抜髄したくない場合の知覚過敏の治療

相談者: にんとんさん (34歳:女性)
投稿日時:2013-01-09 22:59:26
こんばんは。

知覚過敏について、ご相談させてください。

1か月前から、上前歯1番の左右両方に冷温痛があり、呼吸をする時に冷たい空気が当たってもしみる感じがあります。
1日に5,6回、安静時にずきんと痛みますが、歯ブラシが当たって痛むことはなく、歯をたたいても痛みはありません。
また、下前歯1番の右が、上の歯とあたる感じがします。


かかりつけの歯科には2度、別の歯科にも1度見ていただきましたが、どちらの歯科でも知覚過敏との診断されました。
(電気で?神経が生きているか調べていただいたところ、まだ神経は生きているとのことでした。)


・しみ止めの薬の塗布1回(2週間前)

・強く当たる感じがする上下前歯1番の右をそれぞれ少し削って咬みあわせを調整

シュミテクト歯磨き


上記をおこなって様子見となりましたが、状況は変わらず、だんだん悪化していっているように感じます。

かかりつけの歯科の先生からは、痛みがひどい場合神経を抜くしかなく、抜髄した場合のデメリット(歯がもろくなる、変色など)を説明されました。

でも上の前歯は変色したら目立つので、できるだけ神経を抜きたくないと思っています。



過去の相談を拝見して、知覚過敏には咬みあわせも関係していると知り、実際に下の前歯が上に強く当たる感じがし、当たる上の歯が痛むので、それが原因かもしれないと思いました。

歯ぎしりや食いしばりは自分では認識していませんが、とりあえず先生方のご回答にあったように、口を開けてできるだけ歯が触れないようにしています。
(ここ2週間くらい)


長くなりましたが、できるだけ神経を抜かずに治療する方法はないでしょうか。
咬みあわせが原因としたら、矯正などをおこなえばよいでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-01-09 23:22:32
>長くなりましたが、できるだけ神経を抜かずに治療する方法はないでしょうか。

今の主治医を信頼されてはどうでしょうか。

お話を聞く限りしっかりとした先生だと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-01-09 23:49:09
こんばんわ。カワサキです。

>長くなりましたが、できるだけ神経を抜かずに治療する方法はないでしょうか?

@ 咬みあわせ・咬み癖・TCHを意識した生活・TCHの是正を試みる。
参考:TCH、歯列接触癖
A ソフトレーザの照射
B 知覚過敏のコーティングをする
C 樹脂(=CRなど)で、バリアをする

などを試みて、どうしてもダメな時に、抜髄です。
なるべく、神経は取らない方が好ましいですヨ。



>咬みあわせが原因としたら、矯正などをおこなえばよいでしょうか?

矯正の前に、TCHの是正・TCHを意識した生活などを、まず、試みましょう。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-01-09 23:55:33
まず、虫歯による痛み(既にある程度以上の大きさの虫歯を修復した歯なのか)なのかどうかの見極めが大切であるように思います。

それによって、後の処置が決まるはずです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にんとんさん
返信日時:2013-01-10 23:05:44
先生方、お忙しいところ、ご回答いただきありがとうございました。

藤森先生から、虫歯による痛みかどうかの見極めについてご回答いただきましたので、もうひとつ質問させていただきます。


該当の上前歯1番(左)の歯の裏に小さな虫歯があり、それは最初に歯の痛みを訴えた1か月前に受診したとき、治療していただきました。
上前歯1番(左)と上2番(左)の歯間にも小さな虫歯があるが、それはまだ治療しなくてもいいといわれました。

レントゲンでは小さい虫歯のように見えても、実際は深い虫歯ということもありえるのでしょうか?
2つの歯科医院でレントゲンをとりましたが、どちらの先生もその2つの虫歯はとても小さいものでそれが原因とはあまり考えられないとおっしゃっていました。


担当の先生の意見は、とにかく刺激を与えず様子を見るように、それで治らないなら抜髄、とおっしゃいました。

特に処置はなく、突然話が飛躍した感じがしたので、別の歯科医院に行ってみたり、こちらで質問させていただきました。
しみ止めは、その後こちらからお願いして塗布してもらい、咬みあわせの調整をしたのは別に行ったもう一つの歯科医院でです。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-01-10 23:36:33
>該当の上前歯1番(左)の歯の裏に小さな虫歯があり、それは最初に歯の痛みを訴えた1か月前に受診したとき、治療していただきました。



可能性の一つとして治療(充填)に問題がある場合も考えられます。
只、実際に、それに相当するのかどうかはこの場では判りません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-01-10 23:50:24
博多の児玉です。
>とにかく刺激を与えず様子を見るように、できるだけ歯が触れないようにしています。
>(ここ2週間くらい)

昼間は刺激がないような工夫をされているのですね。
問題は寝ている間に刺激を与えていないか・ということです。


確認してみませんか。
下の歯を6ミリほど前横に動かしてみましょう。
当たる感じがしませんか。
当たるなら夜中にその動きをしている 可能性があります。

この場合、歯の調整の範囲を超えていますので、顎の動きを調整するしかありません。
これは寝ている間に、顎周囲の筋肉が不必要に緊張しているため 起きてくるものです。


私は顎周囲の筋肉の緊張をとる治療をしていますが、その治療と一緒にする準備体操があります。
その準備体操をしてみませんか。

@両腕を前方に伸ばす。
A上腕を床と水平にしたままひじを直角に曲げる。
B上腕を床と水平にしたまま、両腕を出来るだけ後ろに回します。
C腹式呼吸で5秒息を静かに吐き続ける。
D腕を前に戻しながら、鼻から静かに吸う。
 注:ひじが肩より下がらないこと。
 注:腕を広げて吐くこと。吸うのではありません。
 注:腹式呼吸をすること。
 

5回してみましょう。
緊張が取れて強く噛めなくなっていると思います。
強さが変わっていなければ、注を参考に再度してみましょう。
初めてする場合、半分の人は呼吸がうまくできていません。

準備体操だけでも効果があります。
これを寝る前に5回してみましょう。
時間があるとき数回してみましょう。

きっと変化がみられると思います。

結果を待ちしています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にんとんさん
返信日時:2013-01-13 16:34:53
こんにちは。

>藤森先生
ご回答ありがとうございました。

虫歯の治療前からしみたのですが、治療したことによってさらにしみるということもあるのですね。



>児玉先生
ご回答ありがとうございました。

下の歯を動かすと、6ミリどころか少し動かしただけで、上の歯にあたります。
日中も気をつけてはいるのですが、どうも気を抜くと下顎が前にでているような気がするんです。

うまくできているかわかりませんが、体操をおこなっています。



昨日かかりつけの歯科に行ってまいりました。
痛みがひどくなるばかりなので、今回は前回とは違う薬?を塗って

「物理的にコーティングした」

とのことでした。
塗布後エアーで乾燥させて、光みたいなものをあてました。

担当の先生からは、痛みが強いのでこれで治らなければ抜髄したほうがいいと勧められました。
抜髄なんてたいしたことないよ、変色もブリーチすれば改善できるし・・・とのことでした。

特に大きな虫歯があるわけでもないのに上前歯2本抜髄なんて・・・と悲しい気持ちになりましたが、私がおおげさに考えすぎているのかもしれません。
体操を試しつつ、レーザー治療などを行っていただける歯科に行って、どうしてもだめなら神経を抜きたいと思います。



状況が変わりましたら、また質問させていただくかもしれません。
その際は、どうぞよろしくお願いいたします。
ご回答くださった先生方、お忙しいところ、本当にありがとうございました。



タイトル 抜髄したくない場合の知覚過敏の治療
質問者 にんとんさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
知覚過敏
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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