5歳。反対咬合にムーシールド治療、耳下腺の腫れ、エナメル質形成不全

相談者: チワワさん (5歳:女性)
投稿日時:2013-01-04 08:56:24
はじめまして。

今日、受診をしようと病院を探していたら、このサイトを見つけました。
色々な先生方のご指導がいただけるとのこと、とても助かります。
宜しくお願いします。


@反対咬合とムーシールド開始するか検討中について

5歳4か月の女児です。

2歳2カ月の時、虫歯か?と受診した歯科医院で相談した時に、

『今はまだ何ともできないけれど、3・4歳で治療ができるようになったら来て下さい』

と言われました。

効果的な治療を受けさせてやりたいので、色々探そうと、まだ受診していません。

本人は、年齢の割に理解度が良く、治療には積極的です。

最近ムーシールドという治療法を見つけました。

上歯のBAABの裏側がエナメル質形成不全だろうとのこと。
茶色の色が状況によって濃淡します。
齲蝕も併せ持っているようです。
4歯の歯間が齲蝕かエナメル質形成不全かで削れてきています。
でも治療は出来ないとのこと。

下歯左Aが抜け、1が生えかけていますが、既に斜めに生えかけています。
下歯右Aもぐらついてきました。


質問1 

永久歯が斜めに生えかけてきているこの時期の反対咬合にどのような治療法がありますか?

その費用と、効果と失敗時はどうなるか?も教えてください。



A一過性の耳下腺の腫れについて

2カ月前位に、起床時、左の耳下腺が腫れていました。
痛みはありましたが、6時間位で腫れは小さくなりました。
微熱程度で、小児科受診し、流行性耳下腺炎疑いでした。

再度腫れるようなら、一過性耳下腺腫脹みたいな・・・?と言われました。

3週間後に耳下腺炎の抗体検査を行い、予防接種もしていたので、充分な抗体はついているそうです。

しかし、抗体検査の2週間後位にまた同じ方が腫れました。
症状は前より軽かったので受診しませんでした。
その後も軽く腫れと疼痛あるも、数時間で消失することがありました。

上左右Eに黒い点はあるものの、治療をお願いすると、齲蝕かどうか怪しいのでおいておきましょうというものでした。


質問2 

Eに齲歯があれば、この様な事が起きますか?
歯骨の中に膿とかでこの様な事が起きますか?
考えられるケースは何かありますか?



Bエナメル質形成不全疑いについて

上歯のBAABの裏側がエナメル質形成不全だろうとのこと。
裏面全部が、茶色く見えて、色が状況によって濃淡します。
何件か診ていただき、半分位でそう言われました。
半数は、ただの齲蝕とのこと。

齲蝕も併せ持っているようです。
4歯の歯間が齲蝕かエナメル質形成不全かで削れてきています。
でも治療は出来ないとのこと。
エナメル質形成不全なら薄い前歯を削りにくいし、はがれやすい。
フッ素でケアをとのことで、オラブリス洗口液でケアしています。

が、口腔外科をされている第三セクターの為、小児歯科矯正歯科をしている所で通ってください。
うちでは診れませんと言われました。

この子を妊娠中に兄のインフルエンザをタミフル使用せずに1週間看病した以外は、飲酒や服薬喫煙なく、親族にもエナメル質形成不全はいません。


質問3 

乳歯の齲歯も永久歯が生える前に治しておきたいのに齲蝕の程度や年齢のせいか積極的に齲蝕治療はされていません。

今の状態だと、永久歯も齲蝕されやすい環境になると思うのですが、どうでしょうか?
軽い乳歯の齲蝕は削らない方が良いのでしょうか?


質問4 

永久歯はX線では今のBAABよりは白い線が見えるのでエナメル質はあると思うが、歯によって線の濃さが違うので、薄いのもある様だ。
永久歯も齲蝕されやすいかもしれないとのこと。
やはりそうでしょうか?

1が生えかけている今、アラブリス以外に何か手立てはありますか?


沢山質問してすみません。

色々な観点から、総合的にどうしようかと考えています。
働いているため、3年ほど前のように色々受診してみることは難しいし、良くないと思っているので、固定して治療開始したいです。

どうかよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-01-04 10:26:45
>質問1 永久歯が斜めに生えかけてきているこの時期の反対咬合にどのような治療法がありますか?
>その費用と、効果と失敗時はどうなるか?も教えてください。

ムーシールド、上顎前方牽引装置、チンキャップ、リンガルアーチなどが挙げられますが、どれがお子さんにとって最適かは診察しないと判断できません。

また費用に関しては医院によってまちまちなので回答不能です(装置でいくら、という考え方自体ナンセンスだと思っています)。

どの装置を使うにしても、適切な診断の元に適切な装置を選択して行えば効果は出てきますし逆に装置の適応を誤ると逆効果になることもあります。


>質問2 Eに齲歯があれば、この様な事が起きますか?
>歯骨の中に膿とかでこの様な事が起きますか?
>考えられるケースは何かありますか?

根の先に膿がたまるくらい進行したむし歯であれば起こり得るかもしれません。


>質問3 乳歯の齲歯も永久歯が生える前に治しておきたいのに齲蝕の程度や年齢のせいか積極的に齲蝕治療はされていません。
>今の状態だと、永久歯も齲蝕されやすい環境になると思うのですが、どうでしょうか?
>軽い乳歯の齲蝕は削らない方が良いのでしょうか?

今あるむし歯を治療することが今後のむし歯のリスクを下げるわけではありません。
むし歯になってしまった原因(日常の食生活にある場合が多いです)を突き止め、それを改善することが必要です。
また、現在の状態を今すぐ削るべきかどうかは実際に診察しないと何とも言えません。


>質問4 永久歯はX線では今のBAABよりは白い線が見えるのでエナメル質はあると思うが、歯によって線の濃さが違うので、薄いのもある様だ。
>永久歯も齲蝕されやすいかもしれないとのこと。
>やはりそうでしょうか?
>1が生えかけている今、アラブリス以外に何か手立てはありますか?

質問3の回答ともかぶるのですが、元々の歯の質よりも生活習慣の方がむし歯のなりやすさに与える影響は大きいと考えられます。


>が、口腔外科をされている第三セクターの為、小児歯科矯正歯科をしている所で通ってください。

担当医がそのように話しているということは、治療も予防もあまり得意にされていないということだと思います。
小児歯科を受診されて、予防について適切な指導を受けられた方が良いように思えます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-01-04 11:57:21
>質問1 永久歯が斜めに生えかけてきているこの時期の反対咬合にどのような治療法がありますか?
>その費用と、効果と失敗時はどうなるか?も教えてください。

堀先生が回答されているように、いろいろなアプローチの仕方があります。
反対咬合といっても、色々なタイプがありますから、きちんと診査診断を受けてどの程度のゴールを目指すのかで、治療内容が異なってきます。
同じように治療費や効果も様々です。


>失敗時はどうなるか?

ムーシールドだけでは治らないケースもあります。
たとえば、筋肉のアンバランスがひどいケースでは、どこまでこの装置を使うのかという見極めが必要になると思います。
この装置自体が筋機能訓練装置ですから、期待した筋肉の動きがどうしても獲得できない場合は、治りが悪い(または、治せない)と思います。


ただ、このような装置はお子さん自身が主体的に治療に参加して、非常にシンプルな装置の助けだけで不正咬合を治すことのできるものですから、他の複雑な装置に比べて優れた面もあります。
また、治療費も比較的安く済むというメリットもあります。


実際に通院可能な範囲で、成長期の矯正治療を積極的にを行って成果を出している歯科医院でご相談され、お子さんの症例に似たその医院の治療例を見せてもらわれてはいかがですか?


>質問2・3・4

堀先生と同じです。
予防について適切な指導と説明を受けられる歯科を探され、食生活も含めて改善できる点は改善しておかれるとよいと思います。小児歯科はそういうことに力を入れていると思います。参考にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-01-09 00:18:34
博多の児玉です。

>ムーシールドという治療法

治療はどんなに装置を使うかではなく、その装置をどう使いこなすかが問題です。

陸上競技に例えると、虫歯治療は短距離競走で矯正治療はマラソンです。
短距離では水分補給は必要ありませんが、マラソンでは何回か水分の補給が必要です。

この補給所つまりお子さんをめげないよう、励ます役目をあなたがします。
しかしあなたも時にはどう励ましていいかわからなくなることがあります。
その時、あなたを支えるのは、医療者です。

矯正は長丁場です。
この年齢のお子様の矯正治療をする場合、あなたを支えてくれそうなスタッフや先生に出会えるかどうかも要素になるのではないでしょうか




タイトル 5歳。反対咬合にムーシールド治療、耳下腺の腫れ、エナメル質形成不全
質問者 チワワさん
地域 非公開
年齢 5歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の異常・トラブルその他
歯列矯正の治療法
子供の歯並び
小児歯科その他
子供の歯列矯正
下顎前突(受け口)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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