右上5EFの延長ブリッジの咀嚼力について

相談者: アニーさん (40歳:女性)
投稿日時:2012-12-03 22:59:55
はじめて質問させて頂きます。
よろしくお願いいたします。

約1年半前に右上5番ダミー、右上6番、7番に冠をかぶせた前方延長ブリッジを入れて頂きました。
(材質はジルコニアクラウンです)

それからの咀嚼力について硬い食べ物はもちろん、肉、野菜、噛みごたえのある果物、パンなど弾力のある物を右側で噛むと右上5番あたりが不安定な感じ(大袈裟な表現かもしれませんが前方にしなる感じ)がし、右上6、7番に負担がかかっているのではと不安になり、ほとんど左側で食事をしています。

いろいろ不安に思っていたところ、こちらの歯チャンネルを拝見し延長ブリッジは、勧められていない事を知りさらに不安を感じております。


そこで 先生方に質問です。

@ 右上5EFの5番のダミーを切断し5番にインプラントを埋入し、EFはそのまま使用する

A 右上EFを切断し右上C5Eのブリッジにする(現在、右上4番は有髄でCRインレーが入っています)

このブリッジにした場合、現在の延長ブリッジよりは支台歯の負担は軽くなりますか?

@Aの治療法は可能でしょうか?
可能な場合、@ Aとも現状よりは咀嚼力が回復するのでしょうか?

お忙しいところお手数おかけしますが、先生方のご意見をお聞かせください

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-12-03 23:19:57
こんばんは。

先生によって色々考えはあるかと思われますが、原則的(?)に、避けられる延長ブリッジは避けた方がいいとは思います。

ですが一口に延長ブリッジと言っても色々な状況での色々な設計が考えられる訳で、中でも今回の様な5EFという設計でしたら耐久性という意味ではそれほど悪くはないのではないかと思いますよ。

ただ片側だけで支えているのは間違いないですし、ピンポイントでダミー部分で噛もうとすればそういう感覚は感じても不自然ではない様に想像します。

ですのでおそらく、咀嚼力の問題ではなくて「噛み心地」の問題ではないかと想像します。



>@について

ジルコニアの切断、切断面の研磨で少し難儀しそうですが、可能だと思います。
延長ブリッジをやめるのなら6、7の連結は衛生面等の理由で出来れば辞めたいところですが、フィットなどに問題がないならお手入れ次第で問題はないと思います。

噛み心地はたぶん、悪くないと思います。 
今より少し改善するかも知れません。



>Aについて

可能だと思います。

支台歯の負担、という点では、さほど変わらないのではないかと思うのですが、噛み心地は少し改善するかも知れませんね。
6、7間の連結部分が解除されるのは利点かも知れません。



「噛み心地」で考えるとすると、本当に設計の問題なのかどうかの見極めが重要な気もします。
例えばダミーの噛み合せの調整だったり、反対側の噛み合わせの改善で直ったりする可能性ももしかしたらあるかも知れませんし、この限られた情報だけでは@もAもそれでいいのかどうか、確信が持てないですね。

まずは「噛み心地」について担当の先生にお話してから、治療法を相談された方がいいのかなと思いますよ。

治るといいですね、お大事にして下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-12-03 23:38:10
こんばんわ。
カワサキです。

@、Aともに、治療可能だと思います。

>@ Aとも現状よりは咀嚼力が、回復するのでしょうか?

@は、咀嚼力は、回復すると思います。
Aは、さほど変わらない可能性があります。



>Aのブリッジにした場合、現在の延長ブリッジよりは、支台歯の負担は軽くなりますか?

支台歯への負担という点から考えると、負担は重くなります。


ご参考までに。
お大事になさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: アニーさん
返信日時:2012-12-04 02:24:23
渡辺先生、川崎先生
お忙しい中、早速のご回答本当にありがとうございます

渡辺先生

右上5番ピンポイントで噛むとしなるような感じ。
EFに食べ物を舌で押し込んでゆっくり咀嚼すれば、しなる感じはない様に思います。

5EFという設計の耐久性はそれほど悪くないというお言葉に、気持ちが楽になりました。

渡辺先生のおっしゃる通りまずは、担当の先生に「噛み心地」「噛み合わせの調整」についてから相談させて頂きます。


川崎先生

再質問させて下さい

5EFブリッジより、C5Eブリッジの方が支台歯への負担が重くなるというのは、なぜでしょうか。(素人考えで負担が軽くなると思っておりました)

お時間がある時でいいのでよろしくお願いいたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: アニーさん
返信日時:2012-12-07 16:51:25
相談を追加させて頂きます。

あれから担当の先生に、右上5EFの噛み合わせ調整と右上5番のインプラントが可能かを相談させて頂きました。

担当の先生は、右上5番をインプラントにする場合、骨を足さなくてはならない、現状より噛める力が上がるかはやってみなくてはわからない。

長い治療期間、治療費など考えるとこのまま、5EFブリッジで様子をみていいのでは。

という お答えでした。

その日は「様子をみてみます」と帰りましたが、やはり食事をしてみますと「噛み心地」は変わらずごはん、お豆腐など、かなり柔らかいもの以外は左側でしか噛めない状態です。

このまま左側ばかりで食事し続けるのは、将来的にとても不安です。


そこで先生方に質問させて下さい

@ うまくいくかどうか(現状より噛める様になるか)やってみなくてはわからない治療でも、右上5番インプラント埋入をトライしてみる

A @はあきらめC5Eのブリッジにする(現状より噛める様になるか)

B 現状のまま

将来的にどの方法がいいのでしょうか


右上5番インプラントについて質問です。

C 骨を足すといわれましたが、その場合咀嚼力の回復、インプラントの成功率は下がるものですか?

D 骨を足す治療は、インプラント埋入の手術と同日に行われるものですか?
それとも骨を足す→顎の骨との結合?までの期間→インプラント埋入のような流れになるものですか?
(私のかかりつけ医院は、ITIストローマン社のインプラントだそうです。
インプラント埋入したその日に、仮歯がはいるそうです)

骨を足す治療がある場合、仮歯が入らない時期があるのでしょうか。

まとまりのない長い質問になってしまい申し訳ありません。

お忙しいところお手数をおかけしますが先生方のご意見をお聞かせください。

よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-12-08 04:43:13
アニーさまおはようございます。

約1年半前に右上5番ダミー、右上6番、7番に冠をかぶせた前方延長ブリッジの具合が悪く、設計のやり直しを考えていらっしゃるのですね。

咬み心地の悪さの原因が延長ブリッジなら改善すると思います、もし原因がほかにあるなら治らないでしょう。

先ず現在の不具合の原因がどこにあるか探り当ててから、今後の方針を決めるべきだと思います。

個人的にはこの設計の延長ブリッジは大きな問題はないと考えています、おそらく原因はほかにあるのではないでしょうか。

もし仮に補綴方法の変更をなさるなら、インプラントは避けてブリッジで対処なさることをお勧めいたします。

インプラントは歯根膜がないので、よほどの理由がない限り避けていただくのが今後のためにはいいでしょう、参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: アニーさん
返信日時:2012-12-08 21:07:56
山田先生
お忙しい中のご返信本当にありがとうございます

右上5EF延長ブリッジを入れて頂いてから右上の噛み心地が悪くなりましたので、私は延長ブリッジが原因なのだと思いこんでおりました。

他に原因があるとすれば具体的にどの様な原因でしょうか。
教えて頂けますと幸いです。

ブリッジ支台歯に負担がかかる為、インプラントの方が良い治療法と思っておりましたが、もう一度、インプラントのデメリットについて考え担当の先生に相談してみます。

早く両方で噛める様になりたいです。

ご回答本当にありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-12-09 01:20:00
こんばんわ。

>他に原因があるとすれば具体的にどの様な原因でしょうか。

具体的には診察させていただかないことにはなんともいえませんが、咬合が高ければよくないでしょうし、むし歯が深ければそのような症状が出るかもしれません、他にも原因になりそうなことが見つかるかもしれません。

ブリッジ支台歯に負担がかかる為インプラントの方が良い治療法と思っておりましたが

もちろんブリッジのほうが負担はかかりますが歯周組織が健康ならこのような欠損様式なら、一般的には大きな問題は起こりません。

一方インプラントは、歯根膜の介在がないためそれにまつわる不都合が起きる可能性があります。

インプラントを勧めるDrの殺し文句は曰く負担がかかる、健全歯を削らなければならないというのがほとんどだと思います。

もちろんそのとおりなのですが、インプラント周囲炎やインプラントが歯根膜の介在がないことなどについてのデメリットについての説明はなされてないような気がいたします。

個人的にはインプラントを選択するには、これでは片手落ちだと思います、結局お困りになるのは患者さんの側になってしまうでしょう。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-12-09 02:01:35
ご相談ありがとうございます。


先生方のご意見通り、その設計自体に噛めないほどの欠点があるようには思えません。

延長していることだけが原因ではないかもしれません。
というのは、6番7番を削ってかぶせたわけですから、5番部分の噛み合わせ以外に、6番7番の噛み合わせが大きき変わってしまったことも考えら得るからです。

@を試してみることは原因を探る方法ともなるかもしれません。


インプラントは骨をうまく作ればかなり安定します。
長期的なアフターケアは、インプラントにも必要ですが、ブリッジでも同じです。
インプラントにできれば、6番7番を1本ずつの自然な状態に戻すことができて、あとが比較的安心できます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: アニーさん
返信日時:2012-12-09 21:04:14
山田先生 さがら先生
お忙しい中ご丁寧にご返信頂きありがとうございます



山田先生

インプラント歯根膜の介在がない為の不都合がある」を自分なりに調べ理解しました。

山田先生に質問させて下さい。
右上 5EF
右上 C5E のブリッジ
支台歯への負担が軽いのはどちらでしょうか?

又、右上 C5E ブリッジの方が咀嚼力は上がりますか?
咬みごこちは改善される可能性はありますか?

同じような質問をして大変申し訳ありません。
補綴方法の変更を検討する可能性がある時の参考にさせて下さい。


先生のブリッジの方が負担はかかるが、歯周組織が健康なら一般的に大きな問題はおこりません。
のお言葉にブリッジに対しての不安感が和らぎました。


さがら先生 ありがとうございます。

延長ブリッジの他に原因があるかどうか、支台歯EFの噛み合わせについて再度、かかりつけの先生に相談してみます。

インプラントについてももう一度、自分なりに勉強させて頂きます。

山田先生 さがら先生
お忙しい中の ご回答本当にありがとうございます。
大変勉強になりました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-12-10 04:36:51
おはようございます。

>右上 5EF
>右上 C5E のブリッジ
支台歯への負担が軽いのはどちらでしょうか?

一般的には右上 C5Eなのですが、どちらでも大きな問題はないと思います、おそらく現在の問題は設計の問題ではないような気がいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: アニーさん
返信日時:2012-12-10 17:37:58
山田先生
お忙しい中、何度も質問にお答え頂き感謝しております
本当にありがとうございます。

右上5EF
右上C5E
どちらでも大きな問題はないという お言葉に安心することができました。

まずは、先生方のおっしゃる通り現状のブリッジで咬みごこちが改善されるのか担当の先生に相談させて頂きます。

本当にありがとうございました



タイトル 右上5EFの延長ブリッジの咀嚼力について
質問者 アニーさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:5番(第二小臼歯)
ブリッジ治療法
延長ブリッジ・カンチレバー
ブリッジに関するトラブル
回答者




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