歯を強打し歯根膜損傷と診断。今後の可能性について説明がなく不安
相談者:
みずいろねこさん (26歳:女性)
投稿日時:2013-01-16 12:40:57
会社のドアに顔面を強打し、前歯にケガをしてしまいました。
前歯(右)が傾き、出血。
その左右の歯もすこしダメージを受けている様子です。
●<当日>
歯のぐらつき、出血、曲がっていたので自分で無意識に元の位置に整えました。
近くの歯科へ行きましたら、ロキソニンと抗生物質を処方され、歯を固定するか等は翌日診たいので再度来て欲しいとのこと。
レントゲン撮影をしなかったことに不安があり、また遠方だった為通院はやめました。
●<翌日>
別の歯科へ行きましたが、レントゲンを口全体・前歯の2枚撮影するはずが、衛生助手さんの撮影した画像を見て、先生がこれではわからないとダメだしをしているのが聞こえました。
再度撮りなおしとなりましたが、レントゲン撮影機械が作動せず、先生が動かしても作動せず、結局素人目にもゆがんでぼやけた画像で、診察を受けることになりました。
結局画像で説明されたのは、歯の周りの膜が損傷を受けていることが分かるという内容で、具体的にどのように治療するか、今後の可能性などは明示して頂けませんでした。
●<現在ケガして8日目>
【状況】
・右前歯はぐらつきは収束しつつあるが、触ると痛い
・白いぬるぬるが出ていましが、これも収束しつつあります
・鼻の奥の骨が少しに痛い
・目視できる大きなヒビが歯の表面全体に数本
・目視できる小さなヒビが、歯の先の方を中心に、枝分かれするように無数に入ってしまっています
このまま衛生面に気をつけて安静にしていてもよいものでしょうか。
知り合いには、5年後に神経がだめになって抜いたという話を聞き、通院も考えていますが、どの科目が専門のお医者様かも分かりませんので、教えていただければ幸いです。。
前歯(右)が傾き、出血。
その左右の歯もすこしダメージを受けている様子です。
●<当日>
歯のぐらつき、出血、曲がっていたので自分で無意識に元の位置に整えました。
近くの歯科へ行きましたら、ロキソニンと抗生物質を処方され、歯を固定するか等は翌日診たいので再度来て欲しいとのこと。
レントゲン撮影をしなかったことに不安があり、また遠方だった為通院はやめました。
●<翌日>
別の歯科へ行きましたが、レントゲンを口全体・前歯の2枚撮影するはずが、衛生助手さんの撮影した画像を見て、先生がこれではわからないとダメだしをしているのが聞こえました。
再度撮りなおしとなりましたが、レントゲン撮影機械が作動せず、先生が動かしても作動せず、結局素人目にもゆがんでぼやけた画像で、診察を受けることになりました。
結局画像で説明されたのは、歯の周りの膜が損傷を受けていることが分かるという内容で、具体的にどのように治療するか、今後の可能性などは明示して頂けませんでした。
●<現在ケガして8日目>
【状況】
・右前歯はぐらつきは収束しつつあるが、触ると痛い
・白いぬるぬるが出ていましが、これも収束しつつあります
・鼻の奥の骨が少しに痛い
・目視できる大きなヒビが歯の表面全体に数本
・目視できる小さなヒビが、歯の先の方を中心に、枝分かれするように無数に入ってしまっています
このまま衛生面に気をつけて安静にしていてもよいものでしょうか。
知り合いには、5年後に神経がだめになって抜いたという話を聞き、通院も考えていますが、どの科目が専門のお医者様かも分かりませんので、教えていただければ幸いです。。
回答1
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-01-16 13:26:05
みずいろねこさん、今日は
歯の外傷の場合色々な状況が考えられ、それによって、治療法も大きく違ってきます。
早くに行った方が良い処置もあれば、経過を観察して変化を診ながら行った方が良い処置もあります。
安静にして経過を観察するにしても、初期の状態との比較が必要になりますので、受診はされた方が良いでしょう。
しかし、残念ながら外傷に関しては、最良の判断ができる先生が少ないのが現実です。
早くに行わなければいけない処置を躊躇したために、あるいは、経過観察すればもっと改善が見込めるのに早くに処置してしまったために歯の寿命をしまうようなケースが散見されるようです。
歯科医院の選択が難しいと思いますが、日本外傷歯学会かInternational Association of Dental Traumatology(国際外傷歯学会)の会員の先生を探されると良いかもしれません。
学会の会員かどうかと、先生の考え方や技術が良いことは一致しませんが、外傷に関する学会は、患者さんに対するアピール性が小さいし、収益には結びつかないため、よほど外傷に興味が無ければ会員にはなりませんので、両学会の会員なら、”もしかすると”外傷歯の治療には良い先生”かも”知れません。
日本外傷歯学会の方が大学関係者が、International Association of Dental Traumatologyの方が開業医が多いように思います。
→日本外傷歯学会http://www.ja-dt.org/
歯の外傷の場合色々な状況が考えられ、それによって、治療法も大きく違ってきます。
早くに行った方が良い処置もあれば、経過を観察して変化を診ながら行った方が良い処置もあります。
安静にして経過を観察するにしても、初期の状態との比較が必要になりますので、受診はされた方が良いでしょう。
しかし、残念ながら外傷に関しては、最良の判断ができる先生が少ないのが現実です。
早くに行わなければいけない処置を躊躇したために、あるいは、経過観察すればもっと改善が見込めるのに早くに処置してしまったために歯の寿命をしまうようなケースが散見されるようです。
歯科医院の選択が難しいと思いますが、日本外傷歯学会かInternational Association of Dental Traumatology(国際外傷歯学会)の会員の先生を探されると良いかもしれません。
学会の会員かどうかと、先生の考え方や技術が良いことは一致しませんが、外傷に関する学会は、患者さんに対するアピール性が小さいし、収益には結びつかないため、よほど外傷に興味が無ければ会員にはなりませんので、両学会の会員なら、”もしかすると”外傷歯の治療には良い先生”かも”知れません。
日本外傷歯学会の方が大学関係者が、International Association of Dental Traumatologyの方が開業医が多いように思います。
→日本外傷歯学会http://www.ja-dt.org/
回答2
タカシデンタルクリニック(港区南青山)の高橋です。
回答日時:2013-01-16 13:31:10
事故の翌日の通院時に歯の固定等の処置は受けているのでしょうか?
鼻が腫れている等はありますか?
できれば形成外科等で顔面の検査を受けた方がいいかもしれません。
歯についてですが、まずは通常の歯科医院でしっかりと診察を受け、そこでの指示に従うのが良いと思います。
ただ、歯の角度が1度変わってしまったと言う状況だと、右上の前歯は神経が死んでしまう、または死んでいる可能性があります。
受傷8日目でしたら神経の診断はつくはずなので、近日中に再度通院する事をお勧めします。
鼻が腫れている等はありますか?
できれば形成外科等で顔面の検査を受けた方がいいかもしれません。
歯についてですが、まずは通常の歯科医院でしっかりと診察を受け、そこでの指示に従うのが良いと思います。
ただ、歯の角度が1度変わってしまったと言う状況だと、右上の前歯は神経が死んでしまう、または死んでいる可能性があります。
受傷8日目でしたら神経の診断はつくはずなので、近日中に再度通院する事をお勧めします。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-01-16 13:44:38
>受傷8日目でしたら神経の診断はつくはずなので、近日中に再度通院する事をお勧めします。
8日目で判断するのは危険でしょう。
一旦、歯髄の生活反応がなく変色までして神経が死んでしまったと思われる歯でも、数ヶ月後に歯髄と思われる組織が再生し、生活反応が現れるケースもよくみられます。
もちろん神経の回復が見込めない時には、神経の処置をしないと、大きな問題を引き起こすこともありますので、受傷後は頻繁にレントゲンを撮って観察する必要があります。
8日目で判断するのは危険でしょう。
一旦、歯髄の生活反応がなく変色までして神経が死んでしまったと思われる歯でも、数ヶ月後に歯髄と思われる組織が再生し、生活反応が現れるケースもよくみられます。
もちろん神経の回復が見込めない時には、神経の処置をしないと、大きな問題を引き起こすこともありますので、受傷後は頻繁にレントゲンを撮って観察する必要があります。
回答4
タカシデンタルクリニック(港区南青山)の高橋です。
回答日時:2013-01-16 14:00:59
1度脱臼してしまった歯でも歯髄と思われる組織が再生する事もあるのですね。
変色してしまった歯でも生活反応が出たら変色は元に戻るのでしょうね。
受傷後、頻繁にレントゲンを撮って観察すれば神経が再生するかどうかも分かるのですね。
小牧先生勉強になりました。
変色してしまった歯でも生活反応が出たら変色は元に戻るのでしょうね。
受傷後、頻繁にレントゲンを撮って観察すれば神経が再生するかどうかも分かるのですね。
小牧先生勉強になりました。
回答5
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-01-16 14:21:47
>小牧先生勉強になりました。
私は1例しかみたことが無いのですが、T先生の受け売りです。
しかし、炎症性吸収が起こってくるような場合、すぐに抜髄処置が必要ですので、慎重な経過観察が必要です。
個人的な感想として、できれば、レントゲンは角度を変えて毎回3枚ずつとった方が良いのかなと思います。
私は1例しかみたことが無いのですが、T先生の受け売りです。
しかし、炎症性吸収が起こってくるような場合、すぐに抜髄処置が必要ですので、慎重な経過観察が必要です。
個人的な感想として、できれば、レントゲンは角度を変えて毎回3枚ずつとった方が良いのかなと思います。
相談者からの返信
相談者:
みずいろねこさん
返信日時:2013-01-16 19:17:02
回答6
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-01-17 08:52:10
>また、万が一の悪いケースに備えて、3Dのレントゲンか、なんとかスコープ?がある医院を探してみたいと思います。
これはやめた方が良いと思います。
選択肢を狭めるだけです。
私のところはどちらもありますが、外傷の診断や治療には、どちらも無くても正しい知識さえあれば適切な治療ができます。
大切なのは設備より知識と技術です。
特に外傷では、知識が大切です。
これはやめた方が良いと思います。
選択肢を狭めるだけです。
私のところはどちらもありますが、外傷の診断や治療には、どちらも無くても正しい知識さえあれば適切な治療ができます。
大切なのは設備より知識と技術です。
特に外傷では、知識が大切です。
タイトル | 歯を強打し歯根膜損傷と診断。今後の可能性について説明がなく不安 |
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質問者 | みずいろねこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 26歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。