[写真あり] 銀歯を白い詰め物に替える際、根管治療をやり直す必要性は?

相談者: でかぷりおさん (47歳:男性)
投稿日時:2012-12-26 19:49:49
はじめまして

30年ほど前にある歯科医院で右下5番の小臼歯抜髄しました。

そして6年前に今のかかりつけの歯科医院で右下5番(無髄歯)、右下6番、左下5番、左下6番、左下7番の虫歯治療をして保険銀のインレー詰め物)をしました。

現在、この5本の歯の銀のインレーを白い詰め物に代えたいと思っています。
そして白い詰め物はグラディアダイレクトにしようと思っています。

今のかかりつけの歯科医院は保険のレジン充填だけで自費のグラディアダイレクトはしていないので別の歯科医院でしてもらおうと思っています。

先日、そのことをかかりつけの歯科医院の先生に告げたところ

「右下5番の無髄歯の根管治療が不完全で歯の中に薬が完全に詰められてなく空洞がある」
「幸い根管治療で最も重要な歯の中の一番底の部分には薬が詰められている」
「根管治療自体は一応成功しているので現在の銀のインレーのままならば再治療の必要はない」

と先生から指摘されました。

この右下5番の無髄歯の銀のインレーを剥がしてグラディアダイレクトする場合は右下5番の根管治療(歯の中に薬を詰めて空洞をなくす等?)をやり直したほうが良いのでしょうか?

先生方のご意見が頂ければと思います。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願い致します。

長文失礼いたしました。

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回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-12-26 20:00:46
個人的な意見ですが。

右下5番のインレーをやり直すのなら、先ず根管治療からやり直すと思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-12-26 20:07:34
僕も担当の先生と同意見ですね。

いじるのであれば詰め直しからすると思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-12-26 20:12:19
同じくです。

あとは歯周病の治療や管理もされた方がいいと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-12-26 20:16:27
迷いますね。

もしも自分の5番がこの状態だったら・・・

・全くいじらず(インレーもそのまま)経過観察
・いじるなら根管治療から

のどちらかで、性格的には経過観察すると思います。


ご参考まで・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: でかぷりおさん
返信日時:2012-12-26 20:44:40
細見先生、櫻井先生、柴田先生
お忙しいところ早速ご回答をいただきましてどうもありがとうございます。
やはりインレーを代えるなら根管治療もやり直しですか。
柴田先生のご指摘のように歯周病にも気をつけたいと思います。


杉原先生
お忙しいところ早速ご回答をいただきましてどうもありがとうございます。
大変参考になりました。
今回は右下5番は全くいじらず右下5番だけはグラディアダイレクトを見送ることも検討します。
いじるならやはり根管治療からですか。


ところで、今回の私の右下5番のような場合は根管治療のやり直し(詰め直し)とは具体的にはどのような内容の治療になるのでしょうか?

また、自費で根管治療のやり直しをする場合はやはりラバーダムを使用する歯科医院を選んだほうが良いでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-12-26 23:05:21
ご相談ありがとうございます。

>ところで、今回の私の右下5番のような場合は根管治療のやり直し(詰め直し)とは具体的にはどのような内容の治療になるのでしょうか?


通常の感染根管治療となります。

なかを機械的、かつ化学的に清掃消毒して、できるだけすきまなく詰めます。



>また、自費で根管治療のやり直しをする場合はやはりラバーダムを使用する歯科医院を選んだほうが良いでしょうか?


特にこのような下の歯はラバーダムを是非かけたい歯ですね。


なお、治療前に詳しい検査が必要かもしれません。
デンタルという小さなレントゲン検査、それに噛み合わせ歯周病に関する検査です。

昔に矯正治療を受けられたのか、あるいは強い歯ぎしりのような癖があるのでしょうか、歯並びと噛み合わせの不安定さが気になります。

一時かなり歯周病が急速に進行したあとのようにも見えます。
さらにまだ安定していないところもありそうな気もします。


それらのファクターによっては、治療方針も平凡にはすまないかもしれません。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-12-26 23:40:04
自費根管治療のやり直しをする場合はやはりラバーダムを使用する歯科医院を選んだほうが良いでしょうか?

逆に自費で根管治療をしてラバーダムを使わないなら、いかない方がいいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: でかぷりおさん
返信日時:2012-12-27 03:42:27
さがら先生
再根管治療の内容とラバーダムを使用する医院を選んだほうが良いと教えていただきありがとうございます。

私は矯正治療をしたことや、歯ぎしりの癖はありませんが奥歯を強く噛みしめる癖があります。
また、確かに私は噛み合わせがあまり良くなく上下の奥歯が少し横にずれた形で噛み合っています。

また、確かに私は歯周病を罹っていると思います。

歯茎から血が出ることや痛みは全くないのですが昔より歯茎が下がって歯が長く見えるようになりました。

また、昔より出っ歯になった気がします。
そして、歯と歯の間の隙間が大きくなり、物が挟まりやすくなり食後はつまようじが欠かせなくなりました。

レントゲン写真を見ると歯茎だけでなく歯槽骨も溶けて痩せているように感じられ不安です。

さがら先生が私のレントゲン写真を見て

「一時かなり歯周病が急速に進行したあとのようにも見えます。」
「さらにまだ安定していないところもありそうな気もします。」

と推測した理由は歯槽骨が歯周病で溶けて痩せていると思われたからでしょうか?

現在、私は歯周病対策としてブクバデンタルのイオン歯ブラシとアバンビーズという乳酸菌入りハミガキで歯を磨いています。
デンタルフロスもしています。

イオン歯ブラシはマイナスイオンの力で歯垢を落とす歯ブラシで、
アバンビーズは乳酸菌が歯周ポケット内の歯垢を分解する効果があります。

また、先日かかりつけの歯科医院歯石除去をしてもらいました。
そして、遅まきながら来年からかかりつけの歯科医院で3ヶ月に一度定期健診を受けることにしました。

個人でできる歯周病対策や歯科医院で行う歯周病治療でこれ以外に何かできることがありましたらぜひ教えて下さい。


柴田先生
根管治療にラバーダムは必須のようですね。
お忙しい中ご回答をいただきどうもありがとうございます。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-12-27 08:49:37
ご返信ありがとうございます。

>と推測した理由は歯槽骨歯周病で溶けて痩せていると思われたからでしょうか?


ネットで診断はできません。
レントゲンを見て、過去に骨が溶けた時期があり、ある時から歯磨きなどをがんばり始めたように思えた、それだけのただの印象です。



>個人でできる歯周病対策や歯科医院で行う歯周病治療でこれ以外に何かできることがありましたらぜひ教えて下さい。


何か行動を起こす時は、専門家の指導を受け、かつ継続することが重要です。
お話は全て自己流と思えますから、結果は望み通りにならない可能性を感じます。

ちなみに、歯石除去だけでは治りません。
自覚しないうちに悪化する歯周病は自己診断できない病気です。
治療を受けましょう。


>3ヶ月に一度定期健診を受けることにしました。

誤解されているようですが、健康になった後のケアを定期健診と呼ぶことがあります。
病気の治療目的であれば願いはかないません。

また通院間隔を決めた根拠が無ければ始める前から期待できません。
いつも一律に同じ3ヶ月で良いという根拠も理解できません。


歯周病治療はオーダーメイドです。
ネットで一律に決められません。
診察を受けましょう。
検査結果などによりお一人ずつにあった、道具は何を使い、通院間隔は今これくらい,と決まります。
また毎回結果の検証を行い、その都度予定を立ててもらいましょう。

つまり専門家と共同プロジェクトを作り、PDCAサイクルを実行すれば良くなるはずです。
自己診断は危険です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: でかぷりおさん
返信日時:2012-12-27 18:25:07
さがら先生
再びご回答をいただきどうもありがとうございます。

歯周病とは歯周病菌が起こす炎症によって歯茎が腫れ歯槽骨が失われる病気で歯周病が原因で歯槽骨が減るとそれに伴い歯槽骨を覆っている歯茎も一緒に痩せてくる、と私は理解していました。

先生のご指摘のとおり、私はある時期から歯磨きをがんばり始めましたが乱暴な歯磨きをしたために更に歯茎が下がってしまったようです。

私は下がった歯茎歯科専用のヒアルロン酸を注射することも検討していたのですが先生のご指摘のとおり自己流では望み通りの結果は得られませんので早急に歯周病治療の専門家の指導を受けたいと思います。

歯周病の治療や管理もされた方がいいと指摘して下さった柴田先生にも感謝いたします。
どうもありがとうございました。


右下5番の無髄歯グラディアダイレクトについては今回は右下5番をいじらずグラディアダイレクトを見送る方向に現在気持ちが傾いています。
今回は有髄歯だけをグラディアダイレクトして右下5番は後日きちんとした根管治療をしてらえる歯科医院でグラディアダイレクトをしてもらおうと思い始めています。

諸先生方から貴重なご意見をいただき本当に助かりました。
どうもありがとうございました。衷心より御礼申し上げます。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-12-27 20:21:17
基本的には、一歯科医師としては、どこの誰が治療したか分からない歯の場合は全てやり直すのが得策と考えます。

また、神経の無い奥歯の場合は第一選択はクラウンアンレーとなるべきです。

レジンによる修復で長持ちすれば良いですが、破折の可能性を考慮するとクラウンが第一選択でレジンによる修復は破折の可能性を御理解いただいた上で行う非常にアドバンスな治療だと考えます

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: でかぷりおさん
返信日時:2012-12-28 01:10:19
タカタ先生
お忙しい中ご回答をいただきどうもありがとうございます。

やはりいじる場合は再根管治療ですか。

そして

「神経の無い奥歯の場合は第一選択はクラウンアンレーとなるべき」
「破折の可能性を考慮するとクラウンが第一選択でレジンによる修復は破折の可能性を御理解いただいた上で行う非常にアドバンスな治療」

という先生のご意見を読んで思い出したのですがかかりつけの歯科医院の先生が

「右下5番の銀のインレー歯冠の奥まで詰められているのでドリルインレーを削らないと取れない」

と言っていました。
銀のインレーを取る時にももしかしたら破折の可能性があるのかもしれません。

先生のご意見を読んで、神経の無い奥歯は審美性よりも保存を優先すべきだと私は思いました。
そして、神経の無い右下5番はこのままいじらないのが得策かなと私は思い始めました。

大変貴重なご意見をいただきどうもありがとうございました。



ただ、保険の銀のインレーは二次カリエス虫歯)になりやすいと聞きました。

そのため、私は審美性だけでなく二次カリエス防止という目的で銀のインレーを白い詰め物自費グラディアダイレクトか次善で保険のレジン)に代えたいという気持ちがあります。

特に、神経の無い歯は二次カリエスになっても自覚症状がなく気付かないので銀のインレーのままだと不安です。

果たして、このまま右下5番の無髄歯を銀のインレーにしておいて大丈夫でしょうか?

一体どういう選択をするのが最善なのか解かりません。

この点につきまして先生方のご意見をいただけましたら幸甚です。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-12-31 10:41:13
神経の無いはであれば、色の変化や強度を考えると、私はインレーでなく全部被うクラウンを第一選択にします。

参考までに。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2012-12-31 11:44:52
ご質問ありがとうございます。


>果たして、このまま右下5番の無髄歯銀のインレーにしておいて大丈夫でしょうか?


歯を大切にしたいというお気持ちが出てきた以上、それが無かった時の治療のままにしておくことは後悔が残る可能性があります。

今のお気持ちに一番納得がいく方法が落ち着くと思います。
それが放置であれ、何らかの治療へと実行するのであれ、今の問題点を整理して行動すれば良いと思います。


>ただ、保険の銀のインレーは二次カリエス虫歯)になりやすいと聞きました。


確かに巷の傾向はそのようですが、実際の問題点は銀という材料ではなくて,治療目的と治療内容です。



>そのため、私は審美性だけでなく二次カリエス防止という目的で
銀のインレーを白い詰め物自費グラディアダイレクトか次善で保険のレジン)に代えたいという気持ちがあります。


材料の特性を生かす目的と無いようでなければ、依然と何の変わりもない割に、削り直すリスクが高まるだけです。


結論として、歯を一生残すためには、以前のただ金属の塊を入れただけの治療から、レベルアップできる治療へと実行する意味は大きいと思います。

私個人的には、この根管治療を信用することはできませんから、今するかどうかは又別の問題として、根の治療のやり直しの検討から始めます。

修復方法としては、土台で補強してクラウンが最適ではないかと思いますが、今すぐクラウンにするかどうかは微妙です。
理由は、噛み合わせ歯周病が心配だからです。

現実的には、予防的にCRというレジンで充填して、全体的な対策を計画する段取りも考えられます。
今の5番ならば万が一破折しても、最悪抜歯となる可能性が低そうな要素があるからです。


このように治療計画自体も、お一人ずつの状況によってベストは異なります。
また歯科医師ごとによっても全く異なります。

具体的なファクターをできるだけ多く統合して計画を立てていただくと良いでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: でかぷりおさん
返信日時:2013-01-06 22:37:46
ご返信が遅れまして大変申し訳ありません。

加藤先生
お忙しい中ご回答いただきどうもありがとうございます。

「神経の無いはであれば、色の変化や強度を考えると、私はインレーでなく全部被うクラウンを第一選択にします。」

正直私は「インレーでなく全部被うクラウン」というのは今のところ抵抗感があります。
インレーかアンレーで何とかならないかという気持ちがあります。どうもすみません。
ただ、この加藤先生のご意見が正論だと思います。


さがら先生
お忙しい中三たびご回答いただきどうもありがとうございます。

「現実的には、予防的にCRというレジンで充填して、全体的な対策を計画する段取りも考えられます。」
「今の5番ならば万が一破折しても、最悪抜歯となる可能性が低そうな要素があるからです。」

このさがら先生のご意見に従おうかなと今私は思い始めています。

ただ、タカタ先生からは

「破折の可能性を考慮するとクラウンが第一選択でレジンによる修復は破折の可能性を御理解いただいた上で行う非常にアドバンスな治療」

というご意見をいただきましたので将来の破折の可能性のある治療だときちんと理解した上で行いたいと思います。


諸先生方から貴重なご意見をいただき大変参考になり助かりました。
本当にどうもありがとうございました。



タイトル [写真あり] 銀歯を白い詰め物に替える際、根管治療をやり直す必要性は?
質問者 でかぷりおさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
詰め物、インレーその他
その他(写真あり)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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