず高額になりますし、あくまでも確率の差なので、抜歯の場合なども含めて費用対効果も考えた方がいいと思います。このまま行って治療が成功する可能性もあれば、今から30万円かけても失敗する場合もあります。



なんだかとりとめもないアドバイスになってしまいましたが・・大事な歯のことなのでじっくりと考えて、どうするにしても最後まできちんと治療を受けて、今後は大切にする様にして下さいね。

お大事にどうぞ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-11-25 10:30:15
>予後について過大な期待は持たない方がいいかもしれません。


(根菅充填後?)治療中断のまま3〜4年間放置され、仮の被せ物も殆ど取れていたとしたら、残念ながら、歯の保存が非常に難しいケースかもしれません。

マイクロスコープは有効(必要?)だとは考えますが、それを使用したとしても、必ずしもフォロー出来るかどうかは判らないと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-11-25 14:16:14
ちょっと宣伝させていただきます。

顕微鏡治療に関して無料の市民セミナーがありますので、御都合が合えば参加されてはいかがでしょうか?

12月9日 こどもの城

顕微鏡歯科ネットワークジャパン
「見える歯科治療へのご招待」
http://microdentist.net/news/pdf/20121209panf.pdf



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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: AIRUさん
返信日時:2012-11-25 15:28:31
細見先生、三留先生、渡辺先生、藤森先生、櫻井先生、アドバイスありがとうございます。

マイクロスコープがあるから良い治療が受けられるとも限らない事、よく理解出来ました。

そして今の先生が、判断材料が少ないとはいえ根官治療に対する意識があまり高くないように見受けられるとの事。
補綴学専門の先生なので、なんとなく被せ物をする虫歯の治療が得意なのかな?と思って選んだ歯科でした)


転院先にと考えている歯科の先生がマイクロスコープを使いこなせているのかは私には調べようがないですが、他の先生に引き継ぐのはタイミングとしては悪くないという事なので、やはり転院してみようと思います。

それと今の先生には全く言われていなかったので私も気にしていませんでしたが、抜歯という結果になる事も覚悟します。
途中で逃げ出して長くほおっておいた結果なので、受け止めます。

先生方の丁寧な回答で、決心が付きました。



所謂口コミを見ても「先生がさわやか」「説明が丁寧」「麻酔が痛くない」等が多く何を判断材料として歯科医院を決めればいいのかわからず、色々と困惑しておりました。
(勿論自費診療のところに行けば、良い根管治療を受けられる確立は上がるのでしょうけれど・・・)

自分の身体の事なのに、何も自分で考えられないというのが怖かったです。


アドバイスを頂けた事で、3〜4年放置してしまった歯に対する覚悟もできました。
素人なりにですが色々と納得した上で治療を受ける事が出来そうです。
ネットってすごいですね・・・・。

本当にありがとうございました。



タイトル 再根管治療中、痛みが続くのでマイクロのある歯科へ転院はどうか?
質問者 AIRUさん
地域 神奈川
年齢 27歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
マイクロスコープ
回答者




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