カナダ在住の歯科助手。失敗を恐れ治療現場での患者対応に恐怖心

相談者: mosbyさん (40歳:女性)
投稿日時:2013-01-24 05:34:06
カナダの新米歯科助手です
(日本でDAの経験はありません)

カナダでは歯科助手は認定資格で、DAがレントゲンを取る事が合法なのですが、私はなかなかレントゲンが上手く取れません。

何故上手く取れないかと言うと、患者さんの口の中にデジタルx-rayのセンサーをポジショニングする時に、患者さんが上手く補助器をかめない時など、患者さんの辛そうな顔を見ると、”私が下手だから、患者さんに辛抱してもらってるのでは?”という気持ちが先立ち、なかなか思い切ってポジショニング出来ません。

補助器が使えない患者さん等は、補助器なしで取るのですが、下顎のPA(Periapical)などは、Floor of Mouthに強くあたると痛がる患者さんもいらっしゃって、そうすると腰がひけてしまい、思い切ってセンサーをポジショニングできず、医師が必要としている肝心のところ(apex)がうまく取れません。
嘔吐反射の激しい患者さんなどは、患者さんに申し訳ない気持ちがあり、そのあと手が震えてしまいます。

特にこれまでに患者さんに怒鳴られたとか、そういうトラウマ的な事はなく、学校の実習の際のマネキンや、(不適切な表現かもしれませんが)あまり痛がらないやりやすい患者さんだと、恐怖心もなくちゃんと取れたりもします。

先生にも”もっと思い切って噛んでもらわないと、、”と言われたり、私が失敗しする事のほうが、患者さんにとっては不必要な被曝で返って迷惑になると言う事もわかってはいるのですが、患者さんの顔をみると、”痛くしちゃダメ、失敗しちゃだめ”というプレッシャーと、貴重な診療時間を、私が1回で上手く取れないので、レントゲン撮影に無駄に何分も費やしてしまっているという罪悪感があって、そう思うとよけい手が震えたり、手元がもたついたりします。

要は経験不足なので、同僚のDAや先輩DHに相談しても、”慣れだよ、慣れ”と言われます。
もっと、経験を積めば、同じように多少患者さんが痛がっていても、先輩方や先生のように”ちょっとの辛抱ですから、動かないでちゃんと噛んでて下さい”の一言が言えるようになるのでしょうか?

もともと、手先が不器用なので、転職組みでこの仕事を選んだ私には、やっぱり向いていないのかな?と思ったりもするのですが、最初は全然出来なかった吸引も、今では出来るようになりました。
嬉しかったです。

だから、レントゲンも絶対ちゃんと取れるようになって、印象もちゃんととれるようになって、患者さんや先生にちゃんと信頼されるDAになりたい、この恐怖症を克服したいと思っています。
私自身のちょっとした気持ちの持ちようなのですが、どうすれば、失敗を恐れずに度胸が据わるようになるのでしょうか?

最後に、日本語での歯科用語がわからず英語でそのまま書いてしまいました。
申し訳ありません。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-01-24 08:43:44
技術の取得に関しての一般論ですが、

1)上手い人を観る。
2)そっくり真似してみる
3)うまくいかなかったら、上手い人にチェックしてもらう。

この繰り返しではないでしょうか。

恐怖心があることは、医療従事者にとってはとても大切な武器になります。
センサーの感度が人より高いから。

なので負い目に感じる必要はありません。

がんばってください。

では!

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-01-24 11:11:11
こんにちは。

手先の器用さは、多少は関係すると思いますが、やはり、練習(=経験)と、創意工夫(=努力)です。

>“ちょっとの辛抱ですから、動かないでちゃんと噛んでて下さい”の一言が言えるようになるのでしょうか?

なると思います。
(なるしかないです)

また、患者さんに迷惑をかけないように、リードしないといけないと思います。

仕事の上で、“細心の注意”は、必要ですが、“恐怖心”は患者さんに不安を与えます。

患者さんの痛みや心配りを忘れずに、必要な仕事はこなせるように頑張って下さいネ。

日本から、応援しています!
ファイト!

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mosbyさん
返信日時:2013-01-24 13:06:36
大野先生

技術習得について、”観る、真似る、習う(チェックしてもらう)”
ご教授有難うございます。
この言葉、肝に銘じて精進します。


川崎先生

私の過剰な”恐怖心”が患者さんへの不安につながる、まさにその通りですね。
”細心の注意”と”恐怖心”は違うと言う事、改めて身にしみるお言葉でした。

お二人の先生共、お忙しいなかわざわざご返信下さって有難うございました。
今日のこの気持ちを忘れずに、努力を怠らず頑張ります。
本当に有難うございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-01-24 14:09:47
私も嘔吐反射が強く、デンタルX線撮影が苦手です。
なので、患者さんが苦しそうな時は本当に辛いです。
特にデジタルのセンサーはフィルムよりも小さいものの、厚みがあるので口に入れる時も、ポジショニングも大変です。

難しいのだから多少のミスは仕方ない、と開き直り、患者さんの歯列をCT画像のようにイメージしながら位置を決めるようにしてからデジタルX線システムが好きになりました。
機材と親しくなる事も1つの方法かもしれません。




タイトル カナダ在住の歯科助手。失敗を恐れ治療現場での患者対応に恐怖心
質問者 mosbyさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科助手関連
その他(スタッフ関連)
その他(患者関連)
カナダ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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