[写真あり] 24年前に行った前歯のラミネートべニアの治療の方法
相談者:
NINA77さん (37歳:女性)
投稿日時:2013-01-08 00:43:41
24年前に上の左右1番、および左2番に虫歯(隣接部)が出来たため虫歯を削り、ラミネートべニアで治療を行いました。
当時は子供でしたので、両親と当時の先生が相談をして審美性も考慮してラミネートべニアを選択してくれたんだろうと思います。
右2番はラミネートべニアは行っていませんがやはり1番との隣接部に虫歯があり、レジンで治療しています(画像参照)。
現在、ラミネートべニア自体は付いているものの裏側から虫歯になっており、ラミネートべニアが破損しないように出来る治療を行い、経過観察を行っているのが現状ですが、今後の治療ですが、どのような選択肢があるのかご教示頂きたく投稿しました。
先生からは、虫歯があることもあり再度ラミネートべニアをすることは出来ない、またこのラミネートべニアがいつまで持つかは分からない。
審美性を考えると、セラミック等でクラウンにするしかないだろうと言われております(ラミネートべニアをして下さった先生とは別の先生です)。
年月が経ち、だいぶ歯茎が下がってしまったこともあり、ラミネートべニアと歯茎の隙間が開いてしまっており、またラミネートべニアと歯の境目に汚れが付着しているため、見た目がそろそろ気になってきたのですが、やはりこの状態だとクラウン以外は難しいでしょうか?
クラウンは見た目が綺麗になるのですが、こちらのサイトを拝見すると、自分の歯をだいぶ削りますし、場合によっては神経を取る必要もあるようなので、少し心配です。
質問ですが、クラウンにした場合、通常どの程度の期間持ちますでしょうか?
また先生からは、口のトラブルは40代以降急激に増えると言われたのですが、今治療を開始しても問題ないでしょうか?(今やって、40代になってからすぐにやり直すのは悲しいので。
またクラウンにする場合は、上の左右12番だけでよいと思っております。)
ホワイトニング等でラミネートべニアの境目の汚れは綺麗にすることは出来ないでしょうか?
出来る限り自分の歯を残しつつ見た目も綺麗に出来ないかなと思っているのですが・・。
よろしくお願いいたします。
画像1
当時は子供でしたので、両親と当時の先生が相談をして審美性も考慮してラミネートべニアを選択してくれたんだろうと思います。
右2番はラミネートべニアは行っていませんがやはり1番との隣接部に虫歯があり、レジンで治療しています(画像参照)。
現在、ラミネートべニア自体は付いているものの裏側から虫歯になっており、ラミネートべニアが破損しないように出来る治療を行い、経過観察を行っているのが現状ですが、今後の治療ですが、どのような選択肢があるのかご教示頂きたく投稿しました。
先生からは、虫歯があることもあり再度ラミネートべニアをすることは出来ない、またこのラミネートべニアがいつまで持つかは分からない。
審美性を考えると、セラミック等でクラウンにするしかないだろうと言われております(ラミネートべニアをして下さった先生とは別の先生です)。
年月が経ち、だいぶ歯茎が下がってしまったこともあり、ラミネートべニアと歯茎の隙間が開いてしまっており、またラミネートべニアと歯の境目に汚れが付着しているため、見た目がそろそろ気になってきたのですが、やはりこの状態だとクラウン以外は難しいでしょうか?
クラウンは見た目が綺麗になるのですが、こちらのサイトを拝見すると、自分の歯をだいぶ削りますし、場合によっては神経を取る必要もあるようなので、少し心配です。
質問ですが、クラウンにした場合、通常どの程度の期間持ちますでしょうか?
また先生からは、口のトラブルは40代以降急激に増えると言われたのですが、今治療を開始しても問題ないでしょうか?(今やって、40代になってからすぐにやり直すのは悲しいので。
またクラウンにする場合は、上の左右12番だけでよいと思っております。)
ホワイトニング等でラミネートべニアの境目の汚れは綺麗にすることは出来ないでしょうか?
出来る限り自分の歯を残しつつ見た目も綺麗に出来ないかなと思っているのですが・・。
よろしくお願いいたします。
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回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-01-08 01:32:52
>やはりこの状態だとクラウン以外は難しいでしょうか?
ラミネートが唇側にされており、口蓋側に虫歯が有ると云う事でしょうか。
だとすれば方法はレジン等で修復するか、全部はずしてクラウンにするかのどちらかだと思いますが、これは実際に診察した主治医が判断する事です。
>質問ですが、クラウンにした場合、通常どの程度の期間持ちますでしょうか?
はっきり言って解りません。
>ホワイトニング等でラミネートべニアの境目の汚れは綺麗にすることは出来ないでしょうか?
そんな方法は聞いた事ありませんが、あまり意味が無いように思います。
ラミネートが唇側にされており、口蓋側に虫歯が有ると云う事でしょうか。
だとすれば方法はレジン等で修復するか、全部はずしてクラウンにするかのどちらかだと思いますが、これは実際に診察した主治医が判断する事です。
>質問ですが、クラウンにした場合、通常どの程度の期間持ちますでしょうか?
はっきり言って解りません。
>ホワイトニング等でラミネートべニアの境目の汚れは綺麗にすることは出来ないでしょうか?
そんな方法は聞いた事ありませんが、あまり意味が無いように思います。
回答2
回答3
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-01-08 08:21:05
NINA77 さん、おはようございます。
>先生からは、虫歯があることもあり再度ラミネートべニアをすることは出来ない、またこのラミネートべニアがいつまで持つかは分からない。
>審美性を考えると、セラミック等でクラウンにするしかないだろうと言われております
NINA77 さんのお口の中を実際に診た歯科医師がそう言うのであれば、その歯科医師にとっては、そうなのかもしれません。
他に1〜2軒の歯科医院でご相談になさってみると、違う選択肢があるかもしれません。
ご参考まで。
>先生からは、虫歯があることもあり再度ラミネートべニアをすることは出来ない、またこのラミネートべニアがいつまで持つかは分からない。
>審美性を考えると、セラミック等でクラウンにするしかないだろうと言われております
NINA77 さんのお口の中を実際に診た歯科医師がそう言うのであれば、その歯科医師にとっては、そうなのかもしれません。
他に1〜2軒の歯科医院でご相談になさってみると、違う選択肢があるかもしれません。
ご参考まで。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-01-08 08:54:29
ご相談ありがとうございます。
>やはりこの状態だとクラウン以外は難しいでしょうか?
いいえ,一般的ではないかもしれませんが、いくつか方法はあります。
>クラウンは見た目が綺麗になるのですが、こちらのサイトを拝見すると、自分の歯をだいぶ削りますし、場合によっては神経を取る必要もあるようなので、少し心配です。
ラミネートは外側を薄く、ツケ詰めのように削るだけですが、クラウンは歯の周り中をその4倍くらいの厚みで削ります。
削った後はまるでリンゴの芯のように小さくなります。
削りすぎれば、神経に影響が出ることもあります。
先回りする先生は、初めに神経を抜いておきます。
>質問ですが、クラウンにした場合、通常どの程度の期間持ちますでしょうか?
はじめから、きれいにすると同時に、長持ちするという目標を、具体的に計画に加えておけば,長持ちします。
ちなみに,当院でセラミックをかぶせた人で37年経っても、根元もきれいに保てている方も降ります。
当然長持ちする計画を実行しています。
>また先生からは、口のトラブルは40代以降急激に増えると言われたのですが、今治療を開始しても問題ないでしょうか?
歯周病のことを指しているかもしれません。
当然その対策を盛り込むことが、長持ちの計画の一つとなります。
>(今やって、40代になってからすぐにやり直すのは悲しいので。
繰り返さないという目標も、長持ちする計画の一つになります。
>またクラウンにする場合は、上の左右12番だけでよいと思っております)
状況を診断してもらった上で、相談しながらご自由に決めて良いと思います。
>ホワイトニング等でラミネートべニアの境目の汚れは綺麗にすることは出来ないでしょうか?
リペアという方法があります。
作り直しと全く同じにはなりませんし、欠点もあります。
>出来る限り自分の歯を残しつつ見た目も綺麗に出来ないかなと思っているのですが・・。
治療前に、そのお気持ちをきちんと言葉にして伝えることが重要です。
そうでないと歯科医師には、きれいにしたい,とだけしか伝わりません。
今だけきれいにしたいのであれば、簡単です。
どんどん削り、神経などは健康でも抜いておいた方がしみなくて楽ですし、最後は抜歯してその後は人工的な歯を入れればいいし、それも気に入らなければ何も無くて放置してもいいや、もうその頃はおばあさんだし、という考えも巷では見ているからです。
できる限り,でもいいですし、一生でもいいですから、自分の歯を残したい,というお気持ちは必ずはっきりと伝えましょう。
願いとは、できるかどうかは別として、まず願をかけなければかなわないものです。
>やはりこの状態だとクラウン以外は難しいでしょうか?
いいえ,一般的ではないかもしれませんが、いくつか方法はあります。
>クラウンは見た目が綺麗になるのですが、こちらのサイトを拝見すると、自分の歯をだいぶ削りますし、場合によっては神経を取る必要もあるようなので、少し心配です。
ラミネートは外側を薄く、ツケ詰めのように削るだけですが、クラウンは歯の周り中をその4倍くらいの厚みで削ります。
削った後はまるでリンゴの芯のように小さくなります。
削りすぎれば、神経に影響が出ることもあります。
先回りする先生は、初めに神経を抜いておきます。
>質問ですが、クラウンにした場合、通常どの程度の期間持ちますでしょうか?
はじめから、きれいにすると同時に、長持ちするという目標を、具体的に計画に加えておけば,長持ちします。
ちなみに,当院でセラミックをかぶせた人で37年経っても、根元もきれいに保てている方も降ります。
当然長持ちする計画を実行しています。
>また先生からは、口のトラブルは40代以降急激に増えると言われたのですが、今治療を開始しても問題ないでしょうか?
歯周病のことを指しているかもしれません。
当然その対策を盛り込むことが、長持ちの計画の一つとなります。
>(今やって、40代になってからすぐにやり直すのは悲しいので。
繰り返さないという目標も、長持ちする計画の一つになります。
>またクラウンにする場合は、上の左右12番だけでよいと思っております)
状況を診断してもらった上で、相談しながらご自由に決めて良いと思います。
>ホワイトニング等でラミネートべニアの境目の汚れは綺麗にすることは出来ないでしょうか?
リペアという方法があります。
作り直しと全く同じにはなりませんし、欠点もあります。
>出来る限り自分の歯を残しつつ見た目も綺麗に出来ないかなと思っているのですが・・。
治療前に、そのお気持ちをきちんと言葉にして伝えることが重要です。
そうでないと歯科医師には、きれいにしたい,とだけしか伝わりません。
今だけきれいにしたいのであれば、簡単です。
どんどん削り、神経などは健康でも抜いておいた方がしみなくて楽ですし、最後は抜歯してその後は人工的な歯を入れればいいし、それも気に入らなければ何も無くて放置してもいいや、もうその頃はおばあさんだし、という考えも巷では見ているからです。
できる限り,でもいいですし、一生でもいいですから、自分の歯を残したい,というお気持ちは必ずはっきりと伝えましょう。
願いとは、できるかどうかは別として、まず願をかけなければかなわないものです。
相談者からの返信
相談者:
NINA77さん
返信日時:2013-01-11 00:23:34
ご回答頂きありがとうございました。
先日歯科へ行き、改めて先生にご説明を頂きました。
再質問で恐縮ですが、いくつか教えて頂けないでしょうか。
細見先生
>ラミネートが唇側にされており口蓋側に虫歯が有ると云う事でしょうか。
>だとすれば方法はレジン等で修復するか全部はずしてクラウンにするかのどちらかだと思いますが、これは実際に診察した主治医が判断する事です。
口蓋側にもある歯もありましたが、治療済です。
ただラミネートをしている歯の隣の歯との隣接部(というか、ラミネートと自分の歯が接している部分)に虫歯があります。
虫歯はレジンで出来る範囲で治療をして頂き、口蓋側は裏側から治療すればよいのですが、ラミネートを壊さないと隣接部の治療を完全に行うことが出来ず、治療が中途半端になっていること、また削る範囲が広いようで再度ラミネートは不可能な歯があります。
虫歯の治療がちゃんと出来ていないことを考えれば、白くだけなっても確かに意味はないですね。
さがら先生
>いいえ,一般的ではないかもしれませんが、いくつか方法はあります。
恐縮ですが、どのような方法が取りうるのかご教示頂けないでしょうか?
>削りすぎれば、神経に影響が出ることもあります。先回りする先生は、初めに神経を抜いておきます。
先生にアドバイス通り、出来る限り自分の歯を残したいということと綺麗にするという事だけではなく将来的に長く使って行きたいということをお伝えしました。
神経を抜く必要があるかどうか聞いたところ、現状であれば神経を抜かずに治療が出来るのではないかとのことでした。
また、虫歯を放置して歯の状態が悪くなる可能性もあることを考えると、歯の状態がよいうちにクラウンにした方が綺麗に仕上がるし処置も楽に済むと思うが、あとは私がいつやりたいと思うかだと思うとのことでした。
>はじめから、きれいにすると同時に、長持ちするという目標を、具体的に計画に加えておけば,長持ちします。
長持ちするという目標を具体的に計画に加えるとはどういうことを仰っているのでしょうか?
また、クラウンとする歯の本数ですが、3本(左右1番と左2番)とするか、4本(左右12番)とするか迷っています。
先生からは何もしていない今の状態でも歯の素の色がA2であり、右2番のレジンを詰め直せば3本だけクラウンとしても白さの観点でも十分白い状態と言え、色を合わせることは問題ないと思われる。
色をA1にしたいという事であれば、4本をA1でクラウンとすることになるとのことでした(作る側は4本が楽だが・・と)。
費用的には3本で済めば助かるのですが、写真や暗いところ等で観た場合、極端に不自然になったり、色が違って見えたりすることはないのでしょうか?
また、あとから右2番をクラウンに買えても、色を合わせることは可能でしょうか?
虫歯にしてしまったのがいけないのですが、少しでも自分の歯で暮らせる期間が長くなるような選択をしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
先日歯科へ行き、改めて先生にご説明を頂きました。
再質問で恐縮ですが、いくつか教えて頂けないでしょうか。
細見先生
>ラミネートが唇側にされており口蓋側に虫歯が有ると云う事でしょうか。
>だとすれば方法はレジン等で修復するか全部はずしてクラウンにするかのどちらかだと思いますが、これは実際に診察した主治医が判断する事です。
口蓋側にもある歯もありましたが、治療済です。
ただラミネートをしている歯の隣の歯との隣接部(というか、ラミネートと自分の歯が接している部分)に虫歯があります。
虫歯はレジンで出来る範囲で治療をして頂き、口蓋側は裏側から治療すればよいのですが、ラミネートを壊さないと隣接部の治療を完全に行うことが出来ず、治療が中途半端になっていること、また削る範囲が広いようで再度ラミネートは不可能な歯があります。
虫歯の治療がちゃんと出来ていないことを考えれば、白くだけなっても確かに意味はないですね。
さがら先生
>いいえ,一般的ではないかもしれませんが、いくつか方法はあります。
恐縮ですが、どのような方法が取りうるのかご教示頂けないでしょうか?
>削りすぎれば、神経に影響が出ることもあります。先回りする先生は、初めに神経を抜いておきます。
先生にアドバイス通り、出来る限り自分の歯を残したいということと綺麗にするという事だけではなく将来的に長く使って行きたいということをお伝えしました。
神経を抜く必要があるかどうか聞いたところ、現状であれば神経を抜かずに治療が出来るのではないかとのことでした。
また、虫歯を放置して歯の状態が悪くなる可能性もあることを考えると、歯の状態がよいうちにクラウンにした方が綺麗に仕上がるし処置も楽に済むと思うが、あとは私がいつやりたいと思うかだと思うとのことでした。
>はじめから、きれいにすると同時に、長持ちするという目標を、具体的に計画に加えておけば,長持ちします。
長持ちするという目標を具体的に計画に加えるとはどういうことを仰っているのでしょうか?
また、クラウンとする歯の本数ですが、3本(左右1番と左2番)とするか、4本(左右12番)とするか迷っています。
先生からは何もしていない今の状態でも歯の素の色がA2であり、右2番のレジンを詰め直せば3本だけクラウンとしても白さの観点でも十分白い状態と言え、色を合わせることは問題ないと思われる。
色をA1にしたいという事であれば、4本をA1でクラウンとすることになるとのことでした(作る側は4本が楽だが・・と)。
費用的には3本で済めば助かるのですが、写真や暗いところ等で観た場合、極端に不自然になったり、色が違って見えたりすることはないのでしょうか?
また、あとから右2番をクラウンに買えても、色を合わせることは可能でしょうか?
虫歯にしてしまったのがいけないのですが、少しでも自分の歯で暮らせる期間が長くなるような選択をしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
回答5
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2013-01-11 06:33:09
前歯の審美治療には、
ラミネートベニア
クラウン
レジン充填
がよく用いられます。
このうちどの方法が適切か?に関しては、歯科医師個々人によっ得意分野が異なるため、一概にどの方法がベストか言い切れません、ら
ラミネートベニア
クラウン
レジン充填
がよく用いられます。
このうちどの方法が適切か?に関しては、歯科医師個々人によっ得意分野が異なるため、一概にどの方法がベストか言い切れません、ら
回答6
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-01-11 08:50:20
ご返信ありがとうございます。
紙面の都合上さわりだけ説明します。
>恐縮ですが、どのような方法が取りうるのかご教示頂けないでしょうか?
簡単に言えば、今ある状況をできる限り生かしながら,個々の問題を解決する方法です。
もちろんお一人ずつによって違いがあり、できない場合もあります。
たとえば、仮にラミネートベニアを生かしながら、虫歯を治し、また、表面の見た目を修復する方法などが考えられます。
それはタカタ先生が回答したように、それぞれの治療方法の特徴を最大限に生かすために、知識と技術と費用がとても必要です。
単純に、その方法をやっているよ、という程度ではなく、タカタ先生のような超ハイレベルに到達できた歯科医師のみが可能な選択方法です。
>虫歯を放置して歯の状態が悪くなる可能性もあることを考えると、歯の状態がよいうちにクラウンにした方が綺麗に仕上がるし処置も楽に済むと思うが、あとは私がいつやりたいと思うかだと思うとのことでした。
もし将来歯を残す目的があれば,虫歯を放置するという無計画が許容されるはずがありませんから、それを前提としたクラウンにする理由とその時期についての説明には、私個人は矛盾を感じます。
虫歯をすぐには削らずに経過観察する治療方法がありますが、これは放置とは違います。
虫歯の進行を止めるか、あるいは逆に虫歯を縮める再石灰化という、予防医療を行いつつ、その効果の評価を繰り返しながら、削らずに歯と神経を守るという積極的な治療です。
とても手間がかかりますし、定期的に通院しなければなりません。
つまり削らない治療に通院するという、ご存じないでしょうが普通でない方法であり、病気を放置しておいてひどくなるのを待って、削る治療を始める方法とは正反対に違います。
>長持ちするという目標を具体的に計画に加えるとはどういうことを仰っているのでしょうか?
簡単です。
まず歯が無くなる現象を止めることです。
プラスに言えば、一生歯を残す原則を守る計画にすることです。
まず歯が無くなる原因に対する原則として、
1.削らない
2.神経を抜かない
この約束を前歯だけではなく、前歯を一生守ってくれる力持ちの奥歯にも忘れないことです。
削らない、とは、ゼロが最大ですが、今回のように削る必要があっても守れます。
つまり、できるだけ、たくさん、削らない、方法を初めに検討することです。
たくさん削る方法は後からいつでもできるからですが、先にたくさん削ってしまってから、後で小さく削る方法に戻すことはできないからです。
次に、長持ちする治療をして、くりかえし、削らない、方法にすることです。
もし、仮に小さく削る方法で一生使えなくても、20年30年経ってから,大きく削る方法に変えることになったとしても,それで又20年30年使えれば、普通身体の平均寿命くらいは十分に間に合うからです。
もし初めから最大に削ってしまって、20年30年後に異常が出たときには、いきなり土俵際になってしまい、生きているうちに後が無くなる危険が高いからです。
また神経を残せた方が非常に有利です。
しかし、そのためには、とても手間・ひま・気配りという、大変な治療が必要になり、お互いにとても面倒となります。
私個人的には、綿密な方が安心でき、しかも、器用なほうですから、性にも合っていて好きですが。
それで親切な先生は,先回りして神経を抜いてくれる訳です。
もしその後に異常が出ればすぐに土俵を割ることにはなりますが、抜歯してしまえばもう痛くなくなり、とても簡単に虫歯と痛みと歯の治療という悩みが完全に解決します。
その後にまだ生きていれば、もっと困ることにはなるでしょうが、晩年になれば大概のことはあきらめられる、という選択肢も用意されています。
従ってどのような治療でも、うまくいくかどうかは全く別として、目標として20年30年は最低でも使えるような計画が必要です。
さらにクラウンにする場合は,充填などと全く違うリスクが、新しく生まれることを知らなければなりません。
それは被せ物を歯茎のちょっとした、0.5mmくらいまで歯を削り、境目をピッタリフィットさせなければ,後でひどい目に合うことです。
ご覧のようにラミネートは表面だけですから,境目はご自身でも目で見て確認できますよね。
でもクラウンのように、歯と歯の間も、歯の裏も全周が境目となり、しかも歯茎の下の見えない世界に進み、そこに削るときに犯してはいけない聖域が壊されたかどうかの確認を,ご自身でできるかどうかちょっとだけでも想像してみてもいいかもしれません。
その聖域の部分こそが、絶対に削ってはいけない、一生の健康に関わる重要部分です。
そこを、削らない、約束こそがクラウンを何十年と使うコツとなりますが、ご自身で確認できますでしょうか?
分からないことは慌てて始めないという用心が、一生歯を残すためには必要です。
試しに削って治療してみる、という気楽な方法こそ、大きな後悔につがなる危険はありません。
またクラウンにすると、歯周病がとてもハイリスクとなりますが、治療前に歯周病治療や予防医療の提案はありましたでしょうか?
起きてからではもっとひどくなるデメリットを説明受けたでしょうか?
また虫歯の再発予防の医療計画はありましたでしょうか?
とりあえずこんなところでしょうか。
紙面の都合上さわりだけ説明します。
>恐縮ですが、どのような方法が取りうるのかご教示頂けないでしょうか?
簡単に言えば、今ある状況をできる限り生かしながら,個々の問題を解決する方法です。
もちろんお一人ずつによって違いがあり、できない場合もあります。
たとえば、仮にラミネートベニアを生かしながら、虫歯を治し、また、表面の見た目を修復する方法などが考えられます。
それはタカタ先生が回答したように、それぞれの治療方法の特徴を最大限に生かすために、知識と技術と費用がとても必要です。
単純に、その方法をやっているよ、という程度ではなく、タカタ先生のような超ハイレベルに到達できた歯科医師のみが可能な選択方法です。
>虫歯を放置して歯の状態が悪くなる可能性もあることを考えると、歯の状態がよいうちにクラウンにした方が綺麗に仕上がるし処置も楽に済むと思うが、あとは私がいつやりたいと思うかだと思うとのことでした。
もし将来歯を残す目的があれば,虫歯を放置するという無計画が許容されるはずがありませんから、それを前提としたクラウンにする理由とその時期についての説明には、私個人は矛盾を感じます。
虫歯をすぐには削らずに経過観察する治療方法がありますが、これは放置とは違います。
虫歯の進行を止めるか、あるいは逆に虫歯を縮める再石灰化という、予防医療を行いつつ、その効果の評価を繰り返しながら、削らずに歯と神経を守るという積極的な治療です。
とても手間がかかりますし、定期的に通院しなければなりません。
つまり削らない治療に通院するという、ご存じないでしょうが普通でない方法であり、病気を放置しておいてひどくなるのを待って、削る治療を始める方法とは正反対に違います。
>長持ちするという目標を具体的に計画に加えるとはどういうことを仰っているのでしょうか?
簡単です。
まず歯が無くなる現象を止めることです。
プラスに言えば、一生歯を残す原則を守る計画にすることです。
まず歯が無くなる原因に対する原則として、
1.削らない
2.神経を抜かない
この約束を前歯だけではなく、前歯を一生守ってくれる力持ちの奥歯にも忘れないことです。
削らない、とは、ゼロが最大ですが、今回のように削る必要があっても守れます。
つまり、できるだけ、たくさん、削らない、方法を初めに検討することです。
たくさん削る方法は後からいつでもできるからですが、先にたくさん削ってしまってから、後で小さく削る方法に戻すことはできないからです。
次に、長持ちする治療をして、くりかえし、削らない、方法にすることです。
もし、仮に小さく削る方法で一生使えなくても、20年30年経ってから,大きく削る方法に変えることになったとしても,それで又20年30年使えれば、普通身体の平均寿命くらいは十分に間に合うからです。
もし初めから最大に削ってしまって、20年30年後に異常が出たときには、いきなり土俵際になってしまい、生きているうちに後が無くなる危険が高いからです。
また神経を残せた方が非常に有利です。
しかし、そのためには、とても手間・ひま・気配りという、大変な治療が必要になり、お互いにとても面倒となります。
私個人的には、綿密な方が安心でき、しかも、器用なほうですから、性にも合っていて好きですが。
それで親切な先生は,先回りして神経を抜いてくれる訳です。
もしその後に異常が出ればすぐに土俵を割ることにはなりますが、抜歯してしまえばもう痛くなくなり、とても簡単に虫歯と痛みと歯の治療という悩みが完全に解決します。
その後にまだ生きていれば、もっと困ることにはなるでしょうが、晩年になれば大概のことはあきらめられる、という選択肢も用意されています。
従ってどのような治療でも、うまくいくかどうかは全く別として、目標として20年30年は最低でも使えるような計画が必要です。
さらにクラウンにする場合は,充填などと全く違うリスクが、新しく生まれることを知らなければなりません。
それは被せ物を歯茎のちょっとした、0.5mmくらいまで歯を削り、境目をピッタリフィットさせなければ,後でひどい目に合うことです。
ご覧のようにラミネートは表面だけですから,境目はご自身でも目で見て確認できますよね。
でもクラウンのように、歯と歯の間も、歯の裏も全周が境目となり、しかも歯茎の下の見えない世界に進み、そこに削るときに犯してはいけない聖域が壊されたかどうかの確認を,ご自身でできるかどうかちょっとだけでも想像してみてもいいかもしれません。
その聖域の部分こそが、絶対に削ってはいけない、一生の健康に関わる重要部分です。
そこを、削らない、約束こそがクラウンを何十年と使うコツとなりますが、ご自身で確認できますでしょうか?
分からないことは慌てて始めないという用心が、一生歯を残すためには必要です。
試しに削って治療してみる、という気楽な方法こそ、大きな後悔につがなる危険はありません。
またクラウンにすると、歯周病がとてもハイリスクとなりますが、治療前に歯周病治療や予防医療の提案はありましたでしょうか?
起きてからではもっとひどくなるデメリットを説明受けたでしょうか?
また虫歯の再発予防の医療計画はありましたでしょうか?
とりあえずこんなところでしょうか。
回答7
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-01-11 10:36:02
私も、ラミネートべニアの貼り替えで十分ではないかと思います。(クラウンのように歯を多量に削る必要がないので)
歯肉レベルと現在のべニアの形態がミスマッチですから、外して、新しいものを貼りかえればいいだけだと思います。
(ホワイトニングや研磨だけでは歯の形態の不調は治せませんから、継ぎ目を目立たなくすることはできますが、審美性が劣ります)
24年前と比べるとべニアの材質もものすごく進化していますから、より綺麗な状態にできると思います。
また、虫歯のリスク回避の方法も進化しています。
べニアを外したついでに虫歯の部位もより綺麗にレジン修復し直してもらえば、審美的な問題はクリアできると思います。
ただし、隣接面から虫歯になっているのであれば、糸ようじが習慣化できていなかったことが考えられます。
虫歯の再発予防法もしっかり指導してもらい、ご自身の歯をより大事にしてください。
審美修復法は得手不得手がはっきり分かれますから、数軒の歯科医院でご相談されて細部まで拡大された症例写真を見せてもらわれると安心できるのではないでしょうか?
歯肉レベルと現在のべニアの形態がミスマッチですから、外して、新しいものを貼りかえればいいだけだと思います。
(ホワイトニングや研磨だけでは歯の形態の不調は治せませんから、継ぎ目を目立たなくすることはできますが、審美性が劣ります)
24年前と比べるとべニアの材質もものすごく進化していますから、より綺麗な状態にできると思います。
また、虫歯のリスク回避の方法も進化しています。
べニアを外したついでに虫歯の部位もより綺麗にレジン修復し直してもらえば、審美的な問題はクリアできると思います。
ただし、隣接面から虫歯になっているのであれば、糸ようじが習慣化できていなかったことが考えられます。
虫歯の再発予防法もしっかり指導してもらい、ご自身の歯をより大事にしてください。
審美修復法は得手不得手がはっきり分かれますから、数軒の歯科医院でご相談されて細部まで拡大された症例写真を見せてもらわれると安心できるのではないでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
NINA77さん
返信日時:2013-01-16 01:39:36
お忙しい中、たくさんのご回答ありがとうございました。
Dr.ふなちゃん先生
>ただし、隣接面から虫歯になっているのであれば、糸ようじが習慣化できていなかったことが考えられます。
そうですよね・・。
注意が足りませんでした。
あとは、歯の裏側のラミネートと歯の間から内側に向かって虫歯があり(多分糸ようじは入れられない歯ブラシで磨く以外ないような気がするのですが・・)、ラミネートにする際に虫歯治療が十分ではなかったのではないかと言われました(>_<)。
私のラミネートは一般に比べると、厚めに歯が削られているようだと先生は仰っていて、だから再度ラミネートは難しいのかなと思っておりました(確かに歯茎がやせて隙間が見えているのですが、段差がほとんどありません)。
仕事柄転勤があり、数年前、別の歯医者さんで同じ相談をした際にも、ラミネートよりはクラウンの方がよいだろうと言われたので、そうなのかと思っていたのですが、なんだかよく分からなくなってきました。
ラミネートの修復は非常に難しい、技術が必要とこちらのサイトにも記載がございますが、得意な先生であれば綺麗にご対応頂けるかもしれないがそうではない先生の場合は難しいかもしれないということでしょうか?
さがら先生
>でもクラウンのように、歯と歯の間も、歯の裏も全周が境目となり、しかも歯茎の下の見えない世界に進み、そこに削るときに犯してはいけない聖域が壊されたかどうかの確認を,ご自身でできるかどうかちょっとだけでも想像してみてもいいかもしれません。
>その聖域の部分こそが、絶対に削ってはいけない、一生の健康に関わる重要部分です。
>そこを、削らない、約束こそがクラウンを何十年と使うコツとなりますが、ご自身で確認できますでしょうか?
そこまでは正直分かりませんでした。
通常患者さんはそういったものが確認出来るものなのですか?
決して試しに削ってみようと思ったわけではなく、何年か前からどうしようかと思いつつ生活出来るので見苦しい状態で来たのですが、妊娠等があると当面治療が出来なくなることから、時間のあるうちにきちんと治療をしておきたいと思い今回ご相談させて頂きました。
難しいですね・・・。
Dr.ふなちゃん先生
>ただし、隣接面から虫歯になっているのであれば、糸ようじが習慣化できていなかったことが考えられます。
そうですよね・・。
注意が足りませんでした。
あとは、歯の裏側のラミネートと歯の間から内側に向かって虫歯があり(多分糸ようじは入れられない歯ブラシで磨く以外ないような気がするのですが・・)、ラミネートにする際に虫歯治療が十分ではなかったのではないかと言われました(>_<)。
私のラミネートは一般に比べると、厚めに歯が削られているようだと先生は仰っていて、だから再度ラミネートは難しいのかなと思っておりました(確かに歯茎がやせて隙間が見えているのですが、段差がほとんどありません)。
仕事柄転勤があり、数年前、別の歯医者さんで同じ相談をした際にも、ラミネートよりはクラウンの方がよいだろうと言われたので、そうなのかと思っていたのですが、なんだかよく分からなくなってきました。
ラミネートの修復は非常に難しい、技術が必要とこちらのサイトにも記載がございますが、得意な先生であれば綺麗にご対応頂けるかもしれないがそうではない先生の場合は難しいかもしれないということでしょうか?
さがら先生
>でもクラウンのように、歯と歯の間も、歯の裏も全周が境目となり、しかも歯茎の下の見えない世界に進み、そこに削るときに犯してはいけない聖域が壊されたかどうかの確認を,ご自身でできるかどうかちょっとだけでも想像してみてもいいかもしれません。
>その聖域の部分こそが、絶対に削ってはいけない、一生の健康に関わる重要部分です。
>そこを、削らない、約束こそがクラウンを何十年と使うコツとなりますが、ご自身で確認できますでしょうか?
そこまでは正直分かりませんでした。
通常患者さんはそういったものが確認出来るものなのですか?
決して試しに削ってみようと思ったわけではなく、何年か前からどうしようかと思いつつ生活出来るので見苦しい状態で来たのですが、妊娠等があると当面治療が出来なくなることから、時間のあるうちにきちんと治療をしておきたいと思い今回ご相談させて頂きました。
難しいですね・・・。
タイトル | [写真あり] 24年前に行った前歯のラミネートべニアの治療の方法 |
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質問者 | NINA77さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
審美歯科治療(人工の歯) ラミネートベニア その他(写真あり) |
回答者 |
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- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。