外傷による歯髄壊死。歯髄再生の研究、未来性について

相談者: Precious Toothさん (19歳:男性)
投稿日時:2013-01-29 21:36:51
私は上の前歯一本を歯髄壊死により、神経等を本日除去しました。

相当ショックです。
もう死にたいぐらいです。

元々出っ歯だった私に矯正治療を両親に受けさせていただいているので、歯を大事にしてきたのですが、運動中の打撲で歯髄が壊死してしまいました。

なんとか神経を再生することはできないかとあちこちを走り回った結果、国立長寿医療研究センターで親知らずの神経を使った歯髄再生の研究が始まったと知りました。

これは私のような外傷性歯髄壊死にも有効なのでしょうか、それとも虫歯による歯髄壊死だけに有効なのでしょうか?

また、神経を除去して詰め物をしてから時間がたった後でも、上記の方法で神経の再生の可能性はあるのでしょうか?

本当に両親に見せる顔がないです。

ご回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-01-29 21:54:19
こんばんは。カワサキです。

再生療法の研究は、まだ、はじまったばかりで、人体での研究や、臨床応用は、まだまだ、先です。


>外傷性歯髄壊死にも有効なのでしょうか、それとも虫歯による歯髄壊死だけに有効なのでしょうか?
>神経を除去して詰め物をしてから時間がたった後でも上記の方法で神経の再生の可能性はあるのでしょうか?

これからの研究によります。


打撲は、不慮の事故です。
お気持ち、お察しいたしますが、そんなに落ち込まないで下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-01-30 03:31:22
Precious Tooth さん、こんばんは。

歯髄再生の臨床応用はまだまだ先の話かと想像します。


お気持ちは察しますが、いつ実現するかわからない神経再生を待つ事よりも、神経を取った歯を長持ちさせることに視点を変えた方がよいかと思います。

相談者さんと同じように、前歯の神経を取らないといけなくなった人を多く診てきました。
それこそ、7歳くらいの子供から相談者さんと同じくらいの年代の方まで様々です。

その中で適切な治療、メインテナンスを受ける事で、神経を取る前と変わらず維持できている人も多くいます。

頑張ってくださいね。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-01-30 07:46:44
神経の再生は実験レベルで臨床応用まではまだまだです。

また、法律的にも厳しくなったので(国の保証でなく、行ったところでの保証が必要になります)なかなか神経再生は困難だと思います。

また、稀に外傷であれば時間と共に戻って来ることもありますので、様子をみてみるのもよいかもしれません。
うちの子は一度歯が黒くなりましたが、回復しました。

ダメであれば、渡辺先生がおっしゃるように、神経をとってその後しっかりとフォローすることが良いと思います。

お大事に。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-01-30 08:29:13
ご相談ありがとうございます。


打撲などの事故は避けられないことです。
それも運動という、良いことをしていて起きたことならば、きっとご両親は理解していただけると思います。

なお神経の再生は非常に進歩しています。
山中伸弥先生のiPS細胞の開発で急速に実現が近づいています。

取ってしまった神経の再生と,神経から作られる象牙質という硬い歯も再生が可能と考えられています。

つまり、今までの歯科治療がひっくり返るほどの変化です。

むし歯になったら穴を大きく削って、人工的な物質で穴埋めしていた治療が、自分自身の硬い歯が再製することによって、自動的に埋めてしまう治療に変わるからです。

それどころか、神経を取った穴から、神経も硬い歯も自然に回復して、自動的に神経と歯そのものの材質で、埋めてしまう治療だからです。



再生医療を研究しているところからの情報によると、歯そのものの再生も5年から10年のうちには行われるだろうと言われています。
とても夢があり、私個人的にはワクワクして待っています。

しかし、まだ今すぐにはできませんからそれまでは、残っている歯を大事にして,適切な予防も受け、そのチャンスを待ちましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-01-30 10:50:42
>私は上の前歯一本を歯髄壊死により神経等を本日除去しました。

>稀に外傷であれば時間と共に戻って来ることもありますので、様子をみてみるのもよいかもしれません

神経を取ってしまったら、

「オブリタレーション」

「Transient Apical Breakdown」
などは起こらないと思いますが^^;


また専門的な見方をすれば成功率60%という治療法では、結構リスキーな治療かと・・・
(まずその成功率では私はしません)

問題が大きくなってから、行う歯内療法抜髄の成功率に比べ成功率がが10%ぐらいぐらい減るので積極的に抜髄をした方がいいとの考え方もあります。

神経を残したいが為に処置を先延ばしすると、問題が大きくなって抜歯の確率が上がります。

そういったリスクのある治療であることも付けくわえさせてください。


>本当に両親に見せる顔がないです

あまり考え込まない方がいいですよ。

また、死ぬ方がよっぽど親御さんは悲しむと思いますよ。


片目が失目した訳でもありません、歯1本で良かったと前向きに考えられた方がいいと思います。


おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Precious Toothさん
返信日時:2013-01-30 16:46:59
多数のご回答本当にありがとうございます。

多くの歯科医様にアドバイスを頂いたことで、気持ちも少し楽になりました。

本当に医療の進歩はありがたいものです。

将来私と同じアクシデントが起きたときにその人たちが安心できるように後5、10年後には神経が再生できる技術が実用化される事を祈っています。

本当にありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-01-30 16:48:38
こんにちは。

不幸にして不慮の事故で神経を取らないといけなくなってしまい、相当なショックを受けておられるようですね。

お気持ちお察しします。

しかし、適切に処置をし、今後のメインテナンスに留意すれば、見た目や日常生活自体に支障が出ることは少ないと思います。

経過が良好であれば受けたショックも時間が解決するように思います。

今は現在可能な治療に専念して下さい。

まだお若く、未来のある身なのですから一日も早く立ち直り、仕事に、プライベートに充実した日々を過ごされることが親孝行にも繋がるのではないかと思います。




タイトル 外傷による歯髄壊死。歯髄再生の研究、未来性について
質問者 Precious Toothさん
地域 神奈川
年齢 19歳
性別 男性
職業 公務員
カテゴリ 専門的な質問その他
その他(その他)
歯をぶつけた(歯の打撲・外傷)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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