奥歯のコア、ファイバーとメタルで歯根破折する可能性が高いのは?

相談者: おとはさん (45歳:男性)
投稿日時:2012-12-23 00:15:50
こんにちは

75才になる私の父親は、左下6番7番と右下6番7番を差し歯にしています。
差し歯は保険の銀のクラウンメタルコアです。
10〜15年ほど前に4本とも差し歯になりました。


ただ、「メタルコアの差し歯はファイバーコアの差し歯に比べて歯根破折する可能性が高い」と知り私は不安を感じています。


父親の差し歯のメタルコアをファイバーコアに交換したほうがよいのでしょうか?



また、「奥歯のメタルコアの差し歯は縦方向からの力しか加わらないため前歯のメタルコアの差し歯に比べて歯根破折する可能性は低い」という話も聞きました。
これは事実でしょうか?


ご教示いただければ幸甚です。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-12-23 01:27:21
メタルコアファイバーコア歯根破折の確率がすごく変わるというわけではありません。

削り方など、技術的な話はひとまずおいといて、歯の根がどれだけ丈夫に残っているかにより、変わってきます。
根の状態が悪いと、コアごと取れやすいし、根が割れやすいです。

素材的には、ファイバーの方が良いと言われているのは間違いないと思いますよ。


奥歯は縦方向からの力しか加わらないというのは、誤りだと思います。
通常のかみ合わせでは、側方からの力が必ず加わります。


リンガライズドオクルージョンというかみ合わせの調整をすれば、側方からの力は激減させる事は可能なので、もしかしたら、その方法を知っている先生なのかもしれませんね。

根が丈夫にどれだけ残っているのかにより、私は決まると考えています。


もちろん、かみ合わせがダメで、その歯に1点集中して当たっている場合は、論外です。
その1点集中を取り除かなくてはなりません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-12-23 01:59:33
おとは さん、こんばんは。

この歯科相談掲示板のルールとして、

第三者による相談の禁止
ご友人や両親など、第三者に関する相談はご遠慮ください。
(歯科相談は相談者ご本人様に限らせて頂きます)
ただし、例えばご両親がパソコンを使えなかったり、お母さまがお子さまのことで相談をされるような場合は、この限りではありません。

【必読】 相談者の注意事項



お父さまがパソコンを使えないという前提で回答させていただきます。


>「メタルコア差し歯ファイバーコアの差し歯に比べて歯根破折する可能性が高い」と知り私は不安を感じています。

仮に、それが事実だとしても、現在装着されているメタルコアを外すリスクを考慮すると、わざわざ外さなくともと考えます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おとはさん
返信日時:2012-12-23 02:19:27
中埜先生、お忙しい中早速ご回答をいただきまして、どうもありがとうございます。

メタルコアファイバーコア歯根破折の確率がすごく変わるというわけではないと聞き少し安心しました。
根が丈夫にどれだけ残っているのかで歯根破折するかしないかが決まるのですね。


父親は

奥歯かみ合わせはの具合は良い」

と言っていました。

歯を失う原因には、歯周病虫歯と並んで歯根破折が多いと聞き不安に感じていました。



小林先生、大変失礼いたしました。

父親はパソコンが全く使えないため、代わりに私がご相談をさせていただいた次第です。

現在装着しているメタルコアを外すことにリスクがあるならばファイバーコアに交換することはやめようと思います。



お忙しい中早速ご回答をいただきまして
どうもありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-12-23 07:07:17
おとはさん、こんばんは。

>父親の差し歯メタルコアファイバーコアに交換したほうがよいのでしょうか?

メタルコアであっても、必ず破折するわけではありませんし、破折しにくいような形態にするもできます。
おとはさんの判断どおり、交換の必要はないと思いますよ。



>歯を失う原因には、歯周病虫歯と並んで歯根破折が多いと聞き不安に感じていました。

歯根破折よりも抜歯の原因として多いのは歯周病です。
お父さんに定期的な歯科医院への受診を心がけてもらって、口腔ケアに気をつけてあげてくださいね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-12-23 09:28:34
おはようございます。

問題の起きていないクラウンをわざわざ外してメタルコア除去することの方がリスクがあるように思います。

再治療の際は少なからず今の歯の分量より少なくなります。
少なくなればより歯根破折を起こしやすい環境になり結果的に抜歯へ近道となってしまいます。


現状で問題があるかどうかの診査とまずは相談をすることをお勧めします。

参考にしてください。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-12-23 09:31:57
因みに、有歯顎入れ歯ではなく、自分の歯)にリンガライズドオクルージョンというかみ合わせの調節をして、側方からの力を激減させる技術をお持ちの先生は、中埜先生を含めて極少ない人数ではないかと思われます。

たぶん一般の歯科医院で求められても難しいと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おとはさん
返信日時:2012-12-23 19:30:20
渡辺先生、
お忙しい中ご回答をいただきましてどうもありがとうございます。

歯根破折以上に歯周病のほうを気をつけたほうが良いようですね。
現在父親は一ヶ月に一度の頻度で差し歯にしていただいたかかりつけの歯科医院に通っています。
今後もこのまま定期的に通院させたいと思います。



三留先生、
お忙しい中ご回答をいただきましてどうもありがとうございます。

現状で問題があるかどうかの診査と相談を、差し歯をしていただいた歯科医院の先生にしてみたいと思います。



藤森先生、
お忙しい中ご回答をいただきましてどうもありがとうございます。

リンガライズドオクルージョンというかみ合わせの調節の技術があるとは初耳でした。
情報どうもありがとうございました。




諸先生がたから大変貴重なアドバイスをいただき助かりました。
本当にどうもありがとうございました。



タイトル 奥歯のコア、ファイバーとメタルで歯根破折する可能性が高いのは?
質問者 おとはさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ メタルコア(金属の土台)
ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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