右下6番、分割抜歯後の治療法について
相談者:
deathrideさん (51歳:男性)
投稿日時:2012-12-02 23:10:46
すいませんが教えてください。
右下6番 前後のうち前の歯根周囲 嚢胞悪化、開通ポケットからの口内自然排膿もあり前半分の部分抜歯を予定します。(歯根専門医とインプラントもされる通常の歯科医さん双方のご意見)
後ろの歯根は、アメリカにて歯根治療を10年前に実施し、前側より大きかった嚢胞の箇所には、跡はあるものも他の歯槽骨と同じような密度に見えています。
それもあり6番全抜歯を提案をされませんでした。
<ご提案内容>
歯槽骨厚みもあり、6番 前半分歯根部(分割抜歯部)へのインプラント手術には問題がない、とのコメントを頂きました。
一方、補綴箇所は如何するのかなどの詳細相談はできずにおります。
短いコミュニケーションでしたが、提案内容からの推察では、以下1,2のどれかと予想します。
1.6番前(インプラント) 6番後ろ(既設)それぞれで半分単独で上部補綴部となる?
2.歯根が前インプラント?後ろ普通で上部共通の補綴部?
などいろいろ調べていますが、あまりケースが見当たりません。
むしろ
3−a.6番後ろ残+5番で ブリッジ
3−b.6番後ろも以後抜歯 で6番まるまるの1箇所インプラント
のようなケースがほとんどのように思います。
この相談サイトの過去投稿記述でも、そのように感じ取れました。(あまり明確ではなかったような?)
<希望事項>
やはり歯根に問題が少なく、現在違和感も全くない6番後ろを抜歯するのは気乗りせず、また提案されている先生もインプラント経験が豊富であり信頼はしているのですが、上述1.2のケースがあまり見当たらす気になります。
できれば1,2で進めたい。
このようケースがあるのかどうか、一般的なのかどうかをご教授いただきたく、説明不足かもしれませんが先生方よろしくお願いいたします。
右下6番 前後のうち前の歯根周囲 嚢胞悪化、開通ポケットからの口内自然排膿もあり前半分の部分抜歯を予定します。(歯根専門医とインプラントもされる通常の歯科医さん双方のご意見)
後ろの歯根は、アメリカにて歯根治療を10年前に実施し、前側より大きかった嚢胞の箇所には、跡はあるものも他の歯槽骨と同じような密度に見えています。
それもあり6番全抜歯を提案をされませんでした。
<ご提案内容>
歯槽骨厚みもあり、6番 前半分歯根部(分割抜歯部)へのインプラント手術には問題がない、とのコメントを頂きました。
一方、補綴箇所は如何するのかなどの詳細相談はできずにおります。
短いコミュニケーションでしたが、提案内容からの推察では、以下1,2のどれかと予想します。
1.6番前(インプラント) 6番後ろ(既設)それぞれで半分単独で上部補綴部となる?
2.歯根が前インプラント?後ろ普通で上部共通の補綴部?
などいろいろ調べていますが、あまりケースが見当たりません。
むしろ
3−a.6番後ろ残+5番で ブリッジ
3−b.6番後ろも以後抜歯 で6番まるまるの1箇所インプラント
のようなケースがほとんどのように思います。
この相談サイトの過去投稿記述でも、そのように感じ取れました。(あまり明確ではなかったような?)
<希望事項>
やはり歯根に問題が少なく、現在違和感も全くない6番後ろを抜歯するのは気乗りせず、また提案されている先生もインプラント経験が豊富であり信頼はしているのですが、上述1.2のケースがあまり見当たらす気になります。
できれば1,2で進めたい。
このようケースがあるのかどうか、一般的なのかどうかをご教授いただきたく、説明不足かもしれませんが先生方よろしくお願いいたします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2012-12-03 05:24:49
deathrideさまおはようございます。
右下6番の近心根の抜歯を提案されていて、今後の補綴方法についてのご相談ですね。
もし抜歯やむなしとなれば、個人的にはインプラントは避けてE6Dのブリッジを計画します、もし6番すべて抜歯となればF6Dのブリッジとします。
ただその前に6番の根管治療が可能かどうか検討するでしょう、可能性があれば根管治療を試みます、もし根管治療がうまくいかなかったら意図的再植を考えます。
これもだめであれば分割抜歯を考えるでしょう、いずれにしても6番の状態を仔細に診査した上での治療計画となります、参考になれば幸いです。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=189
右下6番の近心根の抜歯を提案されていて、今後の補綴方法についてのご相談ですね。
もし抜歯やむなしとなれば、個人的にはインプラントは避けてE6Dのブリッジを計画します、もし6番すべて抜歯となればF6Dのブリッジとします。
ただその前に6番の根管治療が可能かどうか検討するでしょう、可能性があれば根管治療を試みます、もし根管治療がうまくいかなかったら意図的再植を考えます。
これもだめであれば分割抜歯を考えるでしょう、いずれにしても6番の状態を仔細に診査した上での治療計画となります、参考になれば幸いです。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=189
相談者からの返信
相談者:
deathrideさん
返信日時:2012-12-03 07:29:46
山田先生 コメントありがとうございます。
この治療法は興味がありましたが、今の場所から姫路は遠い..
以下情報追加です。
現在6番前の歯根は、歯根治療を覚えているだけで2回は実施(25年前?)内部の充填物が歯根厚みの70%以上と相当大きく見えます。
繰り返しは成功率下がりますよね。
歯根破折と思われる影が確認されること(一部非常に深いポケットはその近傍 3月にはフィステイル発現) と思われることも、大きな嚢胞に加えて、部分抜歯を提案されている理由です。
相当腫れていたのですが、一昨日大量の排膿(お猪口一杯分)程がありそれ以降は腫れは楽になりましたが、もう限界かなと思っています。
しかし魚の腐った臭いとはよく言ったもので、かなり臭い。
この治療法は興味がありましたが、今の場所から姫路は遠い..
以下情報追加です。
現在6番前の歯根は、歯根治療を覚えているだけで2回は実施(25年前?)内部の充填物が歯根厚みの70%以上と相当大きく見えます。
繰り返しは成功率下がりますよね。
歯根破折と思われる影が確認されること(一部非常に深いポケットはその近傍 3月にはフィステイル発現) と思われることも、大きな嚢胞に加えて、部分抜歯を提案されている理由です。
相当腫れていたのですが、一昨日大量の排膿(お猪口一杯分)程がありそれ以降は腫れは楽になりましたが、もう限界かなと思っています。
しかし魚の腐った臭いとはよく言ったもので、かなり臭い。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-12-03 08:44:05
ご相談ありがとうございます。
>1.6番前(インプラント) 6番後ろ(既設)それぞれで半分単独で上部補綴部となる?
前後にゆとりがあれば、この方法が良いかもしれません。
しかし病巣が大きければ、回復するまで待つか,骨移植が必要になりますし、それほどの状況ならば,残りの半分の寿命も長くないと、一般的には想像されます。
ただ残りの半分がダメになったときも同様な迷いを生じますから、今から計画に入れておかねばなりません。
>2.歯根が前インプラント?後ろ普通で上部共通の補綴部?
それは一番お勧めできない方法です。
両方とも早く失う危険があります。
両側のどれか天然歯をつかったブリッジはよく行われる方法です。
しかし、きれいな歯を削ることで噛み合わせが変わってしまうこと、その歯も又失う方向へ一段踏み出してしまうことを考慮しましょう。
>1.6番前(インプラント) 6番後ろ(既設)それぞれで半分単独で上部補綴部となる?
前後にゆとりがあれば、この方法が良いかもしれません。
しかし病巣が大きければ、回復するまで待つか,骨移植が必要になりますし、それほどの状況ならば,残りの半分の寿命も長くないと、一般的には想像されます。
ただ残りの半分がダメになったときも同様な迷いを生じますから、今から計画に入れておかねばなりません。
>2.歯根が前インプラント?後ろ普通で上部共通の補綴部?
それは一番お勧めできない方法です。
両方とも早く失う危険があります。
両側のどれか天然歯をつかったブリッジはよく行われる方法です。
しかし、きれいな歯を削ることで噛み合わせが変わってしまうこと、その歯も又失う方向へ一段踏み出してしまうことを考慮しましょう。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2012-12-03 09:25:18
下顎第一大臼歯の遠心根を残す方法ですが、前にも同じ質問が寄せられています。
同根を残したとしても、残した根の骨維持面積は小さいもので小臼歯ほどの歯根面積もありません。
それは分割部分での生物学的幅径の必要性から骨と歯肉の退縮が起こり、前の歯根部にに破折・嚢胞?があるとその量はさらに多くなります。
そうなると、元の大臼歯の3分の1以下の歯根面積となる感じです。
これに関しては、以前の投稿でも他の先生からも同意を得られることが多かったと記憶しています。
あなたの年齢でブリッジするならば、D6EFでないと、長期間動揺なしで機能しません。
私的には、6全抜歯のインプラントがお勧めですし、文献的にもこれとは同じ意味ではありませんが、前後の歯の長期間観察結果も、インプラントの方がブリッジより好ましいという感じだそうです。
D6EFは、○字が支台歯の意味です。
同根を残したとしても、残した根の骨維持面積は小さいもので小臼歯ほどの歯根面積もありません。
それは分割部分での生物学的幅径の必要性から骨と歯肉の退縮が起こり、前の歯根部にに破折・嚢胞?があるとその量はさらに多くなります。
そうなると、元の大臼歯の3分の1以下の歯根面積となる感じです。
これに関しては、以前の投稿でも他の先生からも同意を得られることが多かったと記憶しています。
あなたの年齢でブリッジするならば、D6EFでないと、長期間動揺なしで機能しません。
私的には、6全抜歯のインプラントがお勧めですし、文献的にもこれとは同じ意味ではありませんが、前後の歯の長期間観察結果も、インプラントの方がブリッジより好ましいという感じだそうです。
D6EFは、○字が支台歯の意味です。
回答4
大野歯科医院(群馬県前橋市)の大野です。
回答日時:2012-12-03 10:28:58
松山先生のご意見と少々異なり、書くのに勇気がいるのですが、今回のようなケースでインプラントの方が好ましいといった結論を得ている文献は私の知る限りではありません。
それは歯根切除療法とインプラントは別の治療法で、それぞれ長所、短所があり、ケースバイケースで考える、いわゆる「適応症」というものがあるからです。
噛み合わせの歯はどうであるとか、他の歯の状態はどうであるか?山田先生のご指摘のように根の治療が可能か?などなど、「歯根切除療法」はさまざまはことを考慮して、実施が決められます。
世界的に患者さんを観察した研究がいくつかあります。
失敗率が0%のものもあれば、50%を超えるものもあると記憶しております。
なんでそんなにばらつきがあるのか?は、先ほど書いたとおりに「適応症」どおりに行っているかどうかです。
ですので、今回ご相談されたケースで、どの治療法がもっとも患者さんにメリットがあるか?は実際に診察しなければ回答しづらいです(担当医の経験も大切です)。
なので、担当の先生の判断がもっとも信頼できるものと思われます。
そしてその判断に「納得」がいかなければ、セカンドオピニオンを求めて 別の歯科医師に診察をもとめてもいいと思います。
いずれにせよ、大切な決定を下すわけですから、ご自身の納得を第一に考えて、我々のコメントをうまくお使いください。
お大事に。
それは歯根切除療法とインプラントは別の治療法で、それぞれ長所、短所があり、ケースバイケースで考える、いわゆる「適応症」というものがあるからです。
噛み合わせの歯はどうであるとか、他の歯の状態はどうであるか?山田先生のご指摘のように根の治療が可能か?などなど、「歯根切除療法」はさまざまはことを考慮して、実施が決められます。
世界的に患者さんを観察した研究がいくつかあります。
失敗率が0%のものもあれば、50%を超えるものもあると記憶しております。
なんでそんなにばらつきがあるのか?は、先ほど書いたとおりに「適応症」どおりに行っているかどうかです。
ですので、今回ご相談されたケースで、どの治療法がもっとも患者さんにメリットがあるか?は実際に診察しなければ回答しづらいです(担当医の経験も大切です)。
なので、担当の先生の判断がもっとも信頼できるものと思われます。
そしてその判断に「納得」がいかなければ、セカンドオピニオンを求めて 別の歯科医師に診察をもとめてもいいと思います。
いずれにせよ、大切な決定を下すわけですから、ご自身の納得を第一に考えて、我々のコメントをうまくお使いください。
お大事に。
相談者からの返信
相談者:
deathrideさん
返信日時:2012-12-05 16:17:53
タイトル | 右下6番、分割抜歯後の治療法について |
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質問者 | deathrideさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 ブリッジ治療法 ヘミセクション(トライセクション) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。